これから一年、フレンド先生にはお世話になりそうですね…
「ヴィネ、さっきから顔色悪いけど大丈夫?」
「うん…大丈夫…大丈夫…」
どうしよう…手伝うって言っちゃった以上やっぱやめたはだめだし…
でもなぁ…ただでさえ大変だって聞いてるセリカちゃんの学校を襲撃するのも…
「うぅっ…」
「アルちゃんさっきからずっと震えてるね~」
「当たり前でしょ…負けるとはいえあの子達と戦うのはまだ気が引けるわ…」
「大丈夫だって!ほらほら、来たよ?あの子達」
「えっ」
『前方に傭兵を率いている集団を確認!』
「あれ、貴女たちはラーメン屋さんの…?」
「ぐ、ぐぐっ…」
「誰かと思えばあんたたちだったのね!!ラーメンも無料で特盛にしてあげたのに…ってヴィネさん!?」
「あ、あはは…久しぶり、セリカちゃん…」
「なんでヴィネさんがそっちに…まさか、今までずっと騙してたの!?信じらんない!!!」
「えっいやちがっ」
「許さない!全員まとめてぼこぼこにしてやるんだから!!!」
「ひぇぇ…」
「お~、セリカちゃん張り切ってるね~。ならおじさんもちょっと頑張っちゃおうかな~」
「あははっ!いいねいいね~!」
「何もよくないよぉ!」
「ま、まぁやりすぎないようにね?」
「え、先生!?」
「ヴィネ、久しぶり。この前はありがとね~」ヒラヒラ
なんと、先生がいるなんて…
アビドスになにか仕事でもあったのかな?
「私達も、受けた仕事はきっちりこなさいといけないから」
「…なるほど、その仕事が便利屋だったんだ」
「もうっ!学生ならほかにももっと健全なアルバイトがあるでしょう?それなのに便利屋だなんて!」
「アルバイトじゃないわよ!れっきとしたビジネスなの!肩書だってあるんだから!」
「私は社長!」
「あっちが室長で、こっちが課長…」
「社長、ここでそういう風に言っちゃうと余計薄っぺらく見えるよ?」
「課長!そういうことは言わないで!っと、そしてこの子が社員よ!」
「…あれ、ヴィネさんは?」
「ヴィネさんは…バイト?」
「うん、もうそれでいいよ…」
「よくわからないけど、いったい誰の差し金?…いや、答えるわけないか」
「力尽くで口を割らせるしか」カチャ
「ふっ、それはもちろん企業秘密よ?簡単にできると思わないことね」
「総員!攻撃っ!!」
「みんな、来るよ!」
「早速行くよ~っ!」ブンッ
「何これ…って爆弾!?」
「ほーい、セリカちゃん下がって~」スッ
ドカーン!!!
「セリカちゃん、大丈夫~?」
「うん、ありがとホシノ先輩!」
「おぉっ、やるね~」
「あのタンクの子、かなり強そうだね」
「バイトは彼女を狙って!」
「「「了解!」」」
「うへ~、大勢で一人狙いだなんておじさん困っちゃうよ~」
「バイトってことは私も行った方がいい?」
「えぇ、ヴィネさんいい感じに(負けられるように)頼んだわよ!」
「はーい!」
「…お、なかなか強そうな子が来たね~」
「今回は珍しくヴィネさんが味方だからな!負ける気がしないな!」
「あはは…」
ゴメンねみんな…
今回は負けないといけないから…
「へぇ~?でも、おじさんもみんなのために負けるわけにはいかないんだよね~」ガチャッ
「と、とりあえず…みんな、行くよ!」バッ
「おおっと、なるほど。かくとうタイプって感じ?」
「こっちの方が得意だから、ねっ!」ビュンッ!
「はいバリア―」
ガンッ!
「おおぅ、すごいパワーだぁ」ジンジン
やっぱりこの子、すごく強い!
今のパンチ、結構決まったと思ったんだけど…
ってそうだった!負けないといけないんだった!
「今だ!一気に撃ち込め!」
「あっちょっとまっ―」
ダダダダダッ!
「うへ~、ハチの巣だよぉ~」ガガガガガッ
「何だよあれ!全然効いてないぞ!」
「ヴィネさんと同じタイプ…私達じゃ相手にならねぇよ!」
「へ~、君も硬いんだぁ?」
「ま、まぁそこそこ…?」
「じゃあちょーっと本気出しても大丈夫だよね~?」
「え?」
「ほらほら~行くよ~?」
バンバンバンバン!!!
「うわっ痛い痛い!!」バッ
「逃げても無駄だよ~?」バンバン!
これ、負けなきゃっていうか普通にやっても負けない?
ほんとに強いんだけどこの子!
「はーい、捕まえた」ガシッ
「あっ」
「じゃあ、ちょっと眠っててね」ゴキッ
「ぐえ」ガクン
「え、ヴィネさん落ちた?」
「は?マジ?」
「何それ無理じゃん」
「逃げよ逃げよ」
「勝てる相手じゃないわコレ」
ピューンッ!
「…あれぇ?」
~~~
「ねぇ、社長。バイトの子達みんな逃げてない?っと」サッ
「えぇっ!?どうしてよ!?」
「あ~、ヴィネちゃんが落ちたっぽい?」
「嘘っ!?あのヴィネさんが!?」
「ね~、びっくりしちゃった」
「そんなこと言ってる場合じゃ…いや、むしろチャンスかも?」
「そうだね。ヴィネを回収して逃げよう…と思ったけど、無理かもしれない」
「はーい、君たちの仲間の一人は倒したよ~?」
「え、ホシノ先輩ヴィネさん倒せたの?」
「うん、まぁ結構強かったけどね~」
「う~ん、ヴィネさんはもっと強いと思ったけど…まぁいっか」
「ん、このまま畳みかける」
「ア、アル様…どうしましょう?突撃しましょうか?突撃しますね?」
「待ちなさい…えぇ、認めましょう。今回はこのくらいにしてあげるわ」
「何よ、逃げるつもり!?」
「逃げるわけじゃないわ、戦略的撤退よ。あと最後に…」
「ヴィネさんごめんなさい!!!」ピューン!
「あははっ、またね~?」
「はぁ…ハルカも、早く逃げないと」
「は、はい!」
「ちょ、待ちなさいよ!」ダッ!
「あ、待って待ってセリカちゃん」
「なんで、早く追いかけないと!」
「大丈夫、私たちはあくまで守るのが第一。無理に追いかける必要はない」
「それに、情報はこの人から聞けばいいですしね~♧」
「スヤァ…」
「寝てるし…」
『あ、あはは…』
「ま、まぁ…これで一旦、問題解決かな?」
「そうだね~みんな、お疲れ様~」
~~~
「アルちゃん、ヴィネちゃん置いてきてよかったの?」
「ほんとはどうにかしたかったんだけど…なぜかあの人グットサインしてたから…」
「あー…じゃあ多分大丈夫だね」
「そ、そうなんでしょうか…?」
「まぁ、あの人なら何とかすると思うよ」
「ごめんなさいヴィネさん…どうかご無事で…!」
愛用していたカードが余罪多数で温泉に浸かることになって少々へこんでましたが何とか間に合いましたね()
彼はまぁ…しょうがないか…
ヴィネちゃん豆知識その9
ヴィネちゃんの戦闘力はその時の精神状態に左右されるぞ!
今回の場合はセリカへの申し訳なさと罪悪感で多分普段の半分くらいしか力が出せてないんだ!
まぁ今回はヴィネちゃんが10割悪いし…
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