異世界旅行券が当たったのでISの世界行ってきます   作:読む短刀

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第34話 学年別タッグトーナメント3

一夏Side

煙が晴れる前に俺は動いた。

 

ブオオッ!!

 

「うおおおおおおおお!」

俺はイグニッション・ブーストを使い、煙から出てきて天音さんに斬りかかる。

 

ガキィン!!

 

俺の攻撃は天音さんの持つ盾によって防がれた。

「まだ無事なのはわかってたけど、まさかほぼ無傷だったなんて驚きだよ。」

「啓祐のおかげだよ。」

「そうなん、だ!!」

天音さんがビームサーベルを振るが、俺はそれを左手に雪片弐型を展開し、防ぐ。

「雪片!?どうして、織斑くんの攻撃は防いだのに!?」

「こうゆうことだよ!!」

俺は天音さんを強引に吹き飛ばす。

「くっ!!刀が2本!?…そっか、その右手に持ってるのは上條くんの武器なんだね。」

そう、俺が右手に持ってる武器は煙の中で啓祐からアンロックしてもらった武器[天雷斬破刀(てんらいざんばとう)]だ。本来ならこの武器は太刀だから両手で持つべきだが、そこはISの力で片手で持ってる。

「二刀流、だね。」

「ああ。正直、二刀流はやったことがないけど、さっきのまま一刀で戦っても勝ち目はないからな。だったら少しでも勝てる可能\\\性を上げてやる!!」

俺は天音さんに接近し、雪片弐型と天雷斬破刀を降り下ろす。

 

ガキィン!!

 

攻撃はまた盾に防がれたが、今度は違う!!

 

バチィ!!

 

「きゃっ!?」

天雷斬破刀から雷が出て、天音さんにダメージを与える。天雷斬破刀は斬ると同時に雷を発生し相手にダメージを与える効果がある。最初の攻撃は二刀流に気付かせない為に雷を発生させなかった。

ダメージを負った天音さんが距離をとろうとするがそうはさせない。

「おおおおお!!」

俺は雪片弐型と天雷斬破刀を別々に降り、攻撃する。天音さんは雪片弐型のみ防ぎ、天雷斬破刀は回避していく。

なら、これでどうだ!!

俺は雪片弐型を横薙ぎに振る、当然天音さんは盾で防ぎにくるが、俺は防がれる瞬間雪片弐型を解除した。

「え!?」

「くらえ!!」

 

ガキィン!!バチィ!!

 

雪片弐型とぶつかるはずだった盾に天雷斬破刀をぶつけダメージを与える。

「っ!!やあっ!!」

 

ズバッ!!

 

「ぐわあ!!」

ダメージを与えたことで気が一瞬緩んだところをビームサーベルで斬られた。

お互いに距離をとる。

「織斑くん。さっきの技、もしかして[五月雨(さみだれ)]?」

「知ってたのか!?」

「まあ、一応ね。教えたのは修司くんでしょ。」

「ああ、そうだ。」

 

 

 

 

 

あれはクラス対抗戦の少し前の日だったな。

「なあ、シュウ。今日はどうして剣道場なんだ?」

「お前に教えたい技があるからな。」

「技?」

「ああ、そのために今日はここを貸し切りにしてもらった。」

道理で俺とシュウ以外誰もいないんだな。

「お前の着替え写真で一発OKもらった。」

「何してんだよ!?」

まさかこんなところで俺の写真がそんな風に使われるなんて。

「さて、やるぞ。構\\\えとけ。」

「ああ。打ち合わないのか?」

「技を見せるだけだ。お前は防げるなら防げ。」

「わかった。」

俺は竹刀を正眼に構\\\える。

「行くぞ。」

シュウが竹刀を腰までおとしながら接近し、左薙ぎに振ってきた。狙いは側頭部か!!

俺はシュウの攻撃を防ぐ為に竹刀を動かすが。

 

ブオッ。

 

「え?」

空振り?いや、振る瞬間確かに左手に持っていた筈。

 

バチイィン!!

 

「いて!?」

胴に痛みが、いったい…!?

「あれ!?何で竹刀を右手で持ってるんだよ!?」

どうなってんだ!?

「左手で持っていた竹刀を振ってる途中で離し、右手で掴んで振ったんだよ。」

「マジかよ。」

「これがお前に教える技、[五月雨]だ。」

「さみ、だれ?」

「これが使えるようになれば、お前の攻撃パターンが増えて、勝てる可能\\\性も上がるだろう。刀1本だけのお前には必要だからな、覚えとけ。」

「ああ、サンキュ!!」

「気にすんな。時間があればまた別の技を教えてやる。だから今日は五月雨を覚えろ。」

「わかった!!」

 

 

 

 

 

「修司くん。織斑くんに厄介な技教えたなぁ。…しかも、聞いた限り他にも教えてる可能\\\性があるなんて。」

(しかも、毎日の練習時の模擬戦の時に使ってなかったのは修司くんの指示。こうゆう負けられない試合の時だけ使うように言ってたんだ。)

「まさか天音さんが知ってたなんてな。」

下手すると、俺がシュウから教わった他の技も知ってる可能\\\性があるってことだよな。迂闊に他の技は出せないな。…なら使えるのはもう見せた五月雨と‘あれ’くらいか。

 

ババババババババ!!

 

「「!?」」

見ると啓祐を中心に雷が放出されていて、その中に簪がいた。天音さんの注意がそれている。今だ!!

俺は思い切り上に急上昇し、エネルギーを零落白夜が使える程度残し、残りのエネルギー全てを使ってイグニッション・ブーストを使用し、天音さん目掛けて急降下する。

「くっ!!」

回避が間に合わないと考えたのか、天音さんが盾でのガード体制に入った。

天雷斬破刀を左手に持ち換え、右手に雪片弐型を展開する。

「うおおおおおおおお!零落白夜!発動!」

雪片弐型の刀身が展開し、中からエネルギー刃が出てくる。

俺は雪片弐型と天雷斬破刀を振り下ろす!!

「[龍槌閃(りゅうついせん)]!」

 

ガキイィン!

 

「ううっ!!」

「おおおおお!」

 

ビシッ、ビシビシ!!

 

(ひび!?まさか耐久力の限界!?)

「いっけええぇぇぇ!!」

 

バキャン!!ズバァ!!

 

『天音美羽。更識簪。両名シールドエネルギー、エンプティー!!よって勝者、織斑一夏・上條啓祐ペア!!』

 

ワアアアアアア!

 

「「いよっしゃーー!」」

「やったぜ一夏!!」

「ああ、啓祐!!」

俺と啓祐は拳をぶつけ合わせる。

これが俺の公式の初勝利だ!

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