Re:異世界迷宮で奴隷ハーレムを 作:載せられた人
これは“ミチオ・カガ”が取り戻す物語
ロクサーヌのジョブと方向性についてお話しました。
ベイルの迷宮 1階層・魔物が湧く小部屋
冷静になって顔を赤くしているロクサーヌと一緒に、ドロップアイテムを拾っていく。
おっ、木の
珍しいな。たしか、魔法ダメージ上昇系だったような。
「旦那様、
そっちもか。
「それが4つも」
そんなにあるんかい!
ブランチが二人のリュックサックに入りきらないほどあった。
ので、サクッとアイテムボックスに収納することにした。
そして、
「ここならしばらく魔物も他人もこないだろう」
「はい」
「というわけで、今からジョブのことを話そうと思う」
これがロクサーヌの持っているジョブか。
盗賊系のジョブを持ってないのは偉い。
あと、俺のボーナススキルとアクセサリー2個分の獲得経験値上昇で、5×2×2計20倍が効いて、獣戦士のレベルが10に上がっていた。
BP制限解除とパーティ制限解除を併せて、パーティのBP制限解除もされてる。
さらに、ジョブ制限解除とパーティ制限解除を併せて、パーティのジョブ制限解除も。
おまけに、キャラクター制限解除とパーティ制限解除を併せて、パーティのキャラクター再設定まで。
「まず、全てのジョブにレベルがある」
「旦那様、レベルというものがあるのは探索者だけです」
「ふむ、それはなんでだ?」
たしか…
「探索者は経験を積むとアイテムボックスの枠がだんだん大きくなります。これをレベルと言ってます」
「アイテムボックスのスタック数と、入るドロップアイテムの数を使っているんだな」
そうそう、そうだった。
「?はい。でも他のジョブにはそういった指標がありませんので」
「レベルの指標か…」
レベルが分かるのは鑑定かジョブ設定のときだけだな。
「実際、旦那様にも探索者になる前はなかったと思いますが…」
「いや」
村人のときも村人Lv1だったが。
「だ、大丈夫です。そんなことを知らなくても、旦那様が迷宮で活躍するのに、何の支障もありません」
「いや、だから」
そんなに身を乗り出して言わないでくれ。
「物を知らなくても、旦那様は旦那様です!」
「それが常識なのはわかった」
これは慰めているのか?
これは
でも、ロクサーヌに本当のことを全部は言えないけど、できるだけ本当のことを伝えよう、嘘はつかないでいよう、って誓ったし。
心配そうにのぞきこんでくるロクサーヌの頭をポンポンと叩きながら、それでも話を聞いてほしいんだ、と、頼み込んだ。
「実はそこが違うんだ」
こちらを心配そうに見ているロクサーヌに真剣な眼で告げた。
「
「そう言われると、そうですが……」
疑問には思ってくれたようだ。
「でも、他のジョブでは、レベルを知ることができません」
「そうだな、
ロクサーヌが首をかたむけて考え込み始めた。
「普通の方法ではできない……っていうことは、もしかして旦那様には、」
ちょっとだけニンマリしながら、
「ああ、
「旦那様、すごいです! それって神の力です。旦那様は神の使徒なんですか?」
「いや、それは無い」
神の使徒ではない。
「これは師匠と、この世界の
嘘は言ってない。
でも、
キャラクター制限解除とパーティー制限解除を併せて、パーティキャラクター再設定可になったので、パーティ内であれば、パーティキャラクター再設定画面を見ることができるようになった。
そこで、パーティジョブ設定を開いて見せてあげる。
「これを見てみるといい」
ロクサーヌの前に、四角いウィンドウが開いた。
なお、ウィンドウは裏からは見えないようだ。
ロクサーヌの背後に廻り、画面を見る。
俺には日本語に見えるが、ロクサーヌにはブラヒム語で書かれているように見えるはずだ。
「…っこれは? こんなの初めて見ます……」
驚いて言葉にならないようだ。
「これは、パーティジョブ設定という」
画面を指さしながら説明する。
「今、ロクサーヌは有効ジョブが『獣戦士』Lv10 になっている」
「ホントです。私は獣戦士Lv10だったのですね」
さすがに実際眼にすると、
「で、無効ジョブが、村人Lv8、農夫Lv1、戦士Lv1、剣士Lv1、探索者Lv1だ」
「本当にすべてのジョブにレベルがありました」
認識も変わったようだ。
「それに、レベルが1上がる毎に、
「
「これを使って、色々なことができるんだ。今のロクサーヌには 21pt ある」
「21pt って、多いんでしょうか? 少ないんでしょうか?」
「ふつうは、
「えっ、
「ああ、ってそれは後にしよう。で、これを使ってロクサーヌのジョブを変更することができる。ギルド神殿に頼らず、エレーヌの神殿のように」
「じゃぁこれでなんのジョブにでもなれるんですか?」
「なんでもにはなれない。でも、ロクサーヌが取得したジョブならなんでも選べるよ」
そうですか…と、ちょっと残念そうだ。
「しかし、ジョブを取得する方法は、師匠と試したから大抵のジョブは取得できるんだ」
「そうなんですかっ! では、私もいくつものジョブを持つことができるのでしょうか?」
「いい質問だ。BPをボーナススキルに使うことで10個まで可能になるんだ」
代わりにBPが必要だけどね、と頬を撫でながら続けた。
「パーティキャラクター再設定を使うことで、ロクサーヌもBPが使うことができる」
ロクサーヌのパーティキャラクター再設定のウィンドウを開いた。
「ほら、この中から色々と特別な効果を選べるんだ」
というわけで、と眼をマジにしながらロクサーヌに告げる。
「これは、ロクサーヌだけの…いや、パーティ内部だけの秘密だから、他人には内密に頼む」
「はいっ、旦那様。あの…そろそろ朝食の時間に間に合わなくなります」
「では一度宿に戻ろう」
入り組み惑う迷宮の… ダンジョンウォーク
ダミー詠唱に合わせて念じて、ベイルの迷宮の入口に戻ってから、ベイル亭まで歩く。
ベイル亭に帰って、いったん部屋に荷物を置いて、装備品をアイテムボックスに収納する。
その後、ロクサーヌと一緒に朝食を食べた。
ベイルの町 517号室
「朝食、一緒のものを食べさせてもらいました。ありがとうございます、旦那様」
「まぁベイル亭は朝食つきだしな。そ、それに嫁さんと一緒の物を食べるのは普通だろ」
「はいっ、旦那様」
ロクサーヌは元気に返事をすると、ベッドの俺の隣に腰かけた。
隣に座るように指示を出さなくても座ってくれる。
それも昨日より近く、
俺との距離が近付いているのがうれしい。
「ロクサーヌの道案内のおかげで大収穫だった、魔物の匂いがわかるっていうのはすごい。種類なんかもわかるのか?」
頭を撫でながらロクサーヌとの会話を楽しむ。
「戦ったことのある魔物と数ならある程度わかりますが、それでもこんなにたくさんの魔物を倒したのは今回が初めてです」
「いや、(ロクサーヌとは)俺も初めてだ。これはロクサーヌの案内があったおかげだ」
「? そんなことはないです。たくさん倒せたのは旦那様の攻撃力が圧倒的だったからです」
「ロクサーヌの攻撃でも一撃だったけどな」
「うっ、それは装備品がすごかったからです! それに、
なんとなく意地になって、3分の2は倒してしまったけれども、
「それについてきたロクサーヌもすごいだろう?」
残りを倒したのはロクサーヌだ。
髪だけでなく、耳も撫でる。
ふわふわで、ふかふかしている。
うぅ…と恥ずかしそうに顔を赤く染めて俯くロクサーヌは可憐だった。
「…旦那様に耳を撫でられると、気持ちいいです」
もう、ごっつあんしてもよろしいでしょうか?
いかん、ロクサーヌが
「さて、
ロクサーヌの前に、四角いウィンドウを開く。
「将来、どんなジョブにつきたい? あるいは、どんな感じになりたい?」
「将来…えっと、旦那様のお嫁さん」
てれてれになりながら、ぼそりとつぶやいた。
「それはもちろんのことだけれど、」
俺もテレて顔が熱くなってきている。
「その、迷宮を攻略するパーティのジョブとして、という話だ」
お互い眼を合わせられない。
「あっ、えっと、その…」
「うん…」
しばらくして、ようやくロクサーヌの眼がキリッとしてきた。
「獣戦士として上を目指す、というのは?」
「それはそれとして、それ以外になりたいって思ったものはあるのか、ということだ」
「そうですね。実は前で戦いながら、いざという時に仲間を癒す、というのに憧れていました」
ほほう、
「僧侶と巫女という回復系のジョブがあるな」
「はい、神官や巫女であればパーティ全員の回復ができます。ただし、僧侶の方が大きく回復できるようです」
それはそういうものだとして、
「巫女になるには
うん、あの白装束はいいものだ!
滝行には必須だ(偏見)。夜のプレイのためにも必要だ!
ごほんごほん。
「もしかして、巫女のジョブになる条件をご存じで?」
頭をよせて小声で話しかけてきた。
「ああ」
俺も耳元で囁いた。
「やっぱり、旦那様は最高です!」
わっ、ビックリしたっ!
胸の前で手を握って…ロクサーヌの、む、胸が強調されて…
い、いかん、このままでは押し倒してしまう。
「じゃあ、そろそろアイテムを売りに行こう。詳しいことは迷宮のアソコで」
「はいっ」
ベイルの迷宮 1階層・魔物が湧く小部屋
探索者ギルドでアイテムを売ったあと、再び小部屋にやって来たが、
その前に、ニードルウッド・Lv1をロクサーヌに素手で倒してもらった。
俺の持つ、腕力極大の効果が効いているし、装備している籠手も
ロクサーヌの腰の入ったパンチで一撃だった。
まぁ今生では初めてロクサーヌと魔物の攻防を見たのだが、あいかわらず見事な回避だ。
軽々とよけるだけでなく、距離も紙一重だった。
一見すると余裕がなさそうに見えるが、実際は逆だ。
相手の攻撃を完璧に見切って、躱して、攻める。
まさに、蝶のように舞い、蜂のように刺す、
華麗に踊っているかのようだった。
「さて、廻りに他人もいないか確認してもらっていいかな?」
スンスン
「この
右上の地図も確認すると、黄色い点は近くに無かった。ヨシッ!
「では、ロクサーヌのジョブについて決めよう」
「はいっ、旦那様」
ロクサーヌの背後に廻ってあすなろ抱きの恰好になりながら、『パーティキャラクター設定』と念じた。
ロクサーヌは、ちょっとだけびくっとしたが、すぐに力を抜いて抱擁されるままになった。
「まず、有効ジョブを5つに増やす必要がある。そのために、ボーナススキルの有効ジョブ+4が必要になる」
「これで有効ジョブが5つになった。なので、次のように選択していく」
「探索者と戦士、剣士、そして僧侶を加えるのですね」
「ああ。戦士のレベルが上がると使えるようになるジョブが増えるんだ」
納得したように見えたが、
「では、剣士と探索者は?」
と鋭く聞いてくる。
「ロクサーヌは片手剣を使うから剣士もあった方がいい。それに探索者は…」
「探索者は?」
「う~~ん、教えていいのかな? 実は…上位ジョブになるときに、探索者と冒険者のLv50が必要なんだ」
「そうなんですか?」
眼をぱちくりと見開いていた。
「ああ、複数のジョブを持っていないとなれないジョブが色々あるんだ」
「それってとってもすごいことなのではありませんか?」
おお、ロクサーヌの声が
まぁ
「まぁロクサーヌにはできるだけ隠し事したくないし」
「旦那様…」
「なので、今朝も言ったと思うけど、これは、ロクサーヌだけの、パーティ内部だけの秘密だから、他人には内密に頼む」
「当然です。ご主人様の秘密を漏洩するようなことは決して致しません」
「そこは信用しているし、信頼もしている」
あとは、
「残ったBPをどう使うかだが、経験値効率の上昇と詠唱短絡・省略、スキルを使うのにMPが必要だからMP回復速度上昇を付けることにする」
「これで、経験値効率が400倍となったし、スキルを念じるだけで発動するようになった」
「すごいですっ、旦那様!」
ロクサーヌに褒められるのは悪い気がしないな。
「あの、ちなみに旦那様のはどうなっているのでしょうか?」
「ん、見る?」
「はい、よろしいでしょうか」
さすがに、Lv1の魔物を100体弱程度では、レベルは上がらなかったか。
そうそう、ダメージ限界解除とパーティダメージ限界解除は外している。
さらに、BPが余っていたから、全ステータスを+999にしておいたぞ。
って、ロクサーヌが固まっている。
「お~~い」
なんとか書けたので、投稿します。
ロクサーヌのジョブ設定ですが、今回パーティキャラクター再設定があるのです。
これもまたスーパー・イージー・モードですよね。
繰り返しますが、当二次創作は、基本的にスーパー・イージー・モードです。
なので「ついて行けない」「合わないな」と思われた方はブラウザバックをお願いします。
今週末がんばったので、しばらく更新は不定期になります。ご容赦ください。
PS.BPの計算ミスの修正をしました
PS2.ロクサーヌのボーナススキルに詠唱短絡・省略が抜けていたので修正しました