青春を守る悪魔の翼   作:蒼野春

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ドレスカヨコにオールインしたおかげで正月フウカのための石がないよアロナ…
財布が軽くなりそうですね…


仮初ヴィネと危険なお手伝い

ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ

 

「うぅん…」ガチャ

「もう朝かぁ…ふあぁ…」

「えっと、今日は特に何もなかったよね…?」

 

そう言いながら私、仮初ヴィネは壁に掛けてあるカレンダーを確認した。

うん、予定は特にない。ゆっくりしても大丈夫だろう

 

「とりあえず、朝ごはん食べよ~」

 

~~~

 

『――さて、お次は今話題の連邦捜査部【シャーレ】に関する話題です』

「お、先生だ」

 

朝食のトースターをかじりながら、テレビに出てきた彼女を見て呟く。

突如としてキヴォトスにやってきた大人である「先生」

最近、いつテレビをつけても彼女を見る気がする

 

『猫探しやボランティアから不良達の抗争の仲裁まで、様々なことをしている先生ですが、彼女は果たしてどのような毎日を送っているのでしょうか』

 

なるほど、どうやら今回は密着取材らしい。

 

『先生は普段何を食べていらっしゃるのですか?』

『そ、そうだね…コッペパン、とかかな…』アハハ…

『なるほど、朝ごはんはコッペパン、と』

『いや、三食全部…』

『えぇっ!?』

 

「何やってんの先生…」

 

あまりに不健康すぎる。

シャーレは意外と薄給なのだろうか?

こんどお弁当でも作って持って行ってあげよう

 

『で、では次の質問です。普段から様々なところでご活躍なされていますが、1日何時間働いているのですか?』

『そうだね、移動時間を含めないとしたら大体12時間とかじゃないかな?』

『あれ、キヴォトスって労働基準法ないんでしたっけ?』

『サービス残業ってやつだよ』

『そうですか…大変ではないのですか?』

『確かに大変だけど、皆のためだし辛くはないかな』

『へぇ…』

 

「おー、かっこいい」

 

流石は先生。

なんというか、まだキヴォトスに来てから1週間程度しかたってないのにいろんな生徒から慕われているのも納得である

 

『あ、でももうちょっと書類仕事は減らしてくれてもいいからね?』

『誰に言ってるんですか?』

『画面の向こうのリンちゃんに』

『リンちゃん…あ、代行のことですか?』

『そうそう』

『書類というのはそこに積まれている山がそうですか?』ドッサリ

『うん、これで大体半分くらいかな』

『どうか代行、減らしてあげてください』

『まぁ、これでもお手伝いに来てくれる生徒のおかげで楽になってはいるんだけどね』

『あぁ、確か当番制度、というやつでしたか?』

『それそれ、ほんとに皆には助けられてるよ』

 

様々な学園の生徒がシャーレに行って先生の仕事を手伝う、それが当番制度である。

これも所属に関係なく管理下におけるシャーレの特権の1つだ。

…そう考えるとシャーレってすごい

 

『―それでは、先生もお忙しいでしょうから、今回のインタビューはここで終わりにさせていただきますね。先生、ありがとうございました』

『うん、ありがとうございました。またね~』ヒラヒラ

 

『ということで、シャーレの先生へのインタビューでした』

 

「なんというか、先生も大変そうだなぁ」モグモグ

 

風紀委員長のヒナと同じくらい仕事が多そうだ。

ちゃんと休めてなさそうだし、私も当番になったら頑張ろう。

 

…なんて考えながらスマホを見ていると、気になる通知が飛んできた。

 

「…便利屋?」

 

~~~

 

便利屋68のツイートの内容を要約するとこうだった。

 

『学校を襲撃するのに参加してほしい。報酬は十分に支払う』

 

とのことだ。

…あの子達は今度は一体何をするのだろうか。

学校を襲撃…確かにそれはアル―便利屋68の社長の目指す『アウトロー』なものではあるが流石に危険すぎる。

カヨコがいるしそこまでではないのかもしれないが、一応私も行くことにしよう。

さて、そうと決まれば早速準備だ。

そうして私は残りの朝食を素早く口に入れ、着替えるのであった

 

~~~

 

「えっと、確か集合場所はこのあたりだったはず…」

 

メッセージを見て30分くらい、私は空から皆を探していた

 

「お、いたいた!おーい!」

 

「みんな!久しぶり!」スタッ

 

「あ、ヴィネちゃんじゃん!ひさしぶり~!」

「へぇー、結構いっぱい来てるね」キョロキョロ

「まぁ、社長が後先考えずお金出しちゃったからね」

「ヴィ、ヴィネさん、お久しぶりです…」

「ヴィ、ヴィネさん!?もしかしてヴィネさんも手伝ってくれるんですか…?」

「うーん…危なそうだし手伝うのは手伝うけど、どうして襲撃することになったの?また依頼?」

「うん、正直学校襲撃なんて危険な仕事はしたくないところだけど、なんだか依頼人もなかなか不味そうな相手でね…」

「なるほどねぇ」

 

まぁ学校襲撃なんてものをこの学園都市(キヴォトス)でしようとする人なんてまず間違いなく危ない人だろう

 

「今からでもどうにか取りやめる方法はないかしら…」

「あれ、アルは乗り気じゃないの?」

「まぁね~、さっき襲撃する学校の子達と仲良くなっちゃて」

「あぁー…」

「ヴィネさん、何かいい案はない?」

「そうだなぁ…いい感じに負けるとか?」

「それだと私たちが依頼主に消されたりしないかしら…?」

「そんなことはないと思うけど…相手の戦力を確認したかったーとかいえばなんとかなるんじゃない?」

「なるほど…よし、それで行きましょう!」

「まぁ、何とかするしかないか…」

「そういえば、どこの学園を襲撃するの?」

「あ、そういえばまだ教えてなかったわね」

「私たちが今から襲撃するのはアビドス高校よ」

 

「…え?」

 

アビドス高校ってもしかして…

 

セリカちゃんの高校じゃん!?




Q.どうして遅れたんですか?
A.近年稀に見る忙しさだったんです…!
多分今週もう1話更新すると思いますのでゆる~くお待ちください。

ヴィネちゃん豆知識その8
ヴィネちゃんは意外と朝が弱いぞ!
予定がない日は稀に3度寝までしちゃうタイプだ!
でも休日にする3度寝ほどいい物もなかなかないよね

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