Re:異世界迷宮で奴隷ハーレムを 作:載せられた人
これは“ミチオ・カガ”が取り戻す物語
ミチオの前にとびっきりの
はたしてミチオは…
クーラタルの町 ミチオ邸・寝室 春の10日・早朝
翌朝の目覚めはすっきりしたものだった。
俺の溜まっている
それこそ、某所に溜まっているモノも、腹に溜まっていたモノも、
それらを
俺の頭の触感が、ロクサーヌの霊峰とルティナの魅惑の頂の感触を左右から伝えてくる。
どうやら、俺の顔を二人の
つまり、
あぁ、
それも、石鹸で、つるつるすべすべになった。
むにゅむにゅの包み込むようなロクサーヌの霊峰と、ぷるんとした弾むようなルティナの魅惑の頂。
駄目だ……堕落してしまう。
ただでさえ二人の肌の感触は俺に効くというのに、
3年も進化した石鹸によって魔性の肌触りを手に入れたロクサーヌとルティナの魔乳が……
俺の昨日の決意が、決意(笑)に…
と、霊峰の感触が離れて…
…上から熱が堕ちてきた。
口づけは熱かった。
唇だけが触れ合っていた。
あぁ、ロクサーヌ…
次いで、胸にぶるんぶるんの温もりが押し当てられた。
最後に、頭が抱きしめられた。
「おはようございます、旦那様」
「おはよう、ロクサーヌ」
しばし、濃厚に舌を絡める熱いキスを交わした。
ロクサーヌの舌の動きはむさぼるように情熱的だった。
そして、静かに待っていてくれたルティナとキスを交わす。
心が通じ合ったからなのか、穏やかになめらかな舌を絡めるだけで幸せを感じてしまう。
まさにキスで愛を交わしていく。
「おはようございます、ミチオ様」
「ああ、おはよう、ルティナ」
穏やかな挨拶となった。
「それでは、今日から、ベイルの迷宮とクーラタルの迷宮の7階層に突入する」
「「はいっ」」
「ロクサーヌ?」
「はいっ。ベイルの迷宮の7階層は、エスケープゴートで敵は3体まで。ボスはパーンです。特徴は魔法を使ってきます」
「よし。ちゃんと調べてきたな」
頭と耳を撫でて褒める。
ルティナに眼をやると
「クーラタルの迷宮の7階層は、スローラビット、ボスはラピッドラビットです」
「クーラタルの迷宮では、ウサギの毛皮と肉が欲しいから、ウサギ狩りを中心に行う」
互いに、装備品の状態と装着状況を確認していく。
「フォーメーションは、俺とロクサーヌが前衛で、ルティナが後衛。ルティナは魔法はボールかミサイル系中心に頼む。ロクサーヌは他の探索者とは会わない方向に誘導してくれ」
不備が無いことが確認できたので、ワープでベイルの迷宮の7階層へ移動する。
ベイルの迷宮 7階層 春の10日・早朝
「ここはベイルの迷宮の7階層だ。では、ロクサーヌ。状況は?」
「他の探索者はいないようです。初めての匂いが右側の通路からします。3匹います」
ロクサーヌの指示に従って歩き出す。
念のために、右上の地図で確認しておくことも忘れないで行う。
すぐにエンカウントする。
『料理の鉄人』の効果であろう。一ランク上のレアドロップ品が出てくることがある。
「やりました。一撃です」
「ふむ。ルティナも聖槍で突けば、魔法無しでも行けそうだな。この調子で行くぞ」
「待機部屋ですね」
「待っている奴らはいないようだな。では魔法攻撃に注意していくぞ」
「手を出す暇がありませんでした」
「詠唱中断の武器を持っている後衛が槍を構えている、というだけで余裕がでるものだ」
よしよし、と耐火の聖銀のサークレットに見え隠れする髪の毛を漉いてあげた。
その後は、クーラタルの迷宮の7階層に移動して、ウサギ狩りを中心に行った。
クーラタルの迷宮 7階層 春の10日・早朝
「やりましたっ、ウサギの
「あぁ、セリーが来るまで貯めておこう」
「それでは、この階層を周回して、ウサギの肉と毛皮を集めるぞ」
で、結果が…
「凄いですっ!ウサギの肉×39個、
ちょっとレアの率が高すぎるな…
「これも何らかのジョブとスキルの結果なのでしょうか?」
「ああ、そうだな、『料理の鉄人』のレア食材ドロップ大上昇*1と、手の装備品と、アクセサリーに付いてる
おかしいな、
セリーが来るまではアイテムボックスの肥やしかな…
コボルトの
「すん、うん? そろそろ朝食の時間です」
「では、ボス部屋の出口からクーラタルの迷宮の入口に戻るぞ」
「はいっ」「かしこまりました」
「念のために、認識阻害を発動させておく」
─幸運+999のアシスト─
出口を選択して闇に潜る。
クーラタルの町 クーラタルの迷宮前 春の10日・朝
そしらぬ顔で、迷宮の入り口に立つ騎士の間を抜けて町に出ていく。
─ルティナを捜索する騎士の横を通るも気付かれなかった─
今日の分のパン(もちろん高級)と卵を買って、家まで《歩いて》帰る。
地味ではあるが、クーラタルの町中ではワープを使わず、
うちのパーティには
何ならインテリジェンスカードをみてもらってもかまわない。獣戦士と魔法使い*3に探索者だ。
更に言うと、ドロップを売っているのも探索者ギルドで、冒険者ギルドには、ここに最初に来たときしか近寄っていない。
ロクサーヌにルティナと朝食について話しながら歩くのは楽しかった。
しかし、迷宮探索は、俺の逃避でしかなかった。
それを突き付けられる事態が発生するのだった。
ピコーン
家の敷地に入ったところで、いきなりウィンドウが開いた。
好感度
ロクサーヌ:
ルティナ :
セリー : 85/100
ミリア : 80/100 ご主人様助けて!このままでは、弟が……ご主人様ならきっとっ!
ベスタ :
えっ?
驚いた俺に驚いたのか、ロクサーヌとルティナの足が止まる。
それに気にせずに叫んだ。
「ミリア!? ミリアいるのか?」
「ご主人様っ!!」
誰も
「ご主人様……って違う!?」
勢いよく立ち上がったのだが、へなへなと膝をついた。
「いや、ミリアだよな?」
俺が近付くと、ミリアが警戒しながら立ち上がり、
「誰? 知ってる…けど、知らない人?…でも、知っている気がする?」
と、傍らに立てかけられた
思わずショックを受けて、立ち止まってしまう。
「ミチオ様、認識阻害ですっ。認識阻害を切ってません!!」
警戒するロクサーヌを押さえつつ、ルティナが叫んだ。
「ロクサーヌお姉さま、あれはミリア、側室の一人です」
俺は慌てて認識阻害を切った。
その途端、
「?? ご主人様っ、お姉ちゃん、ルティナ」
ミリアが音を立てずに飛び込んでくる。
ボーナス装備の防具を解除して、受けとめた。
「す、すまんな、ミリア。いったいどうしたんだ? こんなに
「ご主人様、ミリアの弟を助けてください、です」
玉のような涙をぽろぽろと零しながら訴えてくる。
「ご主人様、ミリアの弟を……助けてください、です」
ブラヒム語で懸命に、
「助けてください……このままじゃぁ…弟が……」
緊張の糸が切れたのが、わんわん泣き出した。
ロクサーヌに眼をやると、
ミリアを抱えて玄関から家に入った。
とりあえず、食堂に連れていって座らせようとしたのだが、
いやいや、とむずがって俺の胸から離れようとしない。
しかたないので、『料理の鉄人』の浄化をかけて、垢とホコリまみれの身体を綺麗にする。
ホントはボロボロの服も着替えてもらいたいところだが…
眼をぱちくりと見開いて、それでもなお離れないので
『で、いったいどうしたんだ』
と
『! ご主人様が
『旦那様、いつの間に?』
「今生が始まった時に、バーナ語も人間の言葉も喋れるようになった」
例の能力だ、とブラヒム語でバーナ語のわからないルティナに説明する。
『? あれ、やっぱりブラヒム語?』
『どちらも喋れるようになっただけだ』
でだ。
『ミリアに聞きたい』
『? 何?』
『お前は俺のミリアなのか?』
『? もちろん。ミリア、ご主人様を待っていたよ? 迎えに来るのが遅かったけど…」
前回の
でも、
「些細なことで物事が変わっていくのですね」
そう昨日
俺は……まだ状況を
昨日、改変すると「
とうやらミリアは何か危ないところだったようだ。
ベスタにセリーのことも確認すらせずに、呑気に迷宮攻略をしていた。
それにルティナの
ミリアの頭をなでる。ついでに、ピンとしているのに柔らかく肌触りの良い、ふわっふわのネコミミも
『! ほわぁ……ぁ、ご主人様…。実は、大変なことになったの』
『詳しい状況を説明してくれないか?』
猫しっぽまで、俺の腕に廻して、しがみ付いている。
再度、ゆっくりとミリアの頭を撫でる。
濃紺の…かなり濃い群青色の髪の毛もぱさぱさしている。
ぽつぽつと話し出したミリアの説明を聞きながら、バーナ語をわからないルティナのためにブラヒム語で説明していく。
「あの日、俺の内臓を押し戻していたら急に
そして、
「最初は混乱したが、
そう。
俺が叙爵したときに、ミリアは弟のことを調べたあと、落ち込んでいた。
つまりそういうことだ。
「で、俺を待つことにして、それまで
ミリアもうんうんと頷いている。
「えっ、普通にしていたんですか? でも、神域と知ったからやめたのですよね」
「ああ、ちゃんとやめた。ところが、なぜか弟が流行り病になって、村人も罹っているらしい……と」
『なぁ、前回はそんなことはあったのか?』
『? 弟が流行り病になることは無かったよ。村で流行り病があったけど大丈夫だった、ってあとで聞いたよ?』
『ふむ……何か他に前回と違いは無かったのか?』
『? そういえば、
『食べ物が不足して栄養が足りなくなったのかもしれんな』
「どうも、ミリアが神域で魚を取るのをやめて、食べ物が不足して栄養不足になったのかもしれない」
「つまり、前回はミリアが神域で取っていた魚のお陰で問題がなかったと? …でも、それは…」
「ああ、確かミリアは、村で相談の上で奴隷に落とした、との話だったな。ということは、ミリアは村人たちに目こぼしされていたんだろうな、自分たちが飢えないために」
『?? どういうこと?』
『つまり、前回ミリアが神域の禁漁区で漁をしていたのは村人にバレていて、でも、魚が欲しかったから黙っていた……という疑いがある』
『! だから、前回は新しい神官の人が来た後に捕まったんだ!』
『…となるとそういう可能性が高い。そうだとすると、大概腐ってるな、その村は』
『!! そうかも…。近頃ミリアになぜ魚を捕らないのか?って、漁場を変えたのか?っていじわるを聞いてくる人もいた』
前回は知らなかっただけだもん、とむっとしている。
『それは……黒っぽいな』
『! わかった。ご主人様』
でも…と、ちょっと上眼遣いに続けて聞いてきた。
『弟を助けて! このままじゃ死んじゃう』
『旦那様!』
「どうしたんですか? ロクサーヌお姉さまも急に」
「いや、弟を助けたいってミリアが言って、そこでロクサーヌが。他ならぬミリアの頼みだから、俺は助けたいと思うが」
「あぁ、家庭の事情のことですね。それならわかります」
ロクサーヌもこくこくと頷いている。
決してわたくしにセリー様を貶めようという意図はないのですが、と前置きしてからルティナが話しだした。
「前回、セリー様の実家の家族の方…特にセリー様の
「あれな…」
セリーにとって、唯一の
セリーの
俺は、手前が奴隷に売ったんだろう! とその辺を完全に拒否したのだが、
その後もセリーにつきまとっていたようで、
社交を任せた
今生でもセリーと
「ですので、そのまま普通に助けたら、そうなってしまう可能性があります。それを…」
「弟を、助けるのは、ダメですか?」
ミリアがブラヒム語で聞いてきた。
「そうじゃない。ちょっと待ってくれ」
『! うん』
「このままだと不味い
「そうですね……かくいうわたくしも、実家から勘当されるか、駆け落ちしたことにするか、いっそ自由民になって家族との
そうか。ルティナの件も
「その…私も自分の叔父叔母については、思うところがあります」
叔父は私を奴隷に、それも性奴隷になることを了承させました、その代わり、狼人族には売らないという条件を奴隷商人につけましたが……と吐き捨てるように言った。
前回は、ロクサーヌを正妻に迎えたときには、すでに、その叔父叔母も奴隷に落ちていたのでロクサーヌは親族が問題にならなかった。だが、現在はどうなのだろう?
状況的に、今年の冬に奴隷落ちする、と思われるのだが。
ロクサーヌはまだ時間的余裕があるが、そっちも
俺はミリアを見た。
縋るような眼で俺を見ている。
俺はどうしたらいい。
いや、俺の今生は何のためだったのか……
「…お願いするです。弟を助けて。二回
再びミリアはブラヒム語でそう伝えてきた。
俺も彼女たちを二度と失うことが嫌だったんじゃないのか?
俺は、ロクサーヌを、
そして、今日、ミリアが
俺は、もうこれ以上逃げない、とそう決めたではないか!
『ミリアの弟の命を助ける』
『旦那様!』
『! ありがとう、ご主人様っ!! でも助けられるの?』
『俺が診てみないとわからないが、助かるよう全力を尽くす』
『
『………弟は 助かる?』
『ああ、助ける』
「ロクサーヌ、ルティナ。俺はミリアの弟を助ける」
「でも、いずれ問題になるかも…」
ロクサーヌも頷いた。
将来に何か問題になるかもしれない。
でも…
「そのことは承知の上だ。もし、今動かなかったら俺は絶対
「今後ミリアと向き合うことができなくなる」
それこそ、なぜ動かなかった、
「ベスタやセリー、ルティナにロクサーヌの件も一緒だ。昨日決意したというのに、実際には動いていなかった。まだ安穏として、
「でも、ミリアが
「俺はもっと向き合わないといけなかった、
なぁロクサーヌ、ミリアの弟を見捨てるような俺を
ルティナ、将来の可能性を問題にしてミリアの弟を見捨てるような俺を
俺は、ミチオ・カガだ。
今生では、ちゃんと、ロクサーヌやルティナ、ミリアたちの
…そして、お前たちとの
「ご主人様…」「旦那様」「ミチオ様」
ロクサーヌにルティナを、最後にミリアをじっと見る。
「弟を助けてくださいです」
「まかせろっ!」
なんとか続きを更新します。
ミチオにとびっきりの
ミチオは選択を迫られますが、逃げませんでした。
当二次創作は“基本的に”スーパー・イージー・モードです、迷宮は。
なので「ついて行けない」「合わないな」と思われた方はブラウザバックをお願いします。