Q.何故弊シャーレにはカズサがいないんですか?
A.言葉を謹んでください
きっとアニバですり抜けます
時は、少し前に遡る
「あらら、結構人多いですね〜」
「そうだね、まぁ休日だし」
「仕方ないけど、少し待つことになりそうだね」
そう言って私、白石ウタハは待機席に座った。
私達エンジニア部は今、ミレニアム街三番区の銀行に来ている
「今回の依頼も無事達成できたし、これで少しは使った予算分は取り戻せそうだね」
「まぁ、まだ数パーセントくらいですけどね…」
「流石に下半期の70パーセント分を全部取り戻すには届かないさ。全部取り戻すにはざっと120件程度は依頼をこなさないとだろうね」
「うぅっ、頭が痛くなってきた…」
この前私達が完成させた『宇宙戦艦搭載用レールガン』、通称『光の剣︰スーパーノヴァ』。
宇宙戦艦の開発の最初のいっぽとして開発したは良いものの、あまりにも予算がかかりすぎて宇宙戦艦そのものの開発は断念することになってしまったのだ
「マイスターとしては、予算が足りないせいで充分なものにならなかった、なんてことは避けたいところではあるんだけどね」
「確か先輩、この前セミナーに行ってきたんだよね?」
「あぁ、ユウカに予算の追加支給を頼みに行ったんだけど、
『既にエンジニア部には大量に予算を割いてるんだから無理に決まってるでしょうが!!』
と怒られてしまったよ。どうやら向こうも大変みたいだ」
「それなら仕方ないね…」
「ユウカには普段からお世話になってるからね。彼女に負担をかけないためにも私達も頑張らないと」
「そうですね!っと、順番来ましたね」
「よし、行ってくるよ」
そう言って私は腰を上げて――
ガシャン!!
「え?どうしてシャッターが――」
「お前ら全員手を挙げろ‼」
「なっ―」
銀行強盗‼
不味いな…雷ちゃんは部室に置いて来てしまった!
「うわあぁぁぁ!!!」
「きゃあぁぁぁ!!!」
「うるせぇぞお前らぁ!!!」バンバン!!!
「どうする、先輩」ヒソヒソ
「出来ることなら鎮圧したいところではあるけど、生憎私は使えそうなものを持ってないね」ヒソヒソ
「あ、それならスーパーショック君2号
「本当かい?それなら――」
「おっと、そこは一体何を話してるんですか?」
「今日の昼食は何を食べようかと思ってね」
「なるほど、そういえば四番区に新しいラーメン屋さんができてましたよ」
「本当かい?なら行ってみることにするよ。ところで、何故君は布を羽織っているんだい?」
「あぁ、これですか?これはちょっとした秘密兵器を隠してるだけですよ」
「それ、教えてもよかったのかい?」
「あ」
どうやら彼女は抜けているらしい。
だが…
「おそらく彼女、かなり強いね」ヒソヒソ
「そうなの?」ヒソヒソ
「あぁ、少なくともあの集団の中では一番だろうね」ヒソヒソ
さて、どうしたものか…
トントン
「ちーちゃん、聞こえるかい?」ヒソヒソ
『どうしたの?ウタハ。なにか事件でも起きた?』
「うん、ちょっと銀行強盗に巻き込まれてしまってね。C&Cを呼べるかい?」ヒソヒソ《small》
『ヴァルキューレじゃダメなの?』《/small》
「うん、出来ればネルに来てほしいんだけど」ヒソヒソ
『分かった。連絡入れるから、大体10分くらい待って』
「了解」ヒソヒソ
ピッ
さてと、どうやって時間を稼ごうか…
~~~
「シャッターが閉まってるし、言ってた銀行はここみたいだね」
「あぁ…多分そうだろうな…」フラフラ
「あれ、顔色悪いけどどうしたの?」
「なんでもねぇよ…クソッ」
乗り心地?が最悪すぎただけだ…
いくら現場に急行しなきゃいけないっつても限度があるだろうよ…!
「とりあえず、シャッターのせいで入れないし、壊す?」
「そうするしかないだろうな」
「じゃあパッと壊すからちょっと待っててね」
「あぁ」
「行くよ~、ストロングキック!」バゴォン!!!
「技名だせぇな」
「そこまでだよ!銀行強盗達!」
「ケガしたくなけりゃ大人しくしてるんだな!」
「うげっ、いくらなんでも早すぎんだろ!」
「おい【仮面】!、奴等の相手は任せたぞ!」
「勿論ですよ、私はこのためにいますから、ね…」
「あれ、ライダちゃん?」
「えぇっ!?ヴィネ先輩!?なんでここにいるんですかっ!?」
「あ、私はこの人のお手伝いとして来ただけだよ」
「いつもの先輩ですね」
「そういうライダちゃんこそどうしてこんなところに?」
「いや~そのですね…話せば長くなるというか…」
「なに話し込んでんだ!さっさと倒せ!」
「いやいや無理ですよ!相手はヴィネ先輩ですよ!?あの【黒翼】ですよ!?」
「はぁ!?なんでゲヘナの奴がいるんだよ!?」
「いつもの人助けです!」
「どうすんだよこれ!?」
「オイ、結局どうすんだよ。やんのか?」
「あ、私は大人しく風紀委員会に連れていかれることにします」
「ちょっと待てよ!私たちはどうすんだよ!?」
「ケガしたくなければ大人しく捕まった方がいいと思います…お力になれず申し訳ありません…」
「クソがっ‼」
「なんだ、やらねぇのかよ、つまんねぇな」
「私はまだ死ねないので…」
「いや別に殺しはしねぇよ」
なんだと思ってんだあたし達を
「…おーい、そろそろ助けてもらっていいかーい?」
「あ、ってウタハじゃねぇか。なんでお前だけ縛られてんだ?」
結構ぐるぐる巻きに
「いや~、君達がくるまで時間を稼ごうとしたら即縛られちゃってね。まぁ、間に合ってよかったよ」
「そういうことか」
あの謎の機械の残骸はそれが理由か
「で、ライダちゃんはどうしてこんなことしたの?」
「そのですね…これなんですけど…」スッ
「!それ、誰でも超人ベルトくん1号じゃないか!」
「え、なんで知ってるんですか?」
「それ、私たちが作ったんですよ!」
「えぇっ!?もしかした貴女達、ミレニアムサイエンススクールのエンジニア部の方々ですか!?」
「うん、そうだよ」
「そうだったんですか!?そうとも知らずに私はなんと無礼な真似を…」
「そんなにかしこまらなくてもいいさ。それより、君がそれを持っているということは…」
「はい!今回依頼させてもらったゲヘナ学園特撮同好会所属の2年生、矢面ライダです!」
「そうだったんだね、どうだい?使用感は」
「凄いです!まさか自分が仮面ランナー
「そうかい、それはよかったよ」
「でも、なんでそれが銀行強盗につながるの?」
「お金が底を尽きたからです」
「あ~…」
「いや、これでもすっごく安く作ってもらったんですけど、日頃からグッズを買ってるのでお財布が今までにないほど軽くなってしまいまして…」
「なるほどね~。でも、銀行強盗は駄目だよ?」
「そうですよね~はは…」
「コールサイン03、今到着しました!ってもう全部終わってますよね」
「なんつーか、そもそも始まってすらないというか、なんというか…」
「?」
「あ、ネルさん」
「ネルでいいぞ」
「じゃあネルちゃん」
「なんでそうなんだよ」
「私はこの子達をヴァルキューレに連れて行くね!」
「ちょっと待て」
「うん、何?」
「今回あたしは不完全燃焼なんだ。また今度休みの時付き合えよ!絶対だかんな!」
「!うん、分かった!よ~し、じゃあ皆、行くよ~!」
「今週の仮面ランナーリアタイできるかな…」
「リーダー、お友達ができたんですね」
「は?そんなんじゃねぇよ」
「フフッ♪」
「はぁ…っと、もう昼だな。どっか食べに行くか?」
「あ、それなら四番区に新しいラーメン屋さんができたらしいよ」
「そうなんですね」
「せっかくだし、私達と一緒に行かないかい?」
「どうします?リーダー」
「そうだな…まぁ、こういうのもたまには悪くねぇか」
「そうと決まれば早速行きましょう!」
「マップによるとここから10分くらいらしいよ」
「そんなに遠くはなさそうだね」
「ラーメンですか、久しぶりに食べますね」
「ミレニアムの学食にはないからな」
こうして、あたしの休日はなんだかんだいって充実したものになるのだった。
そういえばアイツ、なにしにミレニアムに来てたんだっけ?
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「あ、テイルズサガクロニクルの製作者結局聞けなかった!」
新キャラ、矢面(やおもて)ライダちゃんです。
この先いつ出るかわかりません。出せるといいね…
ヴィネちゃん豆知識その5
ヴィネちゃんはゲヘナの一般生徒からかなり慕われているぞ!
他人の意思はできる限り尊重してあげる優しい子だ!
かといって犯罪は普通に駄目だけどね。聞いてるか美食研究会