にじさんじ廻戦   作:不透明な水滴

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リゼ・ヘルエスタ(術式日車寛見)剣持刀也(術式日下部篤也)


リゼ・ヘルエスタVS剣持刀也(ネタバレ注意!)

「この世界、おかしいと思いませんか?」

 

「急にどうしたんですか」

 

剣持が突然そんな事を言い出す

 

「いや、こんな命をかけた仕事に、魅力も、気力も感じないなって」

 

「確かに、死にやすい仕事ですよね」

 

「生きるためには、相手を殺さないといけない」

 

「呪力や術式には頼らず、自らの力でやりきらねば生きていけない」

 

「…お話はここまでですね」

 

剣持が刀を抜く

 

「…そうですね」

 

リゼは裁判で使うガベルーを手に持つ

 

剣持が刀をリゼに向ける瞬間、リゼは剣持に言い放つ

 

 

『領域展開』

 

 

「っ!まずい!」

 

周りに巨大なギロチンが置かれていく

 

剣持は走り出し、リセに斬り掛かる

 

 

『誅伏賜死』

 

 

剣持の刀がリゼの首に当たる数ミリで刀が止まる

 

「っ!?」

 

「この空間ではお互いの攻撃が完全に禁止されています。攻撃は諦めてください」

 

「…っくそ」

 

剣持は突然浮き、リゼの反対に立たされる

 

「ここの領域の説明をします」

 

「一、私の式神『ジャッジマン』は、領域内の者の全てを知っています。その中から相手の今まで犯して来た罪状のひとつを両者に提示。あくまでこの罪状は候補であり、実際には無罪となるべき罪状である場合もありますが。その罪にかかわる『証拠』。この内容のみ私は提出された時点で把握を私に提出します」

 

 

「二、罪状について相手が陳述。「黙秘」「自白」虚偽陳述を含む「否認」のうちからいずれかを行います。「自白」により罪を認めた場合は、三の私の反論はスキップされて四に移行します」

 

 

「三、その後、公表された証拠を踏まえて私が反論を行います。ガベルを打ち鳴らすことで四に移行します」

 

 

「四、『ジャッジマン』が2人の主張と六法のみに基づいて判決を下し、「有罪」となればその内容に応じて相手にペナルティが科せられます」

 

「そして、判決が出された後も三回までならやり直しが可能。そこに私は拒否できません」

 

「あ〜…つまりどゆこと?」

 

「…ようするに、私の式神ジャッジマンが出す貴方のやってはいけないことを提示し、議論します。それでジャッジマンの判決の元、無罪か有罪を決めると言うことです」

 

「なるほど、ならかかってきなさい」

 

ジャッジマンは口を開く

 

『剣持刀也は、呪術師でありながら任務や教え子との約束を守らず、違反行為を何度か繰り返している』

 

「…そうですね」

 

剣持は腕を組み、答える

 

「あくまで任務や教え子との約束は法律として違反されることではありません。確かに忘れたりなどしましたが、罪では無いはずです」

 

「それで、違反行為と言うのは、呪術師は公式に認定されていません。なので周りから見れば一般人と同じ扱いです。つまりその違反行為は任務で仕方なくやったということです」

 

剣持がそう答えると、リゼが喋る

 

「約束の件は大丈夫ですが、呪術師は呪術師としてではなく教師として公式に認定されました。つまり、今の呪術師は一般教師と一緒、それにいくら仕方なくとはいえ犯罪は犯罪です」

 

「…( '-' )スゥゥゥそうですねぇ…」

 

「ジャッジマン、判決を」

 

ジャッジマンか大きく叫ぶ

 

 

『有罪!術式没収!』

 

 

そう言うと、剣持から青いオーラが溢れる

 

「これは…」

 

「剣持さん。術式持ってないんですね。ならこの場合、呪力の制限です」

 

「ッまじか!」

 

リゼが巨大なガベルを持ち剣持に振りかざす

 

「っち!!」

 

剣持は刀を構え、しゃがむ

 

『シン・陰流…夕月!』

 

ガベルを剣術だけで受け止める

 

「っまじ…!?」

 

リゼは終わると思った一撃を受け止められ思わず声が出る

 

すると、剣持が叫ぶ

 

「やり直しましょう!!やり直し!」

 

「っなるほど…分かりました」

 

再びやり直しとなり、元の位置に戻る

 

「ジャッジマン」

 

リゼがそう言う

 

『剣持刀也は、過去に五人の殺人を犯している』

 

その言葉に、剣持は目を見開く

 

「…では、反論を」

 

「…いや」

 

剣持は真面目な顔で答える

 

「殺りましたよ。五人とも」

 

その瞬間、ジャッジマンが目を見開き叫ぶ

 

 

 

『有罪!!術式没収!!死刑!!』

 

 

その瞬間、リゼの手元に光る剣が渡され、それを構える

 

『処刑人の剣』

 

処刑人の剣

 

最も重い判決であり、この剣て斬られた者は例外なく死に至る

 

剣持も刀を構える

 

「…あぁ…死にたくねぇな」

 

「…どうして、否定しなかったんですか」

 

あの五人の殺害、過去に剣持は人の呪いである真人との戦闘で、人から化け物になる前にその刀で殺した

 

「ジャッジマンなら、真人との戦闘で仕方なくと言えば罪は軽くなるはず…」

 

「…それは、実は狙いだったのかも知れません」

 

「何を言って…っ!?」

 

その瞬間、剣持から物凄い呪力が溢れ出す

 

「なんで…呪力は制限されているはず…」

 

「縛りです」

 

「縛り…?」

 

「僕の人生、武器等の刀の扱い、自身の不利、僕の全てをかけた縛りです」

 

「…なるほど」

 

「僕のシン・陰流と貴方のその剣…どっちが強いか」

 

「…そうですね」

 

『シン・陰流…』

 

リゼが走り出す

 

リゼが陰流の範囲に入る…その瞬間

 

『抜刀!!』

 

ガァァン!!の音と共に、刀と剣が交わる

 

「…まじか」

 

「貴方なら、ここにやると思ったから」

 

確かに剣持の方が圧倒的に速かった。だがそれ以上にリゼの思考の方が速かった

 

「貴方ならその重い一撃と速さを利用して、必ず一撃で仕留めると思いました。今最も適切な位置は首、先にそこには呪力と当たる前に剣で防いでおきました」

 

「…完敗、ですね」

 

リゼが剣を振りかざす

 

剣持は、ゆっくりと目を閉じた




次回葛葉VS度会雲雀…?
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