~なのはSide~
わたし達はサイフォン君と別れた後に途中でアルフさんと合流した。そして屋上まで一気に飛ぶためにリニスさんの案内で、巨大な螺旋階段のあるエリアにまで来た。でもそこにはフェイトちゃんのお母さんが作った傀儡兵(リニスさんがプレシアさんの作ったゴーレムって言ってた)が既に沢山いた。
そこでわたし達はまず手分けして傀儡兵の数を減らすことにした。屋上に向かって飛んでる最中に邪魔されたら大変だもんね。
敵は大まかに空を飛ぶタイプと地上にいるタイプに分かれていた。遠距離から攻撃してくるタイプもいたりして厄介だった。
ユーノ君にはバインドで敵の動きを止めてもらい、わたしとリニスさん、アルフさんでその他の敵を迎撃していた。
1体1体の力も結構あるのに、それが途切れることなく襲いかかってきた。
これじゃ一向に先に進めない……!
「シュー――ート!!」
「うおおおおおおおらああああああああ!!」
「サンダースマッシャー!!」
もう何体倒したのかも分からなかった。止むことなく続く敵の襲撃に、皆の顔にも次第に疲れの色が見え始めていた。
「クソッ……後から後から!」
「ぐっ――くうううううううう!!――しまった!?なのは!!!!」
「なのはさん危ない!!!!」
「――っ!?」
突然わたしを呼ぶユーノ君とリニスさんの声が聞こえてきた。その方向を見ると、バインドを振り切った敵がその手に持つ武器をわたしに投げつけていた。
回避が――間に合わない……!?
もう駄目だと思ったその瞬間――
《Thunder rage》
黄色の閃光が飛来した武器と周囲の敵をまとめて拘束していた。
そしてわたしの視線の先にはあの子が――フェイトちゃんがいた!!
「サンダーーーーー!!レーーーーーーーーーイジ!!!!」
フェイトちゃんから放たれた雷は周囲の敵にも降り注ぎ、大量にいた敵の大半が姿を消していた。
「フェイト……」
「もう一度立ち上がることができたのですね……」
「あ……」
「……」
フェイトちゃんはわたしの前に来ると、言いたいことがあるのかジッとわたしのことを見つめてきた。わたしは助けてくれてありがとうとか、会いたかったとか――他にも色々話したかったけど咄嗟のことすぎて直ぐに言葉が出てこなかった。
それから意を決して声をかけようとすると――
――――ドゴオオオオオオオオオオン!!
「「――っ!?」」
突如として壁が大きく崩れて、今までの傀儡兵とは比べ物にならないくらい巨大な傀儡兵が現れた。
「大型だ。防御が硬い」
「うん……」
巨大傀儡兵は身体の左右についた巨大な盾の突起に魔力を集中させると、こちらに狙いを定めてきた。攻撃力も高そうだ。これは流石にわたし1人じゃ……
「だけど――2人でなら……!」
「えっ……」
2人でなら……。フェイトちゃんはそう言ってくれた。わたしと2人でなら……!
わたしは思わず泣きそうになってしまったけど、それを我慢して力強く頷いた。
「うん――うん!うん!!」
そしてチャージを終えた巨大傀儡兵の猛攻が始まった。リニスさん達には周りの傀儡兵の対応をお願いして、わたしはフェイトちゃんと2人で巨大傀儡兵の相手をした。
巨大傀儡兵は盾や腕、肩に付いた突起からレーザーを出してわたし達を狙ってきた。でもこんなもの、フェイトちゃんの攻撃やサイフォン君やリニスさんの訓練に比べたら、どうってことない!
フェイトちゃんも危なげなく避けているのを確認して、わたし達は反撃に転じた。
「アークセイバー……はああああっ!!」
「ディバインシューターフルパワー……シューーーート!!」
わたし達の攻撃はそれぞれ巨大傀儡兵の左右の盾を狙い、破壊することに成功した。でもまだ健在だった本体が残った腕と肩の突起に、さっきまでとは比べ物にならない大きさの魔力を溜めだした。
わたし達は互いに顔を見合わせて頷きあい、こちらも魔力を溜めた。
「バルディッシュ!」
《Get set!》
「レイジングハート!」
《Stand by Ready!》
互いの相棒に呼びかけ、必殺の一撃を――今!!
「サンダーーーーーーーー!!スマッシャーーーーーーーーーー!!!!」
「ディバイーーーーーーン!!バスタァーーーーーーーーーーー!!!!」
わたし達の魔法は巨大傀儡兵の放った攻撃とぶつかり合った。互いの攻撃は少しの間、せめぎ合うとわたし達の攻撃が段々と押し込み始めた。
このままいければ……!
そう思い最後の一押しをしようとした瞬間だった――
――――
「この声っ!?」
「――くっ!?」
前にも聞いた謎の声。それが聞こえた瞬間巨大傀儡兵の攻撃の出力が上がりだした。押し込んでいた筈のわたし達の攻撃はいつの間にか、押し返されつつあった。
このままじゃいずれ完全に押し返されてやられちゃう……。サイフォン君もいない今、助けてくれる人は誰もいない……でも!
「わたしは負けない!!不屈の心はこの胸にあるんだから!!!!」
「わたしだって!!想いを伝えたい人たちがいる――それを伝える前にここで倒れるわけにはいかないんだ!!!!」
決意を言葉にし、最後の力を振り絞ろうとした時だった。身体の中に何か温かい力が宿る様な感覚がした。
――君達なら大丈夫。私が少しだけ力を貸してあげる。だからもうひと頑張りだよ
その言葉を聞いた瞬間わたしは自分の中の魔力が膨れ上がるのを感じた。
これならいける!
「フェイトちゃん!!!!」
「わかった!!!!」
「「せーーーーーのっ!!!!!」」
最後の一言を合図に押されていたわたし達の攻撃は、巨大傀儡兵の攻撃を瞬く間に押し返していき、その身体を飲み込んだ。
巨大傀儡兵はその攻撃に耐えきれず、大爆発をおこすとその姿は跡形もなくなっていた。
わたし達が――勝ったんだ!
「フェイトちゃん……」
「ふふっ」
やっと笑ってくれた。初めて見たフェイトちゃんの笑顔はとても優しげだった。
「フェイト――フェイトーー!!」
「アルフ……。心配かけて――ごめんね」
「うん……ぐすっ……。うん!」
「フェイト……」
「リニス」
アルフさんがフェイトちゃんに抱き着いていると、リニスさんもこっちに向かってくると2人を優しく抱きしめていた。
「おかえりなさい……フェイト」
「――っ!ただいま……リニス!」
そのまま少しの間3人が再開の感動を味わっていると、突然誰かの咳払いが聞こえた。でもそれはユーノ君のものではなかった。
「コホン。君達、再会を喜んでいるところ悪いけど駆動炉を何とかしないと、この庭園が爆発四散しちゃうよ?」
「何者ですかあなたは!」
「えー、酷いなぁ。折角力を貸してあげたのにー」
そこには全身黒ずくめで、フードを目深に被った女性と思われる声の人物がいた。でもその格好には見覚えがあった。前にサイフォン君に映像で見せてもらったものと同じだ。でもあれは男の人だった気が……。それにこの人からは嫌な感じがしなかった。
「リニスさん。多分……大丈夫だと思います。さっき助けてくれたのは本当ですから」
「そうなのですか?」
「疑り深いね―貴方。まあ保護者みたいだし――仕方ないか」
うんうんと頷く女性(仮)からは敵意のような物も感じないし安心してよさそう……かな?
「貴方の言うように時間がありません。貴方の目的と貴方が何者か手短に答えてください」
「私は同じような格好をした悪い人を探しに来たのさ。何者かと言われたら……サイフォンとは深い仲な人物だとだけ言っておくよ」
「「「えっ!?!?」」」
悪戯っぽく言う謎の女性の言葉にわたしとフェイトちゃん、リニスさんは驚きに目を見開いていた。
深い仲って……深い仲って!?
「それじゃあ私はこれで失礼するよ。君達も手遅れになる前に急ぎなよ~」
「あっ!待ちなさい!!今のはどういう意味ですか!!」
「言葉通りの意味だよ~。じゃあね~」
言いたいことだけ言うと、謎の女性はほんとにいなくなってしまった。
わたし達はいきなりのことに、ポカーンとしていたけどリニスさんが真っ先に我に返った。
「皆さん!少々アクシデントがありましたが、目的は変わりません。急ぎましょう」
「はい!フェイトちゃんは……お母さんのところに?」
「うん」
「わたし……その。うまく言えないけど……頑張って……!」
「――っ!ありがとう……!」
わたしはフェイトちゃんの手を両手で包み激励すると、フェイトちゃんもそれに応えてくれるようにわたしの手に触れた。
想いはちゃんと伝わった筈。後はフェイトちゃんを信じよう!それに……
「リニスさんもフェイトちゃんと一緒に!」
「なのはさん!?」
「わたし達なら大丈夫です。だから家族で一緒に!」
「ですが……。いえ――わかりました。貴方がたを信じます」
「はい!行こう、ユーノ君!」
「わかった!」
そこでわたし達は二手に分かれた。駆動炉を止め次第、わたし達も急いで合流しなきゃ!
時の庭園での決戦に終わりが近付いていた。
~サイフォンSide~
なのは達がフェイトと合流するより前に、サイフォンはプレシアの元に到着していた。そこは広大な時の庭園の最下層だった。
(クロノの奴は――まだ来てないか。まあ俺は色々突っ切ってきたからなぁ)
アイツのことだからそのうち来るだろうと思い、思考を切り替える。
今は目の前のことに集中だ
「いつぞやは随分と世話になったなぁ」
「ああ、フェイトの近くにいた男ね」
「ああそうだ。お前さんの
俺の言葉にプレシアは射殺さんばかりの視線を向け、周囲に紫色のスフィアを複数展開した。
「私の娘はこの子だけよ――外野は黙ってなさい!!」
その言葉と共にスフィアから魔力の槍を飛ばしてきた。リニスやフェイトが使うフォトンランサーだ。
俺は迫りくる魔力の槍を切り払い、間に合わないものはシールドで受けた。そして反撃に剣から衝撃波を飛ばすが、奴の張るシールドで霧散してしまった。
流石大魔導士なだけある。フォトンランサーを切り払う時に来る衝撃も今までの相手とは段違いだ。
「黙ってるわけにはいかねえな。てめえが認めねえだけでお前ら
「あの子と同じ顔をした人形を――私は認めるわけにはいかないのよ!!」
「このわからずやが!!」
俺はプレシアに急速接近しガンブレードで切りつけるが、強固なシールドによって阻まれた。プレシアはシールドを出した手と反対の手にあるデバイスを鞭に変え、こちらに振るってきた。
空中に飛び上がることで鞭の一撃を避けると、俺はそのまま落下の勢いを利用して斬りかかると同時に
「くっ!?カートリッジシステムですって!?」
「ご明察!簡単に防ぎ切れると思うなよ!!」
そこから俺はシリンダー内のカートリッジを全て使い、怒涛の連撃を浴びせた。
攻撃の要所要所でトリガーを引き、威力を最大限に引き上げていった。
しかしプレシアは防御に魔力を集中し、その攻撃を防ぎ切っていた。
「ちっ!」
俺は一旦リロードの為に距離を取った。直ぐにカートリッジを装填するが、そのわずかな時間で向こうも態勢を立て直して先程よりも数の増えたスフィアを展開していた。
「調子に乗るんじゃないわよ!!」
「ハッ、そいつぁてめえ次第だな!」
流石にあの数は捌き切れないと思い、俺は空に飛び上がり避けに徹した。フォトンランサーは速度に優れている分、追尾性能は無い。なら後は発射角に気を付ければいいだけだ!
ゼーアシュネルを使い高速で移動し、狙いを定めさせないようにすると俺は再度突撃しようとしたがそこで違和感に気付いた。
(フォトンランサーじゃない!?)
プレシアはフォトンランサーを構えたスフィアをそのままに、こちらを高速で追尾する小さめの魔力弾を放っていた。他には小さい魔力弾程ではないが、こちらに迫ってくる大きい魔力弾があった。
恐らく小さいのを切り払うために足を止めた瞬間、待機しているフォトンランサーが一気に来るだろう。その間に迫ってくるでかいのもあるし、やりづらいことこの上ないな……!
俺は状況を打開するため、攻めに転じることにした。
「シュッツライゼンデ!ロードカートリッジ!」
《Jawohl!》
魔力弾から逃げ回りながらカートリッジをロードし、プレシアに向かって2回切り払い、十字の衝撃波を放った。
最初の連撃で奴はカートリッジを使った攻撃には、防御に徹することがわかっていた。そこで俺は斬撃がプレシアに向かっている間に、迫っていた小さな魔力弾を全て切り払った。
作戦は上手くいった様で、フォトンランサーを放ってくるころには俺も回避態勢に入れた。でかいのを処理できなかったのは痛いが、贅沢は言ってられないな
俺はでかい魔力弾に注意を向けつつ、再びプレシアに声をかけた。
「てめえがフェイトを認めたくないのは、あの子を娘だと認めてしまえばそれがアリシアを否定することになるからか?そうじゃないだろ!
「あなたになにが分かるというの!!アリシアを失ったわたしの悲しみが!あの子を蘇らせようとして、
「――っ!そんなもんわかってたまるかよ!!!!」
フェイトを失敗作と言われ頭に血が上った俺は、プレシアのシールドごとぶち抜くために、再度奴に向かって突撃したが――
「ちいっ!」
こちらを追尾していたでかい魔力弾が、プレシアとの間に割り込んできたのだ。俺はそれをカートリッジを使って無理やり消し飛ばすと
「漸く捉えたわよ!」
「なっ!?」
プレシアの操る鞭に右腕が絡めとられていたのだ。冷静な判断ができていなかったせいで気付くことができていなかった。しかし――
「ベルカの騎士相手に接近戦を仕掛けようなんざ――」
「そんなつもりは毛頭ないわ」
「なにを――があああああああああああああああああああ!?」
突然右腕を中心に、尋常ではない威力の雷が流し込まれた。鞭による拘束はそのためだったのだろう。
意識を失いかねない威力だったが俺は歯を食いしばり耐え抜くと、左腕に剣を移し鞭を切り裂き距離を取ったが
「ライトニングバインド!?」
回避した先にはライトニングバインドが設置されていた。そしてプレシアの方を見ると膨大な量のフォトンスフィアが並んでいた。これはフェイトの――
「ファランクス――死になさい!!」
「くっ!?ジャケットパージ!リミットブレイク限定解除!!」
《Explosion! Limit Break Lv2! Mighty Guard!》
俺はバリアジャケットのコートを構成していた魔力を爆発させバインドから逃れると、今あるカートリッジを全て使って自分を包み込むようにバリアを展開した。
そしてフォトンランサーによる一斉射撃が始まった。
俺は耐え抜くために必死でバリアに魔力を込めた。攻撃は絶え間なく続き、いつまでも続くかと思われた。
しかし――俺は耐えきってみせた。だがその身体は先程の電撃と、限定解除とはいえリミットブレイクの使用でボロボロだった。右手にも力が上手く入らない……これでは武器を本気で握るのは無理だろう。
ファランクスの余波で生じた土煙が晴れると、そこには口元から血が流れ出ているプレシアがいた。吐血でもしたのか、その足元には血が落ちていた。
「驚いたわね。まさかあれを受けて生き残るだなんて」
「ハッ、舐めんじゃねえ。こっちは幾つも死線潜ってんだ。あんなんじゃ死なねえよ」
とは言え正直体力も限界に近い。そろそろ決めないと次元断層も発生する可能性がある。
俺は獲物が無くても戦えるモンクにジョブチェンジして、プレシアに再び相対した。
「フェイトはな……失敗作なんかじゃねえ。れっきとしたてめえの娘だ。何より
「――っ!?貴方一体何を言って……」
「あの子は大事な妹がいじめられていることを悲しんでいた……。てめえが自分に縛られて何もかも投げ出している姿を見て悲しんでいたんだ!!――だから!!!!」
俺は両手に魔力を集中させるとプレシアに向かって駆けだした。
「貴方なんかに!!!!アリシアの――あの子の何がわかるっていうのよ!!!!」
プレシアはフォトンスフィアを大量に展開すると一気に射出してきた。俺はそれらを躱しながら進み、身体を掠めるのも気にせずプレシアを射程距離に捉えた。
「わかるさ!!俺はあの子に会って約束したんだからな!!あの子と――お前ら一家を助けるってな!!!!」
「――っ!?」
魔力は十分に溜まった!俺は驚きに目を見開く奴に魔力を解き放った。
「万 象 闘 気 圏!!!!」
「ぐっ、はあああああああああああああ!!!!」
俺の放った至近距離での砲撃をプレシアはシールドを展開し対抗してきたが、俺は更に魔力と
これで決めてみせる……!!
「ぶち抜けええええええええええええええ!!!!!!」
「ぐああああああああああああああああああああ!?」
渾身の力を込めた一撃はプレシアのシールドを破壊して、彼女に直撃した。
余裕がなかったとはいえ、少しやり過ぎたかもな……
プレシアはまだ立ち上がって来ていたが、こちら同様ボロボロになっていた。
「はあっ……はあっ……はあっ……」
「くっ……はあっ……はあっ」
『プレシア・テスタロッサ』
「っ!?」
「この声は……リンディさんか!」
互いに肩で息をし、静かに睨みあっていると突然リンディさんの広域念話が聞こえてきたのだ。
『終わりですよ。次元震は私が抑えています。駆動炉もじき封印。貴方の元には執務官が向かっています。その前に戦ってくれている人もいるみたいですしね』
「まあ、流石に把握してるか……」
派手にやったからな。場所を特定して見られててもおかしくはないか
それに戦いに夢中で気付かなかったが、時の庭園全体に広がっていた揺れがいつの間にか収まっていた
『忘却の都アルハザード。かの地に眠る秘術――そんなものはもうとっくの昔に失われている筈よ』
「違うわ……アルハザードは今もある。失われた道も――次元の狭間に存在する」
『仮にその道があったとして、貴方はそこに行って何をする?』
「――取り返すわ。私とアリシアの過去と未来を……!――取り戻すの……こんな筈じゃなかった、世界の全てを!」
恐らくプレシアの言う世界にあの子は……フェイトは含まれていないのだろう。俺はそれがどうしても許せなく、言葉を紡ごうとしたが
――――ドゴオオオオオオオオオオン!!
突然天井を破壊して誰かが飛び降りてきた。それは――
「クロノ!やっときたか!」
「待たせてすまない。少々手間取ってしまった」
クロノだった。彼は傀儡兵にやられたのか頭から血を流しながら出てきたのだ。
そしてプレシアに向けてデバイスを構えると
「プレシア・テスタロッサ、知らない筈がないだろう!どんな魔法を使っても、過去を取り戻すことなんかできやしない!」
その言葉にプレシアは苦々しい表情を浮かべていたが、そこへ誰かの足音が聞えてきた。
俺達は足音のする方を見ると、そこにはフェイトとアルフ……そしてリニスがいた。
プレシア戦決着。後はアリシアだけだけど果たして……