王権の光 作:ウェストフォード
数日後
「それでは、今日から1週間、よろしくお願いいたします」
「こちらこそ、よろしくお願いいたします」
「短い間ですが、お世話になります」
動きやすいラフな服姿のルーナと美空はアルバイトの為、苺プロに赴いていた。
「ここが苺プロか…」
初めて見る苺プロ…事務所というより、少し大きな民家と言った方がいい、この場所が、ルーナにとって初めて憧れ、そして越えようとしたアイドル、アイが所属していた事務所なんだと、ルーナはそう実感していた。
「どうかしましたか?」
この日、社長は営業の仕事で居なかった為、ルーナと美空の2人のアルバイトの対応は、苺プロの正規スタッフが担当しており、何やら干渉に浸っていたルーナにそう聞いた。
「え、あっはい、少しだけ、ここが苺プロか〜と思いまして」
ルーナは少し笑いながらそう言った。
「そうですか…まぁ兎に角、仕事の内容を説明しますね。まずは…」
だが、担当のスタッフはルーナのその言葉を聞くと、そう言い、二人に仕事の説明を始めた。
ルーナと美空が仕事の説明を受けている最中
「こちらシェパード1、周辺に異常はないか?」
『こちらハウンド2、苺プロ周辺に不審者なし』
「了解、引き続き警戒を怠るな。ルーナお嬢様とご親友の美空様をお守りするのだ」
シェパード1と、コードネームを名乗る、ルーナの従者であるリリーが、ルーナの母ライラの命令の元、ウェストフォード家のセキュリティ部隊を引き連れ、人生初のアルバイトに興じるルーナの身を守っていた。
(まぁ、美空様がおられるから、いざという時は大丈夫だとは思うが…)
今では従者としてウェストフォード家に仕えているリリーだが、ルーナが生まれる前、ウェストフォード家に仕える前は、イギリスの特殊部隊SASに所属し、アフガニスタンなどで特殊作戦に従事していた為、戦闘能力は高い。
そんな、元軍人のリリーに対して実は美空は、ルーナと再開した中学一年の時、ルーナを守りたいと言う理由から、彼女に願いして、本格的な軍隊格闘技を教えてもらっており、リリー本人も筋が良いと認める程にはちゃんと強くなっていた。
その為、そんな美空がいる事から、いざという時はルーナの事は、彼女が守ってくれると信じてはいるが、やはり幼少期からルーナの付き人をしていた事から、リリーは、ルーナには言えないが、彼女の事は、娘に近い感情抱いていた事から、ルーナに何かないかと心配であった。
その頃
そんな多くの人たちから心配されているルーナ、そしてその親友の美空であるが
「これ、運んでおきます!」
「大丈夫なのかい、朝日奈さん?」
「はい!体力には自信があるので大丈夫です!」
美空は、重い物や体力や力が必要な仕事を率先してこなし。
「頼まれてた書類です、それと今やってる仕事なら、後でこの資料も必要ですよね?」
「えっ、あぁ、よくわかったね天月さん」
ルーナは、仕事内容やスタッフの動きを観察し、その優れた頭脳で先の先まで相手の行動を読み切り、頼まれた仕事、そして頼まれるであろう仕事を行なった。
「すごいなあの子、まるで未来でも見ているかのようだ…」
その先の先を読み切る仕事に、思わずスタッフも驚いていた様子であった。
「それにしても…天月さんと朝日奈さん、めちゃくちゃ美人だし、良いキャラしているな」
同時に、仮にも芸能事務所に勤めている事から、二人の容姿が美人
そしてルーナは子供ぽく、フランクだが他人を惹きつけるような魅力
美空は元気で、親しみやすい
何より二人とも、とても仲が良く、二人が一緒の仕事をしている時は息がぴったりであり、その雰囲気も見ていて、なぜかドキドキするものであった。
(そう言えば、社長が近いうち、うちの事務所でアイドル部門を復活させると聞いたけど…その時はあの二人も入ってくれないかな…)
二人の面倒を見るスタッフが、仕事に励む二人の姿を見て思わずそう思った。
その時
「ただいま〜!」
苺プロの玄関の方から、明るい女の子声が事務所に響いた。
「あれ、お客さん?」
「いいえ、短期のアルバイトの方ですよルビーさん」
従業員がその女の子にそう言ったその時
「ルビー…」
その名前を聞いた瞬間、ルーナの心に、まるで雷撃が走ったような感覚が走り、その女の子の方を振り向いた。
ルーナが振り向いた先には、金色の美しい髪を靡かせ、まるで吸い込まれるような綺麗なピンクの瞳をした女の子…髪の色さえ黒髪にすれば、ルーナが憧れていた、亡きアイドル、アイと瓜二つと言っても過言ではない、魅力を感じる女の子が立っていた。
「えっ…もしかして」
「うそ…」
そしてその女の子のピンク色の瞳と、ルーナのサファイアのような瞳が、互いのその姿を捉えた時、二人は思わず時が止まり、そして過去へと遡るような、そんな感覚に陥った。
「紹介します、この方は…」
スタッフがそう言葉を述べたその時。
「もしかしてルーナちゃん!?」
「ルビーちゃん!?」
二人は同時に、そう叫んだ。
そう、ルーナの目の前にいるこの子こそ、かつてルーナがアイと出会ったあの日に出会った、双子の一人である、星野ルビーであった。
「久しぶり、大きくなったね!」
「ルーナちゃんこそ!」
ルーナとルビーは、互いに会ったのは2回だけであったが、それでもあのアイと出会い、自らの人生を変えたあの日に出会った事から、二人は互いに再会を喜んだ。
「どうしたの、ルーナ?」
すると大声を聞いた美空が現れた。
「美空!みてみて、ほら覚えてない?」
「えっ…もしかして美空ちゃん!?」
「えっ、あの時いた双子の…ルビーちゃん!?」
「そう!美空ちゃんも大きくなったね!」
そして美空も、同じく大きく成長したルビーの姿を見て驚いた様子でそう言った。
天才で金持ちの家出身の恵まれた環境と才能を持ったアイドルって、皆様は推せますか? (今後の作品制作の参考にしたいので理由があればぜひコメント欄で教えてください)
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推せる
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うーん