異世界旅行券が当たったのでISの世界行ってきます   作:読む短刀

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第38話 お風呂

修司Side

「結局トーナメントは中止か。」

「俺達の決勝での戦いも無くなったな。」

今俺達男子陣は、寮の食堂で夕食を食べている。

「まあ、不幸中の幸いはトーナメント中止が1回戦最終試合が終わってだったことだな。これで第1試合で中止になってたら、俺達の試合が何時になってたか、なあシャルル。」

「そうだね。」

俺達男子はトーナメントが中止になってものんびりだが、女子達は違う。

何せ食堂内を見れば…。

「パフェ御代わり!!」

「ケーキ追加!!」

「折角勝ったのに、トーナメント中止なんて~!!…今日は食べるわよ!!」

などと、やけ食いする女子がいれば…。

「いや~。トーナメント中止になって良かった~!!」

「ほんとほんと。」

試合に負けて落ち込んでいたが、トーナメントが中止になったことでテンションが戻った女子達など様々。

「お、箒。」

一夏が立ち上がり、魂が抜けたようにボーッと立っている箒に近付く。

「箒。約束のことだけどさ。」

「な、何だ?」

「付き合ってもいいぜ。」

「な、何!?それは本当か!?本当なんだろうな!!」

おい箒。一夏の胸ぐら掴んで締め上げてやるな。あっ、ハッとした顔して一夏を解放したな。

「り、理由を聞こう。」

「そりゃ幼馴染みの頼みだからな、付き合うさ。」

「そ、そうか。」

嬉しそうだな箒の奴。

けどな、まもなく爆弾が投下されるんだよ。

「買い物くらい。」

 

ビキッ!

 

や、やべえ。少し距離のある俺達にも聞こえた。箒がキレた音が。

「……んな…だろうと……」

「へ?」

「そんなことだろうと思ったわ!」

 

ドゴォ!

 

「ぐはぁ!!」

見事な正拳付きです。正拳付きコンクールが在ったら優勝狙えると思う。

「ふん!」

 

ドスッ!

 

「かふっ。」

蹴りまで入れたよ箒の奴。

俺達は一夏に近付く。

「一夏って、わざとやってるんじゃないかって思う時有るよね。」

「でもそれが素だからな。」

「ま、俺達はこうならない様に気を付けようぜ。」

 

 

 

 

 

さて、ここは大浴場の脱衣場だ。え?何でそんな所にいるかって?

あの後少ししてから山田先生が来てな。今日から男子が大浴場に入れることを伝えに来たんだよ。

そこで問題発生!!シャルルをどうするか。シャルルが女子だと一夏が知らない以上面倒な事になると俺とシャルルは考えたんだが、啓祐からの一言。

「じゃあまずは今日試合が有って汗かいた修司とシャルルが先に入れよ。」

この言葉で、一夏も俺達が上がるまで部屋で待ってると言ったので、今ここには俺とシャルルの2人だけなんだが…。

「「……。」」

気まずい。どうしよう。

「あ~、シャルル。お前入ってこいよ。」

「い、いいよ。修司こそ入ってきたら?」

「いや、俺は男子だからこの先入る機会は有るし、シャルルが入れる可能\性が有るの今回くらいだろ。だから入ってこい。」

「い、いいよ。修司こそ、今日汗かいたでしょ?入ってきなよ。」

「シャワーで問題ない。シャルルが入れよ。」

「大丈夫、僕、お風呂そんな好きじゃないからさ、修司が入りなよ。」

「「……。」」

どうやらお互いに譲れないみたいだな。

「よし、ならここはジャンケンで決めるぞ!!」

「わかった。」

「負けた方が大浴場に入る!!異論は?」

「ないよ。」

「なら行くぞ!!最初はグー!!ジャン、ケン……。」

 

 

 

 

 

「すっかり忘れてた。俺ジャンケン弱いじゃん。」

結果、俺がジャンケンに負けて大浴場に入ってます。

しかしここは何処の温泉リゾートだ?いろんな風呂があるぞ。あっ、打たせ滝だ。

「取り敢えずは体洗ってから風呂に入るか。」

俺は体を洗い風呂に入る。

「はああぁぁ~~。やばい、気持ちいい~~。」

風呂に入るなんて数ヶ月ぶりだからな。久々に入るとなんつーの?有り難みがわかる。みたいな感じだな。

 

カラカラカラ。

 

ん?今何か音が聞こえたような…とゆうか何か忘れてる気がするんだよなぁ。なんだったっけ?

「お、お邪魔します。」

バスタオル姿のシャルルが現れた。

「●☆♪▼◇$★◆!??!」

「しゅ、修司!?どうしたの!?」

「な、ななな、何故に!?どうして!?何があって居るのですか!?」

忘れてた!!すっかり忘れてた!!

「えっと、やっぱりお風呂に入ってみようかなって。…ぼ、僕が一緒だと、イヤ?」

「いや別に問題ありませんが!!」

ぶっちゃけると嬉しいですが!!やっぱ問題あるだろ!!

「じゃ、じゃあゆっくり入ってろ!!俺は体も洗ったし上がるわ!!」

撤退!!今すぐ現地点より撤退せよ!!

「ま、待って!!…大事な話が有るんだ。修司にも聞いてもらいたくて。」

「わ、わかった。」

俺は上がりかけていた湯船に入りなおす。

「前に行ったよね「俺が守る!!その為に学園に残れ!!」って。」

「ああ、言ったよ。」

「その返事をまだしてないと思ってね。」

「あの時は鈴が来たからな。」

「修司。僕は学園に残るよ。」

「そうか。なら俺はシャルルを守るよ。」

「ありがと、修司。」

突然シャルルが俺の背中に密着してきた。

「しゃっ、しゃしゃっ、シャルルさん!?」

柔らかい感触が、背中に柔らかい感触がー!!

「修司。お願いがあるんだけど。」

「な、な、何だ?」

「これからは、僕のこと、[シャルロット]って呼んでくれないかな。2人だけの時だけでいいから。」

「それが本当の?」

「うん。お母さんがくれた僕の本当の名前。」

「わかった。…シャルロット。お前は俺の大事な仲間だ。だから、俺が守るよ。」

「うん。ありがとう。」

……。

「…そろそろ、離れないか?」

「え?あ、ごめん!!ぼ、僕、体洗ってくるね!!」

シャルロットが俺から離れて湯船から上がる。

「の、覗かないでね。」

「覗かねーよ!」

 

 

 

 

 

「ただいまー。…ってあれ?」

大浴場から部屋に返ってきたが、楯無と簪がいない。何処に行った?

「ん?手紙?」

机の上に手紙が置かれてる。俺は中身を見てみる。

『シュウへ。

シュウが大浴場に行っている時に山田先生が来て、部屋の調整が出来たと言い。簪ちゃんが部屋を変わりました。

簪ちゃんが部屋を変わったので、私も本来の2年の寮の自分の部屋に帰ります。

楯無より。』

「部屋の調整終わったのか。」

見渡せば、楯無と簪の私物が無い。

「ようやく俺も1人部屋か。……何か物足りないな。」

1人部屋になって自由になりたかったが、何か物足りなさを感じてる。

「ま、数ヶ月も同じ部屋だった2人が同時にいなくなったからな。」

俺はまた手紙を見る。

「ん?PS?」

『PS

因みに、簪ちゃんの部屋は1063室、私は2年の寮の1039室だから、寂しくなったら何時来てもいいわよ。』

「だれが行くか!!」

俺は手紙を床に叩き付けた。

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