Re:異世界迷宮で奴隷ハーレムを 作:載せられた人
これは“ミチオ・カガ”が取り戻す物語
ミチオが現状を再確認します
クーラタルの町 ミチオ邸・寝室 春の11日・早朝
朝の目覚めは温かいものだった。
セリーだ。
セリーの体温が温かいのだ。
まるで湯たんぽに触れているかのようだ。
そして、張りがあって温かいセリーの美乳の感触だ。
夜中に抱きついてしまったのか、抱きつかれてしまったのか、
顔がセリーの素肌の美乳に
決して
そして、背中側から感じるマシュマロのような感触、
ロクサーヌの霊峰の感触だった。
どうやら俺の服は脱がされたようで、
セリーにロクサーヌも素肌だ。
それも石鹸で磨かれたすべすべつるつるの肌の感触を
素肌で直に感じている。
帝都の馴染みの洋品店で、寝間着のキャミソールドレスを買わなくてもいいかもしれない…
いや、あれはアレでいいものだ。
と、もぞもぞとセリーの腕を外して、俺を強引にひっぱりだすと、手に顔を挟まれてロクサーヌから朝のキスを受けた。
唇と舌で挟むように、ついばむようにロクサーヌのちょっとざらついた舌が俺の舌を刺激する。
すこしおずおずとした感じが抜けてきたのか、ちょろちょろと舌で舐め廻してくる。
俺も、それに合わせて舌を擦りつける。
ロクサーヌもそれに合わせてくれた。
舌の感触を思いっきり楽しんだところで、ぎゅっと抱きしめて、
「ロクサーヌ、おはよう」
「おはようございます、旦那様」
「昨日はお風呂に一緒に入れなくてごめんな」
いえ、とてもお疲れのようでしたので、と心配そうに見降ろしてくる。
「寝させてもらったおかげで、頭はスッキリしているよ」
もう一度軽くキスをしてから、
セリーの温かな体温を前面で感じる。
背中に廻された温かい手がぎゅっと抱きしめてくるのを感じて嬉しくなる。
互いに首を傾けながら、深く舌を差し込んで、ゆっくりと相手の口内を舐めていく。
俺も、セリーを包み込むように、セリーの手の上から強く抱きしめる、と、
セリーの身体に震えが走るのを感じて、
それをセリーの中から逃がさないように、抱きしめる手の位置を動かしながら、腰や足も使って押さえ込んでいく。
さらに、舌で、セリーの上顎をくすぐるように舐めていくと、
セリーは甘く声なき声をあげながら、全身をびくっびくっ、と震わせると脱力してきた。
下で受け止めながら、セリーの息が整うまで、顔中にキスをする。
「う、
うぅ、何よこの筋肉、みっちみちで、鋼のようで、でも柔軟で、変わり過ぎ…
と、俺の胸をつつきながら小声で文句を言っているようだが、もう一度下からぎゅっと全身でだきしめた。
あぁっ、ちょっと、いまはっ、だめぇぇ…
なにか
「セリーおはよう、愛してるよセリー」
そう囁いた。
なにかを堪えるように
「もうっ、ばかっ。私も、あ、愛してる…ミチオ………おはよう旦那さま」
もう一度軽くキスをしてから、脱力したセリーを抱えて身体を起こす。
と、横からしなやかな手が伸びてきた。
「ご主人様、おはよう、です」
「おはよう、ミリア」
そして、懐に飛び込んできた。
力の抜けたセリーが倒れるところを、やっぱり筆頭はセリーですか、と文句を言いながらルティナが引き寄せているようだった。
前回と違って、情熱的で熱いキスをしてくる。
ちゅーっと吸い付いてきながら、すこしざらざらした舌先で唇を舐めてくる。
舌先を舐め合いながら、互いの息が切れるまでちゅーをした。
唇を離すときに、ちゅぽんと音がした気がした。
その後も、その四肢と尻尾で俺の身体から離れず、顔や首筋まで舐めてくる。
ちょうど眼の前に来たネコミミへ、唯一自由に動かせる頭を起こして、ふぅーっと熱い息を吹きかけた。
みゃぁ~~っ、と鳴いてネコミミを押さえて下がったところを、追いかけて抱きしめてちゅーっと熱いキスをお返しにする。
舌で蹂躙したあと、唇を離すころには、借りてきた猫のように大人しくなっていた。
そのままベッドに腰かけたところを、後ろに引き戻されて上からルティナが押さえ込んできた。
横から交差する深いキスをしてくる。
深く合わさった口内を、ルティナの細い舌が奥まで伸びてきて、
俺の舌を誘いだし、絡めとって、唾を送り込んでくる。
ルティナの甘い味に酔いしれていると、片方の手を取って自分の胸に押し当てている。
手に余る頂きの、その柔らかな感触と、ツンと自己主張する突起の感触を同時に手で味わう。
いかん、このままでは…
「はいはい、朝はここまで。旦那さま、灯りをつけてくださいな」
ルティナとキスをしたまま念じてベッドの上に淡い灯りを
逆光のなか、浮かび上がる産毛も美しかった。
ちゅっとして名残惜し気に唇を離すルティナ。
毛布で胸元を隠したセリーが、俺とルティナにシーツをかけてくる。
なんとなくルティナを前に抱き込んで一緒にシーツに包まってベッドの上にあぐらをかく。
「それでは、旦那さま。昨日まとまったことを話しましょう」
といって、状況を説明してきた。
どうも、このままではルティナがヤバいらしい。
セルマー伯は、腹芸もできる方ではないらしく、ルティナの逃亡を隠しきれないようだ。
それが変に拗れてカッサンドラおばばに伝わってしまうと、ルティナは詰んでしまう、らしい。
その前に、ルティナの方から穏便におばばに接触をしたい、とのことだった。
腕の中のルティナも、情けない父ですみません、としょげている。
「というわけで、私達はベスタ抜きで、迷宮を討伐できるほどの実力を示す必要があります」
すくなくとも、カッサンドラおばばにそう思ってもらわないといけません、とセリーが続けた。
「なので、泥縄ですが今日から3日ほど迷宮に籠って、ロクサーヌさんの育成と今生の私達の錆落としをしようと思います」
なにしろ、今生が始まってから、私とミリアはまだ迷宮に入ったことがありませんので、と苦笑した。
確かに、今生初めて迷宮に入ったとき、
「それと、ハルツ公爵夫人のことですが」
思わず身体に一瞬力が入ってしまう。
腕の中に居たルティナが、うひゃあ、かっちかちですぅ~と、嬌声をあげた。
それをセリーは顔を赤らめながらも、丁寧に無視をして言った、
「もしかすると、何らかのスキルが旦那さまに使われた可能性があります」
なっ、
思わず、俺の腕の中にいるルティナをぎゅっと抱きしめていた。
それは…あり得るのか? そんな都合のいいスキルがあるのだろうか?
俺が、女にだらしなかったことへの、言いわけではないのか?
しかし、俺が、ロクサーヌに刺されて死んだ後は、どうだった?
カシアのことが、微塵も頭をよぎることは無かった、…ことも事実だ。
そもそも、なぜ俺は、あの見え見えの誘惑に乗ってしまったんだ?
あの頃、ロクサーヌ達を妻に迎えることをすでに決めていたのではないか?
それなのに、誘いをかけられて、ホイホイと行ってしまった。
思い返すと、その後もカシアに誘われると、断り切れず誘われるがままだった。
そして気付けば、セルマー伯の迷宮の討伐を全て引き受けていた。
さらには、ハルツ公爵領が手を焼いていた高層となった迷宮の討伐まで引き受けていた。
もしかすると、ほんとうに……、でも、そんな都合のいいことなんて、
「それは、俺が、カシアにいいようにされていただけ、のことではないのか?」
そう、俺が悪かっただけで、そんな都合のいいスキルなんてのは…
「エルフの一撃」
そういう「
そうセリーが答えてくれた。
そして、息絶え絶えのルティナも、
「わたくしが、生前の母から、そういう伝承を、聞いたことも、あるのですぅ」
ということは、もしかすると、本当に? だとすると
「俺が、そのスキルの対象になっていた、ということなのか?」
「はい、その可能性が高いと。さらに恐ろしいのは前回の記憶も…」
ちょっと待って、なんでカシア
「記憶を持っている条件は? セリーのことだ予想はしてあるんだろ?」
セリーは少し言い淀んでから、ルティナ達と視線を合わせる。
「その…旦那さまに抱かれて、中に…その…出されていたこと、と」
あぁ、三日前に解放会を口実にして抜け出して、逢引きをしていたな。
「あと、もう一つ、旦那さまが死んだときに生きていた人、と考えています」
だから、か。
先にこと切れたため、ロクサーヌは半分しか満たしてないから明確に覚えていない、
しかし、カシアとしたのは三日前だから、満たしている可能性が高い…と。
「実は、その可能性はある。三日前に逢引きしていた、セリーは覚えてないか?」
帝国解放会に行くから、とロッジの図書室に連れていっただろ?、と聞く。
「やっぱりあのとき!! いえ、今更どうしようもありませんが…」
「その「
そ、その…とセリーが言い淀んだ。
いったいどうしたんだろう?
「その…旦那さまと子供を作る方法を探しているときに、たまたま見ただけでして…」
前回も俺と子供を作る方法を探してくれていたんだ。
そうか。俺だけの一方的な想いではなかったんだな。
「とはいえ、ルティナのこともあるので「会わない」だけでは駄目なのです」
相手に魅了のスキルがあるとして対策を取らないといけません、セリーは続けてそう言った。
俺は背中を冷たい汗が流れるのを感じた。
これは困った。もし仮に記憶があるとしたら、あの
「今ならルティナを助けると思って、セルマー伯の迷宮の討伐をしてくれませんか」
くらい言いだしかねない。
そして、俺はまたカシアのいいように…
俺は今回、自分を信じきることができないでいる。少なくとも女関係は。
「わかった……。それでは、とりあえず迷宮に行く準備をしよう」
「が、その前に各自のパーティキャラクター設定とジョブを確認するぞ。俺の後ろに来てくれ」
その場で回転して後ろ向きになった。皆に後ろに来るように頼む。
「先ずは、ロクサーヌを例にして行くぞ」
「ボーナス呪文のワープという呪文だが、実は魔法使いでなくても使用できる。遮蔽セメントを無視できるフィールドウォークとダンジョンウォークを足したような魔法だ」
「これが、この家から直接迷宮内に行けた理由ですか」
「そうだ」
そして、ボーナススキルだが、このくらいでやって行こうと思う、と言って示した。
「必要経験値20分の1に、獲得経験値20倍ですか。もしかして前回も?」
「いや、前回は、俺の獲得経験値20倍がみんなに効いていただけなんだ。今回は前回の俺と同じく、併せて400倍で成長させる予定だ」
「20倍と400倍で成長って……これが一年未満で迷宮を討伐できるようになる仕掛けでしたか」
「あと、有効ジョブ+9もあるから、10ジョブ持つことができるぞ」
「本当にジョブを複数持てたんですね」
「いや、これは今回だから使用できる。隠しコマンドのおかげだ。前回はBPのやりくりで苦労したからな」
あと、鑑定・看破・隠蔽ってどういうスキルなのですか?とセリーが聞いてくる。
「なんでも鑑定できる。人も武器も、スキルスロットの有無も」
「ずるい。装備品のスキルスロットが見えていたなんて、ずるいです!」
私が複数の
「…旦那さまの分を見せてください」
ホイホイ
「…これが旦那様の秘密でしたか」
「前回は最期まで隠していたからな。それと前回は1stジョブしかBPが有効じゃなかったからな」
それに、使っていた武器のデュランダルとかも、ボーナス装備だったんだ。だから、BPのやりくりに苦労したんだよ、とぼやいてみせた。
「あと、使えば魔法使いになれるボーナス呪文もある。「
但し、MPが枯渇するので、精神的に疲労の極みに達して、著しくネガティブな思考になる。それに相手が魔物では恐ろしくて使うことができないがな、と注意点を伝えた。
「私でもなれますか、旦那さま?」
「ああ、ちゃんとLvを上げて、色々と準備をしてからなら」
セリーは興味があるようだ。他は……ロクサーヌが興味を持っているようだ。
「あと、隠しコマンドの詳細については後日教えてくださいね」
「了解した。次はパーティジョブ設定だ」
こっちもロクサーヌを出すぞ。
「旦那さま、これがパーティジョブ設定ですか?」
「そうだ。ステータス制限解除のお蔭で一覧形式に見やすくなった。おかげでジョブの見落としが少なくなったな」
「旦那様、私の獣戦士のLvが15から20にあがっています」
「これも成長速度400倍の効果だな」
うわっ……
だから、なんで引く? セリー。
「次はセリーな」
マスタージョブを得るためには、鍛冶師Lv99が必要だから有効ジョブに入れたぞ、と伝える。
「それにインテリジェンスカード対策でもある。あれは1stジョブが見られるだけだからな」
「こうやって見ると、私は、鍛冶師系のジョブに特化していたんですね」
次はミリアの分を見せる。
「ご主人様、くノ一というジョブがある、です」
「それな。刺客の上位ジョブで、男だったら忍者になるんだ」
ミリアには、いずれ回復系ジョブを僧侶系か神官系のどちらかに決めてもらうことになる、と伝えた。
「ブラヒム語、喋れない、です。だからスキル使えない、です」
「そのための、詠唱短絡・省略のスキルだ。頭の中で念じるだけで使えるぞ」
「そうだったのですね。前回詠唱なしでばんばん魔法を使っていたのはこのスキルでしたか」
一応、ベスタも見せるぞ。
「清々しいほど、竜騎士系に絞ったジョブ構成ですね」
「ベスタが加入した頃には、メンバーの役割も固定化してきたからな。どうしてもそうなる」
「最後がルティナだ。こっちも魔法使い系に特化しているが、今生では回復系と錬金術・薬草採取師もとってもらっている」
「…大魔導士ですか…」
まだ、その上があるがな。
「そして、今回は、探索者系と、戦闘系、回復系からもジョブを選んでもらう、それにマスタージョブも目指してもらおうと思うから、そのつもりで考えていくように」
では、着換えて装備を付けて行くぞ!
はいっ。
続きを更新します。
ルティナの現状の危うさと、ラスボスの恐ろしさを再認識しているところです。
そして、次回からは修行(笑)となりそうです。
本二次創作は“基本的に”スーパー・イージー・モードです、迷宮は。
なので「ついて行けない」「合わないな」と思われた方はブラウザバックをお願いします。