Re:異世界迷宮で奴隷ハーレムを 作:載せられた人
これは“ミチオ・カガ”が取り戻す物語
ミチオにセリーの雷が落ちました
そしてルティナにも…
「「
って、この言葉は知っているのですか、とセリーにあきれられてしまった。
「でも、この言葉は、私達
かくいう私も、帝国の図書館や某ロッジなどで様々な文献を調査しました。人間と子供を産む方法がないのか? とセリーは顔を歪めて答えてくれた。
「そこで、色魔のジョブを極めた人間が異種族に子供を産ませた、という文献を見つけて、これからっていうときに、ロクサーヌさんが暴発しました」
「そ、それは私とは違う
……まぁそういうことにしておきます、と冷たい声で答えた。
「とにかく、奥様は大変だったのです。パーティを開いて社交界で、根廻しを行い、敵を減らし、味方を作って、でも特定派閥にすり寄ることなく、『皇帝の懐刀』としての立場を守って、さらに旦那さまの力を恐れる連中も懐柔して…と、私も手伝っていましたが、前回
とっても
「なので、皇帝と奥様には、ずいぶんと助けられたのです。その事実は否定できません」
これらに加えて、今日はっきりと確信できましたが、カシアとずるずると浮気していたことで、迷宮討伐が倍近く増えて、私達は確かに疲弊していました、と疲れた顔でこぼした。
そして、
「
それを見た時のロクサーヌさんの表情は今でも忘れられません、と少し震えながらセリーは続けた。
「私が、色魔に関する文献を見つけたのは、ロクサーヌさんが凶行に及ぶ3日前のことでした」
もう少し早ければ良かったのですが、色々と
「だから、あの日、私はロクサーヌさんが二人っきりで、というのを説得することを早々にあきらめてしまいました。私達にも希望はあることを後で伝えればいいだろうと、そう思っていたのです」
なので、ロクサーヌさんの凶行を
「だって、私も色魔系のジョブを極めてもらうために──Lvをあげてもらうために、多少無茶な迷宮探索をお願いしていたかもしれませんから」
なので、ロクサーヌさんも、旦那さまや私達から聞いた前回のことを持ち出して、敵だ、味方だと早合点しないで下さいね? と覗き込むように言われた。
「き、気を付けます」
今生では、
「あれ? では元奥様は?」
セリーは満面の笑みを浮かべた。
「でも、ロクサーヌさん。二度と旦那さまを殺させませんからね」
「そうですそうです。わたくしも殺させませんから」
「ミリアも守る、です」
「私も殺しません!!」
ミリアとルティナも洗い物が終わったようだ。
「そうですか?」
「そうです!」
「今回があったので流しましたが、普通
セリーがロクサーヌに聞く。
「旦那様も、ホントにたまたまやり直すことができた、もう
ロクサーヌはミチオからの告白を思い出しながら答えた。
「では、この際だから聞いておきます。旦那さまの話を聞いて、どう思いました?」
「それは、旦那様って、本当に
「ホントにロクサーヌお姉さまのことが大好きですよね」
「でも。旦那さまが浮気をした、不倫を続けていたと聞いたとき、ショックを受けませんでしたか?」
「それはショックを受けない方がどうかしています。それに、浮気に不倫をしていたというのも旦那様から聞いてはいましたが、相手が人間の女だと思っていたので…私と同じく異種族だったなんて……」
「わたくしも、最初はカシア姉さまを
「でも、今回は、隠しごとはしないって、浮気はしないって、初めから近寄らないって約束してくれました。それに、私を裏切ったりしない、とも…」
「ロクサーヌお姉さま、いつの間にそんなことを…」
「確かに、旦那さまは、今生では私達に隠し事をしません」
「えぇ、旦那様があんなに赤裸々に告白されるなんて思いませんでした」
「わたくしもちょっとびっくりしています」
「そうですね。旦那さまが子供の事をあんなに引きずっていたなんて…まぁ私も色魔系のジョブを極めてもらおうと思っていたので、人のことは言えませんが」
とセリーが独り言ちた。
「ええ、わたくしも都市伝説だと思っていましたがミチオ様に提案をしましたから」
ルティナも明後日の方を向いて呟いた。
「旦那様との
そうそう、
「ロクサーヌさん。あなたは、私が思うに
「…それは、無いとは言えません。初めて会ったときに、やっと会えたっ! って思っていました」
「やっぱり…」
「そうだったのですか? ロクサーヌお姉さま」
「それに、とっても懐かしくて愛おしい
「実は、今日の
セリーがとんでもないことを言いだした。
「条件の『
と驚くロクサーヌ。
「
ルティナは
「いいえ、もう一人は、もう『
「もう『
ルティナが叫んだ。
「そんな…」
「その場合、鍵を握るのはルティナ、貴女です」
「わたくしですか?」
「はい、なぜなら彼女は…」
俺は、頭を撫でる温かい指の感触で目覚めた。
セリーの指だ……
うつ伏せにセリーに抱きとめられて、ぴちぴちの美乳に顔を埋めている状態だった。
セリーの高めの体温に包まれていた。
俺は、あの最大の
セリーに包まれて……気を失ってしまったのか
「…というわけで、旦那さまには事後承諾となりますが、
そうか、
というか、もう負傷していたのか…
そうだな、死んだのがもうちょい先なんだから、負傷したのはこの頃だよな。
「名を明かさぬこと、後々の詮索無用を条件にして契約させて、眼の前で使ってもらい、完治したことを確認してから来ました」
さすがセリーだ、貴族は契約を破らない。
抜け道が無いようにしっかりとしたものを結んだのだろう。
俺は、そろそろ提供すればいいかな? と甘く考えていたというのに。
「これで、前回の
なんて清々しい声だ。
実はセリーも結構根に持っていたんじゃないのか?
なんて言ったら、また説教されてしまうだろう。
俺が皇帝への適切な対応をしなかったばかりに、
貧乏くじを引かされてしまった
今生では現夫君と幸せに過ごしてくれ。
「それに記憶もないようでした」
ん、それはどういうことだ、
俺たち以外に記憶があるものがいるのか?
「で、ルティナ?」
「はいっ」
「私疑問だったのですが、なぜここに居るんですか?」
「それは、その、ミチオ様を頼って、身を寄せています」
セリーの纏う空気が変わるのを感じた。
「つまり、アナタが、
「ぴっ、わ、わたくしは貴族の責務を果たすように父の説得を試みたのですが、父は帝都の別邸に軟禁しようとしたので…」
「それが、
これは不味い、
「待ってくれ、セリー、俺が悪かったんだ。俺がすぐに動かなかったから…」
慌てて起きてセリーをなだめようとする。
「…動いてどうするつもりだったんですか?」
至近距離で、セリーに懐かしい
くっ、このプレッシャーは…
「それは…カッサンドラおばばを頼って…」
「はい、
「そこは捕まらないように、見つからないように…」
「旦那さま、
困ったような顔で、
「カッサンドラおばばと
逆に、
「そんな、わたくしにそんな気は…」
「ルティナに
ねぇ?
そう聞かれてしまった。
「それは…」
たしかに、今生と前回は違う、
違うことはわかっていた、しかし…
そうか、俺たちを
「不味いな…」
「ミチオ様…」
縋るような眼で見てくるが、
成人しているとはいえ、ルティナはセルマー伯の家父長の下になるわけで…
「もう何日になるんですか?」
「春の4日に合流したから、今日は春の10日だから、6日か?」
「それなら……。それで、ルティナは
「……はい。持っていました」
「あとは…、ルティナの父親は、ルティナが言って、結局前回と何か変わりましたか?」
「残念なことに全く変わりませんでした。妙に楽観的な父とわたくしは、逆に拗れてしまいました」
「なら、カッサンドラおばばに話を持っていくにしても、やりようがあります」
「そうなのか? さっきは駄目だって…」
「はい。正々堂々とセルマー伯のルティナ嬢を保護した、と行けばいいのです。ただルティナ本人の意思で父親の下に戻ることなく、貴族の責務を果たそうと迷宮討伐を目指している、と」
前回は魔導士でしたが、魔法使いのジョブがインテリジェンスカードに出るようにできるのですよね、旦那さま? とセリーが聞いてきたので頷いた。
「では、私達とはクーラタルの迷宮で助けてもらってパーティを組んだことにでもすればいいんです」
「今の、ただ家から飛び出した状態よりもマシか。でもルティナの居場所がセルマー伯にバレないか?」
「バレます。でも、カッサンドラおばばの──一族の長老の許可が出ていれば、問題ありません」
「相手に困ったときには、相手のさらに上の相手に対応してそっちで処理してもらう、ということか」
「…旦那さま、なにかこういうことに詳しくないですか?」
「三國志と信長の野望のシリーズはボッチの娯楽として優秀だったんだよ。まぁ遊んでいただけだが」
「…その話もいつか聞かせてください。というわけで、
「違いがわからないんだが?」
「行方不明だと生死不明ですが、所在不明だと生きているけど居る場所がわからない、に変わります。つまりルティナの意思で出て行ったことを明確にできます」
「そうですね。わたくしは成人しているのですから、自分の意思で動けます」
「その場合、相手は、セルマー伯の家父長権限で…となりますが、それを一族の長老からの許可がでているので、として拒否できるようになります。すると向こうの内部の問題になります。なので、そこでカッサンドラおばばは、これを機にセルマー伯を強く
そうか。めんどいことは任せてしまえるんだな。
「それに、後々駆け落ち扱いになってしまっても構わないのですよね?」
「わたくしは、もちろん構いません!」
「旦那さま。前回のことを考えても、ルティナも貴族としての教育に不足があった……というか、上手く内政社交を廻すことは難しいと思っています。セルマー伯の教育自体に不備があったように思えます」
「セリー様……たしかに、社交の面では元
それをセリーが半眼で遮った。
「
「うっ…」
「あれでも、
「ん゛んっ…それは…」
「それに
「うっ、うっ、うっ」
もはやルティナは涙眼だ。
「
「はぃ……」
「よろしい。というわけなので、唯一の貴族であるルティナの教育も足りていないので、できるだけ叙爵しない方向で上手く立ち廻ることを目標にしていきましょう」
「それは……自由民としてやっていく、ということか?」
「正直、前回貴族をやってみて、なる
「でも、そう上手く立ち廻れるか?」
「最終的に貴族になるとしても、やりようはあります」
前回よりはマシに立ち廻れる自信はありますが…
と、セリーはここで一度言葉を切って、
それとも旦那さまは貴族に、
と聞いてきた。
「
「で、でしたら、カッサンドラおばば経由でエルフの支持を得られますよ、迷宮の3個も討伐すれば」
ちょっと顔を赤くしたセリーが答えた。
「まぁ、現在貴族令嬢であるルティナが仲間にいることだし、落としどころはその辺か」
「はい。カッサンドラおばばなら貸しと借りをわかってくれますから」
それに、前回の白金貨を何枚持ってきましたか? と尋ねてきた。
「アイテムボックス2スタック分、246枚持ってきた」
「…意外と少ないのですね」
「だが、クーラタルの迷宮の上層で無理無茶無謀なレベル上げをしたとき、レアドロップ上昇の効果の付いたアクセサリーを付けていてな。すでに2000枚を超えているぞ」
「わぁっ待った待った! もう二度としません! 二度としないから、叩いたらセリーの手が傷つく」
「旦・那・さま、その辺の経緯も聞かせてもらいますからねっ!」
「おいおいな」
「それでは、ルティナの件に話を戻しましょう。金貨1枚で生活できる期間と用意できる装備品の値段と、パーティを組むことになった経緯とかを考慮すると…近日中に連絡を取った方がいいですね」
そしてロクサーヌを見た。
「それまでにできるだけロクサーヌさんのLvを上げていきましょう」
「そうだな。ベスタについては、これからも要観察ではあるが…。ミリアも無事だったし」
続きを更新します。
休みも終わるので、不定期更新になる…と思います。
ルティナにもセリーの雷が落ちました。これで少し落ち着いてくれるといいのですが。
そして、他にも記憶保持者がいる可能性が……まぁ誰かわかりますよね。
なので、これからもそう簡単には行かないようです。
当二次創作は“基本的に”スーパー・イージー・モードです、迷宮は。
なので「ついて行けない」「合わないな」と思われた方はブラウザバックをお願いします。