なぎささまご乱心   作:つきらゆ

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また性懲りも無くクソ長い話を今考えて書いてるんですけど。
クソ時間かかりそうなので、何か投稿したいなと思って1時間位で適当に書き上げた作品です。クソ短いです。読まなくていいです。

後、アンケートさせてもらったギャグかシリアスか前書きで書いた方がいい?ってやつ。このままいっても多数決で必要なさそうなので描きません。

というわけで、これからも情緒ジェットコースターをお楽しみください。温度差による風邪蔓延の為風邪薬をご常備下さい。


エ駄死だコハル2:50

 

 はじめに神は天と地とを創造された。

 

 地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。

 

 神は「エッチ駄目」と言われた。するとエッチ駄目になった。

 

 神はその様子を見て、良しとされた。

 神はエッチとエッチ駄目とを分けられた。

 

 神はエッチをハナコと名づけ、エッチ駄目をコハルと名づけられた。

 夕となり、また朝となった。第一日である。

 

 神はまた言われた、「裸にベール、靴下は可」。そのようになった。

 

 神はおおぞらを造って、おおぞらの下のエッチとおおぞらの上のエッチとを分けられた。

 

 神はそのおおぞらを天と名づけられた。夕となり、また朝となった。第二日である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 エ駄死だコハル2:50

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここトリニティ総合学園。

 キヴォトス屈指のお嬢様学校。

 その歴史、伝統は由緒正しく品行方正に脈々と受け継がれた古代の意思は計り知れず。

 

 パテル。

 フィリウス。

 サンクトゥス。

 

 その三つの意思は過去束ねられ、やがておおきなうねりとなり。

 いつしか、それらはこのキヴォトスを覆うほどになった。

 それは、誰から見てもその通りだった。

 

 “正義実現委員会”

 

 ここ、トリニティに存在する“正義”を“実現”する為の組織である。

 正義とは、それ即ち“エッチ駄目”である。

 

 しかし、今ここトリニティは未曾有の危機に瀕していた。

 ハナコである。

 

 彼女は、エッチよし、とされた。

 パテル筆頭の穴を埋め、その席に付かされたハナコはその腹いせにエッチよし。とされた。

 

 トリニティは、裸ベール靴下可。となった。

 それは、大変に変態であった。

 

 故に、彼女は立ち上がった。

 この危機からトリニティ、引いてはキヴォトスを救い、やがて望む正義へとなる為に。

 

 しかし、彼女には力がなかった。

 故に、エッチに惑わされた。

 さらにしかし、神はそれをよしとしなかった。

 

 そして、与えられた。

 神秘の宿った黒タイツが。

 それを履き“覚悟”を決めた下江コハルは。

 否、下江頭コハルは。

 

 コハルは、“エ駄死”を手に入れた。

 

「えっちなのは駄目! 死刑っ!」

 

 死んだ。

 

「がっぺむかつく! 死刑!」

 

 死んだ。

 

「せ、先生!? なな、何するつもり!? だ……ダメ! 死刑!」

 

 死んだ。

 

 コハルは、エッチ目撃した状況下のみ対象を死刑にする神秘を得た。

 先生の屍の上に立ち涙を流すコハルは、その動かぬ手を取って覚悟を決めた。

 先生をえっちに染めた、かの邪智忘却なるハナコを必ずやうち滅ぼさんと。

 そして、コハルは行った。

 

 あのハナコ住まう天井の土地、ティーパーティーへとその足を踏み入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

「え、えっちなのは死刑!! がっぺむかつくっ!」

 

 その言葉を聞いた途端、ばたばたと倒れる裸にベールと靴下のみの淑女たち。

 コハルはその光景に目の端に涙を貯めながら、死体の間を駆け抜けた。

 

 なんでっ! どうしてこんなことにっ!

 

 そう叫びたい胸中をひたすらに隠して、コハルはただ前へと進んだ。

 そして、すぐに敵が立ち塞がる。

 何度も、何度も繰り返した光景だ。

 

「いたぞ!」

「こいつ、服を着ているぞ!!」

「捕まえろ! そして脱がせ!」

「トリニティは今や原則裸ベール! 靴下は可だ! 服を着るなど言語道断!」

「であえであえ!」

 

「取って、入れて、出す! しけい!」

 

 ばたばたと倒れる裸ベール靴下の乙女たち。

 コハルは泣きたくなった。何度同じ事を繰り返せば良いのだと。

 

 満身創痍の体を引きずり、それでもコハルは進む。

 でもこのままじゃ、ハナコが居るであろうティーパーティーに着く頃にはトリニティが滅んでいる可能性すらあった。

 今まで自分が積んできた死体を思い出す。

 

 その中には、先生すらあった。

 

「うう……ぐすっ、みんな死んじゃった……」

 

 殺したのは自分だが、殺させたのはハナコだった。

 天と地。

 光と闇。

 エッチとエッチ駄目。

 コハルとハナコ。

 

 相容れない。そんなことは分かっている。

 それでも、補習授業部で積み上げた絆が少しそれを躊躇わせた。

 

 けれど、コハルはもう止まれない。

 他でもない、先生はもう帰らぬものとなったからだ。

 

「いたぞ!」

「脱がせ!」

「エ駄死!」

「ぐあっ!」

 

「はだか!」

「ベール!」

「エ駄死!」

「ぐあっ!」

 

 

「……はぁ、はぁ、もうダメ……」

 

 コハルは、体力が尽きてその場にへたり混んだ。

 どうして、私は1人で戦っているんだ。

 みんなえっちになった。自分だけが、えっち駄目。

 

 今や、服を着ているのは自分だけ。

 ハスミ副委員長も、ツルギ委員長も、マシロも、イチカ先輩も、シスターフッドとか救護騎士団とかも、皆。

 

 どうしてみんなハナコの味方をして、私の味方をしてくれないのか。

 これが、人望の差なのか。

 ハナコは、エデン条約事件も赤い空の事件も何処でも活躍した。

 

 それはそうだ。

 ハナコは賢い。私はバカ。

 ハナコはおっきい。私はちっちゃい。

 ハナコは心が強い。私は弱い。

 ハナコはえっち。私はえっちじゃない。

 

 みんな、ハナコを選ぶだろう。ただ、それでもコハルは譲れなかった。

 

 えっちな事は、駄目なことだから。

 それは、何でなのか。

 神が「えっち駄目」と言われたからだ。

 

 けれど、神は「裸にベール、靴下可」とも言った。

 なら、別に問題なのでは?

 しかしあれはえっちだった。

 コハルは神にすら反逆する意思を見せた。

 

 コハルは、立ち上がった。

 屍の中で、何度でも立ち上がった。

 えっちなのは、駄目だから。

 えっちじゃないのは、よしだから。

 

「……ぐすっ、負けない……!」

 

 ティーパーティー、その場所へ。

 

 そして、とうとうたどり着いた。

 

 

「──ようこそいらっしゃいました、コハルさん」

 

「えっちなのは、駄目!!! しけい!!!」

 

 コハルは、初手そう叫んだ。

 何をされるか分からなかったからだ。コハルは、彼女の賢さを知っていたからこそ、他の何よりも警戒していた。

 だから、問答無用の死刑攻撃。しかし

 

「あらあら、どうされたのですか?」

 

 こともなげに、佇むハナコ。

 その姿を見て、コハルは戦慄する事しか出来なかった。

 

「え……? あれ、なんで……?」

「ふふ、おかしな事を言うものですね、コハルちゃん?」

 

 その不敵な笑みに、コハルは思った。

 負ける、と。

 

「私のどこが、えっちなのでしょうか?」

 

 コハルは……何も、言えなかった。

 

 ハナコは、服を着ていた。

 えっちじゃなかった。

 

「え……なんで……?」

 

 ハナコは、トリニティを裸ベール靴下可へと変えた。

 だから、ハナコだって例外じゃなかった。なのに、

 

「ふふ、コハルちゃん対策です♪」

 

 そういうハナコは、コハルへと詰め寄った。

 コハルは、恐怖で動けなかった。

 

「それで? 教えてください、コハルちゃん」

「あ……あ……!」

「私のどこがえっちなのでしょうか? ……えっちじゃない私を見てえっちだと思うという事は……」

 

「コハルちゃんのあたまが、えっちなのではないでしょうか♡」

 

「あ、ああ、ああああああっ」

 

 死ぬ。そう思った。

 えっち駄目。それつまり、コハルが自分をえっちだと認識した時……それは、自死を意味した。

 それを見越して、コハルを罠へとはめたハナコ。

 その手腕、さすがと言うべきか。

 もとより、コハルに勝ち目はなかったのだ。

 

 コハルは崩れ落ち、抜けていく力に身を委ねた。

 えっちに、負けた……。

 

 その事実が、何よりもコハルの正義を追い詰めた。

 

「うふふ♡ 安心してください、コハルちゃん」

 

 耳元で囁く、ハナコの声が聞こえた。

 

「■■の■■■をたっぷり可愛がって、■■■の■■を■■■■■■して■■■■ってしていっぱい■■■■させてあげますから♪」

「えっち、なの、は、だ……め…………」

 

 死刑。まで言うことなく、コハルは力尽きた。

 そして、目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

──────────────────

 

 

“私は神だ”

 

「はっ」

 

 コハルは目を覚ました。

 目の前に、先生がいた。

 

「せ、先生!?」

 

“私は先生では無い”

“コハルの記憶を元に最も尊敬できる存在を映し出しているだけだ”

 

 神はそう言い、コハルへと手を差し出した。

 

“力を与えよう”

“そなたの望む力を”

“一つだけだ”

“願いをいえ”

 

 コハルは俯いた。

 こういう時どうすればいいかコハルは知っていた。

 

「願いを百個に増やしてください……」

 

“それは出来ぬ”

“浅知恵を働かすな”

 

 駄目だった。

 

「ドラゴ〇ボールを10セット下さい……」

 

“それは出来ぬ”

“浅知恵を働かすな”

 

 駄目だった。

 

“貴方の願いを叶える力を下さい……”

 

“それは出来ぬ”

“いい加減に諦めろ”

“欲をかくな”

“こっちで勝手に決めるぞ”

 

 駄目だった。もういいや。

 

「しけい……」

 

“え?”

 

 神は死んだ。

 すると、コハルへと神の力が流れ込んできた。

 狙った訳では無い。どうせ自分は死んだからと、最後に見たこの変な夢への腹いせだった。

 しかし、流れる力を見てコハルは思った。

 

 なんだ、できるんじゃん、と。

 

 

 

「あっ」

「えっ」

 

 コハルは目を覚ました。

 目の前にハナコがいた。

 ハナコは全裸にベールを纏っていて、靴下を履いていた。

 さらに、■■に■■■を■■、■■■を■■に■■■、■には■■■が

 

「えっちなのは駄目! 死刑っ!」

「あら〜♡」

 

 ハナコは死んだ。

 コハルは勝った。

 ハナコに勝ったのだ。

 全てを失わせた原因を討ち滅ぼした。

 これで、平和は訪れるはずだった。

 

 けれど。

 

「…………誰もいない……」

 

 コハルは、ここに至るまでにおおよそ八割のトリニティ生徒を死刑にしていた。

 トリニティは、もう終わりだった。

 

「そうだ」

 

 そして、コハルは思いつく。

 自信に宿る新たな神秘。それに願いを込める。

 

「全部、無かったことにしてっ!」

 

 願うのは、あの日、あの時。

 ハナコが、ティーパーティになる前、2時間50分前に、コハルは願いの力で時を戻すのだった。

 

 

 

「なに、これ……」

 

「自作小説です♡」

 

「えっちなのは駄目! がっぺむかつく! 死刑!」

 

 




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