Re:異世界迷宮で奴隷ハーレムを 作:載せられた人
これは“ミチオ・カガ”が取り戻す物語
ベスタの件について検討します
クーラタルの町 ミチオ邸・食堂 春の10日・昼過ぎ
「ありがとうな。みんな。愛している」
「私たちも愛しています、旦那様」「ええ、愛しています、旦那さま」
ロクサーヌとセリーが代表して答えてくれた。
「それでは、いろいろと打ち合わせを始める、といきたいところだが…」
ミリアとベスタに眼をやると、
「ミリアと弟君については、着の身着のままで逃げ出してきたので、服を一式そろえる必要がある。それこそ下着から外出用の服まで」
「ありがとうございます、です」
それに、
「さらに、日用品もそろえる必要がある。こっちは、ベスタ用もいるな。コップにタオルに食器にカトラリーとか」
「そうですね……旦那様。この人数ですと寝室のベッドも追加で買ってきて、2つ並べて置く必要がありますね。あと服も増えるので、クローゼットも追加が必要になります」
「そこはみんなで手分けしてやっていこう。ルティナ、ミリアと弟君──マックスと一緒に服を買ってきてくれ。服のセンスは任せる。最低3~5セットは買ってくるように。予算は金貨10枚もあればいいかな?」
「多すぎます! では、わたくしが見立ててあげますからね」
「ロクサーヌには、本日2度目となるが、家具屋に行って、ベッドとクローゼットの中古品を買ってきてほしい。マットレスとリネン類は新品で頼む。その後、ルティナ達と合流して、日用品と夕食の買い出しも頼む」
「かしこまりました。旦那様」
「あっ、あのー、ご主人様?」
「どうした? ベスタ」
「服用の部屋に、もう1個ベッドを置いてほしいです。その…時々でいいので、一人ずつ…愛してもらいたい…そんなときのために…」
ベスタが、ベスタが要望を言った!
「それはいい考えです、旦那様。みんなと一緒もいいですが、個別に愛してほしいときも…その…ありますので…」
「そ、そうですね。たまにであれば、旦那さまの、あ、愛を独り占めしたいときも…ありますから」
ロクサーヌとセリーの顔が赤くなっている。
でも、そうだよな。俺も、もっと一人一人と向き合わないといけない時がきたのだろう。
「では、それも購入をお願いする。そっちはダブルサイズでいいか?」
「お任せください。旦那様」
「では、セリーとベスタは、今後のことを打ち合わせておくので残ってくれ。一応、『中忍』の「
「旦那さま、「
はいはい、セリー、
「『
「…マスタージョブの割にはしょぼくないですか?」
セリーが突っ込んでくるが、
「もちろん、認識不能もあるが、だれにも気付かれなくなるぞ。だれにも気付かれないので買い物もできなくなるが?」
と答える。
「それは問題あるので、認識阻害でお願いします」
「ミリアも、最初に会ったとき、ご主人様がご主人様ってわからなかった、ですよ?」
「では…アイテムボックスオープン。 金貨を各10枚渡すからよろしく頼む」
「それでは、いってきます」
ミリアは弟を呼んできて、手を引いている。
にこにこしていてこっちまで楽しくなってくる。
「ああ、いってらっしゃい」
こうやって見送るのも、出迎えるのもいいものだ。
前回最後のほうは、でかけるときはメイドが揃ってお辞儀してくるので、背中がかゆくなって仕方がなかった。
つくづく貴族には向いていなかったのだろう。
さて、食堂に戻ると、
「ベスタ。今のところ、帝都の奴隷商に春の30日に預けられることになっている」
ベスタの件について状況の確認だ。
「そう聞いています。夏の休日のオークションの目玉の一つになることでしょう、と主人が奴隷商と会話していましたから」
「一応、ベスタのいる奴隷商に、春の31日に向かおうと思っているが……セリーどう思う?」
「そうですね……ベスタ、前回奴隷商での教育は何日くらいかかりましたか?」
「もともと、ブラヒム語は喋れますので、その……奴隷としての心得とかで10日程、先輩のお姉さま方による…その…性奴隷の心得とか教え…とかは……その、オークション直前まで教えてもらっていました」
「一般の奴隷とは違う待遇だったのですか?」
「そうですね…。前回はオークションまで、一般奴隷に交じって呼ばれたことはありませんでした」
「では、春の40日ごろに、竜人族で女の戦闘奴隷を探している、といって一度その奴隷商に顔を出しましょう」
夏のオークションで竜人族を狙っている、今なら相場の倍出してもいい、として奴隷商に揺さぶりをかけましょう、とセリーが答えた。
「そうか。お前の主人は高く売ることを望んでいる
「…恐らくそうです。身代わりのミサンガを購入したい、みたいなことを言っていましたし、お金が目的だと思います」
そういえば、そんなこと言ってましたね、とセリーがうなずいていた。
「なら、手持ちがあるので
「そうだな、少々足元を見られてもいいから、交渉するようにしよう」
問題は…
「奴隷商に預けられるまで、空いた時間ができたらこっちへ来ればいい。いつでも歓迎するぞ」
「旦那さま、どういうことですか? ベスタがこっちに来られたことも不思議ではあったのですが」
「それは後で説明すると約束するから、ベスタの件を考えてくれ」
「…旦那さまは、ベスタの様子を見ることができるのですね?」
「ああ、
というか、今もベスタたちの住んでいる小屋の周囲を監視している、と告げる。
「…旦那さま、それは使っていいモノなのですか?」
「見つからなければどうということはない」
ちょっと視界が二重になって、ちょっと頭が混乱して痛むだけだ。
「遮蔽セメント越しでも?」
「関係ないぞ」
現に、ここから見えているしな。
暗くなっても、
はぁ~~っ。
セリーが大きな溜め息をついた。
「ベスタ、見てほしくないときの合図を決めましょう。状況の把握は必要ですが、その……トイレに入るときとか……」
「…別にご主人様になら見られても気にしませんが?」
「そこは気にしなさい!! 貴方も妻の一人になるんですから。……せっかく自分の希望を言えるようになったと思ったら…」
「だから、ご主人様
ならいいのですか……? とセリーは混乱している。
「いや、俺もさすがにそういうときは視線をそらすぞ」
でも、合図は何か決めておこう、と提案する。
「そうですね。ベスタが状況が不味いと伝えたいと思ったら、こう手を胸の下で組んでください」
「こうですか?」
ベスタはセリーをまねて、
ベスタの手が下から胸を支えて、さらに
ベスタの視覚攻撃!
セリーは100ダメージを受けた。
セリーはたおれた。
ああ、たおれてしまうとは なさけない…。
「くっ、滅多にベスタがしないポーズだと思ったのですが、…これは凶器です」
「ああそうだな普段見たことがなかったポーズだけに凄すぎるなこれは本当に」
セリーが半眼で見ているのがわかる、わかるが……視線を逸らせない。
「ごほん、ベスタもうやめなさいっ! で、他のポーズはどうしましょう?」
少し悪戯っぽい眼でこっちを見た後、ベスタが手を組むのをやめた。
それでも、普段着?の貫頭衣を持ち上げている巨砲は健在だった。
「そ、そうだな。とりあえず、その合図だけでいいんじゃないか」
明後日の方向を見ながら答えた。
「家の朝食と夕食の時間はだいたいわかるな?」
「はい。日の出ごろと日の入り頃ですね。今の主人のところも同じです」
「その時間にベスタの所を見るようにするから、何か不味いことが起きそうだったらその時に
もちろん、いざというときはワープで逃げてこいよ、と付け加えるのも忘れない。
「はいっ。ご主人様、よろしくお願いしますね」
あとは…、ベスタには、探索者Lv1があるな。
「セリー、ベスタのアイテムボックスが1個だけあるんだが、何を持たせたらいいと思う?」
「アイテムボックス…、ああ、探索者のLv1の分ですか。そうですね…」
セリーが少し考えている。
「ベスタも何か希望はあるか?」
「そうですね、前回と同じようにするわけですから、特に思い浮かびません」
でも、ここは前回と似ているようで違う、万が一を考えると…
「武器か…?」
「いえ、安全を取って、エリクシールを1本持たせるのはどうでしょう?」
「そうだな。竜騎士のジョブも有効にしてあるから、防御面では問題無い。となると」
「攻撃面で武器を持たせるか、防御を抜いてくる毒や病気、負傷に備えるか、です」
俺はテーブルを廻ってベスタに近付くと、アイテムボックスからエリクシールを1本取り出した。
「これを1本預ける。ベスタの判断でヤバイと思ったら使え」
ベスタが眼を丸くしている。
「お前も俺の妻の一人なんだ。これくらいで驚いてくれるな」
「ご主人様…ありがとうございます」
立ち上がったベスタに熱烈なキスを奪われてしまった。
ねっとりとじっくりと
「ぷはっ、まず、アイテムボックスと念じるんだ」
「はぁ、はぁ、アイテムボックス」
すると、ベスタの前に収納空間が現れた。
ベスタに手渡して、収納させる。
ほっと一息ついたところを、
ぎゅつと抱きしめられて、熱い熱いキスを…
視界の片隅に映ったセリーが、しかたない、と肩を竦めるのがわかった。
ベスタの小屋の監視を途切れないように気を付けながら、ベスタのキスに酔いしれることしばし、
互いに手を廻し、背を
そろそろセリーがキレるな。
名残惜しいが、顔を両手で挟むと、舌を絡めて攻勢にでる。
ベスタの巨砲が、ぶるんと震えたあと、唇を離す。
足のおぼつかないベスタをイスに座らせると、頭をひとしきり撫でてから自分のイスに戻った。
セリーの方を向いて、無理やり整えた顔で、他に決めておきべきことはあるか? と聞いた。
セリーは微苦笑を浮かべたあと、目をつぶって考え出した。
「最後の手段として、この家に逃げてこれるんですよね?」
ああ、と応える。
「それについても
「もちろんだ。セリーにもできるようになってもらうからな」
えっ、と声を上げるセリー。
だから、なぜ引く?
「…魔力は大丈夫なのですか?」
「スキル「MP回復速度200倍」を付けてある」
えっ、と声を上げるセリー。
だから、なぜ引く?
「そういえばさっきも詠唱もしていませんね、もしかしてそれも?」
「もちろんだ! 詠唱短絡・省略のスキルも付けてある」
ええっ、って、やっぱりですかぁ……
なぜか脱力しているセリー。
「では、ベスタからこっちに連絡を取れるスキルは無いんですか?」
「うーん。
「
「例の
「…やめときましょう。そこまで逼迫するとは思えません」
それもそうだな。
「ぼちぼちなにかないか調べることにするから、できるだけ前回を踏襲してくれよ」
では、後は二人でごゆくりどうぞ、そう言ってセリーは食堂を出て行った。
気を使わせてしまったようだ。
ベスタが、ちょっと恥ずかしそうに頬を染めながら近付いてくる。
当分の間、会えなくなるのだ、
その前に十分ベスタに俺を感じてほしかった。
俺はイスを引くと、ベスタの手を取って、膝の上に座らせた。
今の俺なら、ベスタの体重に押しつぶされることもない。
上から堕ちてくるベスタの唇を……愛を、存分に楽しむことにしよう。
ベスタの舌は少し長く、意外と細くて、弾力もあって、熱い。
俺の口内すべてを舐め廻している熱の塊。その横を舐めていく。
たまらなくなったのか、俺の舌に絡めてくる。
俺も、絡めとられた舌を前後に動かして刺激を与える。
口の角度を変えながら、調整しながら、深く浅く互いの口内を味わっていく。
その合間に、
「ご主人様…」「生きててよかった」「愛してます」「大好きです」
と言葉を挿んでくるのも愛おしかった。
と、右上の地図が点滅していた。
よく見ると、
俺は、身体を引いて唇を離すと、時間だ。と告げた。
前に身を乗り出して続けようとしたベスタも、その言葉で冷静に、
…なれなかったようなので、デコピンを1発かました。
痛たたた、と額を押さえたベスタは、その赤い瞳を蕩然としたものから普通に戻した。
「そろそろ小屋に人が戻ってくる。今のうちに部屋に戻れ、ベスタ」
愛してるベスタ、無事を祈っているからな、と軽いキスを送った。
「わかりました。寂しいけど頑張ります」
そういうと、同じく軽いキスをしてからワープで部屋に戻った……のを遠隔視で確認した。
問題無いことを確認してから遠隔視を切る。
もう夕方になっていた。
クーラタルの町 ミチオ邸・食堂 春の10日・夕方
ベスタが居なくなったことをパーティの効果で感じ取ったセリーが食堂に戻ってきた。
おもむろに
そして、顔を引き寄せるとちゅ~っ、とキスをしてきた。
おずおずと差し込まれてくる舌を、唇で挟んで舌の先端で舐め廻す。
ついで、吸い込んだ舌を絡めてゆっくりとかき廻したあと、セリーの口内に攻め込んでゆっくりと舐っていく。
セリーの口内は体温と同じく温かい。それを感じながら、小さい口を、舌を、歯を蹂躙する。
立っているのがおぼつかなくなってきたので、抱き上げて膝の上に乗せた。
角度が変わったのて、より深く攻め込んでいった。
唇を離すと、
「セリー本当にありがとう」
眼を合わせて語りかけた。
「俺は今生が始まってから浮かれていたようだ。でもセリーがそれを教えてくれた」
「そうですね。ミチオを叱咤激励するのも私の大切なお役目ですから」
「ルティナのセルマー伯の件、カッサンドラおばばの件、これからも協力をしてくれ」
「はい。協力して乗り越えていきましょう。もちろん、ロクサーヌさんたちも一緒にですよ?」
「そうだな。前回は隠し事ばかりでそんな当たり前ができなかったからな」
「…また、色々と教えてください。でも、今は…」
「そうだな、今は…」
買い物組が返ってくるまで、セリーとの愛を交わし続けて、セリーを存分に堪能するのであった。
続きを更新します。
次回からは本当に不定期更新になる…と思います。
ベスタは当分の間、現主人の元にいることなるので、その対策回でした。
当二次創作は“基本的に”スーパー・イージー・モードです、迷宮は。
なので「ついて行けない」「合わないな」と思われた方はブラウザバックをお願いします。