親友が英雄の転生者だった件について   作:電脳図書館

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第六十二話になります!前回から旅行中にイレギュラーが起きて大幅に予定が変わるのとほぼ同義な状況ですね。命がけなことばかり起きてますけど!


天使からの依頼

「依頼の内容をお話する前に私が天界より派遣された理由から話した方がいいでしょう」

どうやら依頼の内容はレミエルの使命に関わることらしい。天使は両性具有だが、天音に憑依しているので彼女と言わせて貰うが彼女は使命に忠実な天使である以上当たり前の話だな。

 

「察するにかの神の代行をしているメタトロンの代行って所か?」

 

「私如きがメタトロン様の代行など恐れ多く、また能力も不足していますが・・・端的に言えばその通りです」

【派遣前】

 

『よいかレミエル、私はこの通り主の代行で忙しい。よってお前が人間界に降り、メシア教や地上の動きを随時私に報告するのだ。それから出来る限りでよいのでメシア教に与した天使達の動向も探るのだ・・・四大天使がこちらについて居れば要らぬ仕事だったのだがな!あ、あと有能な人材の確保も任せる!』

『あれほど大量に天使を呼び出せる所を見るとこの世界でももう作り出されているのか?・・・いや、気にするな。ただお前が直接降臨するのは目立ち過ぎる。メシア教以外の敬虔な信徒にでも憑依して活動するのだ。あ、許可は事前に取るのだぞ?』

 

『く、またエラーか!それでは頼むぞレミエル!・・・ぐおお!また多い!アフリカに始祖花をポップさせて堪るものか!オルフェノクとか完全に輪廻や生物の進化のバグであろう!ドラゴンボールとか神器はこの世界じゃ洒落にならないからマジで辞めろーーーー!!!!!!』

 

 

 

「という使命をお命じになられました」

「うん、まぁ頑張ってくれメタトロン」

 

別作品の厄ネタ要素が自然ポップし出すとか、地獄みたいな事態になることを頑張って防いでくれ神の代行者(震え声)

 

「あいつも大変なんだな・・・つまりまたメシア教絡み?ついこの間やり合ったばっかなんだが」

 

「いえ、今回は人財確保の依頼です。私とこの少女の立場で介入するのは少々厳しいのです」

「立場と来たか。他宗教や名家絡みか?」

 

「政府絡みです」

「一気に話がデカくなったんだが?」

 

政府か、前世では密輸組織と言った非合法組織なら兎も角政府機関とやり合ったことは・・・まぁ国を問わなければそこそこあったが。

 

「前から目を付けていたのですが、日本政府としては扱いづらい人だったらしく閑職に回されています」

「あ、捕らえられてるとかではないのか」

 

「はい、その人物が閑職にいるなど世界の損失です。来たる終末に備える為にも有能な人材には己が使命に邁進していただかなければなりません」

「・・・なるほど、天使のお前や宗教法人のトップである天音が政府に干渉するのは不味いがガイアグループという企業グループの体裁も取っているガイア連合ならスカウトという名目で引き抜けるという訳だな?」

 

政治と宗教が分けられているが故のことか。まぁ終末後はそういうお題目も掲げられなくなるんだろうがな。

 

「その通りです。そのままガイア連合に組み入れてしまっても構いません」

「ふむ、まずはその人物や周辺の情報を貰おうか。吟味したい」

 

「分かりました。詳細なデータをお送ります」

天音の携帯から俺の携帯へと情報が送られる。その中にある名前と顔写真を見て固まる。

 

「・・・・・・こいつは」

 

「知っている方でしたか?」

「まぁ、な。今現在は東京にいるのか。こっちに滞在している間に接触して見るか」

 

「受けて下さるのですね?」

「日取りはまだあるからな」

 

親族会は全国から集まるので1日で解散という訳では無い、現地に滞在中に何人かと出掛けたりもするのだ。

 

「ありがとうございます。貴方に主のご加護がありますように」

そう言うと天音の雰囲気が変わる。どうやら天音の人格と交代したようだな

 

「依頼を受けて下さりありがとうございます」

「そんな状態になった詳しい経緯を聞きたいが、皆をほっらかしにも出来んからな。後で話してもらうが今は戻ってろ」

 

「勿論です。後ほどお伺いします」

事情を話すことを約束させ、先に戻らせる。やれやれ折角のオフだってのに

 

「休んでばかりもいられないようだ。雪泉」

 

「ここに」

俺が天井に目を向け名を呼ぶと隠れて護衛してくれていた雪泉が降りて来る。飛び降りて来たのに足音一つ立たせないのは流石だな。

 

「話は聞いて居たな?スカウト対象の情報を送る。まずは裏取りだ」

 

「それは構いませんが・・・」

調べている間の護衛と俺の休日が潰れることを危惧しているようだ。律儀だな

 

「調べている間は護衛はいい。幸い不穏なことも起きてないし、お前ならそこまで時間を掛けず調べられるだろう?短時間なら問題ない。休日は、まぁ未来の投資の為に一部返上するさ」

 

「・・・それが実槻様の命とあらば従いましょう」

こちらを心配する様子を隠さないまま姿を消す雪泉。心配させて悪いな

 

「黒雪と仲魔達は管の中で聞いていたから良いとして、景虎と事情を知ってるメアリ、美九にも話して置かないとな」

 

次の予定を決めると先程レミエルに突きつけた拳銃、ドイツ製のワルサーP1の内部から"空"のマガジンを取り出す。

 

「"銃で人を殺めない"前世のあいつとの約束だもんな」

 

前世の友人である刑事の友人を思い浮かべる。お陰で前世で俺は人殺しをしていない。撃っても肩や足などで行動阻害させるのが目的だ。しかし

 

「なるたけ守ってやるよ。なるたけな」

 

薬室から一本の弾丸が弾き出されそれを掴み、P1と一緒に懐に入れて庭へ戻る為歩を進める。

 

「それにしてもまさかターゲットがこいつとは」

 

レミエルからのメールに添付された顔写真を改めて見る。

 

 

「菅野史。所謂原作キャラって奴か、まぁ世界が違う以上いつも通り別人として接する方がいいか」

 

実際会ってみてどういう人物か推し量って見るとしよう。




読了ありがとうございます!本家ではいつの間にか合流していた彼女ですが、その合流には鑑定ニキが関っていたのだ!という設定の隙間にネタを差し込めるのが後発のメリットですよね!あ、あと鑑定ニキは前世した約束はなるたけ守ろうとしますが、前世の縁は前世の物という解釈をしているので必要なら躊躇いなく破ります。ただ例のアレはまた事情が異なるので例外です。

メタトロンも出て来ましたが、彼が頑張らないと異世界の因子が世界にダイレクトに影響を与えます。本編で出て来たものだとアフリカのとある地域に始祖花がポップしたり、死後オルフェノクに進化したりする人間が現れたり、ドラゴンボールがこれまたポップしたり、ハイスクールd&dの神器を人間が持つようになったりと最悪歴史改変まで起きて世界観がぶっ壊れるのをデバックで孤軍奮闘して防いでくれているのです。
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