親友が英雄の転生者だった件について   作:電脳図書館

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第五十一話になります!この東京編が終わったら一気に時系列を進めるんだ!こう…自衛隊と協力関係を築いて日本の神々を復活させた所くらいまでは!それでも半終末までまだまだだけど!!


愉快な親戚達

事務所で今後のことをワルキューレ達と話した翌日。昨夜はメアリの家に泊めて貰ったのだが、今日は親族会当日とあってホストのメアリは張り切って準備している。俺達?勿論手伝ってますよ?雪泉は陰からの護衛を続けている。まぁこういう準備も親族間の交流だしな。

 

「この軽食はここに置いて、景虎ー!椅子もう一個持って来てくれ!」

 

「はーい!今持って行きます!」

「お花はここに飾っておきますね」

「手伝って貰っちゃって悪いわね」

「これくらい大したことはないよ。寧ろ軽食やお菓子作りは全部任せてしまって良かったのか?」

俺達が庭でテーブルや椅子やらの準備を手伝っている姿を見て、申し訳なそうにするメアリ。気にしなくていいのにな。

 

「ええ、ティーパーティーは手作りの物を出すのが正式なのよ」

「親族会はホストによってやる形式は変わるからな」

 

ホームパーティーの体だから家でやるのは変わらんが、焼き肉とかお菓子中心のパーティーをやる奴もいる。

 

「手作りですか、イギリスで育ったメアリらしいですね」

「純イギリス人という訳ではないけどね」

父方と違い母方の家系は少々複雑であり、家系図を辿ると大昔は純イギリス人だったようだがある時イタリア、当時はローマから移住して来た女性を嫁に迎えている。そして日本で言う大正時代に一部親族がイギリスから日本に移住し、日本人と家庭を持ったのだとか。そこから俺の母の家や今日来る母方の親戚達の家に繋がるのだがメアリのクリスティ家はその時イギリスに残った一族だ。

 

しかし第二次大戦後日本に渡った親戚というか分家の安否確認の為に本家が一族の青年を遣わせたら出会ったその親戚の娘に一目惚れして、猛烈なアタックの末国際結婚しちゃったらしい。

 

まぁしちゃったとは言うが日本に渡ったのは戦後のアレコレが落ち着いて来たときだし、別に本家と分家で仲が悪かった訳でも結婚出来ないほど親等が近かった訳でも無かったので本家も「え、結婚するの?ま、まぁ別にいいけど・・・まさか日本の分家の娘と結婚するとはなぁ」程度の反応だったとのこと。その後その夫婦が芸能事務所を開くという感じで現代まで続いている。

 

「確か小さい頃はイギリスのお婆様の家にいたんだったね」

「両親が共働きだったからお婆様の家に預けられたの。だからライスよりパン、緑茶より紅茶が馴染み深いのよね」

彼女の祖母は若くして旦那、メアリから見ると祖父と死に分かれていて娘であるメアリの母を独り立ちさせたあと本家のあるイギリスに移住している。メアリが日本に戻ったのは両親の死後事務所を畳む為だったのだが、俺と美九の登場で結局今もこの国に定住している。日本には両親がいるのもあってちょくちょく遊びに来ていたから馴染むのも早かったが。

 

それにパンや紅茶の方が馴染み深いだけでライスや緑茶も好きだしなメアリ。え、納豆?あれは日本人でも好き嫌いがかなり分かれるのでノーカンで。

 

「雑談も良いが手を動かせよ?今日来るメンツ的に多分予定時間よりも早く・・・来たか」

 

この家に近づく複数の気配に気づくとそう時間を置かずインターホンが鳴る。

 

「みたいね。私が出るから今のうちに黒雪さんを」

「出来れば私も挨拶したいが、霊能関係を伏せて説明が出来ないからな」

「浮気してるって見られるかもだし、しょうがないよね」

この二人の場合浮気はダメでも側室やら妾ならOKなんだよなと思いながらメアリが玄関に向かっている間に黒雪を封魔管に入れる。今日は久々に会う奴もいるからどう成長しているか楽しみだ。そいつ今世の俺的には年上だけど。

 

「おお!やっぱメアリ(ねぇ)の家は上品でいいわぁ!イメージ的にもピッタリだし!あ、実槻(にぃ)お久!景虎姉、美九もネ!」

俺達を見つけると手を振りながら走って来るオタクにも優しいJKギャルこと鈴鹿雅

 

「コラ走らない!久々に会えて嬉しいのは分かるけど危ないでしょ!」

真面目そうで赤目が特徴的な医学部志望で雅と同じで俺より一歳下の月乃鈴仙

 

「まぁまぁ、偶にはいいじゃないですか鈴仙姉様」

着物を小6で着こなし、来年中学受験を控える今回のメンツで最年少の稗田阿求

 

「相変らず姦しいな君達。それがらしさだと言われればそうなんだけどさ」

大学生兼人気漫画家・・・なのだがその角ある性格のせいで行く先々でトラブルを巻き起こすトラブルメーカー岸辺露伴

 

「私は楽しいですよ?露伴お兄様はお友達が少ないから分からないかも知れませんが」

雅達と同じ歳で見た目同様大人しい性格と思わせて割と辛辣なことも言う浅上藤乃

 

「藤乃、本当のことを言ってはいけないよ。僕もあまり友達は多い方じゃないけど露伴はそれ以上なんだから傷ついちゃうよ」

ぱっと見中学生行くか行かないかくらいにしか見えないが、侮るなかれ!今いるメンツで一番(俺は今世で考えて)年長にして別世界線では東京受胎をやらかす真Ⅲの黒幕こと氷川ヴィクトル・・・やっぱ姿と名前的にこいつを苗字が同じってだけであの氷川総司令と同一視するのは無理だって!!まだ名前繫がりで、この世界のあの悪魔研究者や造魔でお馴染みのヴィクトール(略称ヴィクトル)だ!とかの方が信憑性がある。

 

「久々にあった親戚にいきなり暴言を吐かれたんだが!?」

「各地旅しててここ数年顔見せなかったからな、甘んじて受けることだ。そんなことより藤乃は友達も連れて来たんだろ?多分あの子だろうけど」

 

「流石にお見通しですね。昔からの友人で学校でもルームメイトだから知っている人も多いけどまだ会ったこともない人もいると思って。それに彼女も実槻お兄様に会いたがっていましたし」

「景虎みたいにほぼ身内みたいなもんだしな」

 

「だそうよ。騒がしいけど遠慮しないでね」

メアリが手招きすると藤乃の友人が庭に出て来る。ふむ、記憶にあるよりも美人に成長しているようで何よりだ。服装はなんか派手で藤乃曰く私服らしいのが唯一心配だけど。

 

「久しぶりだな、小さいとはいえ"一宗教組織のトップ"なんだから忙しいだろうによく時間取れたな?学業以外はそっちで忙しいと聞いているぞ」

 

「お久し振りです。私も実槻さんや皆さんにお会いしたかったので頑張って時間を作りましたから」

「そうか、ありがとう。最近はどうだ?藤乃から近況を聞く限り学校で楽しくやっているようだが」

 

平穏に日常を過ごしている彼女の近況を聞くたびに嬉しくなるものだ。

 

 

 

 

 

「ええ、学業も勉学だけではありませんから…これも藤乃と実槻さんのお陰です」

九頭竜天音、藤乃の幼馴染兼親友で信仰に振り回されてなおその道に生きんとする気高く強い少女だ。

 

 

 

【おまけ:キャラに聞いた本編Q&A】

Q:鑑定ニキはデビサバシリーズって知ってる?

 

A:女神転生本編とはまた別世界線のスピンオフだろ?知ってはいるが、実機ではやったことないんだよなぁ。デビサバ2は深夜アニメにもなったし、視聴して大筋のストーリーは分かるけど。え、デビサバ無印?うーん主人公のビジュアルと東京が閉鎖されたっていう設定くらいしか知らないな。デビルサバイバーシリーズだから日数制限はありそうだけど・・・ヒロイン?メインヒロインっぽいピンク色の服着てた子くらいしか知らんなぁ、まぁこれもビジュアルだけだけど。




読了ありがとうございます!ついに今回出て来る親戚が揃いました。あ、氷川ヴィクトルですが最初に話に出た回で母方の親戚と書きましたが、それは間違いでして正確には父方の親戚です。もうすでに修正してありますがこのように度々過去の話も見返して修正するんですよ…時間空けてから見るとミスってる所が良くわかるんで。

そして原作キャラ二人目の天音ちゃん!作者が「この世界だと日本のオカルト知識散逸しててかつネットの普及は進んでるけどデビサバ無印はどうなるんだろう?」という疑問から色々妄想して設定を作り上げたので原作とはかなり違った人生を歩んでおります。まぁ知ってる人は『普通に中学校から進学している』『実家の宗教組織のトップに高校生でなっている』『それでも割と青春を楽しんでいる』『鑑定ニキが彼女の過去を知っていて天音にとって恩人の一人』等で色々察っせられるかも知れませんね。
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