親友が英雄の転生者だった件について   作:電脳図書館

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第十五話になります!女神転生の新作或いは完全版が発売されほぼ毎日メガテンライフを送っている作者です・・・エルデンリングのdlcもやらなきゃ!

あ、オリジナルの世界観のメガテンの作品も書き始めたのでそちらもよろしければご覧ください。まだ数話ほどしか投稿していないんですけどね!


石油王になりたい神様

先日石油王になりたいというアホな依頼を寄こした弥彦神社に訪れた俺達。

一応相手にも気を使い人間メンバーである俺、景虎、皐月で現在この神社をまとめている天香山命(超劣化分霊)に面会を果たし依頼の確認を行っていた。

 

「大戦後は超絶に弱体化させた分霊で耐え忍んで来たが、メシア教過激派が日本から消えた今が好機!信仰をがっぽり稼いで力を取り戻すチャンスなのじゃ!」

「まぁそれは分かる」

 

「そのために目指せ石油王じゃ!!」

「アラブの石油王の方々に土下座してこい!」

 

挨拶もそこそこに開口一番のセリフがこれである。

 

「むー、石油やその利権があればたとえお前たちの言う終末でも乗り切れると思わんか!」

「まぁ石油を自由に使えるのは勿論交易で財を稼ぐことも出来るから終末への準備も出来るから分からんでもないけどさぁ」

 

「確かに天香山命様が石油の守護神とも言われるのは知っていますが・・・具体的なプランはあるのですか?」

「石油の権能を獲得するにはそちらの勢力圏内で石油を掘り出しでもしない限り無理では?」

俺だけではなく景虎と皐月も懐疑的なようだ。確かにうちの県には東山油田、新津油田があるがどちらも採掘は終了している。後者はまだ場所によっては湧き出ている場所もあるようだがそれを掘り出すにしても採算が合わないだろう。

 

「いや、実はここの地下にもあるんじゃよ石油」

 

「「「あるの(ですか)!?」」」

 

「うむ!・・・じゃが少々、いやかなり面倒臭いことになってての。これまで掘らなかったのじゃ」

彼女によると石油の守護神と呼ばれ始めた時代から地下の石油の存在は認知していたようだが、よりによって神社の真下にあるため掘り出そうものなら神社が石油に汚染されかねない・・・それにもっと困ったこともあるらしい。

 

「汚染云々はいっそ神社を改築するなり移設するなりすればいいんじゃが、一番の問題は如何やら石油が溜まっている場所が穢れの集積地になっていることなのじゃ!」

「え、マジで?」

 

「マジじゃ。神社というのは神との交信の場であると同時に穢れを祓う場所でもある・・・ただ残念なことに穢れを全てを浄化することは祓い主の腕や祭神の格云々以前に生物が生きている限り不可能じゃ。そもそも祓い主である神主や巫女も生きている以上穢れは少なからず持ち合わせておるわけじゃしの」

「つまり祓ったものの浄化しきれなかった穢れが地下の石油集積地に溜まり続けていると?」

「石油は昔から富の象徴の一つ。しかしそれ故に様々な悪意もまた引き寄せる要因にもなってしまうのじゃ」

 

「あー、石油とかいかにも金の匂いがする物事には付き物ですよねぇ」

「ああ、それにそもそも石油自体化石燃料・・・生物の死骸が元だ。死は穢れの代表例みたいなものだから関係性は案外深そうだな」

 

まぁ石油の成り立ちには諸説あるらしいがオカルト的観点で言えば、世界に広く周知、認知され現在も主流の説になっている生物起源説に影響を受けているのが普通なのだろう。

 

「うむ、それらの因果もあってか浄化しきれんかった穢れと結びついたのじゃろ」

「溜まった穢れの浄化自体は可能か?」

 

「ふっふっふ、超劣化分霊とはいえ正真正銘の神、しかも祭られている神社で浄化するのだから問題なく出来るぞ!」

「あれ、それでは普通に政府に申告して掘ればよかったのでは?」

 

「だって穢れの集積地じゃよ?どうせ穢れの化身みたいな悪魔が生まれ取るに決まっておるわ!高位分霊なら兎も角今の吾輩単独では無理じゃよ!」

「「「あー確かに」」」

 

神は穢れを嫌う。なら元が穢れである以上神聖系悪魔の弱点を突ける悪魔が生まれている可能性はあるか。

 

「悪魔は呪殺系の対策して当たるとして石油の汚染問題は大丈夫か?俺達もろに浴びると思うんだけど」

 

「曲がりなりにも吾輩は石油の守護神の異名を持つ神。当然その中には採掘者達の安全祈願も含まれておるから問題ない・・・とはいえ今の吾輩の力では採掘者や石油の湧き出た場所の近くにいないと効果はないからお前達の後方にいなければならんが」

「私達が負ければそのままやられると。案外身体を張るのですね」

「博打とはそういうものじゃ!で、無事に悪魔を倒し石油をゲットしたらガイア連合から提供される予定の設備で石油を採掘する予定じゃが抜かりはないかの?」

「それはこっちで事前に上に連絡してみたらOKを貰えている。無論無事成功したらだがな」

 

「うむうむ!石油が取れればそれに合わせて祭りでもやれば吾輩の石油の守護神としての権能が確立されるじゃろ!まぁ境内では石油の汚染もあってやれんから市の広場などでやることになると思うがの」

「市の広場か、夏休みの夏祭りみたいなことになりそう」

 

プランをすり合わせているが皐月がこれらの事業の予算を見て顔を顰める。

 

「しかし、これらの事業をするには相当の金銭が掛かりますが大丈夫なのですか?」

「安心するのじゃ!伊達にこの弥彦神社が新潟県最大の神社と呼ばれておらんわ!金ならある!・・・マッカもないことはない、うん」

 

「マッカの方はあんま余裕ないのか。まぁメシア教過激派の目もあってそっちは大々的に稼げなかったろうしな。でも今うちで終末後でも機械の類が稼働出来るようにする研究が行われているがそれ導入するときは多分マッカ払いになるぞ?」

 

「そ、それまで石油で現金だけではなくマッカも稼げばいいんじゃよ!」

何か不確実な未来にこの神社の進退を賭けすぎな気もするが、彼女なりに終末後でも生き残るのに必死なのだろう。そんなこんなでプランのすり合わせも終わり採掘をし、穢れの悪魔と戦うのは準備もあるので今日から数日後に決行ということになった。

 

因みに報酬の中にはガイア連合が石油を買う場合の割引などもあるが、割合に関しては「まだどれくらい出るかも分からない内から決めてもなぁ」という感じで依頼達成後ちゃんとした調査をするまで保留になっていたりする。




読了ありがとうございます!書いといてなんですが設定がガバガバなのはご容赦のほどを。穢れの悪魔との戦闘は次回になります。
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