親友が英雄の転生者だった件について   作:電脳図書館

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第三十五話になります!何とか暗黒騎士編が終わった!次回からまたわちゃわちゃ出来るぜ!


継承と卒業

【現在:星霊神社】

 

「まぁそういうことがありまして。メシア化の機能も堕天で反転したし、その場で色々考えた結果いずれメシア教の狂信者や天使共と殴り合うだろうから継承すっかと」

 

「かなり熱く経緯を語ってたけど肝心の継承の部分端折るの!?」

「いや、だってもう外夕日が見えてるし報告すべきことはもう説明したからいいかなって」

 

「帰宅時間より大分遅れてはいるな。六割くらいはナーガラジャとの契約破棄の所まで来たときに話を一旦中断してお説教を受けたせいだが」

大分長々と回想語りをしてしまい、帰宅する予定時刻を大きく超えてしまったので話を終わらせようとした俺にツッコミを入れるショタオジ。黒姫の言う通り集合場所でトラポ役の結標が待っているので夕食前には帰りたいのだ!説教は完全に自業自得だけど。

 

「というか堕天による反転って産み直しの場合どうなるんだ?」

 

一緒に聞いて居たセツニキから質問が来るが勿論堕天の影響はそれにも及んでいる。

 

「産み直しは装着者の身体を使ったが、反転した結果鎧の方を改造する機能になったらしい。ほら原作でホラー喰ってたじゃん?あれを鎧の能力の一つである【ソウルドレイン】でやる感じ、喰うのは鎧だけど」

 

「「あー」」

 

【ソウルドレイン】で得たMAGや魂を使って鎧や剣を強化する。何で堕天して反転した機能の方が安全そうなのやら。

 

「いや、でも鎧からの精神汚染とか・・・は鑑定ニキの場合効かないけどこっちで封印したり浄化したりする選択肢もあったと思うけど。呪物だから破壊するのは逆に不味そうだけどさ」

「アドミニストレータって奴に同情でもしたか?」

 

「無いとは言わないが、正直対メシア教対策を考えるとこの上ない武装でな。特にこのスキル」

 

【ネガ・メサイア】

パッシブスキル。信仰による加護を全て無効化、救世主を筆頭とするLAW属性に類する存在に特攻を与えると共に優位に立つ&装着者のレベル以下の場合敵能力の弱体化。これらの効果はLAW属性により傾いている程効果が高まる。

 

「うわぁ、これ完全にメシア教殺しのスキルだよ(笑)」

「俺とナーガラジャはNEUTRALだから効果対象外だったが、これ相当えぐいぞ」

 

「信仰による加護を全て無効化する能力自体は制限なしか、鑑定ニキこれ戦闘中ずっと着てればいいんじゃないか?」

 

セツニキの考えはもっともだがそういう訳にも行かない。

 

「耐性面も普通の装備の上から装着できるからそれぞれで補えるし、最初はそれを検討したけど・・・こいつ装着中少しずつだけど燃料代わりに俺の生体MAG吸って来るんだ。鎧だけ使う分にはそんな気にならないだが、生体MAGは仲魔の召喚維持や魔法関わって来るだろ?黒姫とは別に仲魔を2体維持すると長期戦がきつくなるし、何より魔法の場合威力を維持しようとすると射程と範囲が明らかに落ちるんだよなぁ」

 

「魔法の広範囲攻撃が出来るのはうちのパーティーでは実槻だけだからな。それにデバフ系の射程や範囲も落ちるから援護も難しくなる」

毎度のことだが俺の能力ビルドは純後衛な為近接攻撃スキルが無い。其の為強みである魔法の射程と範囲が落ちてしまうと火力自体はそのままでも殲滅力が大きく下がってしまう。先代が黒炎剣に炎を纏わせることはしてもアギ系の攻撃をしてこなかったのもこの為だったのだろう。

 

「だから普段は今まで通りにして、前衛が足りなかったり強力な天使とか出て来たら使う感じになると思う。並みの天使や狂信者共なら魔法で普通に広範囲殲滅出来るし」

 

「戦況に応じて切り替える感じか。MMOとかのジョブ組み替える奴みたいな戦い方だな」

 

「戦士系のジョブのスキルは見切りしかないとかバランス悪いゲームだなぁ」

 

そろそろ近接攻撃スキルの一つも覚えてくれたら楽なんだけどなぁ。鎧の方のスキルはリセットされたのか【ソウルドレイン】と【ネガ・メサイア】だけだったし、先代が色々使ってきたのはそれだけ自分自身を喰わせてたってことだろうから無くて良いんだけどいい加減【突撃】くらいは欲しい。

 

「はは・・・前世でそういうオンラインゲームやってなかったから話題に乗り難い!!」

「安心するといいショタオジ。私もだ」

「まぁ黒姫は時代的にな。俺の守護霊やってたから知識自体はあるけども」

 

「ぐぬぬ!そ、そうだ鎧や剣があるってことはあれもあったりするの?確か魔導馬だったかな?」

自分だけが知らない話題というのが嫌だったのか話を強引に変えてきたショタオジ、可哀そうだし乗ってやるか。

 

「昨日の今日だからまだ呼び出して無いがいるぞ。名前もまんまライゴウだったはずだ」

 

「お、いいね!庭に出て見せてよ!」

「えー?しょうがないなぁいっちょ呼んで見るか!」

 

「何か心なしか鑑定ニキのテンション高くないか?」

「実槻は特撮ファンだからな。お爺さんになってもニチアサ見ていたし」

前世の特撮シリーズの続きが見れないのが数少ない心残りである。

 

 

 

「ちょ呼べたからショタオジと乗って見たけどめっちゃ足元震えてるんですけど!?」

 

「何で乗るの拒否られてんの!?」

「あ・・・そういえばそれ元はユニコーンを素材に改造したけど鎧と同じように堕天の影響で反転したとあの女は言っていたが」

「ユニコーンの反転って言ったらバイコーン・・・は!?そうか!今ライゴウに乗っている二人は前世、今世共に童貞を貫いてそれぞれで合計100年はまず超える言わばガイア連合童貞トップ1、2!そんな二人が不純を好むバイコーンに二人乗りするとかバイコーンに取っては拷問にも等しい行為だ!!」

 

「な、なるほど!?」

「「なるほどじゃないわ!!」」

 

そんなこんなで結局ライゴウには乗れませんでした。流石に乗り手は俺じゃないとダメだからいずれ卒業したら乗せて貰うとしようと残念に思いながら帰宅したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど、つまり戦力増強の為に性行為は必要ということですね。本当は高校卒業まで待つつもりでしたがこれは本当に仕方ない、えぇ本当に仕方ない」

「え」

 

「ああ、避妊具はちゃんと買ってきたから問題ないぞ?私はシキガミだからそもそも必要ないが」

「え」

 

「「さぁ夜戦だ!!!」」

 

翌日俺は無事ライゴウに乗れるようになりました。夜戦の勝敗?2対1だったけど隙ついて逆転勝ちしましたが何か?実戦経験無くても伊達に前世爺まで生きてないんだよ。




読了ありがとうございます!祝継承&卒業!因みに後日ライゴウに乗れたことを報告したら裏切り者とショタオジに言われたので腹いゲフンゲフン善意でイタコの長老とのお見合いをセッティングしたそうな。
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