五条悟の双子の妹の話。   作:mugi.

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2006年4月――任務の話②

「では、今回の任務の概要です。今回は、夏油傑準2級術師の昇級審査任務です。祓除対象は2級呪霊3体、これらを全て祓除完了出来れば昇級となります。」

 

補助監督は、今回の任務の大まかな内容を告げた。

傑は、それらの1つ1つを丁寧に反芻していった。

 

これがどのような任務なのか。

祓除対象は何か。

条件は何か。

 

それらを反芻し終えた傑は、補助監督に言った。

 

「成程。分かりました、ご説明ありがとうございます。」

「いえ、これが仕事なもので。」

 

それではいいですか。

 

補助監督はそう言った。

 

「ええ、大丈夫です」

 

傑がそう返したのを確認すると、千里は無下限をONにした。空中から傑を監視するためだろう。

 

「闇より出て闇より黒く」

 

その穢れを禊祓え。

 

補助監督がそう言い終わると、千里たちを中心に“帳”が降りていった。

 

「では、ご武運を。」

 

傑と千里は、補助監督に背を向けて歩き始めた。

 

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「千r…あれ、千里?」

 

歩き始めて早5分。

いつの間にか、千里がいなくなっていた。

 

(もしかして、迷子になったのか…?)

 

すると、傑の上から大きな呪力反応があった。

上を見上げると、千里がこちらを見下ろしていた。

 

「せ、千里!!??危ないよ、降りて来…」

 

そこまで言うと、千里は紙飛行機を落としてきた。

 

『無下限あるから大丈夫

任務に集中して』

 

開いてくしゃくしゃになった紙には、そんなことが書かれていた。

 

本人が言うなら間違いないだろう。

そう思った傑は、千里から目を離し任務に集中した。

 

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「…うーん、なかなか出てこないな…?」

 

どうしようか。千里に報告するべきか。

 

2級だと聞いたので、おそらく息を潜めているのだろう。

 

「呼んだら出てくるかな。出てきたら困るけど――」

 

刹那。

 

「ヴオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛」

 

声に反応して呪霊が出てきた。

見たところ、2級――では無さそうだ。

 

(こ、これまずくないか…?)

 

すると、その声に対応するかのようにもう一体現れた。

 

「ヴオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛」

 

「は…?!なんで…2級じゃなかったのか!?2体も…!!」

 

近くに千里の呪力は見られない。

まさかとは思うが、死――

 

そんなことを考えてしまったのがいけなかった。呪霊が2体同時に襲ってきた。

 

死ぬ――そう思った瞬間、右肩に大きな傷ができた。

 

「痛ッ…」

 

右肩から腹にかけて、制服が裂ける。

 

(もう、だめなのか…こんなところで、死にたくは――)

 

そんなことを考えていたら、真上にとても大きな呪力反応が現れる。

 

この呪力は…――の…

第2回アンケート!「私の投稿について!」

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