どうせなら、笑っていようぜ。   作:インチネ・ズィ・マゼタルーノ

85 / 93

 コレは原作をリスペクトしていないのでは?
 そう思い私は、食事も喉を通らず間食し、夜も眠れず昼寝をして三日三晩悩みに悩みませんでした。

 書いちまったんだから仕方ねぇぜヒャッハー!


神秘研究所、出張講習

 

「そっれじゃーみんな〜!赤蛇トグロの隠し芸講座、はっじまぁ〜るよ〜!!」

 

 

 

 本日より数日から数週間かけて、アビドスで神秘操作関連のアレコレを訓練するぜ!

 

 健康診断でやたら神秘関連の技術に食い付いたホシノちゃんのゴリ押しで、とうとうアビドスで講習を開くコトになったのさ。ちゃんと先生の許可ももらったから安心だ。

 

 

「シュッセキをとるよ。ホシノちゃん!」

 

「うへぇーい!さぁやるよ〜」

 

 ずっと機嫌イイね。

 まぁこの日のタメにセリにゃんのシフトを無理やりズラしてたからね。大将にムリ言ってたもん。なんだよ『じゃあ大将も一緒に訓練しよう』って、サスガに迷惑だろ…

 

 

「…大将!」

 

「おう!まさか若ぇのに混ざって勉強する日が来るとは考えた事も無かったな。よろしく頼むぜ、トグロの姉ちゃん」

 

 

 本人がやたらノリ気なんだよなぁ…

 このヒト…ヒト…?活力に満ち溢れてるよね、なんか話してるとコッチまで元気が出てくるっていうか、背中を押してくれるっていうか。

 あと、ラーメンがスッゴい美味かった。こんど美食會を連れてこよう。ミレニアムからだとちょっと遠いが、通う価値がある。先生がオススメしてたのも納得だな。

 

 

 ………万が一にも、柴大将が神秘関連の技術が扱えたらどうしようか…間違いなくゲマトリア連中は興味を持つし接触をしようとするだろうな。ワタシだってそうなったら全力で研究に協力を求めるだろう。控えめに言って、研究者達で戦争が起きるかな。

 

 

「ノノミちゃん!」

 

「やっと会えましたね、トグロちゃん!よろしくお願いします」

 

「ホントにやっと会えたよね。ナン回すれ違ったんだろうね?」

 

 

 ノノミちゃん!やっと会えた!

 アビドスに来たら外出中。シャーレに行ってもその日は居ない。お店に来てもワタシが出掛けてる。

 ずーーっと会えてなかった!やっと会えた!

 

 そして平然とそのデカいMGを持ってるのを見て戦慄したよね。この子はフィジカル強者だ。だってアレ持ってまるで体幹がブレてないんだよ!?おかしくない?片手で持って手を振りながら笑顔のまま小走りできるとか、おかしくない?

 そりゃ同じコトをしろって言われりゃデキるさ。でもね、デキるだけでやりたくなんかないし、それが自然かと言われたらムリしてるだろって感じになるだろう。あんな重さを感じないレベルで持つのはムリ。

 

 すげぇよアビドス…魔境かよ…

 

 

「クロシロコちゃん!」

 

「トグロ、一緒にしないで。今日の私は教える側だから……よわシロコとは違って」

 

「ん。ん!」

 

「フッ…言い返す言葉もないか。大人しく私の言う事を聞いた方がいい」

 

 

 

 アレは放っておこうかな?私無しでもなんとかなりそうなペアだし、色々終わったらアッチとコッチで競争しても面白そうだ。

 シロコちゃんは任せた。

 

 あ、こら!

 2人とも銃はしまえ!まだ使わねぇだろ!

 

 

「セリにゃん!」

 

「その、セリにゃんっての止めてくれない?普通にセリカで良いから」

 

「分かったよセリにゃん。あと、バイトだったのにゴメンね」

 

「だからセリカでって…はぁ。まぁ、ホシノ先輩が張り切ってたし、大将もノリ気だから良いわよ」

 

 

 バイト中だったのに、ゴメンよ。

 まさかホシノちゃんが大将と屋台とセリにゃんを引っ張って来るとは思ってなかったんだ…校舎の前にラーメンの屋台が停まってるよ。

 

 あと、意地でもセリにゃん呼びはヤメないぞ。

 

 

「アヤネちゃん!」

 

「はい!本日はよろしくお願いします」

 

「よろしく。そんなに緊張しなくてイイから、気楽にね」

 

 

 この子も気合い入ってるよね。

 ちょっと気合い入りすぎてガチガチになってるけど。もっとリラックスしてイイんだよ?

 

 リラックスしろって言っても、そう簡単に気が抜けるんなら苦労はしないけどさ。どうせ時間かけてやるんだから、そのうち慣れるだろ。

 

 

 さて、ココからは何故か参加してる謎メンバー達だな。

 ワタシ、アビドスメンバーしか想定してなかったんだけど。どっから講習の情報が漏れたんだ?先生か?

 

 

「ペロキチ」

 

「はい!…ところで、今日は何の集まりなんですか?」

 

「おいペロキチよぉ、何で来たんですか?」

 

「へ?クロコさんが限定フィギュアを魅せてくれると聞いたので」

 

「お前、また勝手に1人で(ブラックマーケット)に来たんか…」

 

「勝手でも1人でもありません。最近はアズサちゃんと一緒だったり、クロコさんにお迎えに来てもらってます!」

 

ファウスト(リーダー)の頼みなら断れない」

 

 

 ペロキチはまぁ…いいや、ペロキチだからな。

 コイツはワタシの知ってる常識の外側に居るヤツだから、うん。考えるだけムダだ。

 だから深く考えるのはヤメよう。ペロキチはヤベェヤツってコトで、思考を止めて諦めよう。事実ヤベェヤツだしな。

 

 クロコちゃんもさ、コイツ甘やかすのはやめよ?

 お礼とか言って処分に困るモモフレンズのグッズを押し付けてくるから、キョーミないだろ?ワタシもそれで困ってるから。

 

 でもまぁ、一応ね。アビドス組とは仲がイイみたいだから、この場に居るのも分からなくはないんだ。今日もクロコちゃんと一緒に来てたからね、(ブラックマーケット)から。せめてトリニティから来てくんねぇかな…

 

 

「なんでいんの?ワカモ」

 

「貴女が以前、神秘操作を教えると言ったにも関わらず音沙汰が無いではありませんか。これは良い機会だな思いまして」

 

「それはゴメン。指名手配犯は帰ってくれ」

 

「ここで暴れても良いのですよ?」

 

「大人しくするなら今日教えてやる」

 

 

 無言でガンラックに銃を掛けたのを見て一安心だ。もし暴れ出したら…ホシノちゃん達も居るしなんとかなるか?でも面倒は無いほうがイイに決まってる。

 ワタシ以外は誰もナニも言わないから、ギリギリセーフってコトにしておくか。

 

 

「最後。留守番を頼んだハズのトキ」

 

「楽しそうだったので着いて来ました。あ、こちらお土産です。おやつに食べて下さい。クロコさんは以前言っていた自転車用のパーツを、ワカモさんには頼まれていたコチラ…」

 

 

 トキがお菓子とか自転車のパーツとか謎の封筒とかを配ってる。コイツ、ワタシの知らねぇトコロでナニやってたんだ?てかワカモと接点あったのかよ、それすら知らんかったわ。

 

 …大丈夫か?とりあえずワカモとは距離取っといた方がイイぞ、コイツ破壊衝動もってるから。危険人物だから。

 

 

「ヒフミ。あの後ミレニアム内を調べてみたのですが、やはり見つかりませんでした…申し訳ありません」

 

「あっ謝らないで下さい。探してもらえて助かりました。ありがとうございます!では約束通り、お礼のペロロ様バッヂをどうぞ」

 

「いえ、結構です」

 

「どうぞ!」

 

「あの…」

 

「どうぞ!」

 

「お気持ちだけで十分ですので」

 

「どうぞ!」

 

「ありがとうございます…」

 

 

 あーぁ、アビドス組以外はヤベェヤツしか居ねぇわ。

 今の見てワカモが一歩後ろに下がったからね、ペロキチヤベェわ。目がキマってる。あの厄災の狐を引かせるって相当だからな。

 

 それとさ、もしかしてトキも(ブラックマーケット)まで来てるの?ヒフミがエリドゥに来た記録はないから、2人が揃いそうな場所はそこかシャーレくらいしか思い付かないんだけど。頼むからシャーレで会っててくれ。

 

 あと、ヒフミは先輩だぞ。

 

 

 

「そんじゃまずは、ざっくりグループを分けます。ワカモとホシノちゃんとトキ。キミ達は既に基礎が出来てるから、サッソク応用に入るよ」

 

 

 そう。実はトキもそれなりにデキる。

 そりゃだってこんだけ一緒に居たらさ、ワタシが変なコトできるのはバレるし、そしたら教えるでしょ。もしかしたら、キヴォトスでワタシの次くらいに神秘のアレコレを使った戦闘技術あるぞコイツ。簡易解釈程度ならだいたい使えるし、今日披露予定のワタシ流忍術もある程度使える。

 

 ワタシの一番弟子と言ってもイイ。

 

 ワカモは見て盗まれたし、ホシノちゃんもなんとなくそれっぽいのがそれっぽくデキるタイプだから問題なし。

 

 

「大将にノノミちゃんとシロコちゃん、セリにゃんにアヤネちゃん。今日初めての子達は今から一緒に瞑想して迷走しよっか。ヒマなペロキチも参加してイイぞ」

 

「トグロさん。私の扱いが雑じゃないですか?」

 

「金返してから言え。オマエまたグッズ買ったよな、計画性とかないんか?」

 

「ペロロ様を前にして、止まれると思いますか?」

 

「開き直んな。止まってくれねぇと困るんだわ」

 

 

 オマエさ、そんななのによく友達デキたよな。しかもあんなイイ子達。もったいねぇよ、こんなペロキチじゃなくてもっとイイヤツ居ただろうに。なんでペロキチなんだ可哀想に…

 いや、本人が悪いヤツじゃないのは分かるんだけどな。むしろすげぇいいヤツなんだけどさ、ペロキチなんだよなぁ…

 

 

「私はまず大将達に手本を見せてくるから、クロコちゃんはソッチの3人のレベルを確認してくれるかい?基礎はデキてると思うから、変なクセとかあればその指摘くらいでヨロシク」

 

「うん、分かった。任せて」

 

 

 ある程度やったら、ワタシとクロコちゃんは講師役を交代する予定だ。ホントはケイちゃんも呼びたかったけど、アレはちょっと別枠なんだよね。都合も合わなかったし諦めた。

 

 とりあえずしばらくは任せて、ワタシは張り切って手本を見せよう。

 

 基本的にワタシは自分を強化する方向の技術をメインで使ってる。そうしないとスペック不足を補えないからな、仕方ない。そんでいくつも同時に使えるほどの練度も足りないから、それだけになっちまう。

 

 でもだからといって、ワタシがそれ以外を使えないとは限らねぇ。

 

 だってワタシだぞ?

 まずは、で始める研究内容が身体強化なワケがないだろ。数ある漫画からロマンある必殺技の再現から入るに決まってんだろうが、ナメんな。

 

 

「訓練の前にいくつか約束をしてくれ。『危機的状況以外で許可なく使用しない事』、『自主訓練は必ず2人以上で順番に行う事』、そして『むやみに言いふらさない事。特に百鬼夜行の忍術研究部には絶対に教えない事』の3つを守ってくれ。……はい、アヤネちゃん」

 

「どうして忍術研究部の方にはダメなのでしょうか?」

 

「よくぞ聴いてくれた!」

 

「いや絶対ツッコミ待ちだったでしょ」

 

 

 そうとも言う。

 

 

「忍術研究部はね、コレから教えるコトを全部独学で身に付けようとしてるのさ。それもかなりイイところまで。ワタシみたいなのが変に刺激して、その新技術を歪めるのは望んでないんだ。もしワタシからナニかするにしても、もう少し先の話になるだろうね。他にナニか聞きたい事はあるかい?」

 

「許可なく使用しないのはわかるのですが、訓練に2人以上というのはどうしてですか?」

 

「コレはアトでも説明するけど、簡単に言うと危ないからだね。加減が分からないとどこまでもやりかねないんだよ。ワタシ自身、それでナン回もブッ倒れたし死にかけたコトもある。だからそうならないタメに、誰かに見張ってもらいたいんだ」

 

 

 一気に緊張感が増したわ。

 そりゃこれからやる訓練で死にかけましたなんて聞けばそうなるだろうよ。まぁその経験があるから安全に教えるコトがデキるんだから安心してくれ、ちゃんとギリギリを見極めてあげるからね。

 

 

「ハイハーイ、そんな緊張しないでね。あくまでも監督者が居ないからの事故であって、キミ達がそうならない様にワタシが居るんだからさ。今からモチベの上がるお手本を見せてるあげるからチューモクしてね!」

 

 

 なんか、ここまでマジで集中して見られると緊張するな…イメージ的にはもっとこう、手品を見るみたいな軽いレクリエーション的なノリを想定してたんだけど…

 

 もしかして今回の講習、みんなめちゃくちゃ真剣だったりする?

 

 まずは手始めに、簡単で分かりやすいモノから。

 

 

燈、ひとひら──浪漫式加術:蛍火

 

「「「おぉ~!」」」

 

 

 いいリアクションだ。

 指先からライターよりは強いけど、バーナーほど勢いのない火を出してみたが、中々の好印象。

 

 コレはちょっと、楽しくなってきたな。

 

 

「でもこれじゃあ、ただの手品かもしれないよな?流々、すだけ──浪漫式減術:水玉

 

 

 その火のとなりで水の玉を浮かべてやる。

 これ、結構キツイな…思い付きだけでやるもんじゃねぇわ。ちくしょう!ワタシの神秘の質も量もザンネンなばかりに、ワタシだってな、もっと派手なコトしたいんだよ!デカい花火とか、超必殺技みたいなコトしたいんだよ!うるせーなぶっ飛ばすぞ。

 

 でももうちょっとガンバろう。

 この子達が後で思い返した時に、『あれ?あん時のアレ、スゴくね?』って思ってほしいから!ワタシの視界の外で、ワタシのコトを褒めてほしいから!!

 

 

「さらにさらに〜…変身、ヘビ!」

 

 

 形をイジってちっちゃいヘビにして動かしてやれば、大盛りあがりよ。ダレかワタシを褒め称えてくれ、スッゴい気分がイイ。

 

 

「ん?キミ等ぁアッチだろう?」

 

「トグロ先輩がなにやら面白い事をやってるので」

 

「ねぇねぇ、それ、おじさんでも出来る?」

 

「つべこべ言わず、さっさとソレを教えなさい」

 

 

 んーでもなぁ…これ、中々に難しいんだよなぁ。

 なので、そこで腕組みしてるクロコちゃん。

 

 

「だってさクロコちゃん。教えてやんなよ」

 

「ぇ゙っ…それ、トグロほど上手くない」

 

「でもデキるだろう?」

 

 

 任せてるんだから、そりゃ任せるでしょう。

 こうなったら交代はナシで、しばらくはこのままいこうか。

 

 これでもワタシ、トキにこの技術を教えてるから初心者講座にはチョット自信ネキだからね。ソレに、教えて扱えるようになるまでの過程も含めてサンプルが少ないから、今後の研究のタメにも出来るだけデータが欲しい。

 特に柴大将とシロコちゃんのデータは欲しい。本音を言うなら、アビドスじゃなくて研究施設(エリドゥ)に呼び出して講習を開きたいし、色んな測定機器を装着させて教えたい。

 

 やらないけどな?

 トキにはやったけど、サスガに見栄えが悪すぎる。もし先生に見られたらと思うと……ぅ゙あコワっ!本人の了承があったとしてもガチ説教が飛んできそうだ。

 

 クロコちゃんが3人に追い掛けられてるのを見送って、そろそろ初心者講座を始めよう。

 珍しいモン見れて、モチベーションが上がってる今がチャンス。

 

 

「んじゃ、最初にやるのはいっちゃん面白くないヤツから。…みんな、座学をやろっか……3日くらい」

 

「えぇ〜、早くやってみたいのに〜ブーブー」

 

「「「ブーブー!」」」

 

「…流石に3日も店を空けるのはなぁ…」

 

「柴大将には、むしろコチラからお願いして講習に参加して頂きたく思います。勿論、お店を開く事が出来なかった分と、大将を拘束する時間分への補填を致しますので、どうかご検討のほどをお願い致します」

 

 

 と、ブーイングを無視して大将に頭を下げる。

 ホントにデータが欲しいんだよ、マジでコレが出来る機会って無いのよ。ゲマサー連中だけじゃぁ内容が偏るのよ。

 

 あ、コレ今書いた契約内容です。

 明日、改めて清書して持ってきますが、今日の分はコチラにサインして頂きたく…

 

 

「いや、別にそこまでしなくて良いんだが」

 

「学生であるならともかく、大将の様なキチンとした大人の時間を奪うのですから、必要な契約です。そして、それに見合うだけの報酬もです」

 

「うーん…なるほどな、分かった!それにサインすりゃ良いんだな?」

 

「ありがとうございます」

 

 

 ぃヨッシャー!!

 貴重なサンプルゲットォォォーー!!!

 

 内心で狂喜乱舞しててもオモテには出さない。ナゼなら、前に先生にやってドン引きされて、そのまま研究所から逃げられたからな。

 アレは勿体なかった…また時間をあけてから頼みにいく予定だ。

 

 

 …ワタシがこーゆう対応をするとさ、みんなおんなじ顔するよね。ワタシのコトをなんだと思ってんの?確かにテキトーなヤツではあるけどさ、ちゃんとしなきゃダメなトコロはちゃんとするよ?

 まぁ、言わないけどね。

 

 訂正しない方が都合がイイから。

 

 

「じゃあみんなにテキストを配るよ。失くしても捨ててもイイけど、売ったり譲ったりはしないでね」

 

「そんな事しないわよ!?」

 

「知ってるぅ〜」

 

 

 だからワタシはセリにゃんが好き。

 この子もからかい甲斐があってかわいいんだよ。ケイちゃんとかイオリンと同じで、貴重なツッコミをこなしてくれる。

 泣く手前ぐらいまでイジメたくなっちゃうよね。みんなちょっとずつリアクションが違ってかわいくて好き。嫌われたくないからそこまではやらないけど。

 

 

「このテキストは全部で273ページあるけど、そのうちの100ページくらいを座学での説明。残りは内容のコツとか、論文の抜粋とか、ちょっとした解説が書いてあるからキョーミがあればその辺も読んでおいてね。じゃあ表紙をめくった見開きにある『はじめに』から読んでいこうか」

 

 

 座学もね、ワタシ、アリスクの4人に授業してたりするから地味に評判がイイんだ。前からネルとかカリンにも授業の内容を解説したりテスト勉強とかに付き合ったりしてるのもある。みんな、授業内容が上手く理解できないってだけで、別に頭が悪いワケじゃないから、キチンと説明してやればちゃんと問題を解いていける賢さは持ってるから楽なもんさ。

 

 そりゃ留年もしてるけど、テストの点数だけで見た時の順位だと学年2位だぞ?しかもワタシ、テストは3年のヤツ受けてるからヒマリオが同率1位で、その下にワタシだからな?あれ、じゃあ3位か?まぁいいや、お勉強はけっこうデキるんだぞ。来年はワタシだけ特別製のテストが用意されるらしい。リオがなんか用意してたから、今から幻の4年目の勉強をしておかないといかん。

 

 何故かゲヘナでもトリニティでもシャーレでも信じてもらえなかったんだ、さらにミレニアムでも信じてもらえなかったのはショックだった。どーして…ウソなんて1つも言ってねぇのに…

 そんなにワタシはバカに見えるのかよ…

 

 見えるんだろうなぁ…狙い通りだ!

 

 

「それじゃ53ページに飛んで、イラスト下の『役割を』って文から読むから着いてきてね」

 

 

 今日はホントにテキストを読むだけで終わる。

 明日は訓練に向けての注意事項とかやり方を伝えて、軽く体験をしてもらう。んで明後日は簡単なテストをして、その解答次第で訓練のレベルを考えるつもりだ。

 

 

 チラリとクロコちゃん達の方を見やれば、みんな校庭に出てナニなら試してる。いきなりワタシと同じコトがデキるとは思えないけど、あの子達なら明日にはデキてても不思議じゃない。ていうか、ホシノちゃんだったらワタシが出来なかった必殺技を再現デキそう。いーなぁーワタシもあんな質のイイ神秘がほしいなぁー。

 あ、ワカモがちっこい火ぃ出した。狐火だ狐火!アイツ今後はアレで爆弾に着火するぞ、絶対に!シレっと隠した、また練習始めた。面倒を全力回避するその姿勢、わかる。

 

 

 こんなノリで、アビドス神秘講習が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 





 アオバがイメージの300倍口が悪くて驚きでしたね。
 こんなん好きになっちゃう!

なんも思い付かないから、参考までに……

  • トグロだけの小話
  • 本家イベント
  • オリジナルイベント
  • 先生視点
  • 別キャラ視点
  • よく名前の上がるキャラとの小話
  • その他
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。