青春を守る悪魔の翼   作:蒼野春

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お久しぶりの総決算
脳死でやっちゃってたせいでかなりもったいないことしちゃってたぜ…



仮初ヴィネと銀行強盗

プルルルル、プルルルル…

 

「…」

 

「アルちゃん、なんで電話出ないの?」

 

「…あ、もしかしてクライアント?」

 

「あー、そりゃそんな顔にもなるわ。

わざと失敗してるもんね」

 

「まぁ、ちゃんとやってても成功してたかは怪しいけどね」

 

「アル様…」

 

「…ふぅ、

覚悟を決めるのよ、陸八魔アル…!」

 

ガチャ

 

「はい、便利屋68です」

 

~~~

 

「――以上が、今回の結果となります」

 

『…ふむ、興味深い報告だ。

で、実戦はいつなんだ?』

 

「そ、そうですね…」

 

「社長、とりあえず1週間以内って答えてて」ヒソヒソ

 

「えぇっ!?でもそれじゃあ…」ヒソヒソ

 

「下手に長く会話してると今回の件を追及されるかもしれない。

今はこの場を凌ぐことを考えた方がいい」ヒソヒソ

 

「わ、分かったわ」ヒソヒソ

 

「…では、1週間以内には必ず成功させて見せます。

任せてください。すでに手は考えていますから」

 

『そうか、では良い報告を待っているよ』

 

ガチャ

 

「…」

 

「…アルちゃん、これからどうする?」

 

「…どうしましょう」ブルブル

 

「ア、アル様…

こうなったら私が…!」

 

「やめた方がいい、相手が悪すぎるから」

 

「いったいどうすればいいの…!?」

 

「…とりあえず、ヴィネに連絡入れとかないとかな」

 

 

~~~

 

 

(なんて考えてたけど…)

 

「全員武器を捨てて、その場に伏せて!」

 

「言うことを聞かないと、痛い目にあいますよ☆」

 

「こ、この銀行は私達が占拠したよ!」

 

 

 

「あの子、何やってんの…?」

 

~~~

 

「ほ、ホントにこんな感じでいいんだよね!?」

 

「ん、完璧」

 

「あ、あはは…みなさん、ケガしちゃいけないので伏せてくださいね…」

 

「ぎ、銀行強盗!?」

 

「非常事態発生!非常事態発生!」

 

「無駄無駄~。

外部に通報される警備システムの電源は落としちゃったからねー」スチャッ

 

「ひぃっ!?」

 

「ほら、ちゃんと伏せないとあの世行きだよ!?」

 

「みなさん、お願いだからジッとしててください…あうぅ…」

 

「ん、ここまでは計画通り」

 

「次のステップに進もうかー。

リーダーのファウストさん!指示よろしくー!」ポン

 

「え、えぇっ!?ファウストって私ですか!?

リーダーですか!?私が!?」

 

「リーダーです!ボスです!

ちなみに私は覆面水着団のクリスティーナだお♧」

 

「いつから覆面水着団なんて名前になったの!?

流石にダサすぎな――」

 

「何その名前かっこいい!!!」

 

「ヴィネさんもそっち側なの!?」

 

「うへへ、ファウストさんは怒ると怖いんだよー?

いうこと聞かないと怒られるぞー?」

 

「あうぅ…リーダーになっちゃいました…これじゃあティーパーティーの名に泥を塗ることに…」

 

「げ、元気出してヒフ…じゃなかった、ファウストちゃん!」

 

~~~

 

「あれ、あいつら…」

 

「うん、アビドスとヴィネだね」

 

「だよね、知らない子もいるけど。

…こんなところで何やってるんだろ?それも覆面なんかしちゃって」

 

「ヴィ、ヴィネさんは一体何を…?」

 

「銀行強盗?いやでもヴィネがそんなことを…?」

 

「もー、アルちゃんは何してるのさ」

 

~~~

 

「監視カメラの資格、警備員の動線、銀行内の構造、すべて頭に入ってる。

無駄な抵抗はしないこと」

 

「そこのあなた、このバックにさっき来た現金輸送車の――」

 

「ひぃっ、お金でも債券でもなんでも差し上げますのでどうか命だけは!!!」

 

「そ、そうじゃなくて…集金記録を…」

 

「はい!現金を詰められるだけ詰めてきました!」

 

「う、うーん…」

 

~~~

 

(や、ヤバーい!!!この人たち何なの!?

ブラックマーケットの銀行を襲うなんて!!!)

 

「社長、ねぇ社長」

 

(ど、どう逃げるつもりなのかしら?いや、それ以前にこんな大胆な計画を立てちゃうアウトローが、いまだに存在するなんて…!!!)

 

「あ、アル様…?」

 

(きっと銀行強盗のプロなのね…!!!

まるでこのためだけに生まれてきたみたいだわ!!!)

 

「おーい、アルちゃーん?」

 

(かっ、かっこいい…!シビれるっ!これぞまさに真のアウトロー!

うわぁ、涙出ちゃいそう!!!)

 

「これ、アルちゃん気づいてなくない?」

 

「みたい。

目まで輝かせちゃってる…」

 

「わ、私達はここで待機でしょうか?」

 

「…そうだね、多分あの子達はヴィネがいるから大丈夫だろうし、銀行に助太刀する理由もない。

それに社長が今あんな状態だから…とりあえず隠れていよう」

 

「は、はい…」

 

「ほらアルちゃん、突っ立てないで隠れるよー!」

 

(わ、私もいつか絶対にあんなアウトローになってやるわ…!!!)




銀行強盗パート、1話で終わらせようと思ってたらかなり長くなりそうなので分割
ヴィネちゃん的には理由があるといえど犯罪行為なわけですから、なかなか大変そうですね…
因みにヴィネちゃんはたまたま持ってたビニール袋をかぶっております。
良い子のみんなは危ないので真似しないでね!


ヴィネちゃん豆知識その13

は今回ネタがないのでお休みとさせていただきます()
何かヴィネちゃんに聞きたいことがあれば感想とかで教えてね!()


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