親友が英雄の転生者だった件について   作:電脳図書館

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第三十話になります!戦闘描写が苦手なのであまり書けない非才の我が身を許して欲しい…。あといつの間にか攻撃魔法の中でジオ系だけAAが出来てた…なんで??


暗黒騎士

「ダークネス・メシアとはメシア教をあるべき姿に戻す為に正しきメシア教徒を守り、導き教義を歪める狂信者共を断罪する者のことよ!!」

 

「つまりメシア教徒でもない俺にとっては罰ゲームだな!?」

 

ダークネス・メシアのことについて聞いてみたらこれだよ!なんでそんなことをメシア教徒でも無い俺がやんなきゃいけないんだ!

 

「内部の者がやると絶対に公平に見られないからよ。自分の都合で守ったり、断罪しだしたりそうでなくても過剰にやり出すもの」

 

「・・・なんか見てきたような言い草だな」

 

凄い嫌な予感がする。

 

「だって歴代の候補者、全員メシア教徒や関係者だったけど結局似たような末路を辿ったんだもの」

 

「やっぱり実例あるのかよ!ってか歴代全員とかもう呪われているだろそれ!」

 

「だから今代はメシア教徒ではないけどメシア教に偏見の無い実力者を候補者に選んだのよ?」

 

「くっそ其処ら辺は正しい判断だから何も言えんけど俺はいや「それでこの魔導書に封じられている力のことなのだけど」うわ、人の話聞かないタイプかこいつ!!」

 

アドミニストレータが指を弾くと俺達以外に誰も居なかった真っ白の空間に何かが現れる。

 

「黒い鎧・・・まさかあれは!?」

 

「あれこそが人造メシア計画・・・メシア・プロジェクトの幾つかあったプロトタイププランの一つの成れの果て。幾人もの信者と聖女、テンプルナイト達の犠牲によって生まれ、呪われた鎧を纏う騎士【暗黒騎士キバ】!」

 

 

キバ・・・特撮番組の一つである牙狼第一シーズンの黒幕が呼び出す暗黒の鎧を纏った騎士の名をここで聞くとは。というかメシア・プロジェクトだと?この世界でもロウ・ヒーローやアレフ達を生んだ計画が裏で動いているのか・・・?

 

「あれを俺が継承しろと?」

 

「そうよ。メシア・プロジェクト、貴方なら気になるんじゃないかしら?私の知っていることなら鎧のことを含め何でも話してあげるわ・・・"前任者"に勝って継承することが出来たらね」

 

「え、"前任者"?それもう死んでるんじゃ「・・・お前が次代の・・・だが、我はまだ滅べん!貴様の肉体を差し出せ!」そういう感じなのこれ!?」

 

「あの鎧には前任者の怨念が未だにこびり付いているのよ。安心して、彼を倒せば消滅させられるわ・・・もっとも負けたら魂はあの世に行って肉体を乗っ取られるでしょうけど」

 

幾らキバだからってそこまで原作再現しなくてもいいわボケ!!

 

「それじゃ頑張りなさい」

 

「あ、ちょっま!あの女次会ったら絶対殴る!・・・よし、装備は幸いあるな。取り合えず召喚「させるものか!」な!?これは召喚封じの結界!!」

 

消えたアドミニストレータへの文句はそこそこに仲魔達を召喚しようとするがキバが張った邪気を伴った結界がそれを阻む。畜生それ別のシーズンのボスが使う術だろ!何でお前が使えるんだ!

 

「結界の解除はやっている暇は無さそうだな。ったく後衛がガチガチの前衛と殴り合いとか勘弁して欲しいぜ」

 

「仲魔を用いないサマナーなど何するものぞ!!その肉体もらい受ける!」

 

キバと同時に剣を抜くと同時に【アナライズ】を行う・・・まぁそうだよな。

 

「こういう流れのときは大体格上だよな!」

 

【魔人 暗黒騎士キバ Lv50】

 

俺とは7レベル差か。こっちがパーティなら勝てるだろうが、単身はキツイなおい!

 

 

 

二人しか存在していない空間に剣同士の金属音のみが響き渡る。それはまだ両者ともダメージを受けていないことを意味する。

 

「大人しく敗北を受け入れよ!【物理ギガプロレマ】【デスバウンド】!」

 

「(連続物理攻撃スキル…狙いは右腕、左腕に一回、胴に二回、そして頭に止めか!)」

 

実槻が剣の腕だけでキバに勝てる要素は無い、才能とかそれ以前にパラメーターや経験が違い過ぎる。単純な防御をしても上から潰されて終わるだろう。

 

「く!?おのれまた!」

 

「悪いがまだ死ぬ訳には行かないんでな!」

 

よって持ち前の観察眼での予測で先に動く。動きの挙動や視線や剣の動きと互いの間合い、【霊眼】で見えるMAGの動きから即座に相手の攻撃目標を計算し、割り出す。

 

前任者が肉体が無いので筋肉の収縮音などの生体情報は無いがそれらが無くても十分に割り出すことができ、そこに事前に剣を滑り込ませ五回の連撃を受け流すことに成功する。

 

「(【極・物理見切り】もあるとはいえ、このままだと集中力は兎も角体力が持たない。ある程度のダメージを覚悟で動ければもうちょっとやりようがあるんだがな!)」

 

実槻も攻撃を捌き続けるだけでは体力がいずれ尽きてしまうが、ダメージ覚悟で攻撃をしても身体に損傷を受ければ現状でギリギリ出来ている攻撃の受け流しが見切れても間に合わなくなる可能性が高く、更に相手の怒涛の攻撃が続いている為得意としているジオ系やデバフ系の魔法を使えるほどの隙が無いので単純に剣で攻撃するだけでは与えられるダメージとリスクがまるで釣り合っておらず攻撃に踏み切れないのだ。

 

「(だが、こいつと斬り合って大分経つ。点や線の攻撃では受け流されるのが分かっていて早く決着を付けたいあいつなら恐らく次に取る手は)」

 

「ならば範囲で薙ぎ払うまでだ!【物理ギガプロレマ】【冥界破】!!」

 

「(よし来た!)」

 

暗き炎を剣に纏わせ、剣では受け流せない範囲攻撃を放つ…しかしそれは実槻の望む展開だった。

 

「何…!?」

 

「よし、予測通りだ!」

 

相手の繰り出す扇状の範囲攻撃を実槻は三歩の後退と一度のバックステップだけで対応を済ませ、攻撃体勢に入る。歴戦の騎士であるキバは攻撃を繰り出している最中でありながら自身の攻撃の射程をギリギリ外されたことに気づくが今更攻撃動作を止めることは出来ない!

 

「初見の攻撃の射程を予測で割り出したというのか!?」

 

「ああ、御蔭で初めて有効打が与えられる!【コンセントレイト】【電撃プロレマ】【ジオダイン】!!」

「ぐ、おおおおお!!!!」

「攻撃を止めたな?ついでに喰らいな【マハスクンダ】!」

 

自身の眼前で炎が消え去った後に放った魔法が初めてキバに痛打を与え攻撃を一時的に止めることに成功し、【マハスクンダ】で相手の行動を鈍らせようと動く実槻だが…。

 

「この程度…舐めるな!【デクンダ】!」

 

「ステータス低下を打ち消されたか…シバブー系は【緊縛無効】で無理だから【マカジャマ】で対処したいが次の隙はどう作るかな!」

 

自身に振り下ろされる剣を捌きながら次の隙を作る策を考える実槻。自身の体力という時間制限が刻一刻と迫る中戦いは山場を迎えることになる。




読了ありがとうございます!・・・書いててなんでこいつはまだ全国に支部が出来始めたばかりで、封印されている日本神達が解放されてすらいない割と初期の段階で、純後衛の癖にLv50の魔人とタイマンで斬り合っているんだ?と思いましたが、この手の創作は正気に戻ったら書けなくなるので一晩で書いてやりましたよ!まぁ本番は次回なんですけどね!
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