光を支えるもの   作:黒の眷属

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争う者たち

~サイフォンSide~

 

 

 

 

なのはとフェイトが月村邸で激突してから数日が経過した。

 

あれからなのはは、本格的に魔法の訓練にのめり込んでいき、めきめきと力をつけていった。

ジュエルシードを集めるため。そしてフェイトと分かりあうために。

 

なんでも授業中にも、レイジングハートとイメージトレーニングを行っているらしい。学業の方は大丈夫なのか問うと、全然大丈夫と言っていた。文系は苦手とか言ってたが大丈夫なんだろうか。

 

だがこの子の成長には目覚ましいものがある。フェイトに追いつくのも時間の問題だろう。

ユーノもリニスの指導を受けて支援だけでなく自衛や、戦術について学んでいた。

以前はフェイトに翻弄されてしまいやられてしまっていたが、この分なら倒すまでいかずとも攻撃をしのぎ続けることはできるだろう。

 

俺とリニスも日々訓練は欠かしていない。教え子が頑張ってるんだ。気を抜いてうっかり倒された、なんてことにならないようにしなければ。

 

 

そんな充実した日々をおくっていたある日。俺ははやての家にお邪魔していた。

今日は4月も後半に差し掛かろうという日。そろそろ考えないといけないと思い、はやてに誕生日プレゼントは何が欲しいか聞きに来たのだ。なんだが――

 

 

「毎年ゆうてるけど、サイフォン兄ちゃんの選んでくれたものならなんでも嬉しいで」

 

「それが一番困るんだがなぁ」

 

俺は頭をかきながらため息をつく。

俺がこの世界に来た年の翌年。最初に祝った時には、本が好きだったはやてに手製のブックカバーをプレゼントしていた。さらに次の年は料理好きなはやての為に、こちらも手製の料理道具をプレゼントした。

どちらも大層喜んでくれて、今でも使ってもらってるんだが……

 

 

「もう少し年頃の女の子が喜ぶようなものをプレゼントしてはどうです?」

 

なんてことを我が使い魔に言われてしまった。そんなことを言われてもああいった年頃の子供が喜ぶものなんざ知らんぞ……

ちなみになのはやすずか、アリサ達にも知り合ってからプレゼントを渡しているが、基本的には実用性重視なものばかりだった。

 

そんなこんなでプレゼントには悩んでいたが、実は既に作りかけの物があった。

今回聞きに来たのも、他に欲しいものがあればすぐにそちらにシフトするためだ。

 

まあ結果は何でもいいだったんだが……

 

 

「分かった。なら今までとは違うものを作ってやるから……まあ期待しないで待っててくれ」

 

「うん!楽しみにして待ってるわ」

 

俺は苦笑しながら頭を撫でてやりながら外を見ると、辺りはもう暗くなっていた。

 

 

「それじゃ俺はお暇するよ」

 

「そうなん?晩御飯食べてったらええやん」

 

「すまんな、今日はちと用事があるんだ。また今度ごちそうになる」

 

「そうかぁ。それなんやったら仕方ないなぁ」

 

今日はこの後ジュエルシードを探しがあるのだ。なのは達は今頃始めているころだろう。

 

 

「そんじゃ、俺はいくぞ。またなはやて」

 

「うん。ほなまたね、サイフォン兄ちゃん」

 

俺ははやてに手を振り家を後にすると、リニスとの合流地点に急いだ。

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

「悪い、待たせたか」

 

「いえ。そこまで待ってませんし、大丈夫ですよ」

 

俺は合流地点にいたリニスに声をかけた。彼女は今、文字通り普段とは別人に変わっていた。

ジュエルシード捜索中にフェイト達と運悪く遭遇した場合に備えて、変身魔法を使い声まで変えていたのだ。

 

 

「なのは達はもう?」

 

「ええ。貴方がはやてさんのお宅に行く前にはもう既に始めてましたよ」

 

「ったく、もう暗いってのに。ユーノはともかく、なのはは家に帰さないと駄目だな。俺が恭也にどやされる」

 

ただでさえここ最近は、ジュエルシード探しで遅くに家を出たりしてることもあって、恭也になのはを見張るように言われてるのだ。

放っておくとどこまでもやりそうだから、その時は無理やりにでも連れ帰って来いと。

まったく、これだから過保護は……

 

 

「そういう貴方も十分過保護だと思いますよ」

 

「さらっと主の思考を読むな」

 

そんなわけでなにはに念話を繋ごうとしたところで()()に気付いた。

 

 

「念話が……繋がらない?リニス!」

 

「ええ、こちらも駄目です!」

 

「こいつは――」

 

前にも似た感覚を感じたことがある。俺は自分の予想を確かめる為に侍にセットアップして、なのは達が捜索に向かった方角に飛んだ。――だが

 

 

「景色が変わらない……!リニス!」

 

「こちらでも確認しました。何もない空間を攻撃したら何かに阻まれました!」

 

間違いない。前と同じ結界だ。ということは……!

 

 

「いよぉ。久しぶりだな」

 

「やっぱりてめぇか!!」

 

こちらに声を投げかけていた黒ずくめがいた。フードを深くかぶっており相変わらずその表情は読めなかった。

 

「何が目的だ!」

 

「さぁ、何だろうな?別にお前にわざわざ教えてやる義理はないからなぁ」

 

「さもなくば……」

 

「何だぁ?どうしようってんだよ」

 

「――斬る!」

 

こいつは間違いなく敵だ。俺は高速で奴に接近すると、何の躊躇いもなくその身体を横一文字に()()()()()()()()

 

 

「なんだ、思ったより軽いな」

 

「なっ!?」

 

敵を真っ二つにすると思われた一撃は()()()止められていた。

 

だがそれを見て俺は直ぐにその場を離脱した。そこへ

 

 

「ジェットスマッシャー――!!」

 

リニスの砲撃が直撃した。リニスの魔法の中でも大威力を誇る砲撃だ。ダメージは入った筈――

 

 

「こっちはもっと大した事ねえなオイ。やっぱ()()がねえとこんなもんかよ」

 

「そんな……」

 

確実にダメージを与えたと思われる一撃を受けてなお、奴は()()でそこにいた。

俺はリニスを庇うように前に立ち、奴に刀を向けた。

 

 

「おいおい、そうかっかすんなって。別に俺に弱いものいじめの趣味はねえよ」

 

「こいつ――っ!」

 

「サイフォン、挑発に乗っては駄目です!」

 

「分かってる!」

 

考えたくもないが実力の差は歴然だ。まさかダメージを与えることも叶わないとは。だが()()()()()()()()ならあるいは……。

 

この状況を打開すべく思考を巡らせていると

 

 

「なぁ、ちょいとゲームをしようか」

 

「なに?」

 

「貴方はいったいなにを言って――」

 

「なーに、簡単なことさ。てめえらはこの結界を破ればそれでいい。出来たら見逃してやるよ」

 

「ハッ。前に一度壊されてといてよく言うぜ」

 

「ククク……前回同じと思わないことだな。それに、今回も急いだほうがいいと思うぞ?」

 

黒ずくめは以前の様に映像を映し出すと、そこには戦闘中のなのはと()()()()の姿が映っていた。

 

 

「ちっ!あいつらもうやりあってたのか!」

 

「フェイト!?」

 

リニスは酷く動揺していた。それはそうだ。フェイトの姿そのものを見るのは今日初めてなのだ。

出来ればこんな時じゃなければよかったんだが……

 

 

「まあこいつらがぶつかり合ってれば、その内あのマジックアイテムも暴走するだろうなぁ?」

 

「――っ!リニス!」

 

「はい!ブーストアップ・ストライクパワー!」

 

「シュッツライゼンデ!ロードカートリッジ!」

 

《Jawohl!》

 

 

俺は前回結界を破った時以上に魔力とエーテルを高め、リニスの補助が入ると同時にカートリッジを3発ロードした。身体からは魔力とエーテルが溢れ出し、オーラの様に立ち昇っていた。

 

前回以上に硬くなってるならそれを上回る力を叩きこめばいい!

 

 

「奥義!!波切!!」

 

 

――――バチバチバチバチ

 

 

結界と両手で振りぬいた刀から発せられた斬撃がせめぎ合っていたが、結界は破られていなかった。だが――

 

 

「まだだ!!返し波切!!」

 

俺は返す刀で2撃目を放ち、今もせめぎあっている1撃目に攻撃を重ねた。

 

 

 

 

 

――――ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオン

 

 

 

けたたましい音と共に攻撃の余波が俺達を襲った。俺はすぐさまリニスを庇い、バリアを展開した。

 

 

「ありがとうございます。でもこれなら――えっ?」

 

「ちっ!まさかな」

 

2人は周囲を確認したが結界は()()()()()()()()のだ。

全力で放った攻撃なのにビクともしていなかった。

 

愕然とする俺達をよそに、その場には黒ずくめの笑い声だけが木霊していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

~なのはSide~

 

 

 

 

なのははユーノと共に町に出て、ジュエルシードを探していた。

サイフォン達と手分けした際に、なのは達の担当したところでジュエルシードの反応を見つけたのだ。

だが捜索中のなのはは少し、心ここにあらずといった状態だった。

 

 

(すずかちゃんとアリサちゃんには悪いことしちゃったな……)

 

最近ジュエルシード捜索や魔法の訓練が本格的に始まった影響で、2人と一緒に遊ぶ時間が減っていたのだ。

そしてその日は――

 

 

「今日も来れないの?」

 

「うん……ごめんね」

 

「別にいいわよ!大事な用事なんでしょ!」

 

「ごめん……」

 

「謝るぐらいなら事情くらい聞かせて欲しいわよ!」

 

「アリサちゃん、抑えて」

 

「ごめんね……」

 

「――じゃあね!行くわよすずか!」

 

「あ……ごめんねなのはちゃん!また明日!」

 

「うん……」

 

アリサに怒られてしまったのだ。だが――

 

(わたしを心配してくれてるんだよね)

 

語気は強くてもわたしを心配している気持ちは痛いほど伝わってきた。

早く、ジュエルシードを全部集めてまた、皆とも遊べるようにならないとね……

 

 

『うーん、この辺りだと思うんだけど』

 

『うん、反応は確かにこの辺りにあるよ』

 

2人は手分けして探していたのだが、突然大きな魔力反応を感じた。

それと同時にビルの屋上から空に向かって、巨大な光の柱が出現したとおもうと、急に黒雲が空に満ちだした。

 

 

「こんな町なかで強制発動!?――広域結界!!」

 

ユーノは即座に結界を展開し、なのはも魔力反応のあった場所に向かい駆けていた。

 

 

「レイジングハート!――お願い!」

 

《Stand by Ready》

 

わたしは直ぐにセットアップして、周りを見ると空の雲から雷が辺りに降っていた。

そして、とある場所に雷が降るとそこから光の柱がでてきた。

ジュエルシードの反応だ!

 

 

『なのは!あの子達より先に封印を!』

 

『うん!』

 

わたしはジュエルシードが見える位置に移動してレイジングハートを構えた。

対面をよく見たら、あの子も近くに来て杖を構えていた。

 

 

「レイジングハート!」

 

《Cannon mode》

 

なのははレイジングハートをカノンモードに変形させ、封印のための魔力を溜めてトリガーに指を添えた。

 

 

《Divine buster》

 

「やあああああああああああああああ!!」

 

わたしがディバインバスターを打つのと同時にあの子も砲撃を撃ってきた。

 

2つの砲撃は互いにジュエルシードを封印すべく、ジュエルシードが出す光の柱とせめぎあっていた。そして――

 

 

「「ジュエルシード!封印!」」

 

 

――――ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオン

 

 

フェイトとなのは、2人の声が重なり一際大きな爆発が起きたかと思うと、ジュエルシードは封印されていた。

 

 

「はあっ……はあっ……」

 

《Device mode》

 

封印に大きな魔力を使ったわたしは肩で息をしていた。

でも気を引き締めないと……まだ終わりじゃない!

 

 

『やった!なのは、早く確保を!――っ!』

 

『ユーノ君?』

 

『多分だけどあの子の使い魔だ!こっちは僕に任せて!』

 

『わかった!』

 

そしてわたしはジュエルシードの向こう側で、空にいるあの子を見上げ、語りかけた。

 

 

「この間は自己紹介できなかったけど、わたしなのは。高町なのは。私立聖祥大付属小学校3年生」

 

「――っ!」

 

《Scythe form》

 

「あっ……!?」

 

「ジュエルシードは諦めてって、関わらないでって。言った筈だよ」

 

あの子はデバイスを変形させてわたしに向けてきた。

 

 

「それを言うなら、わたしの質問にも答えてくれてないよね!まだ――名前も聞いてない!」

 

なのはと黒衣の少女はお互いに見つめあっていた。だが先に視線を外したのは黒衣の少女で、彼女は再びなのはに視線を向けると武器を構え、スフィアを展開した。

 

それを合図に戦いの火蓋が切られた。

 

 

なのはと黒衣の少女は互いにスフィアを展開し、空戦を繰り広げていた。

シザーズ軌道を描きながら互いに後ろを取り合い、時には正面から撃ち合っていた。

 

 

(前よりも戦えてる!あとは……わたしの持ち味を活かすだけ!)

 

わたしはあの子と距離を取れるように、スフィアを動かし牽制していった。そして、十分な距離が取れたところで砲撃魔法を展開した。

 

《Cannon mode》

 

「シュー―――ート!!」

 

あの子はスフィアをかいくぐり、こっちに接近しようとしていた。

でもスフィアに気を取られていて、わたしの砲撃に気付いた時には受けるしかなかった。

 

あの子は暫く耐えていたけど、身体を横に反らして砲撃から逃げ切った。

 

やっぱり強い……!でも――

 

 

「目的があるなら、ぶつかり合ったり、競い合うことになるのは、仕方がないかもしれない。だけど!何も分からないままぶつかり合うのは嫌だ!」

 

サイフォン君は言った。語り掛けることを諦めちゃダメだって。それに、気付かせてくれた。わたしの胸には不屈の心があると!

 

 

「わたしも言うよ。だから教えて!どうしてジュエルシードが必要なのか」

 

「わたしは……」

 

「フェイト!答えなくていい!!」

 

「「――っ!?」」

 

あの子は一瞬迷ったような表情を見せたけど、使い魔の一言がそれを消してしまった。

 

 

「ジュエルシードを持って帰るんだろう!!」

 

「そうだね……!」

 

「くっ!」

 

「なのは!」

 

「大丈夫!」

 

あの子――フェイトちゃんはデバイスを変形させると、ジュエルシードの方に向かって行った。

 

このままじゃ取られちゃう!

 

 

「レイジングハート!」

 

《Flier Fin》

 

そして高速移動魔法を使い、直ぐにわたしも追いかけた。

わたし達はそのままジュエルシードに向かい飛んでいき、近付いた瞬間に回収しようと同時にデバイスを振り下ろした。

 

その時だった――

 

2人の強大な魔力がデバイスを通してぶつかり合った結果、巨大な魔力波となりジュエルシードに干渉していた。

 

 

「ぐ、ううううううう!」

 

「くっ―――!」

 

両者はその衝撃に吹き飛ばされないようこらえていたが……

 

 

 

――――ピシピシピシ

 

 

場の魔力が極限まで高まると、2人のデバイスにひびが入ったのだ。

そしてその瞬間巨大な光の柱が出現し、なのははその衝撃で吹き飛ばされていた。

 

「きゃああああああああああああ!?」

 

なのはは吹き飛んだ先に叩きつけられていた。

 

 

(身体が……動かない……っ!)

 

ダメージは思った以上に大きく直ぐには動けそうになかった。

その間にフェイトはジュエルシードを回収するために動いていたが、なのはにはそれを見ていることしかできなかった。

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~フェイトSide~

 

 

 

 

 

その現象は突然発生した。白い子のデバイスとバルディッシュがぶつかり合った瞬間、巨大な魔力波が発生しジュエルシードに干渉した。その結果ジュエルシードから巨大な光が発生して、吹き飛ばされてしまった。

 

バルディッシュにもひびが入っていた……多分ジュエルシードが暴走したんだ。

 

 

「ごめん、戻って。バルディッシュ」

 

《Yes sir》

 

わたしは傷ついたバルディッシュをスタンバイモードに戻すと、今も暴走しているジュエルシードを睨みつけた。

 

そして覚悟を決め、ジュエルシードの元へ飛んで行った。

 

 

「フェイト!?」

 

ジュエルシードに近付くとわたしはそれを両手で覆い、暴走するジュエルシードに直接封印魔法をかけだした。

溢れ出る魔力によりわたしは立っていられなくなり、座り込んでしまう。

 

 

「フェイト!駄目だ、危ない!!!」

 

デバイスを介さない直接封印。しかもそれは暴走しているロストロギアに対して。どんな危険があるか分からなかった。

 

 

それでも――ジュエルシードを手にするためにも、わたしはやらなきゃならない!!

 

 

「止まれ――止まれ、止まれ……!」

 

あまりの魔力の強さに手が切れ血が出ていた。それでもやめるわけにはいかない――っ!

 

 

「止まれ……止まれ……止まれ!!」

 

 

わたしはありったけの魔力を籠めて封印を行い、それは成功()()()()()()()。でもその瞬間、全身に悪寒が走った

 

 

 

 

――――Verstarkun(増幅)

 

 

 

 

どこからか聞こえてきた言葉により、ジュエルシードの暴走が激化した。

わたしがかけようとした封印の魔力以上の力が溢れ出そうとしていた。

 

 

「くっ、ううううううう……あああああ!?」

 

「フェイト――フェイトオオオ!!」

 

辺りは天変地異の様相を呈していた。光の柱がそこかしこから沸きあがり、フェイトを中心に魔力の暴風が吹き荒れていた。

 

 

(駄目だ――力が強すぎて封印ができない!?このままじゃ……!)

 

今もなお封印を行おうとフェイトは魔力を込めていたが、暴走は一向に治まる気配を見せなかった。

アルフがフェイトにかけ寄ろうとしていたが、吹き荒れる魔力と光柱に阻まれ近付けずにいた。なのはとユーノもその様子をただ傍観するしかできなかった。

 

 

(このままじゃ……もう……。母さん……リニス……アルフ……)

 

 

頭をよぎるのは大切な家族の顔。身体はもう限界に近く、ジュエルシードを握る手からも力が抜けていた。そんな中最後に頭をよぎったのは――

 

 

(サイフォン……っ!)

 

わたしと同じ魔法を使い、わたしに優しくしてくれた人だ。あの人がいてくれたらこの場を何とかしてくれたのかな……

 

力の入らないフェイトの手から、ジュエルシードが離れようとした時、()()は聞こえた

 

 

 

「フェイトオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」

 

「えっ……?」

 

わたしは声のする方を見るとそこには、沸きあがる光柱や魔力の暴風で傷つこうともそれを物ともせず、わたしに駆け寄ってくる人物がいた。

 

わたしが今望んでやまない人物が――サイフォンがそこにはいた

 

 

 






無印はやっぱフェイトがヒロインになっちゃうよね。
なのははフェイトとの一大イベント控えてるけど、ヒロインとしてフォーカスあてたさはあるんですよね。

A’sははやてがいるからなぁ

そんなこんなで次回は余裕があれば管理局に出番があるかも。
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