ナギちゃんのために石をためようとしていた私にクリーンヒット
アロナさん、お願いですから天井だけはやめてください…
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「あ、ユウカ!3時の方向からAR持ちが3人!」
「スズミ!前の5人組に閃光弾投げて!」
「ハスミ!あの黒っぽいヘルメットの子が指示出してる!ささっと打っちゃって!」
「ヴィネはなんかこう、いい感じに暴れといて!」
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「なんだか、戦闘がいつもよりやりやすかった気がします…」
「確かに!なんか、上から見てる感じ?っていうか…」
「先生の指示のおかげで戦闘状況を客観的に見ることができた、ということでしょうか」
「そうそれ!そんな感じ!」
「まぁ、連邦生徒会長が呼んだわけだし、このくらい当然かも…?」
「え~、もっと褒めてくれてもよくない?」
「何言ってるんですか…」
「ともかく、先生。次の戦闘もよろしくお願いしますね。」
「よろしくね、先生!」
「うん、任せといて!」
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「ワカモさん!送り出した奴らがもう全滅しました!」
「どうやら、厄介な人がいるようですね…」
いや、それだけではないだろう。
確かに
それにしても流石に早すぎる。少なくとも数十人はいたはずだ
「あの大人…おそらくは彼女による指揮が要因、と見ていいでしょう」
「どうしますか?」
「そうですね…えぇ、では私は当初の目的を達成しに行きます。それまで耐えてください」
「“アイツ”も使っていいですか?」
「えぇ、いかなる方法を用いても構いません。頼みましたよ?」
まぁ、戦車程度で止まる彼女ではないが
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「よし!もうシャーレの部室は目の前よ!」
「もう結構な数倒してきたもんね!」
ザザッ
『皆さん、この騒ぎを巻き起こした生徒が判明しました』
『―狐坂ワカモ。百鬼夜行連合学院で停学になった後、矯正局を脱獄した生徒です』
「あー、やっぱりあの子かぁ…」
「ヴィネ、知り合いなの?」
「うん、友達。あんまり悪い子じゃないんだけどね…」
「いやいやヴィネさん、矯正局を脱走してるんだから悪い子に決まってるでしょ!?」
「そうでもないんだけどなぁ…」
ちょっと趣味が過激なだけで、いい子なんだけどなぁ…
『彼女は今までにも似たような問題を起こしている危険な人物なので、気を付けてくださいね』ピッ
「代行はこういってますよ?」
「いい子なんだけどなぁ…」
「まぁ、きっとそこまで悪い子じゃないと思うよ?ヴィネがこういってるんだし」
「そういわれると確かに…?」
「―どうやら、その話題の人物が現れたようですよ」
「―フフ、連邦生徒会の子犬たちが現れましたか。お可愛らしいこと」
「あ、ワカモ!久しぶり!」
「生憎と貴女達と戦っている暇はないので、私はここで失礼させていただきますね」
「あれ?ワカモ!無視しないでよ~!」
「…皆さん、あとは任せましたよ」
「ワーカーモー!私だよ~!あなたの大親友のヴィネだよ~!」
「誰が大親友ですか!戦車係!奴に向かって砲撃!」
「えぇっ!?大丈夫なんですか!?」
「どうせ大丈夫です!」
「わ、分かりました!」
ドオオォォォン!!!
「ちょ、ちょっと!砲撃されてるじゃない!」
「え、えちょっと待ってどうすればいいの!?」
「二人とも、落ち着いてください。大丈夫ですから」
「「えぇ?」」
「―もー、相変わらず素直じゃないんだから」
「ヴィネさんなら、砲撃くらい防げますから」
ドカーン!!!
「―ふぅ。みんな大丈夫?」
「え、えぇ…羽で防いだんですか?」
「うん、羽がある子は結構するよね!」
「なるほど、じゃあキヴォトスではよくやる感じ?」
「確かに私もやりますが、戦車の砲撃を受け止められるのはヴィネくらいでしょうね」
「あ、そうなんだ…」
「まぁ、これでも私結構強いからね!」
「結構…?」
「おい!砲撃止められたぞ!」
「はぁ!?そんなことができるのは【黒翼】くらいなもんだろ!?」
「そうだよ!相手はその【黒翼】なんだよ!」
「勝てるわけねぇじゃんそんなの!?」
「と、とにかく!相手が混乱してる今がチャンス!一気に行くわよ!」
「おぉー!」
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「ふぅ、何とか時間は稼いでくれているようですね。今の間に少しお邪魔させていただきましょう」
「フフフフフフ♪」
~~~
「よし!着いたね!」
「戦車もサラッと叩き壊すとか…ヴィネさんは一体何者なんですか…?」
「風紀委員長と肩を並べる、ゲヘナの最高戦力の一人ですね…」
「そりゃ通りで強いわけよ…」
ザザッ
『「シャーレ」部室の奪還完了。私ももうすぐ到着予定です。建物の地下で会いましょう』
「にしても、こうやって見ると凄いいい所だね!」
「確かに、連邦生徒会の特務機関としての威厳を感じます」
「これからここで働けると思うとワクワクしてくるね!じゃあ行ってくるよ!」
「あ、はい。行ってらっしゃいです」
「…え、これ私達どうするの?」
「入っていいのでしょうか…」
「いえ、あくまで私たちは無関係の生徒ですから、入らないほうがいいかと」
「そうですね、ここで待っておきましょう」
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「失礼いたしましたー!!!」ピューン!!
「あ、ワカモ!どこに行くの!」
「ゴメンねみんな!私ちょっとワカモ追いかけてくる!」
「わかりました、先生にはしっかり伝えておきますね」
「みんなまたね!」バサッ!!!
「…え?飛べるの?」
「まぁ、そう思いますよね…」
「あのレベルで飛行できるのは彼女だけですよ」
「なんというか、規格外って感じね…」
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「はぁ…ここまでくれば大丈夫でしょう」
「やっと止まってくれたぁ。ワカモ、いったい何があったの?」
「なんであなたがいるんですか…まぁいいです」
「その、ですね…少々言いにくいのですが…」
「うんうん」
「一目ぼれ、してしまいまして…」
「あー、確かに。先生結構きれいな顔してるもんね」
「どうしましょう!もしかしなくても私、第一印象最悪なのでは…!?」
「うーん、多分それは大丈夫じゃない?先生はそんな人じゃないと思うし」
「そうなのですね…よかった…」
「ワカモはこれからどうするの?」
「そうですね、とりあえずはあの御方について調べてみますわ。どのような人なのか、何が好きで何が嫌いなのか、趣味は何なのか。
知りたいことはたくさんありますから」
「そっか、何か困ったことがあったらいつでも相談してね!」
「…なんというか、あなたは相変わらずですね」
「身長は2センチ伸びたよ?」
「そういうわけでは…というかまだ成長するのですか…」
「まぁいいです。それでは―」
「うん、またね!」
「…えぇ、また会いましょう」
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「どうやら、サンクトゥムタワーの権限を取り戻せたようですね」
「私たちはここまで。あとは担当者に任せましょう」
「お疲れさまでした、先生」
「うん、みんなもありがとねって…あれ、ヴィネは?」
「彼女はワカモを追いかけていきました。まぁ捕まえるつもりはないでしょうが」
「え、捕まえに行ったんじゃないの!?」
「いえ、あれは…」
「どちらかというと、心配して追いかけに行った、という感じですね」
「どういうことよ…」
「う~ん、お礼言いそびれちゃった」
「まぁ今度会ったときに改めて言わないとね」
「それじゃあ改めて、みんな、今日はありがとね!」
「先生もお疲れさまでした。ここでお別れですが、近いうちにぜひ、トリニティ総合学園に立ち寄ってみてください」
「ありがとうございました、先生」ペコリ
「私も、風紀院長に今日のことを報告しに戻ります。ゲヘナ学園にいらっしゃった時には、ぜひ訪ねてください」
「あ、そうだ。ヴィネも風紀委員会所属なの?」
「そうですね、ヴィネ先輩は風紀委員会にも所属していますが、10個以上は兼部していたので会える確証はないですね…」
「すごいねヴィネ…」
「ミレニアムサイエンススクールに来てくだされば、またお会いできるかも?先生、ではまた!」
「うん、またね!」
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『なんか連邦生徒会に新しい組織ができたんだって!』
『なんだっけ?理科の実験で使うアレみたいな名前の組織だったよね』
『何それ、リトマス試験紙とか?』
『なわけ』
『シャーレだって、噂だと先生っていう大人の人がいるらしいよ』
『何それ凄そう』
『これからどうなっていくんだろうね?』
『正直ちょっと楽しみ』
『分かる』
『それな』
今のところ先生がちょっとポンコツになりそう…?
ワカモが一目ぼれしてるのできっと美人ではあるんでしょう。
ポンコツ美人系お姉さん、ってこと!?
あ、ちなみにまな板です。理由は性癖です()
最後の奴はTwit〇erでの反応です。これからの先生の活躍が楽しみですね。
まぁこの物語の主人公はヴィネちゃんなわけですが。
次回からはアビドス編。さてと、どうやって絡ませようか()
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