目が冴える。
元々、俺が覚醒する前から不眠症で睡眠欲求が強い方なのだが、覚醒してからは睡眠欲が褪め悪魔に殺され気を失う以外で眠った事はなく。
ここ二ヶ月間は目が冴えるせいで、縁側に座ったまま呪物に千年間呆けながら宿り続けた呪術廻戦の両面宿儺の様な状態でも覚醒者ボディのお陰で飲食もせずに過ごせていた。
その間にも何度かオフ会が行われ。
その度に5人、9人、20人と覚醒者の数が増え、星霊神社の通信制限も解除された頃。
俺に詰め込まれていた概念の消化と吸収が完了した。
その後は丁度様子を見に近くへ来ていた、罰に参加していなかった神主の女性分身である
神主曰く、この霊的な幾何学模様の術式が無数に刻まれたこれ等のアイテムは俺の魂を保護する為に先の修行で飛び散った体の一部を素材に使われており、悪魔に変身しても使用する事が出来るらしく。
仮面は装備している限り、常に認識阻害が掛がって個人を特定されなくなり。
手袋には物を保管する事に特化した空間があり、装備すれば手袋を起点に自由に物を出し入れできる他、装備者から発する武器によって生まれた戦闘音以外の音を自動で空間に収納する消音効果を持ち。
御札には試作品ではあるが俺専用に調整された式神が封じられていて、召喚して使役する以外にも所有者が悪魔に殺された時に魂を保護する機能があり、神主的には魂の保護の方が本命とのこと。
神主が『これから必要になるし家の悪魔のやらかしの謝罪も兼ねてるから気にしなくていいよ』と言っていたけど何で必要になるのかは教えてくれなかった。
怖ぇーよ。
そこは必要になる理由を教えてくれよ。
やっぱり神主、契約違反したことまだ根に持ってんじゃねぇの?
貰えるモノは貰うげどさ。
そんなこんなで学校の出席日数がそろそろヤバそうなので修行をせずに帰ってきた訳だが。
「さあ迷える子羊達よ、我らが神と救世主に祈りを捧げるのです!」
「神よ・・・・・・」
「♪~」
「ハレルヤ!!」
家に帰ってきたらなんと、両親と義妹がメシア教の天使によって入信していましたとさ。
・・・・・・うん。
こりゃあ確かに、認識阻害やその他諸々が必要になるわ。
取り敢えず手袋はしているので仮面を被ろうか。
種族 Lv1 ★シキガミ(試作品)
アナライズ系特化型 物理耐性 精神状態異常無効 呪殺無効
スキル カバー ディア 防御形態 反撃 疾風 リカームドラ ??? ???
『転生者の魂を保護する式神』をコンセプトに製作された一反木綿の姿をした試作品。
本来なら体と魔のステータスが優先的に高くなるよう作られているのだが。
製作時、必要以上に素材を使用した結果、本来の目的にプラスして素材元と同程度の探知能力を保有し、式神所有者の探知能力を補助する力を得た為、破棄すること無く主人公に譲渡された。
この式神は主人公のペルソナが終末後も使えるようにする観測者であり、喰奴に変化しないようにする枷でもある。
何で此処に天使がいるんやろなぁ(すっとぼけ)