五条悟の双子の妹の話。   作:mugi.

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今回は、2話の翌日の話です。

千里が傑の昇級任務について行く話です。
補助監督の名前、悟千里傑の現階級は捏造です。

それではどうぞ。


2006年4月―――任務の話①

翌日。

千里と傑は、揃って夜蛾の前にいた。

 

「「…え?」」

 

その理由は言わずもがな、夜蛾に本日の任務について説明を受けているからだ。

朝携帯に連絡が入っていたので迎えば、分厚い書類を持った先生がいるなど、誰が想像しただろうか。

 

「先生、私今1級だよ?この人は今準2級。私が行くほど危険度高いんですか…?」

 

千里は現在1級、傑は現在準2級。

千里には、なぜ自分が同行する必要があるのか理由がわからなかった。

 

「…そういう訳でもない。傑は今、千里と同じく1級である冥さんから2級への推薦を受けている。」

「だから、それがなんで関係あるの。推薦した本人が同行できないのは知ってるけど、何も私に頼まなくたって…」

 

いいかよく聞けよ、と言って夜蛾は言った。

 

「呪術師が年中人出不足なのは知ってるだろう。特にこの時期は繁忙期だから、危険度の高い呪霊操術を持つ傑に同行できるような1級術師と2級術師はいない。」

「…はーい」

 

千里は気の抜けた返事をした。

夜蛾も、心做しか少し申し訳なさそうだった。

 

「すまない千里。極力本人に任せてやってくれ。危険があれば千里が出れば良い。」

「はーい。でももう1個だけ聞いていい?先生」

 

千里がそう尋ねると、夜蛾は

 

「なんだ」

 

と言った。

 

「悟は?悟だって今1級だよ」

 

千里が尋ねたのは、同じ1級である兄の事。

今日は叩き起されなかったから、何故だろうと気になっていたようだ。

夜蛾はこう答える。

 

「悟は今日既に別の任務に向かっている。」

「…そっか、わかった」

「では、任せたぞ千里」

「はいはい。」

 

―――

 

「あ、あの…千里、でいいのかな」

 

駐車場に向かいながら、傑は話しかけた。

だが返ってくる千里の返答は素っ気ない。

 

「何?」

「なんか…ごめんね、昨日は」

「…いいよもう。私は別に怒りたいわけじゃないし。お兄ちゃんの方が機嫌悪かったから」

「…君、本当に“悟”の妹さん?」

 

今、確かに傑は兄を「悟」と呼んだ。

お互いに名前を呼び合えるような仲にまでなったのだろうか。

 

「そうだけど。DNA検査でもしたいの?」

「いや、そういう事じゃなくて…」

 

でも、と傑は付け加えた。

 

「少なくとも4年間は一緒に学ぶ訳だから、仲良くしてくれると嬉しいな。」

 

それに返す千里の返答は、淡白ながらも別の意味が込められているであろうものだった。

 

―――言ったでしょ。馴れ合い“ごっこ”はする気ないって

 

傑には、千里の考えていることがわかっていたので「それもそうだったね」と返しておいた。

 

―――

 

「五条さん、夏油さん!来なかったので心配しましたよ!」

「あ、すみませんタガワさん」

「いえ、滝川です」

 

本気で間違えているのか、ふざけているのか千里には分からなかった。

ただ、日常的に人の名前を間違えていることだけはわかった。

 

補助監督である滝川は、夜蛾からも聞いた任務の概要を説明し始めた。

 

「では、今回の任務の概要です。今回は―――」

 




最後まで見ていただきありがとうございます!

今回のお話はどうでしたか?
私はめんどくさいのが苦手なので、スマホのメモ帳で下書きしてからここにコピーペーストして貼ってるんですが…

まぁそんな話は置いておきましょう。

【次回予告】

滝川から任務の説明を受けた2人。
実際に現地に赴くと、そこに居たのは階級が上がったが報告されていなかった今回の祓除対象。

2人は無事に帰れるのだろうか―――

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