どうせなら、笑っていようぜ。   作:インチネ・ズィ・マゼタルーノ

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 お仕事終わらないよ…まだ初詣にも行けてない。
 年末休みも無かったし、まだ2024年は明けてない可能性が…?



サボれる職場は良い職場

 

 

「特技ですか?そうですね…あ!アリスはフリーハンドで真円を描けます!……いきます、そぉーれっと、どうですか!?」

 

「おおスゲー」

 

 

 良い子のみんな、こんにちは。

 ワタシだ、赤蛇トグロだ。

 

 今日はシャーレの当番に来てるぞ。左右をアリスとケイちゃんに挟まれてやって来た。幸せすぎる…かわいい、好き…

 

 今は先生に頼まれた作業をほっぽって、アリスとホワイトボードを使ってお絵描きしてる。楽しい。しあわせ。

 

 まぁ、ワタシの作業分はもう終わらせたんだけどな?

 コレでもワタシ、元とはいえセミナーの書記もやってたし、今でもセミナーの仕事手伝ってるし、なんなら自分の持ってる仕事でも書類関係は結構捌いてるからね。

 慣れたもんさ。

 

 コツか?

 早く終わらせるには手と目と頭を速く動かすコト。ソレがコツだ!慣れたらいけるいける。リオほどの効率は出せないが、ただ書類を読んで採決取って入力してウンヌンみたいなのだったらヒマリより早ぇぞ、ワタシ。

 あ、ヤメて、書類を電子データにしないで、一瞬でヒマリに置いてかれるからヤメて!あと盗まれるから…ハッキングしてくるバカが、キヴォトスには多過ぎる…ッ!

 

 

「そしてそして〜…見て下さい!黄金比です、師匠!」

 

「おう、マジか…よし、ハズれた」

 

「そこ!遊んでないで働いて下さい!」

 

 

 見て、ケイちゃんがプリプリしながらコッチにきたよ!さっきからチラチラ見てたもんね、見えるように遊んでたからね!ほら、一緒に遊ぼ?

 ん?邪魔な重しはハズしたぜ?

 

 

「えぇ〜ワタシィ〜、お仕事飽きちゃったしぃ~そもそも終わってるしぃ~」

 

「アリスも〜飽きちゃいましたしぃ……えっ?」

 

“先生もぉ〜お仕事疲れちゃってェ、全然働けなくってェ…”

 

 

 あぁかわいそうに、真面目なのはキミだけだ。先生までコッチ側だぞ、さあどうするケイちゃん。かわいそうに、かわいいねぇ。

 怒るか?怒っちゃうのか?

 

 

「はぁ…」

 

 

 あれ?

 ため息を溢して作業に戻ってった。

 

 んー…ケイちゃんの作業速度的に、自分の分はとっくに終わってるハズなんだけどなぁ~

 

 

「そこんとこ、どう思うんだい?アリス」

 

「あわわわわわやってしまいました…!ごめんなさいケイ、アリスもお仕事頑張ります!!」

 

“あはは…やっぱりそうなるよね”

 

 

 なんかあったの?

 アリスの顔色真っ青じゃん、やらかしたコトあるヤツのリアクションじゃん。

 …にしてもアリスすげぇな、あの子ホントにロボットか?ケイちゃんのボディでもあそこまでスムーズに顔色変えれねぇぞ。次のアプデ内容に滑らかな血色変化を加えておこう。

 

 

“あ、聞いてないんだ。アリス、前科一犯なんだって”

 

「やっぱりか、なんか壊したの(勇者行為)か?」

 

“この前モモイ達と遊びに行って、提出物を忘れてたらしいよ。”

 

「あぁ〜なるほど」

 

 

 たしかにケイちゃん、時々セミナー手伝ってるくらいにはしっかりしてるもんね。ゲーム開発部の中でも、セミナーの肩を持つぐらいだからな。

 そもそもその辺はユズがやりゃ良いんだけどさ…あの子もあの子でわりと好きなコトばっかやってるしな。だって予算会議の前日の夜中に、一緒にゲームしよってチャットしてくるんだぜ?そりゃ提出物忘れるわ、やってから誘ってくれよ。

 

 モモイはまぁ…ね、期待出来ないし…

 だからといってミドリもミドリで結構テキトーだしなぁ…優先順位の付け方が、姉妹一緒だからさ…そりゃそうなるよねって感じ。でもモモイよりは期待できるかな。性格的にはしっかりしてるから。でもあの子もシュミに走るからなぁ。

 

 全部ワタシが言えたコトじゃないが、ワタシは必要なコトは先にやる派だから。こう見えて提出物とかはほとんど忘れたコトないぞ。

 

 そんなメンバーに囲まれたアリスは、それはもう元気いっぱいだよね。

 

 

“それで、トグロはどうなの?作業進んでる?”

 

「終わってるぞ。さっき先生に全部渡したハズだが…確認はしたか?」

 

“えっ!うそ、速くない?もっと頼んでもいい?”

 

「オッケ、どれやりゃいいんだ?」

 

 

 ………やるとは言ったし、出来なくはないんだけどさ。

 量、多くない?

 

 デスクに持ってきた書類の束がね、バサッとか、ドサッじゃなくてさ…こう、ドンッって置かれるの。こんな量ドコに置いてあったんだ、さては隠してたな?

 

 

“ふぅ…お願いね”

 

「あいよ」

 

 

 やるけどね?

 ざっと見た感じ、そこまで時間かかる内容でもなさそうだから今日中には終わらせるさ。 

 

 …まぁ、当番ってこういうのを手伝いにくる役割だし、別にいいけどさ。ワタシ、8割くらい遊びの気持ちで来てたからさ…こう、精神的なダメージが……ココに来てまで仕事すんのかと…

 

 

「ホイ、おわり。先生、次くれ」

 

“はい、おかわりどうぞ”

 

「多いなぁ〜」

 

“よろしく!”

 

 

 

 

 

 

 

 このあとメチャクチャお仕事した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お手伝いも終わって、今日はもうおひらき。

 

 

 

「赤蛇トグロ。貴女、やれば出来るのですからもっと真面目な態度をとって下さい。アリスの教育に悪いです」

 

「ごめんって、そう怒んないでよ。そんな顔してもカワイイだけだぞ。あ、ケーキ持ってきてたんだった、一緒に食べよ?」

 

「はぁ…頂きます」

 

“わーいケーキだぁ!”

 

「アリスは…コレとコレがいいです!」

 

「先生、お皿を借りますね。それと、ケーキは1つだけです。夜ご飯が食べられなくなりますよ」

 

 

 もうね、ケイちゃんはお母さんだよね。

 ゲーム開発部のメンバーとかより、ユウカとかノアあたりからの影響かな。面倒見の良さがスゴい。かわいい。

 

 まぁワタシへの態度はずっとツンツンだ。でもそれがまたかわいいのなんのってもう、何されても許せるちゃうよね。コレが孫を思うおばあちゃんの気持ち……っ!

 

 ワタシは結構ケイちゃんをヒイキしてるけど、アリスはアリスでヒマリとかウタハ辺りから甘やかされてるからね。その辺は互いに理解してるんじゃないかな。モチロン、それぞれが片方だけってコトはないけどね。

 そもそも行動範囲がアリスとケイちゃんで違うから、関わる相手も違ってトーゼンよ。

 ワタシだって、ケイちゃんとはよく会うけど、アリスとはあんまりタイミングが合わないんだよね。アリスの冒険と、ワタシのお出かけのタイミングが悪いんだよ。仕方ないさ。

 

 

「先生、アリス。どうぞ。…貴女は何にするのですか?」

 

「ん、ああワタシはいらないよ。ありがとね」

 

「なッ…!!どこか体調悪いのですか!?」

 

 

 あはぁ〜かわいいね、かわいい。

 そりゃね。ワタシの甘党具合を知ってたらそんな反応にもなるかな?

 

 でも大丈夫さ、よだれ垂らしてガマンしてるだけだから。

 

 

「いや、食べたいんだけどね。この後別でスイーツを食べに行くからさ、最高のコンディションで向かいたいんだよね。……なにさ、心配してくれるの?」

 

「別にそういうつもりではありませんが、貴女が甘味を摂らないとは何事かと思いましたので」

 

「一緒に行く?」

 

「はっ!」

 

「行きません。行きませんよ、アリス」

 

「うぅ…」

 

 

 うん。なんて幸せな空間なんだろうね。

 ワタシとしては一緒行ってもイイと思うけどね、向こうもダメとは言わないだろうし。

 あーでもどうだろ、ダメとは言わないだろうけど、アリスと仲良くなれるかは分からん。ミレニアムのメンツとはタイプが違うからなぁ、嫌いにはならんだろうけど、苦手とかはありそう。

 

 シャーレに通ってればそのうち会うこともあるだろうし、その辺はナリユキに任せよう。そん時に改めて紹介するなり、実は友達でしたとかを聞けばイイだろう。

 

 

“いや~それにしても助かったよ。……まさか、トグロがココまで仕事が出来るなんて知らなかったぁ〜。今まで何してたのかなぁ〜?”

 

「だって先生、やれって言わなかったじゃん。それにワタシがやんなくても仕事回せるメンバーだったし、それならワタシはのんびりお茶汲みでもしてようかなって」

 

“つまり?”

 

「やんなくても大丈夫そうだったからサボってた!」

 

 

 そりゃあだって、働かなくてイイなら働きたくないし。誰かがやってくれるならワタシは、喜んで任せようじゃないか。ぶっちゃけ、ワタシの知らないヤツがナニで困ってようが興味ねぇし。ワタシらにマカす時点で大した内容じゃあねぇだろ。緊急なら先に連邦生徒会に行くハズだし、そこから回ってきたヤツなら大丈夫さ。めんどくせぇし。

 だってダイジな依頼ならワタシ等に渡さねぇだろ。振り分け決めてるの、先生だし。

 

 

「そもそもシャーレの当番って志願制だろ?ワタシ、名乗り出た覚えなんてないんだけど。それこそなんでワタシが当番に入ってんだよ」

 

“だってトグロ、こうでもしなきゃ来てくれないでしょ”

 

「ちょいちょい遊びに来てんじゃん」

 

“でも用が済んだらすぐに帰っちゃうよね。生徒とのコミュニケーションも大切な事なんだよ?”

 

「それを本人に言うんか?もう少し建前ってのをさ…」

 

“それはまぁ、今更かなって”

 

 

 なるほどね、このワタシに働けと言うのか!

 先生の言い分も理解したし、まぁイイでしょう。実際、ワタシが当番に立候補する気がないワケだし、呼び出すならスケジュールを送り付けた方が確実だもんな。何回か忘れてたりするけど。

 

 ワタシ自身、そこまで頻繁にシャーレには来てないけど、先生とはそれなりに会ってはいるんだよね。だいたいワタシにお説教しに来るコトが多いな。あとは先生がヒマリとかセミナーのトコにいる時にワタシが合流したり、トリニティでばったり会ったりする。

 でもそういう時って、お互いに忙しかったりするから巡り合わせが悪い。

 

 他にも、ワタシが気付いてて先生をスルーしてるってのもあるけど、それこそタイミングが悪いから許してくれ。

 

 

「まぁソレはソレとしてさ」

 

“ん?”

 

「なんでワタシ、枷かけられてたの?」

 

“それも今更だね。よく外せたね、重くなかった?”

 

「スゲー重かったわ。ナンkgあんの?」

 

「1つ20kgだね」

 

 

 なんでか知らないけどさ、今日シャーレに来てすぐに足首に鉄球みたいな重りの付いた足枷をかけられたんだよね。

 oh…中世の囚人って感じのヤツ。 

 

 シャーレに到着してすぐに、アリスとケイが両足に付けてきたんだよね。

 先生も揃って『当たり前ですが?』みたいな顔してるし、あんまり歩き回ると床キズ付けそうだし、聞いても答えてくれなかったしで困ってたんだよね。そろそろ答えてくれるだろ。さっき外したし。

 

 ちなみに、すでに床は鉄球を引き摺った跡が残ってるぞ。キズ付けそうだからって、ワタシが遠慮するワケないだろ。動けるなら動き回るに決まってんじゃん。

 

 

「そういえば師匠、さっき外しちゃいましたね」

 

「えっ、ハズしたらダメなヤツなの?」

 

「あ~あ…残念です」

 

「アリス、かわいそうに…コレも偏に、貴女が外さなければ」

 

“ドンマイ。そんな日もあるよ”

 

「コレにナニかあるの?え?ナニ?」

 

 

 結構、足枷の理由は教えてくれなかった。何回聞いても意味深に残念がるだけで、一切の情報がない。コレはアレか?ワタシがよくやる、特に意味も理由もないイタズラみたいなもんか?

 

 モヤモヤするけど、当番の仕事も終わってイイ時間だ。そろそろワタシは次の場所へ行かなきゃならん。

 

 

「じゃあ、ワタシ行くけど…いいんだよな?もう行くぞ?じゃあな。先生、アリス、ケイちゃん、また今度」

 

“今日はありがとね、おつかれ。行ってらっしゃい”

 

「はい師匠、お疲れ様でした!」

 

「ご苦労様でした。もう行っていいですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …大丈夫だよな?

 ワタシ、アリスとの約束を忘れてるとかないよな?

 

 あーでもなんか最近、ゲーム部とかエンジニア部が捕まえようとしてくるし、その一環か?なんかやったっけ?

 捕縛訓練とかじゃあなさそうだし、懸賞金もかかってないし、なんも分からん。

 

 分からんなら仕方ねぇ。諦めよう。

 

 

 分からんコト考えるより、これからのコトを考えないとな。ワタシはこれからスイーツを食べに行くんだが、集合場所しか聞いてないんよね。どこに連れてかれるのかな、楽しみだ。

 

 

 





 最近はポケモンと遊戯王が楽しくてもう。
 1日どちらかを10分程度やってから寝るのが日課になってますね、何も進まない。
 
 セイア実装の噂がありますね。
 まだ公式の情報を確認していないので、本当に実装していたら桜の樹の下に埋めてもらって構いません。あの子は他の子が全員実装してから、満を持して実装するんだ…サ終間際のソシャゲみたいなトンデモ性能をしてるんだ、きっとお祭りみたいな性能してるハズさ。


 

なんも思い付かないから、参考までに……

  • トグロだけの小話
  • 本家イベント
  • オリジナルイベント
  • 先生視点
  • 別キャラ視点
  • よく名前の上がるキャラとの小話
  • その他
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