異世界旅行券が当たったのでISの世界行ってきます   作:読む短刀

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第21話 vs乱入者

修司Side

「さあ、あなた達の持つ異世界旅行券を貰いましょうか。」

状況は最悪。

一夏は気絶し、鈴が人質に捕られて、俺達は動けないでいた。

「渡さないってんなら…。」

 

ギリギリギリ…。

 

「うあっ!!」

「鈴ちゃん!」

「コイツが酷い目にあうぜ。」

どうする。このままだと鈴がやられる。だが、異世界旅行券を渡したら、俺達は元の世界に強制送還される。つまり、その後の事を知ることができない。

『尾上くん。私、異世界旅行券を渡す。』

『な!?お前、異世界旅行券を渡せばどうなるかわかってるだろ!!』

『わかってる!!それでも、鈴ちゃんを助けるためには渡すしかないよ!!』

『たとえ俺達が渡したとしても、鈴が無事な保証は無いだろ!!』

『だとしても!!』

「おいおい、早くしてくれよ。決まらないならコイツが死ぬぜ。」

「待って!」

『天音!』

『私は、鈴ちゃんを見殺しにしたくない。』

『お前、何でそこまで…。』

『私ね、元の世界で苛めにあってるの。』

『!!』

『だから、異世界旅行券を貰った時、苛めから解放されると思って嬉しかった。この世界では、苛めにあわずに友達もできた。鈴ちゃんは一番の友達。だから、見殺しになんてできない!』

『天音。…渡したら、また苛めにあう毎日に戻る。それでもか?』

『うん。』

『そうか、なら、俺が全員守る!』

『尾上くん!?』

『お前の気持ちはわかった。だから、俺が鈴を助ける!アイツラを倒す!』

『無理だよ!!確かに尾上くんのISは速いけど、私達のISは神の力で原作のISよりも強くされてる。尾上くんのISのスピードもハイパーセンサーで捉えられるんだよ!!』

『心配すんな。手はある。』

『でも、直ぐに言わなかったってことは、リスクが有るんでしょ!それなのにどうして!?』

『お前の気持ちを聞いたから、その想いを無駄にしたくないんだよ。』

『尾上くん。』

『だから、俺を信じてくれ。』

『……うん、わかった。信じるよ。』

『ありがとな、天音。…鈴!』

『し…しゅう、じ?』

『今から助ける!待ってろ!』

『はや、く…しな、さい、よ。』

『ああ!…天音、俺が合図したらアストレイに向かって突っ込んでくれ。』

『わかった。』

さて、やるか。

『鳴神、バッテリーの電力を全て武装から機体にチャージ。PICをマニュアルに変更。絶対防御をカット。』

「何だよ、「待って!」とか言ったくせに続きを言わないってどうゆうつもりだよ?時間稼ぎか?」

機体全域に電力チャージ完了。

『鳴神、モード[赤雷(せきらい)!]』

 

バチ、バチバチ、バリバリバリ!

 

鳴神を赤色の雷が覆う。

「な、何だ!?」

「赤い雷!?」

『天音!』

『わかった!』

俺の合図で天音がアストレイに接近する。

「!!フリーダムが近付いてるわよ!」

「ちっ!!あっちは陽動か、だが、お前が近付ききる前にコイツが死ぬがな。」

 

ザシュ!

 

「な、何だ!?いったい何が!?何で、[マガノイクタチ]が無くなってるんだ!?」

「そんな名前だったのか、この背中に付いてたやつ。」

俺の両手には、アストレイから切り裂いた、マガノイクタチが有る。

「な!?お前、何時の間に斬った!!そして、何時俺の背後にまわった!!」

「何時の間に?そんなの、お前が鈴をこのマガノイクタチで絞め殺そうとした瞬間に動いたんだよ。」

「バカな!?ハイパーセンサーには反応は無かったぞ!!」

「つまり、ハイパーセンサーの反応より速く動いたんだよ。」

「そんな「はああぁぁぁぁ!」ぐはっ!!」

俺に意識が向きすぎていたため、接近する天音に気付けず、天音からの蹴りをくらいアストレイが後方に飛んだ。

「鈴ちゃん!!大丈夫!?」

「……」

「鈴ちゃん!?」

「気絶しているだけだ。死んでない。」

「良かった。」

警告!敵ISより、高エネルギー反応!

「消え去りなさい!」

モルドレットが4連ハドロン砲を放つ。

「尾上くん。避けないと!!」

「問題ない。」

俺はソ\ードサムライXを右手に展開して、ハドロン砲に向ける。

 

バシュウ!!

 

「消された!?」

「今度はこっちの番だ。」

 

シュッ、ドガァ!

 

「かふっ。」

俺はモルドレットに接近し、膝蹴りを当てた。

「このまま決める。」

俺はモルドレットの背後に回り、鳴神を解除し、タイラントを展開する。

「別のIS!?」

俺はアイアンソ\ードを展開し振り下ろす。

 

ドゴォ。ドゴオォォォン!

 

「ちょっと、尾上くん。私達まで巻き込まれるところだったよ!?」

「当たってないんだから気にするな。」

「いったい何が起きたんだよ。シュウ!」

「起きたのか、一夏。」

「そりゃあんな音がしたらな。鈴は!?」

「大丈夫。無事だよ、織斑くん。」

「そっか、良かった。」

「話しは後だ。アイツラを倒すぞ。」

地面の方を見ると、アストレイもモルドレットもまだ展開されている。

俺はエクスカリバーを展開する。

「!!させないわよ!!」

俺の行動に気付いたモルドレットが小型ミサイルを放つ。

「山嵐!!」

「クリア・パッション!!」

俺達の後方からミサイルが放たれ、モルドレットの付近で爆発がおきた。

「ナイスタイミング!!楯無、簪。」

俺達の後方には[打鉄弐式(うちがねにしき)]を纏った簪と[濃霧の淑女(ミステリアス・レイディ)]を纏った楯無がいた。

「皆無事みたいね。」

「良かった。」

「まあな。…ところで簪。」

「何?」

「確か山嵐って、ミサイル48発だよな。なんか多くね?」

「シュウのお父さんとお母さんが、改良して100発になった。」

何やってんの!?

「くっ、ミステリアス・レイディと打鉄弐式!?あれはまだ完成してないはず!?」

ま、驚くわな。でも話す必要はないし、終わらせるか。

「エクス…カリバー!!」

ギュゴオォォォォ!!ドゴオォォォン!!

 

「おいおい、なんて威力だよ。俺との試合じゃ手を抜いたのかよ。」

「いや、今回はエクスカリバーのリミッターを外したんだよ。」

「す、すごい威力だね。」

「何だ!?」

突然俺の目の前に2つの光が出てきて、その中に2枚の異世界旅行券が有った。

「これって…。」

「何かの券?」

俺は2枚の異世界旅行券を掴んだ。

『これ、どうすれば1つにできるんだ?』

『自分の異世界旅行券に触れさせればできるよ。』

「ま、待ってくれ!」

「ん?」

下を見ると、アストレイの搭乗者がこっちを見上げていた。モルドレットの方は気絶してるな。

「頼む!!そいつを返してくれ!!」

「返してくれ?その券、あいつらの持ち物なのか?」

「どうするの?尾上くん。」

「タダとは言わない。あんたらに協力する!!俺のアストレイは役立つ筈だ!!」

「確かに、ミラージュ・コロイドは便利な代物だな。」

「だろ!!これがあれば異世界旅行券を集めるのも簡単だぜ!!」

「でも…要らないんだよなぁ。」

「は?」

「要らないんだよ。異世界旅行券。」

「尾上…くん?」

「はあ!?異世界旅行券が、要らない!?正気かお前!!」

出来るなら隠しておきたいが、この際だ。

『なあ、簪、楯無さん。シュウはいったい何の話をしてるんだ?』

『私にもわからない。』

『シュウは私達にも秘密にしている事が在るみたいね。』

「正気だぜ。だって、実際必要無いんだよ。そんなに沢山の異世界旅行券。だって…。」

俺は左手にアイツラの異世界旅行券を持ち。右手に自分の異世界旅行券を出す。

「俺の持ってる異世界旅行券が、お前らが神から聞いた最高ランクだからな。」「尾上くんのが…最高、ランク。」

「だから、1枚あれば主神ゼウスに会えるんだよ。」

「だったら俺の異世界旅行券は返してくれ!!」「んじゃあ、ほれ。」

俺は左手に持っていた異世界旅行券を2枚共天音に投げた。

「え?尾上くん?」

「その異世界旅行券をどうするのかは、お前に任せる。」

「2枚共?」

「俺は神になんて興味無いからな。好きにしろ。」

「わかった。」

頷くと天音は自分の異世界旅行券を出し、3枚を触れ合わせた。

すると、異世界旅行券が輝きひとつになり、天音の手に現れた。

 

パシュン、パシュン。

 

「おい、シュウ!さっきまでいた2人が消えたぞ!?」

「どうゆうこと!?」

下を見ると、さっきまでいた2人がいなくなっていた。強制送還されたのだろう。

『ありがとね、尾上くん。』

『気にするな。…下に降りるぞ。』

俺達は地上に降りてISを解除した。

「ほんとにいない。」

「いったい何処に行ったのかしら?」

「なあ、シュウ。お前何か知ってるんじゃ…。」

やべ、限界。

 

ドサ。

 

「「「シュウ!?」」」

「尾上くん!?」

俺は意識を失った。

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