「純粋な科学力でも上、魔法を吟味すれば更には
目の前に並べられた様々なロボットに武器、様々な科学製品を見てそう思う。
今日はキヴォトスの中でも最先端の科学力を持つというミレニアムに来ていた。単なる興味心だ、アルトシュ様から高い学習能力を与えられて生み出されたのが関係しているのか少しでも興味があるものを知りたがる節がある。ジブリールほど酷くは無いけどね。
「……発想は面白いね」
特にエンジニア部という部活のものはイロモノもあるがその技術は確かなようだね。
「ふざっけんなっ!!」
「ほんとにすまない」
色々とミレニアムの中を見て回っていると何処からともなく叫び声……いや、怒鳴り声か?それが聞こえてくると同時に何やら重厚な足音のようなものが聞こえてくる。
音が聞こえる方に目を向けると建物の角から二人の生徒が飛び出して来て更には建物の一部を破壊して生徒二人を追い掛けるように5m程の大きさの四足歩行のロボットが現れた。
ロボットに二人のうちの1人、オレンジ髪の低身長の子が銃撃するが全て装甲に弾かれている。
「だあっ!硬すぎんだろ!!」
「この試作四足歩行型救助ロボットは救助対象の保護の為に希少な特殊合金をふんだんにに使ったからね。ロボットの弱点になりやすい関節部分もしっかりと対策したから壊すには最低でもRPGか対物ライフルが無いと」
「だとしてもなんで機関銃までついてんだよ!!」
低身長の子の言葉を証明するかのように救助ロボット(仮)の上に砲塔のようにつけられた機関銃が火を噴いた。
「救助者の安全の為に危険は排除するべきだろう?」
「限度があるだろ限度がよォ!!」
このキヴォトスは治安が大変悪いため納得出来てしまうあたりがなんとも言えない。
というかこっちに来てない?
「それによ!暴走して人を襲うんなら意味ねぇだろ!?」
「すまない、ちょっと徹夜して珍しい凡ミスをしてしまってね。命令系統に異常が出てしまったんだ。流石に3徹は厳しかったね」
「お前馬鹿だろ!!」
うん、やっぱりこっち来てるね。
「でもこの子にも欠点があってねバッテリーが二時間しかもたないんだ。今後の課題だね」
「じゃあ、あと二時間逃げ続けるのかよ!?」
「正確には1時間46分28秒だね」
「こまけぇこたぁいいんだよ!!」
面倒臭いし潰そうか、それに低身長の方よく見ればミレニアム最強らしい美甘ネルじゃないか、丁度いいね。
丁度、救助ロボット(仮)の真正面に立って軽く足を構える。
「って、おい!そこのやつ逃げろ!」
こちらに気付いたネルがそう言うがそれを無視してやってくるのを待つ。
そうしてネルが真横まで来た時僕を逃がそうとしたのか服を掴んだが僕はビクともせずに救助ロボット(仮)を見続ける。てか、服がシワになるから辞めて欲しい。
「おまっ、馬鹿野郎!?てか、重!?」
「君、凄く失礼だよ」
向こうからしたら善意なんだろうけど面倒臭いね。
やっとこっちに来た救助ロボット(仮)の球体状のカメラに向けて軽く足を振り上げればカメラ部分が綺麗に抉れて飛ぶ。それで機能は停止したようだけど慣性に従って向かってくる。それを片手で止める。
「……マジかよ」
「凄いね」
やっぱり
「ところでそこの低身長の君は美甘ネルだよね」
「誰がチビだって!!あ゛あ゛っ!!」
「……チビなんて一言も言って無いんだけどね」
それが彼女のコンプレックスと言ったところか。
「まあ、いいよ。君が怒ってる方が都合が良い」
「はぁ?何言ってんだテメェ……ッ!?」
「へぇ、今の避けるんだ」
「上等じゃねぇか……ぶっ殺してやるよ!」
ふむ、中々の速度で銃を抜いて撃ったんだけど避けるか。ミレニアム最強、約束された勝利、コールサイン
ネルは両手に愛銃を握ると僕に向かって銃を乱射しながら突っ込んでくる。
それを全て避けながら近付く、全て受けても傷一つつかないけどただ受けるのはつまらない。
「っ!?あたしの間合いに入ってくるか!!」
なるほど、近接戦が得意なのか。まあ、僕も近接の方が好きだし得意だし、戦争は嫌いだけど戦いは好きなんだよね。
「かはっ!?」
近くまで来たネルに向けて腹に強烈な拳をお見舞いする。しかし、やはりミレニアム最強は伊達じゃないらしい手加減していたとはいえ僕の拳が見えてたし少しだけ後ろに飛んで少しでもダメージを抑えようとしたね。
うん、だけどやっぱりこの程度か。
「……テメェ、覚えてろよ」
そう言ってネルは倒れた。
…………やっぱり僕の勘違いなのかな?生徒の中でも強い気配がする子や不思議な力の総量が多い子の気配が
ツルギも再生能力は高かったけどそれだけだしゲヘナのヒナは硬いけどそれだけ、やっぱり何もわからないな。情報がもっといるね。
……………………今更ながら他校の子に手を出したのはアレだけどいつもの事か。ティーパーティーにでも丸投げしようか。