今日当たるのは肖像画の間の七不思議です。自分の死に顔の肖像画があるとか、見るたびに違う顔の肖像画があるとかいう七不思議。内容が一貫しないのは七不思議が山田くんの言うような思春期の妄想なら不思議ではないですが、
しかし、一貫しないのは何故でしょう。見るたびに違う自分の死に顔があるんでしょうか。そもそも、肖像画の間に来ているのにどの絵が問題の絵なのかわかりません。
引率の奥村先生が遅いと思っていたら、代わりにフェレス卿が現れました。代理でフェレス卿が来るって、この人支部長も学園長もやってるのに暇なんでしょうか。フェレス卿は奥村先生がヴァチカンに急に喚ばれてしまったことと、残りの七不思議が不思議ではあるものの祓魔対象でないのでこれが実質最後の七不思議であること、そして問題の絵はこの“家族の肖像”という女性の描かれた絵だということを教えて、後は傍観どころか同席のみを決め込んでゲームを取り出してしまいました。
「まずは敵の分析やな……。……というかあの絵、俺には“家族の肖像”に見えへんのやけど、皆にはどう見える?」
坊が切り出します。確かに私にも女性一人の絵に見えます。家族の肖像と言うからには一家全員描いてあるものだと思うのですが。女性一人の他に家族の居ない、母子家庭の人などが見ると病む絵なのでしょうか。
「女の絵だろ? 確かにどこが家族なんだ?」
「母子家庭とか、親に先立たれて妻しかおらん人なんかが残った家族を描いたんでしょうか。あ、あても女一人に見えます」
「……それならどうせやから自分も描いていいと思うんやけどなあ。僕も女性一人に見えます」
「わ、私も……」
「じゃあ俺もそれで!」
「
「……女かもね」
「
「確かに女は女でも全員
肖像画の似顔絵とか描いて見せ合うべきなんでしょうか。でも細かい差異が伝わるほどの絵はぱっと描けそうにないですし……。わいわい言っていると奥村くんが言います。
「……なあ、とりあえず俺が切っちゃえば話早くねーか!?」
「出た! またお前!」
「お、奥村くん……」
昨日の祓魔も二件とも奥村くんが切って燃やして終了でした。作戦も何もあったものじゃない力によるゴリ押しで、連携もしていなかったため坊がお顔に怪我をするなどしたので、奥村くん一人で突っ走るのは正直あまり賛成ではありません。
「でもそれでうまくいけば、皆危険な目にあわなくて済むだろ!?」
「……」
子猫さんは何か言い返したそうなのに、何も言いません。
「俺も奥村くんの意見に賛成~っ」
「志摩さん!」
「鶯花は目つぶってろ、俺がとっとと終わらせる……!」
「ああッ」
志摩さんの賛成を受けて奥村くんが走り出してしまいました。みんなの前に出て、真言を唱え被甲護身の印を展開させるのはなんとか絵が両断されて床に落ちるまでに間に合いましたが、その直後、絵から何かが飛び出して視界が暗くなります。あかん。
これは壁である被甲護身では手に負えないやつです。あたりには誰もいなくなりました。いえ、
「鶯花さん!!」
子猫さんがいました。そうです、私達祓魔の途中で、なのに誰も居なくなるなんてことありえません。子猫さんは独鈷杵で私の顔の前の悪魔を刺していて、そして私の目を覆って言います。
「鶯花さん、吉祥浄土変真言出来るやろ、後でサポートするからお願い!」
「ハラ・ドボウ・オン・ボッケン・シュタン・シリー!」
何が何だかわかりませんが子猫さんが言うならやらない理由はありません。真言を唱え触地印で床に触れて、足の踏み場もないほど群がっていた悪魔を弾き飛ばして円形の空間を確保します。ちくちく喉だか心臓だかがつつかれるような、無数の悪魔に魂を触られる不快感に耐えていると、子猫さんは言いました。
「そのまま下だけ見とって!」
子猫さんの足音が遠ざかります。そして一人ずつ結界の内部に連れてきました。円陣を組んでいるので私はかごめかごめの真ん中の子みたいになっています。最後奥村くんが結界に入ってきた途端、胸焼けのような不快感が頭痛のような明確さを持ちました。吉祥浄土変真言。要は魔のみ入れない結界ですが、奥村くんレベルだと別格になるようです。魔神の落胤だからか、ハーフだからか、それとも私が彼を危険と見做していないからかは分かりませんが。結界のイメージを保ちます。丸く、そこに恐ろしいものは入れない。そことここは隣あった違う場所。この結界には確固たる壁が存在しないので、取り計らってくれる悪魔との契約もしていない私の場合、悪魔を弾き出しているのは私の浄土を想像する精神力です。結界への攻撃は私の魂に伝わります。あまり強い攻撃は魂に伝わる前に結界が壊れるセーフティがあるはずですが、逆に壊れない程度の刺激は伝わってくるのです。ぞわぞわ表面に触れる無数の悪魔に、中に入った魔神の落胤。なかなかキツイですが、子猫さんが結界の縁に聖水を撒いてくれて、それで大分楽になりました。
「……皆さん、各々
なるほど、証言が一致しないのは
「なるほど、
「僕は……奥村くんが仕掛けはった時、万が一に備えて眼鏡外しとったんです。目ぇ悪いんが功を奏しました……」
「さすが子猫丸や……! 敵の正体が判れば話は早いわ。
「……坊!!」
頭上で行われる作戦会議。参加もできず黙って聞いていれば、子猫さんが唐突に大声を上げました。
「!? 何や」
「……この結界は鶯花さんに負担をかけとるのでそう長くは展開できません……。み、皆さん僕の話を聞いてもらえますか!?」
「……お前ずっと何か溜め込んどったのは知っとる……言えや! 鶯花もええな!?」
頷きます。ずっと何か言いたそうだった子猫さんの言葉を聞く時間くらい、いくらでも稼げますとも。
「坊……ワンパターンです!!」
子猫さんの声。……き、聞き間違いでなければ、子猫さんが、あの子猫さんが、坊に意見しとる!?
「詠唱の知識が豊富すぎて何でも詠唱で片付けようとしはるんは坊の悪いクセや。それに、自分一人で皆まとめなて気張る必要ないと思います……!」
……坊の返事が聞こえません……。でも確かに坊にはそういう傾向あると思いますから事実です。子猫さんが溜め込んどったのはこういうことなんでしょうか。
「志摩さん」
「ひっ!?」
「志摩さんは何で
「え? いや~坊と子猫さん鶯花さんに合わせた結果ちうかなんちうか、ハハハ……」
「今のままやったら認定試験落ちるで」
「まあ、そんときは残念でしたって事でー……」
「志摩さんは
今度は志摩さんの返事が聞こえません。あ、あのひょっとして次って……。
「鶯花さん」
「はい!」
やっぱり来ました!!
「鶯花さんが大きめの任務の度に気絶しとるんは何で?」
「え、えーと……」
「そりゃ運とかもあったけど、大体は鶯花さんがどんどん前に出てくからや。鶯花さんは本来砦役で前衛やないよ。鶯花さんが前衛を庇って落ちて、その後前衛はどこに戻って体勢立て直せばええん? 誰がどこで落ちた鶯花さんを助けたり介抱するん? 砦としては一線級なんやから飛び出したくても我慢して砦やってもらわんと、あっちゅー間に全滅するわ」
前に出ていくから。な、なるほど……。
「神木さん」
「な、なによ」
「何で
子猫さんの指摘はどんどん続きます。でも、どれもとても的確で、全部私達の宿題です。
「杜山さんももっと自信持って!」
「はっ、はい!」
「ここにおる誰にも引け取らん力を持ってはるんやさかい、もっと皆に対等に意見をいうべきやと思う」
「!! ……う……うん……」
「そして宝くんは……」
子猫さんの声が一瞬止まります。そういえば彼、この結界の中に居ないようなんですけれども。
「!? アイツあんな所に!? 大丈夫なのか!?」
「……大丈夫なんでしょうね……。宝くんは僕らの戦力として期待できひんので放置します」
結局どこにいるのか判りませんが、少なくとも結界外でかつ無事なようです。まあ、敵対するわけでもないしいいんでしょう。
「あれ。……お、俺は?」
奥村くんの声。それに子猫さんは、先ほどまでの勢いづいたのとは違う落ち着いた声色で言います。
「……奥村くんは僕らが全員奥村くん頼みになって、いざ君に頼れへんてなった時どうするん?」
「え?」
「僕らにバカでいろて言うんか?」
「ちっ、違う!」
「僕らも強くならなあかんねん。――だから奥村くんには……少なくとも僕らとの戦いでは、僕らの“切り札”でいて欲しい」
「切り札……!?」
「切り札は戦いの最後や決め所で出す最強の手札の事なんや。それに、切り札があれば戦闘中みんなの心の支えになる。奥村くんにはそういう存在でいて欲しいんや」
「……わかった」
「みなさん、今回は僕に作戦の一切を預けてください……! お願いします!」
顔を上げると皆の足の間から
実際目の当たりにした
「そろそろ結界の周囲に撒いた聖水が乾いて、鶯花さんの負担がまた大きくなります。志摩さんと奥村くんは結界負担を減らすために結界に近づくザコを全力で払ってください!」
「も~、やるしかないやんか……」
志摩さんが言いながら錫杖を組み立てます。結界に触れられると負担が出るので、触れないように払ってもらえるならありがたいです。奥村くんが結界を出てくれるとその瞬間ぐっと負担が減るところもありますが、そのへんは頑張るのでいざとなったら後退してほしいです。
「それにこの
「うん! ニーちゃん!
合宿の時に
「……く、女に守られるやなんて……」
「またお姫様ポジションだな! あ、お付きの人も一緒だしマジで姫じゃん!」
「ンフッ」
「笑うな鶯花! 奥村お前それ次またゆーたらしばき回すからな!」
内輪ネタというか不浄城中心部にいた人限定のネタなので、ぬいぐるみサイズのニーちゃんを抱えたしえみちゃんはきょとんとしています。そっか、私勝呂姫の侍女さんなんですね。なんかいいですねそれ。ふふ。
「坊、我慢です! 神木さんはこの間の
「……フン、エラそうに指図しておいて後悔させたら承知しないわよアンタ……!」
神木さんの言葉に怯える子猫さん。神木さんは柏手をうちながら祝詞を唱え、この間私が気絶していた時にしたという正式な
「……!? も……元に戻った!? 全然効かないなんて! どーすんのよ!?」
「今のお前に“
お狐さんがそう言っていますし、これ以上火力に訴えるのも無理でしょう。そもそも奥村くんの青い炎をまともに浴びてこの元気さなのですから、力でどうにかできる相手ではないのかもしれません。
「落ち着いて……」
「落ち着いてられんて、数が多すぎる!」
「不浄王戦を思い出すな」
志摩さんと奥村くんも持久戦に少しずつ体力を奪われています。
「あて頑張るし、ちょっとくらいなら大丈夫や。倒れる前に休憩したって! そのための結界や!」
「じゃあお言葉に甘えて……」
「いや、何か、フタン……? 要は辛いって話なんだろ!?」
「いや辛い言うてもそんな……えーと、満員電車で体触られる程度やから!」
「ダメじゃねーか!! それチカンだろ!? おい志摩戻ってこい!」
奥村くんが結界内に退避した志摩さんの襟首掴んで引き戻しました。いや痴漢ほどやないです。別にお尻とか胸とか狙って触られてる感じではないですし。全身くまなくつっつかれてる感じです。それにそもそも肉体的な触られる感覚はありません。そのあたりを訂正していると、子猫さんがひらめいたように顔を上げました。そして神木さんをぐいと引っぱり指を指します。
「神木さん! 上や!」
「え!?」
「ここから真っすぐ正面の上から二枚目、右のイスから上へ数えて七枚目、左の入口の上のタテ長の一枚。この
「冗談でしょ……!?」
それなら家族の肖像が母子家庭ではないということで納得がいきます。しかし実際に他の絵に攻撃してみても、効果はありません。
「ダメじゃない……! 同じだわ! すぐ回復する……!」
「子猫さん! 早よしてえ~!」
痴漢ほどではないと訂正しましたが、最初のインパクトが大きかったのか、志摩さんは後退できず戦い続けてくれています。確かに助かるのですが、疲れが出てきたのか触れる
「……ッ、俺も戦う!」
「坊」
「ダメ! 勝呂くんはそこにいなきゃ!」
「……ぐぬ……」
坊、青筋こそ立てていますが止まっています。あてら寺の人が言うよりしえみちゃんに言われる方が効くんやないやろか。しえみちゃん身内ってわけやないし、まじめで坊も一目おいてはるし。子猫さんは私らより冷静にちゃんと作戦を考えていたようで、呟きます。
「本当に全部
ぜ、全部。えらい家族の絆というか。でもそういう、一部が破られても他がすぐに補完し修理する高度な結界はあります。
「神木さんは白狐で上のニつ、奥村くんは上の一つ、志摩さんは正面のを!」
「え!?」
「三人でタイミングを合わせて!!」
「とうとう俺の出番か……! よーしィ、行くぞォ!」
「ちょ、待っ……」
「ムチャいう……!」
子猫さんは三人に言いました。三人それぞれ出番に喜んだり唐突な指示に戸惑ったり急な攻撃対象変更に焦ったりしますが態勢を整えて。
「っっせぇーのぉ、せッッ!!」
奥村くんの音頭で絵を攻撃すると、今度こそ本体は爆散しました。ビチャビチャと何か飛沫が飛んできて、目をつぶって開けるとザコも消えています。どうやら飛沫は絵の具だったようで、バリケードの陰にいた私達ですら制服がなんだか悲惨なことになってしまっています。
「……よっしゃあ! やったあ! やったな子猫丸!!」
奥村くんがガッツポーズして子猫さんに言いましたが、子猫さんは何もいいません。しえみちゃんがバリケードを収めながら言いました。
「鶯花ちゃんも勝呂くんもお疲れさま……!」
「ううん、しえみちゃんも」
触地印を崩して立ち上がります。練習こそしていたものの実戦使用は初めてで、こんなふうに負担があるなんて初めて体験しました。何だかどっと体力的にも精神的にも疲れた感じです。うわあ週明け学校あるの嫌や。
なんて思っていると、子猫さんがため息を付いて力が抜けたとばかりに座り込んでしまいました。
「子猫丸!?」
「子猫さん!?」
駆け寄ると、子猫さんは自分の震える手を見ながら言います。
「すみませんでした。僕なんかが皆に言いたい放題ゆうて……。でも。ぼ……僕も少しは戦いに参加したかっ……」
「俺は恥ずかしい……!」
子猫さんが震える手で拳を作るので、私はその拳を握りました。子猫さんの言葉の途中で、坊の声が降ってきます。
「坊!?」
「確かに俺は一人で戦っとる気になっとった。スマン! お前は周りをよぉ見とるな。参謀が向いとるかもしれへん」
「ぼ……坊……!」
自分の非を認めて子猫さんを褒める坊は男前で、子猫さんの頬がかすかに染まるのもよくわかります。よく、わかります。
「いやホント、勝呂より子猫丸の方が判り易かったもんな!」
「ぐっ。お前だけには言われたないわ!」
「ははは」
「志摩ァ」
「ハイスミマセン」
「作戦を出す参謀さんと作戦を決める将軍さんは
「終わりましたか? じゃ、祝っ特別任務完遂ということで……もんじゃりますか!」
「え!?」
子猫さんと一緒に立ち上がると、理事長がなんか可愛らしい煙幕とともに現れました。絵の具も被ってないですし今までどこにいたんでしょう。その割に打ち上げ先行しようとしてますけど。
「あ……あの、何かこう……言うべき所とか……ないんですか? 思う所とか……」
「え? そうですねぇ~、若いってイイネ! って思いましたね」
「……」
こ、これが生徒に所見を求められた教育者の言葉……! あなたに比べりゃそりゃ皆若いですよ!
「メフィスト!!」
教育者式暴言に固まる中で、奥村くんが理事長を呼び、そして鼻息荒く手を何か求めるように差し出しました。理事長は片手をあげて指ぱっちんをします。
「判ってますよ。約束の目薬ですっ」
奥村くんの手の上に、小さな瓶が現れました。そういえば、今朝悪魔が見えなくなる目薬がどうとか言っていました。
「うおおおし! 醐醍院とこ行ってくる!」
「あ、おい……!」
でもその時に、半分悪魔であるとバラして怯えられてもいました。
「大丈夫なんか……アイツ……」
ほんまに。理事長は若いってイイネと言い放つだけあってなんか笑ってますけども。よくわかっていないしえみちゃんにあらましを説明します。奥村くんは、最近悪魔が見えだして日常生活に支障が出るほど怯えているクラスメイト以上友達未満の男の子に、さっき受け取った悪魔の見えなくなるらしい目薬をあげたいものの、丁度今朝自分が悪魔のハーフだと明かして怯えられたところなのです。それを聞いてしえみちゃんは、心配だから迎えに行こう、と言いました。理事長は先にもんじゃ屋に向かうと言い、宝くんもそれに習って、残りは皆男子寮の方に向かいます。ぶらぶらすっかり夜道を歩いて、この絵の具は洗濯で取れるのかとか話します。もう夏も終わって、日も短くなり始めました。
その、陰に、なんだかどうしようもない憂鬱を覚えます。今日は土曜日。明日は日曜日で塾も学校もお休みですが、明後日は月曜でまた学校。また山田くん。漆野さんが居ても、結局山田くんがどうこう言ってくる事実は変わりません。学校行きたくないなんて、久しぶりの感覚です。でも、私が悪いんです。私が、明確に拒絶しないから。でも、拒絶するのって、大変だし、そもそも、よう知らん人と喋るの自体大変やし、第一、変なこと言うて拒絶して、それで変な方向にこじれたあの人が、坊に寺は腐ってるとか言いに行くのなんてダメです。京都では、
……でもでもだってばっかやんなあ。自分一人や何も出来んのやろうか。何もできんから、体張るあほしか出来んのやろうか。
「……鶯花、どないした。結界やっぱ大変やったんか」
坊の声が降ってきました。見上げれば目が合います。あかん。変なネガティブ入っとる。子猫さんは私に砦としての価値を認めてくれました。別に体張るあほしか出来んわけではないです。やっぱり最近のストレスと、今日の精神的な疲れであかんことなっとる。坊は私に声をかけてくれました。今の坊からも私、そんなにヤバそうに見えるでしょうか。――なら、少しくらい、甘えてもいいでしょうか。坊の耳のピアスが、街灯で光ります。……あれ、ええなあ。
「……せや、あてピアス開けたい。坊開けてくれます? 明日日曜やし、ちょうどええですやん」
「……は?」
吉祥浄土変真言は例によっての捏造アンド捏造です。原作の子猫さんは聖水をそのまま撒いて何か真言を唱え結界を張った、と仮定して話を作ったため、子猫さんが聖水を撒いてくれています。