異世界旅行券が当たったのでISの世界行ってきます   作:読む短刀

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第15話 最悪だ

修司Side

「お前も、俺と同じ、異世界の人間、だと!?」

「そ。それで、尾上くんもゲームの参加者だよね?」

「ゲーム?参加者?」

何の話だ?

「あれ?もしかして尾上くんは純粋な転生者なの?えっと、取り敢えず確認したいから、これ何かわかる?」

そう言って天音が服のポケットから出したのは…。

「異世界、旅行券!?」

それは間違いなく、あの日俺がこの世界に来た切っ掛けであり、今も所持している物だ。だけど俺が持っているのと比べて天音の異世界旅行券は“何か”が違う。

「異世界旅行券を知ってるのにゲームのことを知らない。ねえ、尾上くんはどんな感じで異世界旅行券を貰ったの?」

「え~と、家に入ったら神の空間にいて、異世界旅行券をあげます。いってらしゃい。だな。」

まあ、ほんとは違うんだが、適当に言っとけばいいだろ。

「うわ~。かなり適当な神だね。…わかった。説明できるだけ説明してあげる。」

「よくわからんが、頼む。」

「えーと、じゃあまずはゲームが何か説明するね。ゲームって言うのは神から見たらでこれの参加者の私達は目的の為に行動するの。」

「目的?」

「そう、それは神になること。」

「は?神になる?」

「うん。私達はお互いの異世界旅行券を奪いあって旅行券のランクを上げるの。」

「ランク?これにランクなんてあるのか?」

「うん。ランクと言っても明確なわけじゃないけど、ランクが低いと行ける世界も決まってるし、異世界にいく時に特典を付けられないから、他の転生者の旅行券を奪って自分の旅行券とひとつにしてランクを上げるの。」

「それで、神になるって言うのは?」

「旅行券のランクを最大まで上げると、主神ゼウスに会えて、神にしてもらえるらしいの。」

なんかあれだな、捜せばどっかの漫画に有りそうな設定だな。

「旅行券のランクは皆最初は同じなのか?」

「ううん、旅行券は神の力が込められてるから、強い神が創ればその分、旅行券のランクも高いの。」

「つまり、ランクの高い旅行券を貰って始めた奴が最初は有利なわけだな。」

「うん。そうなるの。私のはランクが低いから特典も専用機だけだったし。」

それが俺が感じた“違い”か。

「そんな事言っていいのか?相手が身体能\力の特典持ってたら旅行券を簡単に取られるだろ。」

「大丈夫。旅行券はISの戦いで勝たないと手に入らないし。」

「は?何で?」

「えっとね。旅行券を手に入れるには、その世界に沿った戦いで勝たないと駄目なの。」

「つまり、ここにはISがあるから、IS同士の戦いに勝たなきゃいけないんだな。」

「そう言うこと。」

「旅行券を奪われたらどうなるんだ?」

「元の世界に強制送還されるの。」

「そうか…。」

「説明はこれくらいかな。それじゃあね、尾上くん。クラス対抗戦、勝たせてもらうから。」

「悪いが勝つのは俺だ。」

「それじゃあね。」

天音が寮に向かってしばらくすると、俺は異世界旅行券を取り出し、神の空間に行った。

 

 

 

 

 

「くー、くー。」

寝てやがる

「おい、起きろ。」

 

ユサユサ。

 

「くー、くー。」

「話があるから起きろ。」

 

ユッサユッサ。

 

「やった~。私が昇進…ムニャ。」

 

イラッ。

 

「起きろ!この、ボケ神が!」

 

ゴッ!!

 

「イタァ!?」

「やっと起きたか。」

「え?あれ?どうして貴方が此処に!?」

「お前、俺に伝え忘れてる事無いか。」

「え?……あっ!!」

忘れてたなこの野郎。

「そうです!!大変です!!貴方がいる世界に「異世界旅行券を持った転生者」どうしてそれを!?」

「ついさっきその1人に会ったからだよ。」

「す、すいません。ここ最近徹夜続きで連絡出来ませんでした。」

「もういいよ。その会った奴から大体聞いたから。」

「そ、そうですか。じゃあ貴方が狙われてることも知ってるんですね。」

「は?どう言うことだ!?」

「知らないんですか!?」

「知らねーよ!どう言うことだ!」

「貴方が持っている異世界旅行券が最高ランクだからですよ。」

「俺のが、最高ランク?」

「まず、この大量の転生者を用意したのも、ゼウス様が貴方1人はつまらないと言われたからなんです。」

なんつー主神だ!?

「神の世界では、ゼウス様がトップです。ゼウス様が決定した事は実行するのが決まりです。」

「それで、大量の異世界旅行券と転生者か。」

「はい、でもただ転生者を送っても面白くならなければ意味がないので。」

「神になれると伝えて、やる気を出させたわけか。」

「そうです。」

「それで?どうして俺が狙われるんだ?」

「元々、異世界旅行券は貴方1人だけに渡した物で増やす予\定もなかったので、貴方の異世界旅行券にほぼ全ての神が力を注ぎ入れたんです。」

「そう言うことか。神になるには、自分以外の転生者の異世界旅行券を奪い、自分の旅行券のランクを上げなくちゃならない。」

「そして、貴方の異世界旅行券を手に入れればそれだけで、ランクはMAXになります。異世界旅行券を渡した神の人達は「その異世界旅行券一枚を手に入れるだけで神になれるランクの異世界旅行券を持っている者が1人いる」。と転生者達に伝えました。」

流石に名前は伏せられてるみたいだな。

「ですので、貴方が持ち主だとバレれば狙われますので、注意して下さい。」

「因みに、転生者は何人いるんだ?」

「貴方を除いて100人です。」

絶対バレてたまるか!バレたら100人に狙われるとか、最悪じゃねーか!!

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