青春を守る悪魔の翼   作:蒼野春

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どうも、お久しぶりです。
気がついたらアニメが終わっちゃってました。
パヴァーヌ編が楽しみ…!


仮初ヴィネとアウトロー

ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ

 

「う~ん…」ガチャッ

 

「ふわ~、よく寝た~」

 

軽く伸びをして眠気を飛ばす。

 

「よし、今日も特に予定は…っと、誰かからモモトークだ。

なになに…?」

 

『ヴィネさん、渡したいものがあるのだけど、

この前のお礼も一緒にしたいから、今日のお昼ごろ、紫関ラーメンに来てくれないかしら?』

 

どうやらアルからのようだ。

渡したいものってなんだろう…?

 

『了解!』

 

「紫関ラーメンかぁ、実はまだ食べたことなかったんだよね~♪

あ、もしかしたらセリカちゃんにも会えるかも?」

 

 

アルとの約束に心を躍らせつつ、私はリビングへと向かうのであった。

 

 

~~~

 

 

「はぁ…」

 

「どしたのアルちゃん、こんなにおいしいラーメンを前にため息何かついちゃってさ」

 

「…なかなか上手くはいかないものね」

 

「え、何か上手くいったことなんてあったっけ?」

 

「あるわよ!1つや2つくらい!」

 

「それ、言ってて悲しくならない…?」

 

「うぐっ…」

 

「まぁまぁ、元気だしてよアルちゃん」

 

「そうだそうだ、人生なんて上手くいくことの方が少ないんだからよ。

また何かあったらうちに来な、アビドスの子達の友達にはしっかりサービスしてやるから。」

 

「うわっ、大将かっこいい~♪」

 

「…じゃない」

 

「ん?」

 

「友達なんかじゃないわよぉーーーー!!!」

 

「わわっ!?」

 

「ようやく分かったわ、何が引っかかってたのか!」

 

「!?」

 

「えぇっ、どゆこと!?」

 

「私たちが目指しているのはハードボイルドなアウトロー!

なのにこのお店は!おいしいご飯をお腹いっぱい食べられるし!なんだかほんわかしてるし!」

 

「私たちは頼りすぎなのよ!

このお店にも!ヴィネさんにも!」

 

「一人前の悪!アウトローになるにはこのままじゃダメなのよ!!!」

 

「えー、別にいいんじゃ―――」

「なるほど…アル様の言いたいことが分かりました」

 

「流石!ハルカならわかってくれると思ったわ!」

 

「そう、つまり…

こんなお店はぶっ壊してしまおうということですよね…!」

 

「…へ?」

 

スッ…

 

「良かった…これでついにアル様のお力になれます…!」

 

「な、なんで起爆装置を…?」

 

「っ!

ハルカ、ちょっとま――」

 

グッ

 

「…」

 

「…へ?」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

(ま、まさか、こんなことになっちゃうなんて…!)

 

「アンタたち…許さない!」

 

「今のセリカは加減ができない…かくいう私もだけど」

 

「誰からの依頼なのか、何が目的なのか、全部教えてもらいます!」

 

 

 

「…どうする?」

 

「多分正直に言っても無理、今回ばかりは私たちに逃げる方法はないよ」

 

「わ、私が全員倒してくれば…?」

 

「無理だと思う、ヴィネさんを倒したあの人はいないみたいだけど、あの子達は全員強い。

それに向こうには先生がいる、あの人の指揮がある以上勝機はかなり低いよ」

 

「こ、こうなったら…!」

 

 

 

「何よ、いい感じの言い訳でも思いついたの?」

 

「…い、言い訳なんかないわよ!

私たちはとてつもないアウトロー!

ヴィネさんですら御しきれないほどの凄い悪なんだから‼」

 

「さっすがアルちゃん!

こうなったらとことんやっちゃおう!」

 

「まさかアイツら、ヴィネさんのことを騙して…!?

絶対に許せない…覚悟しなさい!」

 

「えぇ、かかって来なさい!

私たちがどれほどか、わからせてあげ―――」

 

ドッカーーーーーン!!!!!

 

「こ、今度はいったい何!?」

 

「まさか、便利屋…!?」

 

『い、いえ!

今の砲撃の標的は私たちではなく便利屋の方でした!』

 

「ど、どういう事なの…?」

 

 

 

「皆!風紀委員会が来た!

急いで隠れよう!」

 

「な、何ですって!?」

 

「よりにもよってこんなタイミングで…いや、こんなタイミングだからこそ…?」

 

『…あらあら、そんなに慌ててどうしたんですか、カヨコさん?』

 

「…はぁ」

 

『ため息つかないでもらえます!?

全く…では気を取り直して。』

 

『皆さん、早く終わらせますよ。

委員長とヴィネさんの耳に入る前に、ね?』

 

 

~~~

 

 

「よし、ここで到着っと!」

 

「いや~、ヴィネちゃんいつもありがとうね~」

 

「全然!このくらいなんてことないよ!」

 

「本当に大丈夫かい?

ヴィネちゃん、何か用事があったりし――」

「そうだった!ごめんねお婆ちゃん!」

 

「おやおや、それじゃあお礼はまた今度にしようかね~。

気を付けるんだよ~」

 

「うん!またね!」

 

「うーん、アルたち待ってるだろうなぁ。

早く急がないと!」




遂に横乳行政官の登場です。
実はヴィネちゃんと因縁があったりなかったり…?


ヴィネちゃん豆知識その15


ヴィネちゃんは味噌ラーメン派だぞ!
某美食研究会の会長に連れまわされたおかげで意外とラーメン通だったりするぞ!

ヴィネ「なんだか味噌が一番お腹いっぱいになる気がするよね!」


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