親友が英雄の転生者だった件について   作:電脳図書館

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第四十五話になります!モンハンアプデとライドウ、スイッチ2キタコレ!自分も激戦(エラー)を勝ち抜きスイッチ2の抽選申し込みが出来ましたぜ…深夜まで掛ったけどなぁ!!あ、別に順番とかで有利不利とかにならないので皆さんは期限までにゆっくり申し込めば大丈夫ですよ。


傾く天秤

【会場出入口付近】

 

「そこを退けーーーーー!!!【物理プレロマ】【デスバウンド】!」

「天使には物理技よりこちらの方が効くだろう?【呪殺プレロマ】【マハムドオン】!!」

「【獣の眼光】【捧魂の法】【ディアラハン】。ふふ、お二人のお陰で補助を重ねられる暇があるのは助かりますね、ではそろそろ私も。【獣の眼光】【会心の眼力】【ハードヒット】!南無三!!」

応援に来た三人に一旦戦線を任せ後方でアイテムによる回復中のペンテシレイアとハンナだが戦場の観察は怠らない。

 

「相も変わらずお三方は手強い、聖殿も普段は前線に立たないが一度出ればこれだ」

「消費MP問題も【勝利の小チャクラ】である程度補えるからな彼女は。レベルも我々命蓮寺メンバーの中で今の所唯一のレベル30代、実槻曰く『金札の中でも上澄み』と称されているだけはある」

金札だからと言って戦闘がバリバリ出来る者ばかりではないが、バックに付く黒札からの支援もあり銀札以下とは隔絶した強さを持つことが多い。しかし聖は数少ない金札になる前から銀札クラスの敵を圧倒出来る戦闘力の持ち主である。

 

「それも当然ではあるがな。聖の一族は私達や他の木っ端の名家と違い真っ当な霊能者の一族だ。隠蔽結界のお陰で天使の根切りに合わず技術も多く残してはいたが命蓮寺がここまで力を落とさなかったのは、彼女達の一族が戦後も一般人であろうと霊能の才があれば躊躇わず取り込み子を成していった結果だ。他の名家共ではこうはいくまい」

「ふむ、其処らは命蓮寺設立にあたって頭目に立候補した初代からと聞いているが・・・そうか、初代の母方の血筋は確か」

「ああ、あの"クズノハ"だ。もっとも初代の時点であくまで血を引いているレベルで、霊能業界で多少のコネになる程度、彼らの里に訪れたことはなかったそうだがな。しかしクズノハも外部の血は積極的に取り込んでいたらしいことを考えると血筋の影響はあったのかも知れん」

「傍流ではあるが一流の血統であり、霊能の才があるものと子を成し続け、戦前戦後だろうと毘沙門天の加護を受けながら研鑽を積みながら戦い続けた一族か。強い訳だ。もしかすると根切りが無ければ聖クラスの者達も全国の名家にもう少しいたのかも知れんな・・・まぁそれは何処まで行っても空想のもしもでしかないが」

もしもに思いを馳せるがハンナは元とはいえ軍人。頭を振ってその空想を払うとガイアカレーを食べ終える。ペンテシレイアはとうに食べ終わり気力の回復に専念していたが、ハンナが食べ終わるのを見ると回復を中断し、立ち上がる。

 

「行けるか?」

「問題ない、しかし回復に存外時間が掛かってしまったな。現役のときはもっと早く回復したものだが、単純に戦闘自体の差もあるのだろうがやはり軍にいたころより心身ともに鈍っているな。全く、恥ずかしい限りだ」

「単純に歳を取ったのもあるのではないか?」

「・・・せめて20代のうちは若いと思わせてくれ(現在28歳)」

ハンナはペンテシレイアの言葉に苦笑する。同性だから流した彼女だが異性が言おうものなら苦笑では無く銃弾が帰って来たであろう。

 

因みに命蓮寺が使う重火器や弾は一昔前は裏市場や敵からの鹵獲品が主だったので割と質がバラけて居たが、ハンナが加入してからは彼女のコネでドイツ軍が使っていた払下げ品や軍事企業から仕入れられるようになった(当然密輸なので大分金が掛かる。市議なども黙秘はしてくれている)ので高品質なものを手に入れられるようになった経緯がある。

 

「ま、まぁいい。それよりもいつまでも休憩している訳にもいかん、行くぞ!」

「無論だ。こちらの準備はとうに出来ている!うおおおおおおおおーーー!!!」

戦線復帰の合図とばかりにペンテシレイアの【雄叫び】が上がる。敵全体の物理攻撃と魔法威力を大幅に下げるとハンナと共に敵陣に再び突撃していくのだった。

 

【アリーナ】

 

「会場の入り口なら別動隊(キレた恋人達)が押さえてくれているはずだ(さて、そろそろこの均衡を崩したいが・・・こっちの対抗策が効果を発揮を発揮するのはもう少しか?あとは保険がどうなるかだな)」

 

「本当抜け目がないですね(こちらの手を悉く潰されていますね。これ以上時間を掛ければ次はどんな手を打たれるか!)」

暗黒騎士の手回しの良さに天使は素直に舌を巻き、焦る天使。ハッタリも疑ったが彼の剣から欠片も動揺や集中力の低下などが感じられない以上別動隊の存在はいると結論付ける天使だったがまさか恋人にキレて突撃して来た者達がいるなど想像もしていない。そしてもう一つ、彼の誤算があった。

 

「なっ、突然結界が一部割られた!?」

「…来たか!歌姫よ!」

 

突如アリーナ結界が一部破損、幸い直ぐに自己修復されたのでファン達への悪影響はない。するとまるで予期してたかのように暗黒騎士が美九に視線を向けると彼女は頷き、歌声を止める。その後少し遅れて曲も中断されるがファン達と天使はこの一連の流れに付いて行けず一瞬だけ静寂が訪れる。そしてアリーナ内で新たな声達が響く。

 

「歌は愛!」

天使はその声が誰の者なのか直ぐに気付き、急ぎステージの壇上上部に首を回す。

 

「歌は希望!」

そこにはよく知っている五人の女性が既に我が物顔で陣取っていた。

 

「歌は命!」

いや、それも当然のことだ。

 

「歌は元気!」

なぜならそもそもこのライブは…

 

「聴かせてあげる、女神の歌を!」

彼女達こそが主役なのだから

 

「「「「「超時空ヴィーナスワルキューレ!!」」」」」

 

そのキャッチフレーズにアリーナ内のファン達は歓喜の声を上げた。

 

「馬鹿な!幾ら才能があるとはいえ覚醒もしていない彼女達がこのアリーナまでどうやって!?いえ、そもそも何故この状況でステージに立とうなどと!誘宵美九に責務を押し付けたのでなかったのですか!!」

「…確かに先程まではそう思われてもおかしくは無かった。だがお前のようなマネージャーのガワと記憶だけ奪った者には分かるまい。一つの道に人生を捧げ極めんとするプロの覚悟を!!」

 

「なん、だと!?」

「(ある意味根本はお前さんらの信仰に近いんだろうが、崇める神様を無視して色々やってる以上根本がどうあれ今の姿は似ても似つかない)」

 

ワルキューレ達に暗黒騎士が目を向けると彼女達は歌いながら視線で、なぜここに来たのか。その理由を訴えてくる。

 

「(そうだよな…プロだもんな。自分達のライブを誰かが代わりにやるなんて、そりゃ嫌だし頭で分かってても心が納得出来ないよな)」

 

彼女達に頷きで返すと再び天使に向き直り剣を突きつける。

 

「戦乙女達は今ステージに降り立った!前座は終わりだ。さぁ、本命のライブを始めよう」

天秤は傾いた…この戦いの決着は近い。

 

 

 

【おまけ】

 

 

 

ステージの隅と裏にいたファン二人も歓声を上げていたそうな。




読了ありがとうございます!因みに聖はまだ成長中ですが、葛葉四天王の候補レベルにはなる予定です。世が世ならライドウは無理でも他の四天王に就任する可能性はあるくらいです。まぁ原作組(ライドウとゲイリン以外不明ですが)には及ばないくらいなので彼らと同世代だったら無理ですけどね。
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