「では、今回の任務の概要です。今回は、夏油傑準2級術師の昇級審査任務です。祓除対象は2級呪霊3体、これらを全て祓除完了出来れば昇級となります。」
補助監督は、今回の任務の大まかな内容を告げた。
傑は、それらの1つ1つを丁寧に反芻していった。
これがどのような任務なのか。
祓除対象は何か。
条件は何か。
それらを反芻し終えた傑は、補助監督に言った。
「成程。分かりました、ご説明ありがとうございます。」
「いえ、これが仕事なもので。」
それではいいですか。
補助監督はそう言った。
「ええ、大丈夫です」
傑がそう返したのを確認すると、千里は無下限をONにした。空中から傑を監視するためだろう。
「闇より出て闇より黒く」
その穢れを禊祓え。
補助監督がそう言い終わると、千里たちを中心に“帳”が降りていった。
「では、ご武運を。」
傑と千里は、補助監督に背を向けて歩き始めた。
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「千r…あれ、千里?」
歩き始めて早5分。
いつの間にか、千里がいなくなっていた。
(もしかして、迷子になったのか…?)
すると、傑の上から大きな呪力反応があった。
上を見上げると、千里がこちらを見下ろしていた。
「せ、千里!!??危ないよ、降りて来…」
そこまで言うと、千里は紙飛行機を落としてきた。
『無下限あるから大丈夫
任務に集中して』
開いてくしゃくしゃになった紙には、そんなことが書かれていた。
本人が言うなら間違いないだろう。
そう思った傑は、千里から目を離し任務に集中した。
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「…うーん、なかなか出てこないな…?」
どうしようか。千里に報告するべきか。
2級だと聞いたので、おそらく息を潜めているのだろう。
「呼んだら出てくるかな。出てきたら困るけど――」
刹那。
「ヴオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛」
声に反応して呪霊が出てきた。
見たところ、2級――では無さそうだ。
(こ、これまずくないか…?)
すると、その声に対応するかのようにもう一体現れた。
「ヴオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛」
「は…?!なんで…2級じゃなかったのか!?2体も…!!」
近くに千里の呪力は見られない。
まさかとは思うが、死――
そんなことを考えてしまったのがいけなかった。呪霊が2体同時に襲ってきた。
死ぬ――そう思った瞬間、右肩に大きな傷ができた。
「痛ッ…」
右肩から腹にかけて、制服が裂ける。
(もう、だめなのか…こんなところで、死にたくは――)
そんなことを考えていたら、真上にとても大きな呪力反応が現れる。
この呪力は…――の…
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