●登場人物
◯空上彼方
高校生で本作の主人公。偶然遭遇したセイバーを守るため、流れで聖杯戦争に巻き込まれる。
殆ど一般人で聖杯戦争に対する願いもなく、サーヴァントと言え戦い傷つける事にも消極的。対バーサーカー戦の敗因もそんな彼方の心にあり、その後ライダー陣営に目をつけられ手を結ぶ事を持ちかけられ、葛藤する事になる。
しかしランサー陣営との出会いと協力、対ライダー戦を経て戦いの覚悟を決める。セイバーに対しても記憶喪失で覚えてはいないものの、これまで陰ながらずっと助けてくれた事と好意は感じており、自分も何か出来ればと心から思っている。
◯セイバー
彼方のサーヴァント。彼に対する愛着は相変わらずであり、小姓のように尽くす系のカワイイ子。
……だったが、そんなセイバーのために関わりたくもない聖杯戦争に加わり、守るために全力を尽くす彼を見て、ただ愛して尽くすだけではなく信頼する事も大切だと知る。対ライダー戦の勝利を経てセイバーとマスター、彼方との絆は深まったと言えるだろう。
なお、セイバーが所持する太刀の名前はレプリカ『 』ブレード。名前の通り『 』ブレードの複製品として作られた武器で、セイバーは略してR2ブレードと読んでいる。
無骨な機械刀でオリジナルの『 』ブレードとかけ離れた外見で、刀の背にあるブースターで加速させた剣撃を繰り出せる独特の機能も備えている。……が、R2ブレードは本体が展開、変形する事によりサーフボードに似た形態──航行形態となる。セイバーを乗せて高速飛翔する事が可能で、これはオリジナルの『 』ブレードにも備わっている機能を模倣したものだ。
そして航行形態のR2ブレードに乗り、高速飛翔の加速をつけて最大出力でエネルギーの刃を巨大化させたエーテル短刀で一刀両断する技がセイバーの宝具『オーキッドラウンズ・セイバー』。大量に魔力を消費するものの、その分強力な一撃必殺の技となる。
◯竜禅寺タケル
ランサーのマスター。彼方と同年代で、学校には病弱を理由に殆ど通ってはいない。
ある理由でテロ組織ガイアスとトップに立つ総帥を追い続けており、聖杯戦争に加わったのも願いはどうでも良く、組織を壊滅させる事を目的としている。
運営側にとっても聖杯戦争に乱入したガイアスに対抗するため、彼とランサーに情報提供を行い捜索の手伝いをさせているらしい。
彼方とセイバーとも、自らのガイアスを妥当する目的に強力させる条件で同盟を結ぶ。
◯ランサー
タケルのサーヴァント。高飛車で高慢な性格はある一方、タケルに対しては見返りなく協力しており、尽くしている節がある。アサシン曰く『罪滅ぼし』のつもりらしいが……果たして。
宝具は『
◯アルス・アランシア
バーサーカーのマスター。彼方と同じ学校に通う一才年上の先輩で、暴走族『激轟団』のカシラをしている。
外国人で数年前より日本の天宙市へと越して来た。日本語も上手に話せるものの、たまに英語が交じる事がある。勝ち気で強気な性格で長身、ライオンのたてがみのような金髪のイケメン女子であり不良ながら女性人気が高い。もちろん面倒見の良さとカリスマで同じく団員からの信頼度も相当なもの。
聖杯にかける願いは『何者にも縛られない力』
……ちなみに父親は世界で名の知れるレベルのカリスマ料理人であり、一人娘であるアルスには幼少期より厳しく料理の術を叩き込み、自分の跡継ぎになるよう教育を施している。
◯バーサーカー(ベオウルフ)
アルスが使役するサーヴァント。胸に傷跡のある筋骨隆々の豪胆な男で、棍棒型の剣である
その真名はベオウルフ、同名の物語に記される大昔の戦士、そして王である。詳しくはFGOやwiki参照。
本作においては彼方とセイバーの初の対サーヴァント戦の相手であり、最初こそ剣対剣の戦いでセイバーに分があったが、拳による肉弾戦に切り替えたバーサーカーはそれを上回り圧倒する。
……が、追い詰められたセイバーのとっさの不意打ちにより右手が切断された。その後、マスターの令呪の力が上乗せされた宝具、
◯
ライダーのマスター。三十代程の男性、商人で貿易会社『ゴールデン・ディストリビューション』の社長でもあり、元々は中規模の会社に過ぎなかったものの、商売人の才覚があるライダーを共同経営に置いた事により業績は格段に上昇、一月もしないうちに大富豪となる。……いわゆる成金だ。
丁寧な口調であるものの打算的かつ冷淡で、目的の為ならば手段を選ばず人でさえ利用する。
金と金儲けに強い興味があることから、ライダーとも気が合う所がある。……が、性格が幾分か似ている分互いに利用関係にしかなっていない所がある。
聖杯戦争にかける願いは『世界一の富豪になれる程の金』。ライダーも同じ願い。
彼方とセイバーを未熟で扱いやすいと考え、良いように利用しようと接近、協力関係を持ちかける。しかしその内心を感づいていた彼方がタケルと組んだ事により一転、早急に潰しにかかるべくヨットハーバーで戦いを仕掛けるが、返り討ちに遭う。
◯ライダー(クリストファー・コロンブス)
黄龍のサーヴァント。壮年で大航海時代の船乗りの格好をした恰幅の良い男の姿をしており、扱う武器である銃もサーベルも当時の物。
常に自信に満ちた、夢を諦めない強い情熱を持つ男。人当たりが良くリーダーシップと才覚に富んだ頼もしい人物だが……。
真名はヨーロッパ人で初めて新大陸(アメリカ)を発見したとされる著名なコンキスタドールで偉人、クリストファー・コロンブス。詳しくはFGO、またはwikiを参照。
本作では黄龍の会社の共同経営を行い私財を増やすなど、金儲けに精を出してもいた。マスターに対しても同じく金儲けが好きである点で意気投合していたらしいが……裏では会社ごと乗っ取ろうと画策もしていたらしい。
セイバーとランサーの敵として立ちふさがり、彼の宝具『サンタ・マリア号』を顕現させて激戦を繰り広げるも二人の共闘の前に敗れる事になる。
最後は敗れ消滅こそしたが、次の聖杯戦争の時こそ自らの望みを叶えると……彼が彼である限り最後まで夢を諦める事はないのだ。
◯
アサシンのマスター。銀のメッシュ入りのライトグリーンの長い髪、眼鏡をかけた二十代中頃ほどの白衣の女性。科学者か研究者らしく、聖杯戦争よりもサーヴァントの存在に興味を抱いているようだ。
◯アサシン
美星のサーヴァント。目元を仮面で覆い茨のように棘々しく禍々しいドレスを纏った、白い肌と髪の魔性の美女。
血液を自在に操り、各種拷問に精通。中でも
本作ではランサーと戦闘を繰り広げ、大きな負傷を追わせた。彼女とは強い因縁があるようだ。
◯キョウスケ
キャスターのマスター。二十才の大学生で、死んだ魚のような目をした無気力な雰囲気の青年。
しかし聖杯戦争には『ある願い』を叶えるために参戦している。胸の内に秘めている何かはあるらしい。
◯キャスター
キョウスケのサーヴァント。黒いゴシックロリィタなドレスを纏う、銀白色の三つ編みをした可憐な少女──型の球体関節人形。
人形のサーヴァントではあるものの、人間同様に動けもし自我もある。本来なら喋れもするが『余計な事を言った』せいで、キョウスケの令呪行使により口を訊けなくされている。
それでも、マスターの事を気にかけてはいるような様子だが……