親友が英雄の転生者だった件について   作:電脳図書館

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第十話になります!…今回シキガミが出るといったな。アレは嘘だぁ!まぁいい感じに纏められなかっただけなんですけどね。


在りし日の初恋

…いや、別に俺の前世での恋人の話をするのはいいんだが聖とエキドナまで呼んでくる必要あるのか?あるの?あるのかー。

 

あいつとの出会いは中学一年生、入学式を終えてクラスで最初の席決めのときに偶々隣の席になったときだな。

 

『君が隣の席の■■君かな?これからよろしく頼む』

 

あ、因みに言って置くがあいつは景虎みたいにボッチじゃなかったからな?美人で気品もあったから小学校の頃から人気あったらしいし。

お前は美人ではあるけど気品は普通で常識もズレてるから周りから距離置かれているけど。

 

で、そんな人気者には当たり前のように取り巻きみたいなもんが出来てくる訳だ。あいつの場合は小学校の頃からの取り巻きもいたからそいつらの影響もあって数週間立たずに出来ていたな。

流石に近くにいつもいる取り巻きは女子ばかりだったが、距離置いて付いていく男共はいたしファンクラブもあったけ。姫とかって渾名で呼ばれてもいたな。

 

え、俺?クラスにいるときは勿論それ以外の場所でも取り巻きがいるとか無視して交流してましたが何か?

というか男共は兎も角近場の取り巻きの女子達とは割と打ち解けてたし。

 

『■■君って●●姫に誘われてよく女子に囲まれてよくお昼食べられるよねー。●●姫や私達を変な目で見てるんじゃない?』

 

『ほう、それじゃそんなことを疑われる男がテストの度に現代文、古典、歴史などを教えていたわけだがそれはもうやらない方がいいな?今学期期末テスト来週だけど』

 

『ア、スミマセン生意気イイマシタ!』

 

『ちょっと私達もまた教えてもらう予定だったんですけど!?』

 

『そーだそーだ!私なんて赤点の危機なんだよ!』

 

『揶揄うにしても内容を考えなさいよ!■■君ごめん!後でこの子叱って置くから機嫌直して!』

 

『えーどうしよっかな?」

 

『うう…●●姫~!』

 

『ふぅ、仕方がない。私も古典などはあまり自信がないからね、このままだと困ることになりそうだ…■■君今度の日曜日は確か空いていたね?その日に私と二人でデートをするということで機嫌を直して貰えないかな?』

 

『『『『おお~結構大胆な!』』』』

 

『昼飯奢りならいいぞ』

 

『『『『この男はそれ以上に大胆すぎー!?』』』』

 

『フフ、君は本当に…勿論私が誘う側だ。支払いは任せてくれ』

 

とまぁこんな感じで結構和気藹々と…何だクルル。「女の子に奢らせってどうなの?」普通のデートと違って、あっちは詫びのつもりだから良いんだよ。むしろ要求しているのは昼飯だけだし良心的だろ店もそこそこの値段設定にしたし…つっても結局夜まで遊び倒して夕食も一緒に食べたけどな。

 

『ああ、先に言って置くが夕食は約束に含まれいないから割り勘だ。問題はないだろう?』

 

『問題があるとすればデート中気分が乗っていたのか、散財しまくって大分軽くなったお前の財布なんだが?夕食奢る金がないほど使うなよ…特にクレーンゲームに再挑戦しまくってたのは見ててすっごい不毛だったぞ。結局取ったの俺だったし』

 

『さ、最終的に私の手の中に収まっているから問題はない!』

 

『それは俺があげたからでは?』

 

『むむ…!』

 

『もし次機会があればちゃんと金貯めるか、財布の紐を締めとくんだな』

 

『…バイトでも始めるか』

 

そんなこんなで月一ペースでデートするのが自然と恒例になってな。どうした景虎、付き合ってもいない段階これでいいのかって?いや、何故か段々とデートのスパンが短くなっていったからこんなの序の口だぞ?付き合う3か月前からは週二になってたからな。

 

告白はどちらからかって?聖も恋愛話は好きなんだな。普通にあいつからだったぞ?

 

『なるほど、好きになった理由は?』

 

『…シチュエーションも凝った告白の返事の第一声がそれとか君は相変らずだな…理由は幾つかある』

 

『ふむふむ』

 

『一つは趣味が合うからだな。まさか同じゲーム好きだとは思わなかったよ、私の実家と同じで厳格かと思ってた…というより対等に付き合ってくれる人間が君が初めてだよ。君は私の渾名に姫と敬称も付けないからな』

 

『鑑定士は物品を見るだけじゃなくてそれから感じられる文化を見る仕事でもあるからな。

ゲームなどの娯楽も立派な文化である以上忌避する理由など皆無だ…それ後者の方が理由としてデカくないか?あとお前から特に姫要素を感じないんだけど』

 

『なるほど、確かに一理ある…姫要素がないというのは少しイラっとは来るがな。二つ目は先程言っていた鑑定士、それに付随する観察眼だ。例えば昨日のバレンタインデー当日、学校で私は案の定男女問わず皆に囲まれたことがあったが、そのとき運悪く体調を崩していた私に助け舟を出したりしてくれたじゃないか。気遣いができるというのは男女問わずポイントが高いぞ?』

 

『ああ、「約束があるんだ」とか言って周囲に恋人になったと勘違いさせて連れ出して保健室にボッシュートしたこと?』

 

『そうそう、その後君が保健室の先生を伴って周囲の誤解を解くという余計な事をしてくれたあれだよ』

 

『だって折角告白の為に色々準備してくれたのになし崩し的にそうなるのは悪いかなって。●●的には隠してたみたいだけど』

 

『…君の観察眼って色恋沙汰にもバッチリ働くから厄介だよ、本当に』

 

とまぁこんな感じで恋人に…え、受けた理由?特に拒否する理由が無かったからだが?

 

「うん、まぁ大体恋人になるまでの経緯はこんなもんかな」

 

女性陣の恋バナ好きに促されつい語ってしまったが、久々に色々思い出したなー。なんせ今世入れて60年以上前の話だし。因みに普通に前世と言っているのは聖達にも俺が転生者だと教えたからだ。どうせ長く一緒に行動してれば気づかれるだろうからこちらから明かしたのだ…勿論メガテンの原作知識があることやガイア連合の黒札は皆転生者というのは話してはいない、後者に関しては俺個人の問題ではないので景虎にも黙っていたりする。

 

「要はお前が女の敵ということが分かった」

「秘密に準備をしていた告白を事前に看破するとか私もどうかと思うのだけど?」

「そんなこと言われても昔からその人物の様子や使っている物の状況から大抵の隠し事は、見た瞬間大体分かったしな…流石に毎日目隠しはきつい」

 

「「えぇ…」」

 

前世でもそうだがこの手の話は毎度男女問わず引かれることが多い。

 

「それは観察眼というか、もはや魔眼の類では?」

「目が良いというのも考え物ですね」

「君も難儀な才能を持って生まれたものだね。ここの寺の者は大体そうだけど」

一部女性陣の冷たい視線を向けられるが元々の才能を修行で伸ばした結果、特に看破したくないのに視界に入ったら瞬間的に分かるようになってしまったのだからどうしようもないのだ。

 

しかし俺の観察眼やら魔眼やら云々とか今は言ってられない。何故なら

 

「・・・」

滅茶苦茶機嫌を悪くして途中から無言の笑みを浮かべている軍神様を如何にかしなければいけないからだ。

 

「どうしよっかな!」




読了ありがとうございます!いい加減次回にはシキガミを出したい。
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