どうせなら、笑っていようぜ。   作:インチネ・ズィ・マゼタルーノ

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ワンチャンあった世界線ですね。
トグロ的には、まあ悪くない妥協のある終わり方です。

これをプロローグにしても良かったのかなと思っていますが、読みたいだけでそんなの書きたくないので止めました。


√失望

 

 

 

「はぁ…期待外れだ…」

 

 

 ワタシの眼下に倒れ伏すゲーム開発部を見て、こぼれ落ちた独り言。

 

 期待外れ。

 どうやらワタシは、自分で思っていた以上に彼女達に期待していたらしい。

 

 実力を知りたくて、多少の波状攻撃を仕掛けてみたけど、まるで対応出来てない。この子達の基礎能力もそうだけど、多分、先生が追い付いてないんだろうね。この世界は、原作軸じゃないのか…?

 悩んでも仕方ないし、まだ壊れてないAMASやドローンやらデコイを回収する。

 

 ココに残っても時間のムダだな、タワーに戻ろう。

 

 

 

“ま、待って…!”

 

だよ、まだなんか用か?」

 

“アリスを、返して!”

 

「………」

 

“待って!トグロ!!”

 

 

 こりゃもうダメだな。

 先生も、あの子達も。

 

 ワタシ程度の障壁に、心が折れるんじゃ希望はない。

 

 さて、トキの方はどうなったかね?

 特に連絡が無いってコトは、予定通りネルを抑え込んだんだろうな。

 

 

 

 

 

 あ~ぁ、気が乗らねぇなぁ~

 

 ヒマリは怒るだろうな、そうなると知っててワタシは選んだんだ。今さら引き返せはしないし、するつもりもない。

 

 けど、やっぱ気が乗らねぇな…

 

 

 

 

 

 

 

 タワーに戻って、アリスが眠る揺り籠の前。

 どうやら最後の賭けにも負けたらしい。仕掛けていた保護が起動して、アリスの人格を残すことには成功したが、残念ながら魔王復活は秒読みだろう。早い内に対処しねぇと、取り返しがつかないかも知れん。

 

 

「なんか、言い残したコトはあるか?」

 

「…モモイに…みんなに、ごめんなさいと…伝えて下さい……」

 

「分かった、必ず伝えておこう。…けどな、キミは何も悪くない。悪いのは全部、弱いワタシだ。だからどうか…どうか、ワタシを恨んでくれ……!」

 

 

 リオが立ち会いたいと言ってたっけな。

 まあ、今からやるって伝えたしそれでいいか。間に合わねぇってか間に合わせねぇ。

 

 見せたくねぇよ、泣いてるアリスを。

 これ以上、アイツに重荷を背負わせないでやってくれ……

 

 

 

 

 引き金は、思ってたよりも軽かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ次は…リオを撃つか」

 

 

 

 

 

 ハッピーエンドに、ワタシは要らないから。

 

 

 

 

 

 

「待たせたわ、ね………?トグロ、どうかしたの?」

 

「悪いね、リオ。おやすみ」

 

 

 

 動かなくなったAL-1Sと眠らせたリオをタワーの、それなりに目立つ場所に置いておく。きっと帰ってきたトキが見付けてくれるだろう。

 

 上手くやれよワタシ。

 後のコトはチヒロとノアに頼んだんだ、ワタシはワタシに出来ることをやろう。

 

 キヴォトスの脅威は、まだ残っているから。

 

 

 

 

 

 

 後悔なんて、腐るほどしてるさ。

 

 

 

 

 

 

 





 これが、メリーバッドエンドってやつか。

 もしかしたらこの先生、エデン条約をまだやっていないのでは?

なんも思い付かないから、参考までに……

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