どうせなら、笑っていようぜ。   作:インチネ・ズィ・マゼタルーノ

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3/6話です
もう、前書く事がなくなって来ました。


別になにもしてないが、なにか

 

 

 

 

 良い子のみんな、こんにちは。

 ワタシだ、赤蛇トグロだ。

 

 ワタシはね、さっきまで寝てた。

 だってしょうがないじゃん?色々疲れてたし、先生達も宇宙船動かすのはまだ先だって言うからさ、そりゃ寝るよ、眠いんだもん。

 

 後、寝る前に辞書よりも分厚そうな宇宙船マニュアルが届いた。 

 なに?覚えろって?

 無理だわ凡人ナメんな、3日はかかるわ。って言って追い返した。マジであの量を数時間で覚えれる子達ヤベェわ、どんな脳みそしてんだ羨ましい。

 

 妬んだところでなにも変わらないからな、ワタシもざっくり読んではおいた。覚えきれなかった。出来てもサポートぐらいだな。

 

 

「あら、起きていたのね。出発が近いわ、そろそろ支度をしておきなさい」

 

「おはー、リオも来てたんだ。いいのかい?」

 

「地上から支援するのよ。……万が一の時、ミレニアムに残るのは私だと、ヒマリに言われたわ」

 

「そりゃそうでしょうよ。他に乗るのは?ユウカか?」

 

「真っ先に名前を上げるのは、ちょっとどうかと思うわよ…?そこの資料に搭乗者の一覧があるわ、気になるのなら見ておきなさい」

 

 

 リオにどうかとか言われた。

 

 おまいう〜、いや、冗談じゃなくて。オマエが言うなよ、事実なんだけど。その通りなんだけど。なんか納得いかねぇ…

 

 へぇ~結構な人数のるんだ、会長代行いるじゃん。ニュースとかではよく見るけど、実際にあってみたい子の1人なんだよね、あのクールな感じ、弄り回したい。キレイな子って感じでよく覚えてる。

 

 ゲーム開発部も居るね。

 なにも知らないだろうが、ケイちゃんはワタシが責任持って無事に帰してやるからな。アリスは全力で勇者やってこい。オマエが居ないとシュレディンガーバリア突破出来ないんだろ?頑張れよ。

 多分ワタシでも突破出来るけど、それはギリギリまで黙っとく所存。ヒトの見せ場を取るのはよくないからね、うん。

 

 アビドスの子達も乗るよね。

 アビドスにも関わってみたいんだけどさ、ほらワタシ、黒服と結構アレじゃん?なんかゲマトリアみたいな扱いされてるし。ワタシさ、黒服からホシノちゃんの話めっちゃ聞かされてるんだよねぇ…暁のホルスさん、キヴォトス最高の神秘でいらっしゃるらしいし?ワタシもその神秘欲しいもん。出会ったら多分、黒服と同じコトを言って似たようなコトやろうとする自信がある。さらにさらに、貴重なサンプルの周辺情報だって実は知ってて、その上でずっとスルーしてたからさ、申し訳なくて…当時は能力も手札も少なくて…ごめんよ、ごめんよ……

 一方的に知ってて、一方的に申し訳なくて、一方的に会いづらいんだ。理由を話そうものなら、改善の余地もないレベルで嫌われそうで怖い。

 

 おや?

 カヨコも乗るんだ。他の3人が居ないってのは意外だ、だって便利屋は4人セットだろ?

 あの子達さ、ちょっと面白すぎない?アルはリアクションが最高だし、ムツキは可愛いし、ハルカは見てて優しい気持ちになる。カヨコは保護者枠。この前一緒に猫を追い掛けたぞ、猫の集会をこっそり覗き見た。たのしかった。

 そうだ、ムツキに頼まれてた爆弾入荷したんだった、後で伝えておこう。ついでに武器の定期メンテの時期だから道具も揃えておくか。

 むちゅきちゅき、脳が溶かされるぞ。

 

 へ、変質者さん!変質者さんじゃないか!

 未だに気を許してくれない警戒心の強い変態さんじゃないか!知ってたけどやっぱ頭良いんだな、今回は普通に服着てくれよ?せっかく衣装用意してるんだから。

 

 他は…美食か、アイツ等なんで乗ってんの?

 え、なんで乗ってんの???

 そういや、フウカって子にはまだ会ったことないんだ、気になるな。ハルナとアカリからは美食研究会の料理人って聞いてるから、相当アグレッシブな包丁捌きでイカれた料理を作るんだろうな。

 普段は暴れるから縄で縛って連れてるらしいし、きっとヤバイ奴なんだろうな、怖いもの見たさ8割で会ってみたい。けどホントにヤバイ奴だったらどうしよ、人肉だぜヒャッハー!お前を食材にしてやろうかぁぁ!とか言われたらワタシ、恐怖で震えるぞ。

 あ、それとアレどうなったかな?この前美食のヤツ等に、美味しかった寿司屋の連絡先教えたんだけど、なんか間違って便利屋の連絡先渡してたんだよな。勢い余ってアルの事務所爆破されてなきゃいいけど、されてたらゴメン。

 

 

「不安は無いのですか?それともやはり、貴女は狂っているのでしょうか」

 

「ひどくない?」

 

 

 寝る前に整備しておいた銃を弄っていたケイちゃんに、突然言葉の刃を振り下ろされた。なにさ狂ってるって、ワタシは標準的で模範的で善良なキヴォトス人のミレニアム学生だぞ。その中でもトップクラスに常識的なんだぞ。

 

 狂ってるのは、世界だ。

 

 

「そういう君はどうなのさ。ケイちゃん?」

 

「怖いに決まっているじゃないですか。私はまだ、やりたい事が見つかっていないんですよ?アリスや部長、才羽姉妹にリオ先輩。沢山手伝ってもらってはいますが──」

 

待った!

 

「はい?」

 

「リオ、先輩…だと?」

 

 

 おいコラどういうコトだおいコラ。なんでオマエ先輩呼びされてんだおいコラなんでだ!?おいこら、おいコラリオテメェおいコラリオよぉどうなってる?どうなってんだおいコラオイオイオイ!

 

 ワタシは今、冷静さを欠こうとしている。

 

 

「ミレニアムの生徒会長の事ですが、なにか?」

 

「それは知ってる。なんでアイツは先輩呼びなんだい?」

 

「はぁ?先輩を先輩と呼ぶ事に何か問題でも?」

 

「ワタシは?」

 

「ああ…そういう事ですか。貴女が先輩?…はっ笑わせてくれますね、冗談はほどほどにして下さい」

 

 

 鼻で嗤われたんだが…?

 

 え、なにそれ。

 普通に傷付くんだけど…

 え?なにこれイジメ?

 普通に傷付いたんだけど……

 

 ……そうだよね、よく考えたら好かれる要素ないもんね…勝手につけあがってたのはワタシか、そっか…

 

 

「…そっか、ごめんね……じゃあ準備にしてくるよ」

 

 

 悲しみを抱えて準備をしよう。

 必要そうな銃弾と各種びっくりドッキリな仕掛け達。それとワタシ達用に作った衣装も着る。

 

 はぁ…なにがびっくりドッキリだよ、なにが衣装だよ、そんな気分になれねぇよ……

 

 

 

 

「…思っていた反応と違いますね…」

 

「ああ見えて結構繊細なのよ。まあ放っておいて構わないわ、良い薬よ」

 

「なるほど」

 

「聞こえてるぞ」

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

「おーおー飛んでったな、アレがウトナピシュティムの本船かー、やっぱ乗ってみたかったなぁー」

 

「なんです?私が用意したアトラ・ハシースの箱舟に不満でも?そんなに画面に齧り付くのなら、始めからあちらに行けばよかったでしょうに」

 

「そんなコト言ってないじゃんか、すねないでおくれよ。ただちょっと、デカいなぁって思っただけだから」

 

「…圧縮して強度を上げているだけですから。大きさに文句があるのなら、もっと大きなデータを用意して下さい」

 

 

 ワタシとケイちゃんで、端末を覗き込んでる。ヒマリから現在の映像が同期されてるからね、それを見てる。あとなぜか、ヒマリの着信拒否が解除されてた。ヤメロ。

 

 

 

「そんじゃまぁ、ワタシ達も行こうか。すぐに必要になるだろうからさ。操縦は任せたよ」

 

「操縦()でしょう?貴女は乗っているだけですから」

 

「はい、よろしくお願いします」

 

 

 

 いざ、お空へ。

 

 どんな原理で浮いているのか分からない、この不思議飛行物体。いつまでもアトラ・ハシースとか呼ぶのもオモシロくないな、ジウドスラか?この辺りは有名どころだしな。

 

 

「ジウドスラの箱舟。敵さんはアトラ・ハシース、先生達はウトナピシュティム。ならワタシ達はこんな名前でどうだい?」

 

「私達は神官ではないのですが…まぁどうせ乗り捨てますし、名前などなんでも構いません。これからジウドスラの箱舟の速度を上げます。貴女は適当な場所に掴まっていたほうが良いですよ」

 

「うわっちょっ、揺れる!運転荒いよ!もうちょっと優しく!!」

 

「加速します」

 

 

 ケイちゃんってさ、問答無用でワタシの意見を無視してくるよね。別に良いんだけどさ、転んで思いっ切りアタマ打ったんだけど。痛いんですけど。

 

 ワタシの意見をノータイムで反対するはなんで?

 反抗期なの?

 うちの子反抗期なんすよ〜!カワイイねぇ〜!

 

 

「ん?どうやらミレニアムからミサイルが飛んで来ていますね。このままだと衝突します」

 

「なぜ?」

 

「ジウドスラの箱舟を隠蔽しろと、貴女が指示したのではないですか!格好良いからとかなんとか言って!」

 

「ごめんて、避けて」

 

「もう避けましたよ!狙いは私達ではないようですから、こちらが射線に入っていたみたいです」

 

 

 サスガ、仕事が出来る子だよ。

 あのミサイル、エンジニア部だろうな。作るなって言ったのに…少なくとも先生がいる方向にミサイルを撃つなよ、要らん疑いがかけられるぞ?

 

 ……にしてもさ、ケイちゃんの衣装メッチャカワイイよ!似合う!カッコいい!カワイイ!

 

 説明しよう!先生達が白っぽい衣装で統一してるのに対抗して、ワタシ達も専用衣装を用意したのだ!デザインは当然ワタシだ!

 白黒の戦いに乱入するなら、やっぱり色は赤色だろう?別に青でも黄でもなんでもいいんだけどな。ほら、ワタシのイメージカラーは赤色だから。

 いいじゃん、別に。赤色が好きなんだよ。

 

 あっちのデザインは知ってるからな、かなりスタイリッシュで清潔感のあるデザインで仕上がってるよな。ワタシが最初にヒビキに送ったのはもっとゴツくて装飾の多い物だったから、向こうで改良したんだろう。そりゃデザイン案がそのまま通れば嬉しいが、こうして最終的に名残が見えるってのも乙なもんだ。

 

 そんで衣装だが、ゴリッゴリの軍服ってイメージだな。ケイちゃんの義体は、初期設定の白から紺へのグラデーションを付けた髪と、赤い瞳のまま変更はない。本人が白っぽいから、赤色メインの黒を入れたライバル風戦艦制服だ。

 さすがワタシ、メッチャ格好良く仕上がってるぜ!モチロン、ヒロインっぽさは消してない。あとロングコートな、真っ黒の革手袋も必須だろ。

 

 ワタシ?

 ワタシは裏切りそうな副官をテーマで作ったぞ?

 まあ、ワタシのコトはいいさ。

 

 ケイちゃん格好良くてカワイイよぉ!!

 スゴい似合ってるカワイイ!

 

 

「貴女、大丈夫なんですか?」

 

「なにがだい?ワタシに元気がないように見えるのなら、ちょっとその目は節穴だと思うけれど」

 

「いえ…なら良いのです」

 

「よゆーよゆー。心配してくれてありがとね」

 

 

 ちなみに、この計画をケイちゃんに話したら、ワタシ達は地上に残れって言われたぞ。ケイちゃんはデータのバックアップを残しておけば復旧の可能性があるからな。

 いや、そんなのダメに決まってんじゃん?

 そっちこそ万が一があったらどうするんだよ。

 

 さてと、通信を繋げるとしようか。

 今もね、ヒマリがソワソワしてるらしいから。向こうの様子はリオのドローン越しに教えてもらってるからな、実は筒抜けだ。こっちのは黙っててもらってる。そっちのが面白いそうじゃん。

 

 ちょうどシュレディンガーの本拠地を発見して、どうしたもんかって話をしてたトコロ。ウトナピシュティムの本船の演算領域を使って、アリスがプロトコル:ATRAHASISを起動しようとしてる。

 早まっちゃいけねぇよ、1人でやろうとすれば君が消えちゃうだろうが。

 

 

「ケイちゃん。隠蔽解除をよろしく」

 

「隠蔽を解除。ウトナピシュティムの本船と通信を繋げます」

 

「ハァーイ!元気してるかい、先生?」

 

『“やっぱり、トグロ達だったんだね!!”』

 

「うおっうるさッ!」

 

 

 繋いだ瞬間に、先生の声がコッチに響いた。

 ちょっとボリューム落とそう、聞こえないってのが嫌だったから大きめに調整してたんだけど、大きすぎるのも問題だな。

 

 向こう舟、ハッチみたいなの開いてるけど大丈夫なの?

 だってココ今、成層圏より上よ?中間圏でも上の方よ?なんなら熱圏に近いよ?とんでもなく寒いんだよ?

 

 

「まっ、そのへんは対策してるんですけどね」

 

「いきなり何を言い出すと思ったら…さっさと合流しますよ」

 

 

 作った衣装には機能がてんこ盛りだから。今も少しヒンヤリするなぁちょっと寒いなぁってぐらいだからね。エンジニア部の技術力もさることながらね、ヒマリも機能の付け足しに参加してるからね。

 

 アイツ自称ハッカーだし情報系に目が行きがちだけどさ、普通に物作るの上手いからな。リオが出来るコトはだいたい出来るぞ、好みの違いがそのまま結果の違いになるだけで、能力だけならほとんど同じだからな、コイツ等は。

 ホントに、直接戦闘以外はほぼなんでも出来るヤツ等なんだよ。生まれ持った才能と、これまでの努力が強すぎる。

 才能に胡座をかかずに、ずっと磨いてきてる幼馴染達のコトは尊敬してるぞ。ワタシの自慢の友達だからな。

 

 ジウドスラの箱舟は小さい。それこそ、自動車数台分程度の大きさしかない。開いているウトナピシュティムの本船に、直接乗り込んだトコロでゲーム開発部の子達に囲まれた。

 

 

「師匠!来てくれたんですね!」

 

「やぁアリス。ユズ、モモイにミドリも数日ぶりかな?詳しい話しは置いておこう。あの不思議バリアをぶち破るんだろう?」

 

「はい。アリスは、このウトナピシュティムの本船にある情報リソースを使って、光の剣で攻撃をしようと思います」

 

「間に合ってなによりだ。ケイちゃん、任せたよ」

 

「分かっています。貴女こそ、しくじらないで下さいよ」

 

 

 この場はケイちゃんに任せて、ワタシは持って来た荷物を回収しておく。

 舟に置いておくと、ケイちゃんがまとめて回収しちゃうからね。ついでに目印を付けた仕込みを置いておく。これは一緒に撃ち出しちゃっておくれ、もし謎バリアの破壊が上手くいかなかった時の保険だからね。一瞬でも隙間が出来ればなんとかしてあげよう。

 出来なかったら後で思いっ切りケイちゃんを煽ってあげるからね、イヤなら頑張ってね。

 

 あ、先生来た。

 ユウカとヒマリも来た。

 

 

「寒いんなら出てくるなよ…」

 

「武者震いです」

 

「寒いんだろ」

 

「将軍震いです」

 

「冬将軍が来ちゃったか、出世するほど寒いんだな。戻れよ」

 

「寒いです」

 

 

 ヒマリは戻って行った。

 こっそりあの車椅子にワタシの端末やらなにやらをくっつけておいたぞ、もう多分使わないからな。後で取りに行くから持っといてくれ。

 

 それにしてもアイツ、なにしに来たんだ…

 口数も極端に少なかったし、マジで寒かったんだな…

 

 バカなの?

 

 

“2人とも来てくれたんだね”

 

「あのバリアを突破するんだろう?ケイちゃんの協力が必要だろうからね、ワタシはそのオトモ」

 

“来てくれて嬉しいよ”

 

「そりゃ来るって、宇宙戦艦は浪漫だからな!出迎えありがとう先生、ユウカもな」

 

「出迎えと言うか…トグロ先輩!来るなら来ると、先に教えて下さいよ!!いきなり未確認飛行物体が接近なんて言われて、ホントにびっくりしたんですから!」

 

「ごめんごめん。ほら、サ〜プラァ〜イズ♪」

 

「遊びじゃないんですよ!」

 

 

 知ってるって。遊んでなんていないよ。

 隠蔽してた理由だって、これでも一応あるんだからさ。

 

 そんなコトより、アリスとケイちゃんを見てた方がいいんじゃないかな。

 

 

「始めます。ここからは、アリス達のターンです!

 

 

 始まったね。

 巻き込まれないように、ゲーム開発部の子達とユウカに先生を端っこへ避難させておく。絶対に大きく揺れるからさ、振り落とされたら大変だ。

 特に先生。落ちるどころか、アンタ船の保護から外れた瞬間死にかねないからな。ユウカ達に手でも握っててもらえよ。

 

 

「追加使用可能なリソースを確認。フェイクデータ及びフィルターの設置を完了しました。現時刻をもって、プロトコル:ATRAHASISを…いえ、プロトコル:勇者の証を実行します」

 

「コードネーム『AL-1S』、アリスが承認します」

 

王女(アリス)は夢を掲げ、剣は用意された」

 

 

 2人とも、今はいったいなにを思っているのだろうね。

 ワタシが乗って来たジウドスラの箱舟はデータに変換されて、アリスの光の剣と統合された。さっき確認してた、ウトナピシュティムの本船もフィルターを通して使われているね。

 ワタシが使ってる赤色のカードを、ケイちゃんなりに解析して応用したらしいよ。聞いても分からんかった。リオなら分かるかな、今度聞いてみよう。

 

 

鍵〈Key〉()は名を持ち、導べを手に入れた」

 

「ここに、新たな聖域(サンクトゥム)が舞い降りん」

 

 

 主砲だね、これ。

 巨大な光の剣が目の前に出来上がった。なんて素晴らしいんだ!格好良い!チョー格好良い!!

 しまった、さっきヒマリの車椅子に端末をくっつけたんだった、写真が撮れねぇ…ちくしょうが、カメラだけでも持ってくるんだった……ワタシのバカヤロウ!ワタシのミスでしたねちくしょうが!

 

 おおおお!!

 

 ケイちゃんにもヘイローが浮かんだぞ!

 赤色の四角と二重丸だな、アリスのヘイローと似てるけど別物だ。てっきり才羽姉妹みたいな感じでそっくりなモノになるなると思ってたけど、これは興味深い。

 じっくり研究を…ってこれ、黒服と同じ思考回路か?やめとこ。

 

 あ、このデカい光の剣、今から撃つんだよな?

 

 

「おいユウカ、今すぐ全員連れて中に引っ込め!」

 

「えっ、あ、はい!」

 

 

 急げよ!

 このサイズ、反動ヤバいだろ!

 

 ユウカ達が抜けていった通路を塞ぐように、ワタシの腰から伸ばした機腕を4本、壁に突き刺して固定する。これならこの通路を通り抜けようとするやつは居ないだろう。ワタシがネットになるからな、あと、これからの光景を生で見ないなんて勿体ない。意地でもこの場から動かないつもりだ。

 

 

「ターゲットを確認。出力の臨界点を突破しました」

 

「魔力充電……100%、行きます!」

 

「悪を打ち砕く、世界を救う正義の一撃──」

 

「未来を望み、奇跡への道を照らせ──」

 

 

 

 

 

「「──灯光(ひかり)よ!」」

 

 

 

 

 

 

 光が、バリアを貫いた。

 




トグロ、こう見えて意外に打たれ弱いんですよ。立ち直りも早いのでトントンですね

なんも思い付かないから、参考までに……

  • トグロだけの小話
  • 本家イベント
  • オリジナルイベント
  • 先生視点
  • 別キャラ視点
  • よく名前の上がるキャラとの小話
  • その他
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