ロリ程危険な存在はいない 作:祝福
※ 創作は基本、作者の自慰行為──というか自己満足に自己完結というのが当たり前です。
※ここがこうだったら……とかのifを文にして、それを見てもらって、来た感想を読んで、意欲に繋げるモノです。
※ファンである以上、作品やキャラを汚すことに直結するモノは避けます。
※やられ役ですら、その役割だからこその存在です。
※それを汚す事は作品を汚す事に他なりません。
※役割を全うさせるのが、作品の全部の原作に対するリスペクトです。
※ウェルチアース飲む飲む飲む
※こいつ何回船から脱走してまた戻されるんだ?
病室で包帯塗れのエンジェを見下ろしている。
涙は、不思議と出なかった
「
声にならない疑問が出てきた。
なんでこうなったかを聞いた。
だからこそ、守る側の自分が情けなくて、無能で、恥ずかしくて、血が滲むまで拳を握り絞めた
「──ごめんなさい」
助けられなくてごめんなさい
情けなくてごめんなさい
何も出来なくてごめんなさい
弱くてごめんなさい
何も出来ない
故に、禁忌を犯した。
夜中、寝息と静寂の闇夜の間にエンジェの遺体を運び出した。
綿密に練られた計画であった。
「来たか」
アリウススクワッドのメンバー、錠前サオリが待機していた場所へと運び出せた
「本当に、エンジェの……か」
遺体を見て、悲痛な表情をする。
まだ温かみを感じるのは、事切れたのが最近であるという証拠でもあった。
そこへ、ミカが現れたのだった
「ほんとうに……死んじゃったんだ」
エンジェの顔は、何かを訴えるような面持ちのままだった。
涙で濡れた顔を隠さず、サオリの後ろについて行く。
エンジェの遺体を運ぶ──コハルも、付いて行った
「それが、天釣エンジェか?」
赤い女が、エンジェを指差して言った。
元から気に食わないミカは、言われた言葉を無視して十字架に遺体を架けた
「はい。既に遺体ですが」
「充分です。強い神秘を感じる……」
十字架の方に歩み出す。
「奴から借りた複製を用いて、色彩に対する武器を造る。これだけの神秘があれば、来る災厄を破壊出来るかも知れません」
人1人が入る大きさの棺の上で機材を組み立てていく
「手作業で正確に配置、配列も正確化。遺体から神秘を抽出出来るように。微細なズレも許されない」
十字架の真下に、受け皿の様なモノが組み立てられていく
「聖者。この者のような、心を濁らさずに、透明で透き通る神秘は、極上の力を持つ。この文献、教典、借りた
石のような色合いをしていた皿が、黄金へと変化していく。
その光景を見ていたサオリが、心の中で毒を吐く
(卑しい色だ。欲望が見え透いてるな)
黄金へと向けられた感情は、赤い女にも向けられていた。
銃に特殊な弾丸──貫通力を強化された物を装填する。
本来、サオリ達が襲撃して殺す予定だったエンジェが、予定外ではあるが遺体で運び込まれた事が幸運だった。
神秘で守られてる肉体を持つキヴォトスの生徒を銃弾だけで殺害するのは難しい。意識を失ってる時や気絶してる時、過剰なまでの火力を連続で叩き込む、といった事をして漸く死ぬ。
それを1点に集めて混ぜこまれた特殊弾が、ミカの銃に大量に仕込まれていた。
元々はサオリの銃に入れられた物だったが、それをミカの銃に移し替えたのだ。
不良を起こす可能性があるので推奨しないと言ったが、関係無いと言い切られてしまい、サオリは何も言えずにいた
(これから、大の大人を殺す。……忌避すべきだが、この女にはそんな感情が湧かないな)
正確にはミカが、が付く。サオリは後片付けをする為にいるようなものだった。
完成間近。その時だった
「──ガァ!?」
ミカの拳が、赤い女の胸を貫いたのだ。
「──ハ?」
殺す予定だったとはいえ、予想外過ぎるやり方で殺害を試みたミカに驚愕した。
心臓を引き抜く。夥しい量の血がミカを染める。
「コハルちゃん」
心臓を手に持ち、血塗れの笑顔で言い放った
「頭を撃って」
ミカの銃を持ったコハルが近づき、驚愕の表情のまま固まった赤い女の頭に銃口を突き付け──
撃った。
暫く痙攣したものの、程なくして肉体から力が抜け、死体となった赤い女。
その心臓を黄金の皿に置くミカ。赤い女の死体の胸から溢れる血液をその上から掛け、皿を満たす。
シスターフッドが激怒するであろうモノ──黒ミサとも言えるモノを行う準備をし始めた
「過程はどうあれ、前準備に入る事はできたか」
赤い女の遺体を片付け、床を汚す血を掃除する。
ミカに大金を積まれて、赤い女が垂れ流す情報をミカに横流しをしていたが、エンジェの遺体を使う情報が出てから、ミカは赤い女の殺害を決意したとの事だ。
コハルはそれに同意し、遺体を運び、儀式の準備を行っている時に殺害する計画を練ったのだと言う。
「結果的に我々の解放に繋がったのは、運が良いのか悪いのか……」
喜び半分呆れ半分なサオリ。だが、エンジェが死んだ事は純粋に悲しんでいた
(死にかけた私たちの治療をしてくれた事を、感謝する)
過去に訓練中に不意打ちされ、上手く逃げ仰せたものの出血多量で死にかけたアツコを救ったのが、救護騎士団と一緒に行動していたエンジェだった。
応急処置で止血され、増血剤を与えられたアツコ。懐疑的だったが、純粋な親切心であった事が分かり、一気飲みしたアツコに驚いた顔をしたのを覚えている。
感謝して、その場を去って以来会ってはいないが、こうして再会できた。
最悪な形となったが、これから行われる儀式で復活する可能性に賭ける事にした。
あの時の感謝をちゃんとした形で行いたい。そして、今度は私らが助ける番になると、深く誓うのだ
「準備できた」
出入口を完全封鎖してきた他のメンバーが来て、儀式の準備が出来たミカとコハルが向き直って言った。
「祈りを捧げよう。助けられた私達は、彼女の復活を、再起を、強く願う」
全員で十字架に架けられたエンジェに跪き、祈りを捧げる。
全員が同じく、彼女が蘇る事を願う。
会いたい、助けたい、守りたい、歩みたい。
強く想い、願い、祈る
祈りが、願いが、想いが届いたのか
エンジェと瓜二つ、生き写しの様な存在が、黄金の皿の上で横たわっていた
心臓と血は消え失せ、儀式が成功した事にその場に居る全員が喜んだ。
ヘイローがある。呼吸もしてる。
──我々は、聖者の復活を祝福した
目を開けたエンジェの目の前には、泣きじゃくるミカとコハルが居た。
2人を抱き寄せ、泣き止むまで2人の背を撫でていた。
「───私を病室に戻して欲しい。復讐がしたいんです」
その言葉を聞き、花が咲いたような笑顔で頷いたミカとコハル。
復讐を遂げ、ゲヘナに転入。風紀委員に入り名を上げ、試練を与えるべき存在の訪れを待つ。
そしたら同盟を結び、試練を始める──と。
細々と定期的に連絡し合う事で、詳細な情報のやり取りを行い、試練を与えるべき存在が来るまで、待つ事にした。
復讐を遂げる直前まで、ミカはツルギに同盟の説明をして足止めを行い、コハルが部室前を掃除をして出られないようにする、二重の足止めで時間を稼ぐ事となった。
目論見は成功し、復讐を遂げたエンジェを窓越しに見送ったコハルは、去っていったその背中を寂しそうに、だが喜ばしい目で見つめていた
「また、会おうね」
その呟きは、復讐の後片付けをし終わって戻ってきたツルギの耳に入った
「お前もだったのか、足止めしたのは」
不機嫌そうな顔のツルギが、コハルの近くで座り出す。
「ああ、言わなくて良い。友人だと知っているからな」
ゲヘナに行くのを止めない理由を察したツルギは、コハルに言った
「同盟。お前はどう思う?」
その言葉は、これからの未来を聞くのと同様だった。
──頭に浮かんだ言葉を、言い放った
「いつか、しがらみなく会えるから。一緒に歩いて、悩んで、食事して、遊んで──それができるようになる。そうしたい、そうなりたい」
涙を浮かべた顔を見たツルギは、少しバツの悪そうな表情をしたが、最後まで聞く事にした
「だから、私は……同盟を、結ぶ事を願います」
その言葉に頷いたツルギは、取り出したメモ用紙をコハルに見せた
「賛成派が圧倒的な数だ。正確な決議はまだだが、これだけ賛成意見が集まれば、遠くないウチに会えるだろうな」
そう言い、ツルギは歩き去った。
黄昏に染まる空を見上げた。
青春が戻る。その瞬間を待つ。
流した涙が舞う。
闇夜で泣く者達には、白夜のように映った存在を静かに見送ったのだった
「ミカさん」
「なに、ナギちゃん」
「今回の事で話があります」
「良いよ、私も話したかったんだ」
──私も、頑張らなくちゃね☆
ミカ
※殺意の波動に目覚めたミカ。ベアおばを贄にする事を決めた。
覚悟ガンギマリだが、表面上の変化があまり無いので殆どの人にはバレない。
若干ナギサ様にバレかける
コハル
※覚悟が決まった子
取り替えを行い、ベアおばを贄にする為にトドメを刺した
実行犯。そして、来るべき時が来るまで耐える事を選んだ
なお補習授業部に指定された事は面食らっている
サオリ
※恩返ししたい子
酷かった環境が更に悪化した原因のベアおばをどうにかしたかった
受け取った金はミカに返金したが、そのミカから押し付けられてしまい、どうしようかと右往左往してたりする。
アツコ
※恩返しその2
不意打ちしやがって……ムッコロ
その結果、運命の出会いをしたので、不意打ちは許した。なおしっかりやり返した模様
増血剤一気飲み芸。
ツルギ
※オマエノシワザダタノカ
ミカが足止めしてるのはわかったが、コハルも関与してるとは思ってなかった模様
でも腑に落ちた様子
同盟の話自体は本当の事なので、戦力強化は願ってもなかったので乗る事にした。
知らせたら馬鹿みたいな人数が賛成したので、正義執行しながら同盟の為の準備をする事に