ロリ程危険な存在はいない 作:祝福
※たぶん、全員が予想出来ないレベルで、最も酷い事が起きそうな予感を味わってください
※ウェルチアース飲もうぜ
「お茶会って、こんなギスギスしたモノだっけ?」
「まず、お茶会かどうかを疑うべきだ。考えが足らないな」
「辛辣ぅ……」
トリニティ総合学園
そこでナギサ、セイア、ミカの3人は専用テラスでお茶会をしていた
お茶会と言うのには、無言のナギサが口を開くまでセイアとミカが雑談をしているので、気まずい空間のままである
「そろそろ先生が来ます。先生に補習授業部についての内容と、エデン条約についての説明をします」
「ナギサ、補習授業部は兎も角、エデン条約は虫の息だぞ。どうしてもやるのかい?」
「無論です。何度も言っていますが、トリニティは腐敗の温床となっています。解決するには、常に危機感を抱き続けるプレッシャーが必要なんです。権力ではなく、武力での威圧です」
ナギサが意固地に条約を進めている理由を話し出した
「上が惰眠を貪るなら、何時でも落とされる恐怖を味わなければ治らない。今のトリニティに必要なのは、今の立場から落ちる恐怖です。私達は底から上がってきた。ですが、元々上に居る物が立場に胡座を掻いて、無力な生徒を部下を使って破滅させる。そんな事、二度と出来なくさせる為にです」
何日も寝てないのか、目元に隈がついた凄味のある顔で言い切った
かなり無理をしているようで、ミカも流石に心配しだした
「流石に寝ようよナギちゃん。説明が終わった後で良いからさ……」
「心配無用です。綿密に練った計画を話し、一通りの時間割を提供してから休みますので」
頑固とも言えるレベルで引かないナギサに呆れたミカは、紅茶を飲み干してセイアとの会話に戻る
「じゃ、私達は先生に挨拶したら戻るね」
「ええ」
入ってきた先生に自己紹介をして、テラスから出ていった2人を見送り、ナギサも自己紹介をして本題に入る
「実は、頼みたい事がありまして──」
「ミカ。ナギサの計画に少しだけ乗っかる形にして、内側から破綻させる形にするんだね?」
「そうだよ。ティーパーティーが最初から2対1の状態で条約反対が勝ってる中で進めているんだから、こっちはちゃんと破綻させなきゃいけないよね」
補習授業部のリストの中にアズサというイレギュラーを仕込む事が出来た時点で、破綻が確定している
何せ、アリウスを掌握したミカが同盟の情報を流して、計画が遂行されればゲヘナの黄昏に対して便宜を図り、そのまま雇われて貰えるようにすると言った契約を結んだからだ
これによって赤い女が余計な事をしない限りは順調に進む。その為に一旦校舎を破壊して悪役を演じて貰う必要があるが、必要経費だろう
エンジェが来てくれれば順調に進む。問題は、そのエンジェが本当に来てくれるかどうか
「レイサちゃんとコハルちゃんをダシにしないように、あくまで正実との連携と同盟の話を持ちかけてある。指定したのは向こうの委員長と副委員長。ゲヘナの生徒会には既に許可を取ってあるの」
案外スムーズに事が進んでる。ゲヘナ側も、流石にエデン条約に対しては懐疑的だが、同盟の話は食いついてきた。確実性がある方を選ぶのは、どの派閥でも同じようだ
「私はこのままミカ側に付く事にしよう。ナギサには悪いが、こっちの方が良いからね」
「ありがと、1人だと心細いから」
「まぁ向こうを1人にしてしまったが、現状トップである以上、こうなる事はわかってるだろうね」
2人揃って、これから来るであろうゲヘナの2人を待つ
後ろにトリニティ生徒服を来たアリウス分校の4人が来る
「ミカ様。伝達完了しました」
「ありがと☆これでアズサちゃんが失敗してもしなくても、問題なく進められるね」
セイアがアリウス生を観て、
「君達は、どういう考えで?」
「……ミカ様」
「いいよ。あの赤い女から解放されたんだから、好きに答えても良いよ」
リーダーらしき、黒いマスクをつけた生徒が他のメンバーを見つめる
全員が頷き、リーダーらしき生徒が口を開く
「……我々──アリウススクワッドは、エデン条約には反対でした。言われたからではなく、結ばれればアリウスの存在が無かった事になる。それだけでは無い。……姫が贄に、犠牲になるかもしれなかった。あの女の傀儡のまま、終わるのだと」
誰もいない廊下。光も差さない場所での、リーダー格──錠前サオリは、マスクを外した
「だが、だが───恩人が、ゲヘナに行ってしまった。その原因を排除し、浄化をするなら向こう側に行く事も躊躇わなかった」
サオリはメンバーを見て、言い放つ
「今のエデン条約は、ただ悪化を招くだけに過ぎない。それこそ
ミカに向き直り
「だから、他のアリウスがどう言おうと関係ない。我々、アリウススクワッドは恩に報いる為、エンジェを助ける為に動こう。結果的にトリニティも助ける事になるが、些事でしかない。エンジェの為だ。この計画に乗る理由なんて、それだけで良い」
アリウス内部でも派閥があったが、その中でもサオリ達スクワッドが単純に強く、それでいて強大であった
「……充分でしょうか?」
「ああ、問題無い。──では、呼び込むとしようか」
廊下を歩き去るミカ達
その後ろから、1人の生徒がゆっくりと出てきて、こっそりついて行く
「……エンジェって言ってた。今まで、名前すら出さなかったのに」
レイサが、遠くなったミカ達を虚ろな目で見つめていた
「でも、来てくれるなら……えへ」
その場で悶え、心の奥から来る歓喜に震える
「……ああ、やっと見れるんだ。エンジェの顔を、姿を」
白い、先が尖った仮面を静かに取り出し、着ける
「
ミカ達のすぐ後ろにまで近づいて、声を掛ける
「ミカ様」
「なーに?」
姿を見せる。ミカは察して
「あー、そうだよね」
と言い、白い仮面を着ける
「みんなも……勿論、持ってるよね?」
全員が、白い仮面を着けた
「ありがと、レイサちゃん♪」
「……エンジェの為です」
7人全員が、ペストマスクに似た白い仮面を着け、廊下から出ていく
「人数が足らないけど、戦力なら充分だね」
廊下を出て、校舎を出て、校庭を出て、校門で待機する
「ナギちゃんに隠す必要も無くなったし、補習授業が終わったらコハルちゃんも呼ばないとね☆」
人払いも済ませ、迎え入れる準備が出来た
──ゲヘナの風紀委員、委員長と副委員長が揃い踏みで来た
「ようこそ、トリニティへ」
「そして」
「待ってたよ、
白夜
のエンジェちゃん☆」
「…………ミカ様」
訝しげにエンジェを見るヒナと、ミカ達を見て呆れた顔となったエンジェ
「その名前は死んだ筈ですよ」
「私達が呼びたいからそう呼んでるんだよ」
「……はぁ」
溜息をつくエンジェ
すぐヒナに向き、
「では、そちらは先生の方へお願いします」
「わかったわ。先生の護衛がメインだもの。……同盟は任せたわ」
「任されました」
ヒナがそのまま校舎に入って行くのを見届け、ミカ達に向き直る
「──行きましょうか」
能面の様な、感情が落ちた顔で歩き出した
その姿は黄昏とは違うモノだった
現在答えられる状況
トリカス
ゲーム本編での描写は少ないながら、虐めの現場や仲間はずれが横行していた
レイサは弱かった時に、コハルは勇気が無かった時に…………
なお、元々はナギサに対してよく使われてた単語の模様
第-〇話、について
時系列を多少前後しますが、少なくとも過去の話ではあります
0に近付く程直近だったりします
0話
存在するかどうかだけ言うと、なければストーリーが成り立たないレベルで存在します
終末鳥
どういう感じにするかはお楽しみに!!
勢力
実はナギサが孤立しており、セイアとミカが組んでる状態です
※は?
ウェルチアース飲もうぜ