青春を守る悪魔の翼   作:蒼野春

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Q.どうして遅れたんですか?
A.申し訳ない、返す言葉もございません…
普通に課題に追われてました…

それはそうと5PUはマズイですよ!
弊シャーレは2ムツキ天井カヨコでフィニッシュです


病院って実はかなりブラックな職場なのかもしれない

『次は、トリニティ西部病院前です。ドアが開きますので、近くにいる方は離れてください。』

そんなアナウンスを聞きながら私、鷲見セリナは電車から降りました。

今日は救護騎士団のお仕事の一つである、校区の病院のボランティアの日です。

「そういえばハナエちゃん、ちゃんと起きられてるかなぁ…」

と、駅から出たところで、可愛い後輩に思いを馳せます。

朝顔ハナエちゃん、ついつい行きすぎちゃうこともあるけど、いつも元気で明るい自慢の後輩です。

「楽しみすぎて寝れません!って言ってたけど、寝坊しちゃってたりしないよね?」

一応連絡しておきましょう。

『ハナエちゃん、ちゃんと起きられてますか?』っと。

10分くらいたっても既読がついてなかったら連絡を入れてみよう。

最近、何故だか不良の方達の抗争だったり、ヘルメット団の襲撃が激化していて、救護騎士団もなかなかに大変です。

だから今日のボランティアには私とハナエちゃんだけ行くことになっているのですが、ミネ団長曰く、

『心強い助っ人を呼んでいるので安心してください』

と言っていました。

一体誰が来るんでしょうか?

そんなことを考えながら病院へ向かっていると―

「うわーん‼」

女の子の泣き声が聞こえてきました。

どうしたのでしょうか?あたりを見てみると―どうやら、あの子みたいですね。

「大丈夫?何かあったの?」

近寄って話しかけてみます。

「あのね、私の風船が…」

といって上を指さしました。

…成程、どうやら風船が空に飛んで行ってしまったみたいですね。

あの高さだともう取れそうにないかな…

「お姉ちゃんが新しいのを買ってあげましょうか?」

「嫌だ!あれがいいもん!」

う~ん、どうしましょう…

「おや?どうやらお困りのようだね!」

「え?」

「フッフッフッ、お姉さんに任せなさい!」

誰でしょうか?

声の主の方を見てみると―

「ちょっと待っててね、とうっ!」

ビューン!!!

「えぇっ!?」

勢いよく飛んでいきました!?

「よっと!」

そのまま風船をつかみました!?

もう50mは飛んでたと思いますけど!?

「今降りるからちょっと待っててね~」

と思ったらゆっくり降りてきました!?

もしかして、空飛んでます!?

といった風に私が何度も驚いていると、

「お待たせ~。はいこれ、あなたの風船だよね?」

「うん!ありがとうお姉ちゃん!」

「フフッ、どういたしまして!これからは気を付けるんだぞ?」

「うんっ!」

そういって女の子は笑顔で走っていきました。

「ねぇねぇ。あなた、さっきの女の子と知り合いだったの?」

「い、いえ、そんなことはないですか…」

「そうなんだ!じゃああなた、すっごく優しい人なんだね!」

「でも私は何も力になれませんでしたし…」

「そんなことないよ!助けようとしただけでもそれはすっごくいいことなんだよ?」

「それはそうかもしれませんが…」

「私はゲヘナ学園の仮初ヴィネ!よければ友達になってくれないかな?」

「え、あ、はい!私はトリニティ総合学園の救護騎士団所属の2年生、鷲見セリナです!」

「あ、あなたが鷲見セリナちゃんだったんだね!」

「え、私のこと、知ってるんですか?」

「うん、ミネから聞いてるよ!優しくて優秀な子だーってね!」

「ミネ団長とお知り合いなんですか?」

「たまーにお茶する仲だよ!」

「そうだったんですね。あ、もしかして団長が言ってた助っ人って―」

「うん、私のことだよ!これでも救急医学部の臨時部員だからね!」

「臨時部員?」

「人手が足りないときとか、緊急のときに救急医療部として動いてもいいよってことだね!」

「なるほど…」

「えぇっと、今日は確かセリナちゃんのほかにもう一人来るんだよね?」

「…あっ」

ハナエちゃんに連絡するの忘れてました…

慌ててモモトークを確認してみると、

『うわぁぁん!!!寝坊しちゃいましたぁ!!!』

「もう一人の子は遅れちゃいそうですね…」

「あらら…」

 

 

~~~

 

 

「今日はお手伝いに来てくださりありがとうございます!」

「いえいえ、最近はいろいろ大変ですし、お互い様ですよ!」

「はい!困ったときはお互い様!です!」

「そういってもらえるとありがたいです」

私達(ハナエちゃんはギリギリ間に合いました)は病院の人たちに挨拶していました。

やはり病院の方も大変なようで、少し人手が足りていないようです。

「よーし、しっかり力になれるように頑張るぞ~!」

「はい!私も精一杯頑張ります!」

「では、早速で申し訳ないのですが、ハナエさんは三階に、セリナさんは五階に、ヴィネさんは七階に行ってもらえますか?そこでおそらく指示が出ますので」

「「「はい!」」」

 

 

~~~

 

 

「ヴィネさん、こっちの方手伝ってもらってもいいですか?」

「はい!」

「すみません!こっちも!」

「はい!」

「ヴィネさん!」

「任せてください!」

シュババババッ

「なんかヴィネさん分身してませんか?」

「参ったわね、幻覚が見えてるのかも…」

 

 

~~~

 

 

「大丈夫ですよ~痛くないですからね~」

「嘘だ!私をだまそうとしてる!そういって注射が痛くなかったことなんてなかったもん!」

「は~い、行きますよ~」

「うわぁぁぁ!!!」

「はい、もう終わりましたよ」

「えっ…」

「どうでした?」

「痛くなかった…」

「それはよかったです♪」

「もしかして…天使ですか…?」

「えぇ…?」

 

 

~~~

 

 

「待ってくださいハナエさん!」

「どうしてですか!?一刻を争うんですよ!?」

「その患者さんはそこまで容態は悪くないですし、一刻を争ったとしてもチェンソーは必要ないですよ!?」

「待って待って待ってほんとにチェンソーは駄目だってぇぇぇ!!!」

「今治しますからね~!!!」

 

 

~~~

 

 

「本日はありがとうございました!おかげさまで、本当に助かりました!」

「いえいえ、少しでもお力になれたらこちらとしてもうれしいです」

「これからも大変な時はいつでも救護騎士団を頼ってくださいね!」

「ハナエちゃん、次からはチェンソーは置いておこうね…?」

「えぇっ!?」

「ではまた~!」

 

「ヴィネさんも、今日はありがとうございました!」

「いやいや、私は正直そこまで力になれなかったと思うよ?」

「そんなことないですよ!一緒だったナースさんが『まるで分身してるみたいに速い動きだった』って言ってましたよ?」

「う~ん、なら力になれたのかな?」

「そうですよ、間違いないです!」

「フフッ、ありがとね、二人とも!にしても流石に疲れたね~。これからはもっとボランティアに参加して慣れないとかも」

「私、もうヘトヘトです~」

「うん、ハナエちゃんも凄く頑張ってたもんね」

「じゃあ、そろそろ帰ろっか!」

「そうですね、電車はまだ少し時間に余裕がありますし、ゆっくり駅に向かいましょう」

「あ、私飲み物買ってもいいですか?のど乾いちゃって」

「あ、あそこに自販機あるよ!」

「あ、ほんとです!」

「そうだ、今日はみんな頑張ったし、私が奢ってあげよう!」

「いいんですか?」

「うん、私は先輩だからね!」

「わーい!ありがとうございます‼」

そういって私達が自販機に向かおうとしたその時―

 

ドガーン‼

 

「うわぁ!?なんですか!?」

「なにかの爆発音ですね、向こうの方から聞こえてきたような―」

「ゴメンね二人とも!私ちょっと行ってくる!」

「え!?」

ビューン‼

「あ、あっという間に飛んで行っちゃった…」

「せ、先輩!どうしますか!?」

「お、追いかけましょう‼」

そうして、私達のボランティア活動の延長戦(?)が始まるのでした…




セリナって本当に天使だと思う。
でもどうやって先生のところに来てるんだろう…
ブルーアーカイブ7不思議の1つですよね。

ヴィネちゃん豆知識その6
ヴィネちゃんはかなり甘党だぞ!
日頃からいろんなカフェやスイーツ屋さんにいってはかなりの量を食べているぞ!
栄養分はどことは言わないがしっかりと吸収されているようだ!
うらやましいぜ…
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