どうせなら、笑っていようぜ。 作:インチネ・ズィ・マゼタルーノ
最近、靴みたいなホッピングを買ったんですよ。
河川敷で1人で跳んで跳ねてますが、すげぇ楽しいです。
もし見かけたら、それは私かもしれません。
「あはっ!あははは!ひひゃひゃひゃひゃひゃぁぁぁっははははは!!」
良い子のみんな、こんにちは。
ワタシは今、風になってる。
風になった赤蛇トグロだ、うひゃー楽しい!!
「素晴らしいです。トグロ先輩!さぁさぁ、競争と行きましょう!」
「にはははー!制作から手伝ってた私に勝てると思ってるんですか?優勝賞品はいただきました!」
「そうだろうそうだろう。スタートの合図は任せてくれ、ゴールは……ちょうどヒマリがシャーレに居るらしいから、そこにしようじゃないか!ほらトグロ、笑ってないで位置に付くんだ」
みんな聞いてくれ!
面白いオモチャが作れたんだ!
その名も機動補助:飛脚
グラスホッパーって呼んでくれてもイイぞ!ワタシもグラスホッパー派だからな!
カッコよくない?グラスホッパーの方がカッコよくない?カッコいいでしょ、グラスホッパー。
あぁそうそう、そんでグラスホッパーってナニ?って話だよね、大丈夫だ。まだ覚えてる。
始まりは3日ぐらい前、ウタハと2人でワタシの機腕の調整をしてた時だ。その時、遊びに来てたエイミとコユキ、その相手をしてたトキを見て思ったんだ。
『コイツ等かわいいな、オモチャをあげよう』
ってな。
うん。別に理由はないぞ?
なんだ、好きなヤツにプレゼントするのに、それ以上の理由が必要なのか?好きだからってだけで充分だろ。
あと、たまには思っきり遊ぼうと思って。
「うわ…後で絶対に怒られるよ?いいの?」
「「ロマンに勝るモノはないさ!」」
「「そこの先輩達にそそのかされました!」」
「「「「うぇ~い」」」」
「うわぁ…」
やれやれ、エイミはイイ子ちゃんだな。そんなキミが大好きさ!でも普通に引くのはヤメて、なんか悲しくなってくるからさ…
この子ね、服装がイかれてる以外はすこぶるイイ子で常識人だから。その服装も体質が関係してるし、ただただかわいくてイイ子なんだよ。よくヒマリの相手してられるよね、ワタシんトコロに来ない?
どれくらいイイ子かって言われたら、ミレニアム1年の中では他に誰も思い付かないぐらいのマトモ枠だな。なんていうか、世話を焼きたくなるよね。かわいい。
「私は帰るけど…ほどほどにね?」
「おう、気ぃつけて帰りな。いつでも遊びに来ておくれ」
「うん、じゃあね。おやすみ」
なんやかんやで完徹してるからね、エイミは普通に帰って行った。モチロン、グラスホッパーは持って帰ってったぞ。ワタシ達の中で1番上手く使ってたのはエイミだしな、そうとう気に入ってるらしい。
「それじゃあ気を取り直して。諸君!用意は良いかい?」
ウタハがドコからかスタートフラッグを持ってきて、音頭を取ってる。…もしかして、今作った?スタートフラッグとかワタシ持ってないが??これはイカれたマイスター。技術の無駄遣いだ。
「ん゙んっ…コホン、それでは第1コーナー!動作補助用外部接続機構の生みの親!グラスホッパーの構想から製作までを行ったバカみたいなロマン狂い!トグロォォ!!」
「ウデガナルゼ-」
「動かすのは足と脚だけどね」
別にコーナーとかないが、基本的にその場のノリと勢いだけで生きてるウタハの司会で進んでいくレースの下準備。コイツ、ワタシ達の紹介しながらレースに使う備品を組み上げてるのはサスガだ。喋りながら右手と左手で別の小道具を組んでるんだぞ?無駄にマイスターの鱗片を見せてくるのはヤメロ、才能が羨ましくなるから。
ワタシはワタシで、ゴールまでのルート取りにドローンを飛ばして並べてる。ついでに景品をナニにしようか考えてる。
「第2コーナー!完璧で究極、パーフェクトなアルティメットハイパーメイド!トォォキィィ!!」
「皆さん。なんで負けたか、明日まで考えておいて下さい」
圧倒的優勝!って書いてあるタスキを肩に掛けて、1800色にゲーミング発光するクソダササングラスを掛けて適当な台の上に立ってるトキは、いつも通りだな。
もうコイツが優勝者だろ。
悩みとかなさそう。
「続いて第3コーナー!見えてる勝利はお呼びじゃない!オール・オア・ナッシング!君の明日はどっちだい!?コオォユキィィ!!」
「にははー!よく分かんないですけど、やるからには勝ちますよー!」
かわいいね、コユキ。
特に理由はないけど、キミだけは絶対に1位にさせないから覚悟しておけ?嫌がらせには定評があるんだ、期待していてほしい。
ホント、理由なんてないけどな。
ほら、コユキってそうゆう役割じゃん?
「第4コォーナァー!!最早語るに及ばず!ザ・マイスターとはこの私!しぃぃらいしぃぃぃ…ウゥタハァァァ!!!」
「オマエ楽しそうだな」
「マイクパフォーマンス、一度やってみたかったんだよね。実に良い気分だ」
「そりゃよかったな、ワタシも今度やってみるか」
「じゃあ先ずは専用のマイクを用意しないといけないね」
「任せとけ。それぞれ作ってマイクバトルしようぜ」
「イイね!」
そんじゃ、全員位置についたな。
ドローンの配置も終わったし、ゴールテープも送った。なんかヒマリと先生から連絡が来てるけど、どうせシャーレがゴールだし別に後でイイだろう。
そういや、前回のレースは空飛ぶ箒だったな。アスナが無双してたぞ。ネルは降りて走って1番速かった。反則だ。
その時に使ったスタートシグナルが光出す。
おい、スタートフラッグどこやったよ。
使ってねぇじゃねぇか。
レッドシグナルが点灯を始めて、スタート5秒前。
4…3…2…グリーン点灯!
「ヒャッハー!」
“…少し
「呼ばれてますよ、トグロ先輩」
「ほら呼ばれてるぞ、ウタハ」
「くっ…すまないコユキ。強く生きてくれ」
「えっ、えぇ?私だけですか??……うゎーんどぉーしてぇーー!!?」
かわいそうに、コユキ…
ヤツは犠牲になったのだ…キミのコトは忘れないよ……
ワタシ達はおもむろに、シャーレの出口へ向かう。
……が、ダメ!
“全員!そこに正座!”
「「「……」」」えぇ…
“返事!”
「「「はい!」」」
ダメだわ、先生結構オコだわ。
クッソぉ~ふざけすぎたか?でも楽しかったから、お説教分を加味してもプラスだな、楽しかったから。
ナニに対して怒られるのか…グラスホッパーを突き立てた時に砕いたアスファルトとかビルの外壁についてか、何人か轢き飛ばした不良共についてか、しばらく連絡を無視してたコトについてか、シャーレの窓を突き破ったトキにばら撒いた書類についてか、そういやワタシ今日当番だったのを忘れてたコトについてか……
ちくしょう…
心当たりがなさすぎて、怒られる道理がさっぱり見当たらねぇ…!
他の3人も似たような顔してるから、多分おんなじコトを考えてんだろうな。
ん?おいウタハも今日当番じゃねぇか、忘れてたとかふてぇやろうだな。
「トグロ、ウタハ。お二人の仕事もこなしたこの私に、何か言う事があるのではないですか?」
「おつとめ、ご苦労さまです!」
「流石に『全知』だね。君に掛かれば全ては細事と言う事か」
「……先生、このお馬鹿達をお願いします」
“……うん…ありがとうヒマリ、本当にお疲れ様”
へいへい、今のワタシ達はテンション高いぜ!
徹夜続きの無敵モードに突入してるからな、コレがニンゲンの最高到達点と言っても過言かもしれないが、それくらい気分サイコーなんだ。
グラスホッパーめっちゃ楽しかった。
情報量ッ……0…ッ!
…何も無いッ!
この後、先生から怒られるだけのバカ共の小話でした。
なんも思い付かないから、参考までに……
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