何処から圧倒的な力を感じ、その場へと向かった
「何処にいる…?」
広場へと着き、建物を陰に、ビルの上を見ると…
(…居た!)
圧倒的な力、大量の呪力…その男は、こっちを見ていた
「こっちを見ている!?」
その瞬間、男は消えた
(どこに行った!)
気配を感じ、後ろを向くと、男が指で銃を作ってこういった
『術式反転、赫』
「不味い!?」
物凄い物質量に押し出される
そして、遠くへと吹き飛んだ
赫が消え、男がこっちを向く
「お前、名前は?」
「社築」
「そうか、短い人生だったな」
「それは…どうかな!」
次の瞬間、社は目の前まで瞬間移動のようなスピードで近ずくが…
「っは…?」
その瞬間、社築は一秒間フリーズし、攻撃の隙を与える
「俺、この目のお陰で、大体の攻撃分かるんすわ」
奴は再び指を向ける
『術式反転、赫』
「っこうなったら…!」
再び社築は吹き飛び、砂嵐が舞う
「次はモロで当たった、無事では…ん?」
砂嵐が晴れると、社築の姿はそこには無かった
「どこに…!」
その時、遅れて風が舞う
「投射呪法…!」
社築の勝算は一つ、投射呪法で相手に触れ、一秒のフリーズをさせること
「これで…!っ!」
社築は、確かに葛葉の不意を突いた。本来なら、葛葉は一秒のフリーズをしているはずだ…「本来なら」
「…なんで、触れられない…!」
「あぶね…まあ、俺の術式はこっち、目はおまけなんだよ。お前がどれだけ速く動こうが、無限に遅くなり、俺に辿り着くことは無い」
「っ!」
「術式反転、赫」
次は消す。そう意思が分かるような、今までとは比べ物にならない程の赫が社築を襲う
社築は数百メートル吹き飛び、砂嵐が晴れても、その姿は無かった
「…死んだか」
葛葉は、強すぎるが故に、戦いを楽しんでいなかった
「…少しは強いと思ったんだが…ん?」
そう葛葉が呟いた時、後ろから呪力の塊を感じた
「こんな所に…なんでだ?」
その瞬間…
「っおらぁ!!」
「っなに!?」
完全な死角からの投射呪法、だが葛葉は直前で、極小の紫を社築に放つ
『虚式、紫』
社築から血飛沫が舞う…が!
「俺の片腕…消した罪は重いぞ!」
「なっ…!?」
社築は片腕を犠牲に、葛葉の目の前まで辿り着く
「だが、俺には…」
「その壁、超えるぞ!」
社築の手は、その瞬間、葛葉に触れた
「は…?」
「ここに…全てを賭ける!」
社築は術式の解釈を最大限まで広げ、無限のスピードを手に入れた
だが、それだけでは届かない。その分を、完全な力だけで補ったのだ
「この呪力…貯めておいたんだ!」
今の社築に出来ないことは無い
『黒閃!!』
「っがぁ…!」
葛葉の体内が爆発し、吹き飛ぶ
「っはぁ…はぁ…結局…届かねぇか…」
社築は、そのまま立ち尽くす
「ごほ…ごほ…お前…!っ!?」
吹き飛んだ葛葉は、立ち上がり社築へ視線を向けるが…
「…死んでいる…か」
全てを出し尽くした社築は、完全に命の火を使い切った
「…っち…前言撤回だ」
葛葉は笑い、後ろへ歩き出す
「最高に楽しかった…やられた」
そう言い、その場を立ち去った
次回リゼ・ヘルエスタVS剣持刀也
次回ネタバレ注意