どうせなら、笑っていようぜ。 作:インチネ・ズィ・マゼタルーノ
気付かない方が悪いプロローグ
良い子のみんな、こんちには。
ワタシだ、赤蛇トグロだ。
訳あって今、キレかけてる。
…取り繕うのはよそう。ワタシはキレてる。
「すまないトグロ。君になら何しても良いか、と思って…」
「なあウタハ…言ったよなぁ?勝手に改造するなって、ワタシ最初に言ったよなぁ?…死にかけたが?ワタシ、そのせいで死にかけたが? なんだよ、1/5の確率で自爆するって…ワタシの銃はパーティーグッズじゃねぇんだぞ!」
マジでふざけんなよテメェ、そんなでよく『マイスター』を名乗れるもんだな。頭ウタハかよ爆破するぞ。
「…じゃない」
「あ"っ?なに」
「それだけじゃない。自爆の他にもマヨネーズと消しゴム、それにウエットティッシュがある。聞くに一発は撃てたのだろう、流石トグロだ。運が良いね。あ、修理ついでにBluetoothと電子マネー決済機能も足しておいたよ」
締め上げてた手を離して、膝から崩れ落ちたワタシはどうしたらいい?これ以上にブチギレれば良いのか?エンジニア部集めて半殺しにすればいいのか?
あれ、なんか涙出てきた。
「ははっ…帰るわ」
「と、トグロ? えっと…銃は「捨てといて」…」
こう、なんて言えば良いんだろうな…感情が許容値を越えたって言えば良いのかな。一周回って落ち着いた状態に近い。
胸の中がモヤモヤムカムカしてるし、乾いた笑いが止まらないし、目から汁が溢れてるけど頭の中は落ち着いてる。
人を頼るのが間違ってた。うん、これはワタシのミスだ。
始めから全部自分でやっておけばよかった事だった。
銃は作り直そう。
今度はもっと良い物にしよう。デザインはそのままにして、材質はもっと頑丈な物を使おう。重たくなっても良いから、アタッチメントの数を増やそう。
そうだ、弾丸も特別な物を作ろう。市販の物と規格を揃えながら、オリジナルの物も用意してみよう。
それはそれとして、あとでウタハは〆る。あの1年2人も一発ずつ殴っておこう。
とりあえず、購買で予備の銃を買っておくか。
怒鳴ってたら喉乾いたし、小腹も減ってきた。
「あれ、トグロ先輩じゃないですか。ちょうど良いところにいますね」
「ユウカじゃん。どうしたの?」
「トグロ先輩、この娘に見覚えありませんか?」
お、アリスじゃん。
ん?アリス?
……………………………
………………
…
本編始まってんじゃん!一緒に写ってる人…ヒト?が先生なの?
マジで!?
あああああ!
エジプト編終わってんじゃん!砂漠で遭難し終えてるじゃん!アビドス校見てみたかったのに!
えっ!?いつの間に?最近忙しかったからなぁ〜。
アレか、この前ワカモと会った時には始まってたって事か?
言えよワカモ。脱獄の報告なんか要らんかったから先生の報告してくれよ。お土産のお菓子は美味しかったからまた寄越せ。
つーかやべぇ全然覚えてねぇ、はよ帰ってメモ見返さないと。何書いてたっけ、ざっくりとした時系列は書いた気がする。てか、どこ仕舞ったっけ。えっとワタシのいるミレニアム関係はそのアリスが主役の話だっただろ?
で、何だっけ、先生が脚舐めないとキヴォトスが滅ぶんだっけ?
〜〜…駄目だ思い出せん。
そりゃ10年以上前に書いたメモだし、
…ミレニアム入りたかったから勉強頑張ってたんだよ。使わない記憶は角に追いやられてるんだよ文句あっか?あるなら代われ、代わってリオとヒマリの幼馴染みやってみろ。天才に挟まれてみろ、ワタシの気持ちを理解しろ。あの2人の口論をなだめながらウタハの作業を手伝いながらチヒロと一緒に謝りに行ってみろ。
もうチヒロしか信用出来ないし、会うまで知らんかったコタマがまともに見えるぞ。まともじゃなかったけど。でもあの盗聴魔の持ってる環境音の趣味は分からんでもない。それはそれとして、盗聴は辞めとけ。
「トグロ先輩?どうしました?」
「いや、何でもない。それで写真の娘だよな。悪いけど心当たりがないな。その娘になんかあんの?ってか誰?」
「えっ、知らないんですか!?アリスちゃんですよ」
知らんフリ?
いいや?ワタシはアリスを全く知らん。持って無かったんだろ、覚えてないけど。
それに会ったことないし。
知らないだけでそんな驚く事か?
ミレニアム広いし、知らん奴の方が多いんだからしょうがなくない?
「後輩ですよ。うーん、少し前にゲーム開発部が先生を呼んで何かしてたんですよね」
「あー…確かミレニアムプライスで入賞してたっけ」
「はい。そこで入部した子なんですけどそれで先輩なら何か知っているかと思ったんですけど」
「ハズレだったな。ってか先生すら知らなかったし、き…面白そうだし今度紹介してくれよ」
別に興味あるって言っても良いけど、ワカモがラブ勢なのは覚えてるし、ユウカは嫁だったよな?後ろから刺されたくないし言葉は選ばないとな。
イヤ、ホントにね、言葉は選ばないと駄目なんだって(n敗)。
「ところで、何か買うんですか?トグロ先輩が購買に居るのって珍しいですよね」
「繋ぎの銃が欲しくてね。ワタシの愛銃、ウタハに
「私の片方、使いますか?」
優しさが沁みる。流石ワタシの癒やし。
ユウカに甘やかしてもらう為にだけにセミナーに入り浸る日もあるぐらいだ。ノアはワタシに辛辣だし。まあ許すけど。コユキは最高のクソガキ。セミナーは楽しいから好き、所属はしないし出来ないしけど。
「ありがとう。でも改造前提のサブとして欲しいから、気持ちだけ受け取っておくよ」
「分かりました。では私はこれで失礼しますね」
「おう、気をつけてな」
さてと、目茶苦茶着いてって出歯亀したいところではあるけれど、一旦帰って銃を用意しないと。
知ってるか?銃無いと身包み剥がされて路上に捨てられるのがキヴォトスのデフォルトなんだぜ?世紀末だろ?慣れたけど。それにワタシ、割と拳でも抵抗出来る側だし。
どちらかといえば、銃持ってない状態ってのがメイクしてないとか下着履いてないとかのエチケットよりも恥ずかしいんだとさ。その辺の感覚はワタシにはよく分からんけど。一回銃忘れて出かけた時に、チヒロにメッチャ怒られたからそれ以来気を付けてる。
さてと銃は買えた。ただしエンジニア部製。昨日の今日どころかついさっきの事だから心配だけど、店売り品に変な機能が無いのは分かってる。ただちょっと気に入らないだけ。
さっさと帰って工房に篭もろう。
エンジニア部の速さと柔軟性には敵わないけど、時間を掛ければクオリティは並べられる。一回作った銃のマイナーチェンジの予定だし、まぁオリジナル弾丸の在庫も含めて、5日ぐらいか。食料も買っとかないとな。
それと、原作メモな。これを読んでから、今後の方針を決めよう。
で、しばらくして、エデン条約がうんぬんってニュースが流れ出した。
メモも見返した。
結論。
大まかな流れとヤバい部分と要注意人物を、ボンヤリと思い出してきた。
再度理解出来たのは、ワタシの頭はやっぱり凡人だったって事だな。もう少し詳しく書いとけよ、過去のワタシ。
使えねぇぇ〜…
それでも、ある程度の予想が立てれるだけマシか。
まぁ、メモにあるうろ覚え時系列見て悲しくなったよ。
そりゃそうだよな、ヒントはそこら中にあったんだよ。バニー姿のC&Cの噂とか、脱獄の後にリゾート地のお土産持ってきたワカモとか、エンジニア部からレールガン消えてたとか、最近コユキがよく反省部屋から出てきてたりとか。
あぁー…、ユウカがアリスの事聞いてきたのって、なんか勘付いたからか?確かリオとヒマリが見定めて、その意見が割れて2章が始まったんだったか。
リオが予算横領してるのはまだ気付いてないのか。相変わらずコソコソ動くのが上手いな、アイツ。
ちなみに、ワタシが横領とかエリドゥとか知ってるのは、原作をうっすら覚えてるってのもあるけど、リオ本人に誘われたからだ。お誘いは蹴ったけど、共犯者にはなってるからな。
それに、折角転生とか不思議体験してるわけだしさ、人生2周目ならそりゃあやりたい事全部やるでしょ?後悔しないようにするでしょ。
わざわざ年齢一桁のクソチビの時点でミレニアムまで引っ越さないだろ普通。
親?居ねぇよそんなありがてぇもん。聞くな。
おかけでリオとヒマリに知り合えた訳だけど、結果オーライだ。可愛かったなぁ〜ロリオとロリヒマリ。特にリオ、ちっこくてチョー良い子で寂しがり屋で可愛かったなぁ〜。
それが2人共、成長と共に可愛気を置き去りに…
まぁその話は置いておく。
今重要なのは、エデン条約に絡むかどうか。
悩むわぁ、悩むなら動くかぁ。
えっ?原作ブレイク?
たすけて先生!まだ会った事無いけど、期待してるよ!
一応
出来る限りの鬼札はワタシも備えてるからね、必要とあらば切っていくつもりさ。
もっかい言おう。
たすけて先生!
トリニティにも友達居るし、パヴァーヌ2章はワタシも全力だからな!
リオ、覚悟しとけよ。
お前の計画、先に全部バラして浪漫都市エリドゥをテーマパークにしてワタシの遊び場にしてやる…!トキにだけ格好良いパワードスーツあげやがって、ワタシにもくれよ!
あとお前が最後まで罪悪感引きずってたのを覚えてるからな、そんな結末は許さねぇぞ?
勝つにせよ負けるにせよ、笑えよ。
あとヒマリ、煽るな。
チヒロが愚痴を溢してたぞ。
エイミにもう少し優しくしてあげろ。そのうち仕返しされるぞ。
よっしゃ、準備オッケイ!
いっちょエデン条約編、遊びに行ってみよー!
でも飽きるのも一瞬だったり
これ、続きいる?何も考えてないけど
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いらない
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いる
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もういらない
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他者視点だけ
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蛇足はいらない
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イベントだけ
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興味ないからいらない