ハイスクールD×D〜悪魔な2人の仮面ライダー〜   作:エルドラス

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堕天使達との邂逅

「はぁ、はぁ、はぁ」

 

時刻は次の日の夕方…

 

報酬を受け取った真とネクスは、次の日になってその辺りをぶらついていた。

 

しかし、真は『何故か』ネクスに支えられながら歩いていた。

 

「何だよ真ぉ、お前まーだ足腰ガクガクしちまってんのか?」

 

「…だ、誰のせいだと…」

 

真はそう言いながらネクスを睨むが、ネクスは知らんぷりをしていた。

 

「しかし、何だかんだで依頼が無いと暇だなぁ」

 

「…私は早く帰って横になりたいです」

 

このまま外を歩いても面白いことはないと考えたネクスは、真を連れて帰ろう…

 

ザワッ

 

…と思った矢先、二人は揃って妙な雰囲気を感じ取った。

 

「何だ、この気配は?」

 

「間違いなく人間の物ではありませんね」

 

近くからその気配を感じた二人は辺りを見渡す。

 

すると、二人のカップルが真とネクスの視界に入った。

 

片方は高校生くらいの男子で、もう片方は同い年くらいで黒髪のスレンダー美少女だ。

 

そして真とネクスは美少女に目をつけた。

 

「あの女、何か匂うな……妙な気配の正体はアイツか?」

 

「どうやらそのようですね」

 

二人は気付かれないように尾行していくと、噴水のある公園に到着した。

 

二人は隠れながらしばらく美少女の様子を伺っていると、いきなり美少女が全裸となった。

 

「おお!ピンク色の乳首だ!」

 

それを見たネクスは興奮し、真は恥ずかしそうに目元を手で覆いながらネクスの頭をハリセンで引っ叩いた。

 

次の瞬間、裸になった美少女の背中から黒い翼が生え、露出過多の黒いボンテージに身を包む。(ほぼ全裸)

 

「っ!…成程、あれが親父の言ってた堕天使ってやつか」

 

「…私も本物は初めて見ました」

 

二人共バウンティハンターとして様々な異形の知識を頭に入れているのだ。

 

それは堕天使も例外では無い。

 

「しっかし良い乳首の色してたぜ。何なら全裸でいて欲しかったなぁ」

 

「本当良い加減に「あ、アイツ死んだ」…え!?」

 

ネクスの卑猥な感想を聞いて再び叩こうとした真だったが、目を離していた隙に一般人が殺されたことに驚愕した。

 

その後、堕天使は黒い翼を羽ばたかせて去って行った。

 

「運が無かったなアイツ」

 

「何呑気なこと言ってるんですか!急いで追いますよ!」

 

「えーなんでー、別にアイツ賞金首じゃねぇし狩る必要ねえじゃん」

 

「何言ってるんですか!目の前で一般人が殺されたんですよ!野放しにしておく訳にはいかないじゃ無いですか!」

 

真はそう言うとネクスを引っ張りながら堕天使を追った。

 

紅い髪の女性が死体となった高校生の前に現れた事に気付かないまま…

 

 

 

 

 

 

 

 

「おかえり〜♪レイナーレ様」

 

古ぼけた教会前でボンテージ堕天使を迎えたのは恐らく仲間の堕天使だろう。

 

数は2人、1人が妖艶な雰囲気を醸し出す美女でもう1人は金髪ツインのゴスロリ堕天使だ。

 

真とネクスは茂みに隠れながら様子を伺う。

 

「あの堕天使はレイナーレって言うのか。良い女なのに人殺しをするとは勿体ねぇなぁ、それに後ろの2人もなかなかの代物だし…セッ◯ス出来ねぇなぁ」

 

「本当それしか考えてないんですか貴方は…」

 

なんだかんだでネクスはこの状況を楽しんでおり、真は呆れていた。

 

何を話しているのかを聞くため、二人はもう少し近付こうとしたが…

 

「そこにいるのは誰?隠れてないで出てきたらどう?」

 

「おろ?バレてるじゃん」

 

「はぁ、どうしてこう上手くいかないんでしょうね」

 

堕天使の忠告に応じて真とネクスは茂みの中から姿を現した。

 

「誰よ、貴方達」

 

「おいおい、人に名前を聞く時は自分から名乗るのが礼儀ってもんじゃねぇの?堕天使さんよぉ」

 

「ちょ!そんな煽らないでくださいよ!」

 

「人間の癖に生意気な態度ね。良いわ。あなたの最後の人生を飾る名前だから覚えておきなさい。私は至高の堕天使レイナーレ」

 

「名乗ってくれてサンキュー。俺っちの名前はネクス、バウンティハンターだぜ。んでこっちが相棒の…」

 

「五十嵐真です。同じくバウンティハンターです」

 

「出来れば後ろのお二人も名乗ってほしいんだけど…」

 

「あんた面白い奴〜♪これから殺されるってのに名前を言うとか呑気過ぎ〜。え〜、うちは堕天使のミッテルトと申します〜♪」

 

「私はカラワーナ。バウンティハンター風情がここに何の用だ?」

 

「いやぁさぁ、別に俺っちは来る気なかったんだけど、内の相棒はお人好しだからさぁ、人殺しをした堕天使さんが気になったみたいなんだよ。ま、今は着いてきて良かったって思ってるぜ。だってこんなかわい子ちゃん達が三人も居るんだもん。どうだい?こんな古ぼけた教会で話すより、深夜のバーかホテルで酒を飲み交わしながら熱く盛り上がらないか?」

 

「おい貴方未成年」

 

「ププッ。あんた分かりやすいくらいエロい目ぇしてる〜。心の中じゃうちらとセッ◯スしたいとか思っちゃってる?」

 

ミルテットがそうバカにしたように問うと、ネクスは恥ずかしがることなく言う。

 

「その通り♪俺っちってば可愛い女に目がなくてさぁ、あんたらはどんな声で啼いてくれるのか是非聞かせてもらいたいところだぜ」

 

「…最悪です」

 

堕天使3人はそんなネクスと真を嘲笑しながら、黒い翼を生やす。

 

 

「ふふっ。残念だけど貴方達はここで死ぬのよ。至高の堕天使である私を侍らそうなんて、下等な人間としては大した度胸ね」

 

「貴様達のような男は初めて見た。殺されると分かってても尚、逃げる素振りを見せないとは」

 

「今からでも逃げる〜?まぁ逃げても追い掛けて殺すから、逃げられても全然無問題だし、最後にお礼言っといてあげるわ。今世紀最大の笑いをくれてあっざ〜す♪」

 

堕天使達が光の槍を作り、真とネクスに向かってぶん投げる。

 

狙いは心臓、当たれば絶命は免れない。

 

「おいおい、俺っち達は…」

 

「やれやれ、私達は…」

 

そう、当たればの話だが…

 

「「死ぬ気なんかねぇぞ(ありません)!」」

 

ガシャァアアンッ!

 

堕天使の投げた槍の一本は、ネクスの右腕でいとも簡単に砕かれ、もう一本を真は簡単に避けた。

 

そしてネクスの右腕は、禍々しい異形の手に変わっていた。

 

ネクスは、光の槍を砕いた異形の右腕でレイナーレを指さす。

 

「俺っち達からも礼を言わせて貰うぜ。ピンク色の綺麗な乳首を見せてくれてあっざ〜す♪」

 

「勝手に私も巻き込まないでください」

 

ただの人間が光の槍を砕き、ただの人間が最も簡単に光の槍を避ける。

 

「ちょっ、レイナーレ様!?アレ何か超ヤバそうじゃない!?」

 

「確かに………悪魔でも、我々堕天使でもない恐ろしい力が滲み出ている………今この場で殺しておかねば!」

 

だが、片方の男は強い。ならばとカラワーナとミルテットは光の槍を持って突撃してくる。

 

しかし相手はネクスではなく真だ。

 

避けたと言うことはネクスとは違い真にはこの光の槍の攻撃は受けられないと考えたのだろう。

 

しかし、それも甘い考えだ。

 

「やれやれ、舐められた物ですね」

 

すると真は懐から変な形をしたスタンプを取り出すと、それを手のひらに押し付ける。

 

すると、スタンプの形が変化し、小型の斧のような武器、『オーインバスター50』が現れた。

 

そして二人の攻撃をそのオーインバスター50で受け止め、弾き返す。

 

「っ!?斧だと!?」

 

「ナニソレ!そんなん有り!?」

 

「まさか、神器(セイクリッド・ギア)!?」

 

カラーワーナとミルテットが離れたタイミングでネクスは右腕を堕天使達に突きつける。

 

「どうする?逃げる?逃す気なんてねぇけど」

 

「だ、誰が人間ごときに逃げるか!」

 

「そうよ!調子に乗んないでくれる!?」

 

カラワーナとミッテルトは先程よりも強く大きな槍を形成して、ヤケクソ気味にネクスへと斬りかかる。

 

「相棒、ちょっと借りるぜ」

 

「あ…」

 

次の瞬間、ネクスは真の持っていたオーインバスター50を取り上げ、大きく振りかぶる。

 

それと同時にオーインバスター50が発する風圧がカラワーナとミッテルトの服を破壊し、二人を裸にする。

 

「おお♪お前らの乳首も綺麗なピンク色してんなぁ。ご馳走さんでーゲブっ!」

 

カラワーナとミルテットの裸を見てお礼を言おうとしたネクスだったが、真に蹴られた為全てを言い切ることはできなかった。

 

「いってぇ、何すんだよ真!」

 

「何すんだよ?じゃ無いですよ!何普通にセクハラしてるんですか!しかも私の武器を勝手に取って!」

 

「良いじゃねえか、相手は敵なんだからよぉ」

 

「成程、じゃあ良いです。なんて、言う訳無いでしょうが!」

 

ギャーギャーと二人が言い合っている合間にも、堕天使二人は恐怖からかその場にへたり込んでいた。

 

「ちょっと、あり得ないんですけど……。何なのこの力……?怖いよぅ……」

 

「身体の震えが止まらない……。まるで、私達の全てを喰らおうとするような感覚が全身を……」

 

完全に萎縮し戦意喪失となってしまった堕天使2人…

 

レイナーレ自身も、真とネクスの異様な力に焦りを感じ始めていた。

 

暫く言い合っていた真とネクスは、言い争いを止め、レイナーレの方へと振り返る。

 

「さぁて、俺っちにもう一回綺麗な乳首を見せてもらおうかなぁ、レイナーレさんよぉ」

 

「本当いい加減にしないとぶん殴りますよ」

 

「ふ、ふざけないで!私はいずれ至高の堕天使になるのよ!あなたみたいな下等な人間ごときに負ける筈が無いわっ!」

 

「ふん、何が至高の堕天使だよくだらねぇ。じゃあこれから只のバウンティハンター二人に負けるお前は、至高でも何でもないただの堕天使って訳だ」

 

その言葉にキレたレイナーレは先程の10倍の大きさはある槍を投げつけようとする。

 

しかも2本

 

「アハハハハハッ!これならどう!?いくら貴方達の力が強力でも、私の全力を注いだこの槍は簡単には破壊できないわよ!」

 

「確かに、俺っち一人の攻撃じゃあ一発で破壊ってのは厳しいな。て事で…」

 

そう言うとネクスは、オーインバスター50を真に返す。

 

「破壊は任せた」

 

「……はぁ、仕方がないですね」

 

走行している間に、レイナーレは二本の光の槍を投げつける。

 

しかし、真は懐からティラノサウルスが描かれたスタンプを取り出すと、天面のスイッチを押し、オーインバスター50の液晶版に押し付ける。

 

『レックス!』

 

そして、オーインバスター50にスタンプをセットする。

 

『必殺承認!』

 

『Here We Go!Here We Go!』

 

そしてオーインバスター50のトリガーを押す。

 

『レックス!スタンピングスラッシュ!』

 

次の瞬間、オーインバスター50の刃に宿ったピンク色のエネルギーを斬撃として放ち、光の槍二本を破壊した。

 

全力を注いだ攻撃を簡単に破壊された事で、レイナーレは開いた口が塞がらなかった。

 

「嘘よ………こんなの………!何で只の人間が……私の光を……!?」

 

「落ち込んでっとこ悪いけど、そろそろ降りてきなさいな」

 

次の瞬間、空高く舞い上がったネクスは一瞬でレイナーレの背後に回り、右の蹴りで地面に落とした。

 

そしてネクスも、レイナーレの眼前に着地した。

 

「ひっ!」

 

思わず目を瞑るレイナーレに向かって、ネクスは右腕を振り下ろす。

 

ネクスが振り下ろした後、右腕を少し振ると、レイナーレのボンテージが一気に弾け飛び、再び彼女の裸体が晒された。

 

「うーんやっぱり綺麗なピンク色の乳首してるぉ!?」

 

レイナーレの裸体を見て感想を述べていたネクスだったが、真に蹴られた事でまた中断されてしまった。

 

「だーかーらー、何で毎回蹴るんだよ!」

 

「貴方がセクハラをやめないからでしょうが!」

 

「仕方がねぇだろ。女にセクハラすんのは俺のサガなんだからさぁ。と言うわけで…」

 

すると次の瞬間、異形の姿へと変化したネクスは何と真の身体の中に入っていった。

 

すると真は下を向いていたが、しばらくして顔を上げると、髪の色が少し変化していた。

 

『全く、相棒は少しうるさいんだよなぁ。さてと…』

 

今起こった事が理解出来ていない三人の堕天使だったが、真?がこちらに振り返った事で再びその場で震え出した。

 

『俺っちが今から質問していくから、それに答えてくれ。妙な真似をしたら………手足を斬り落とす。あと、質問に全て答えてくれたら俺は帰る』

 

真?はドスを利かせた目で堕天使3人を睨みつける。

 

震える堕天使は真?の言う通りにするしかなかった。

 

『おっとその前に、3人共横に並んで手を後ろにやってくれ』

 

「…て、抵抗させないため?」

 

『いんや、只々乳首が見たいだけ』

 

拍子抜けさせられる台詞だが、真?は至って真剣な表情をしていた。

 

レイナーレ、カラワーナ、ミッテルトは横一列に並んで座って手を後ろにやった。

 

真?は三人の裸体を舐め回すように観察すると、三人の胸をゆっくりと揉み出した。

 

「んっ、はぁんっ。まさか、こんなエッチ事をしたいだけなの?んうっ…!」

 

「ぅんっ。みょ、妙に上手い手つきだ……んぁっ」

 

「おっぱい揉むなんて聞いてなっひぁんっ!」

 

『そりゃあ俺っち達は何人もの女を抱いてきたからな』

 

そのまま真?は本題に入る。

 

『まず一つ、あんた(レイナーレ)がさっき呟いてた神器(セイクリッド・ギア)ってのは何だ?』

 

「神が、んあっ、特定の人間に宿らせる規格外の力の事よ」

 

『特定の人間、ね。じゃあ二つ目の質問、さっき男子高校生を殺したのも、もしかしてその神器関連?』

 

「そ、そうよ、ぁんっ。中には悪魔や堕天使の存在を脅かす程の力を持った神器(セイクリッド・ギア)があるわ。私達は上からの命令で、んんっ。危険因子と認識された神器(セイクリッド・ギア)を宿す人間を排除しているのよ、んっ」

 

『成程、でも結局は人殺しってわけか』

 

「人殺しって、うちらは出世の為に必死で、んひぃんっ!?」

 

ミルテットの身勝手な言い分に少しムカついた真?は、ミッテルトの乳首を強く摘まんだ。

 

思わぬ不意打ちを食らったミッテルトは仰向けに倒れ息を荒らくする。

 

「はぁ、はぁ…し、刺激強すぎぃ……。コイツエッチ過ぎるぅ……」

 

『ウルセェ、どんな大層な理由で殺してるかと思ったら、出世の為かよ。出世したいってんなら、指名手配されてる賞金首を捕まえた方がよっぽど楽だっての。…さて、質問終わり』

 

そう言うと真?は胸を揉んでいた手を離す。

 

『まぁ、今日は何だかんだ楽しめたし、生かしといてやるよ。じゃあな』

 

一仕事終えた真?は立ち上がってその場を去ろうとする。

 

「待ちなさいよ。1つ聞かせて…貴方はいったい何者なの?」

 

「あ?さっきも言ったろ?俺っち達はバウンティハンター。変な力と武器を持った、只の賞金稼ぎだ」

 

それだけ言って真?は全裸の堕天使逹に軽く手を振って去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だーかーらー!機嫌直せって!悪かったから!」

 

次の日、真は頬を膨らませながら酒場のテーブルに突っ伏していた。

 

そしてネクスの機嫌を直せと言う言葉に対して怒りを露わにした。

 

「何が!「悪かった」ですか!貴方のせいで私が変態だといつも誤解されるんですよ!」

 

「んだってしゃあねぇだろ?俺っち達はそう言う『契約』何だからよぉ」

 

契約、その言葉を聞いた真は再び机に突っ伏し落ち込んだ。




次回は遂に、リアス・グレモリーとその眷属が登場します。

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