どうせなら、笑っていようぜ。 作:インチネ・ズィ・マゼタルーノ
名前だけは出してたけど、小話にしてなかったですね。
こうなってくるとまだ何人か候補が出てきますが、何も考えていないしそもそもネタもない。
「ひぃ!で、出たぁ!悪魔だ、『笑う悪魔』が出たぞー!」
「ちくしょう!こんなんやってられっかよ、私は降りる!」
「ヒハハハハハハハ!!逃げんなよ、追いたくなっちまうだろうがぁぁァっハハハハハハ!」
「「「うわぁあぁああ!!」」」
いやぁ~、ヤバイヤツごっこしながらスケバンを追っかけ回すのは楽しいなぁ〜。
でもこの辺のスケバン共からニンチされ始めちゃって、カオ見たら逃げられるコトが多くなってきた。そろそろ別の場所に移動しよっかな。
あ、どうも。
私だ、赤蛇トグロだ。
今日もトリニティに来てるけど、別に学校に行く用事じゃあない。普通にケーキを食べに来てる。
ついでにお茶を買って帰る予定だ。緑茶な、トリニティのヤツ。色々試したが、トリニティ産の緑茶が1番ウマい。そして安い!誰も買わないからな!売ってるから買ったのに、店員さんがマジかコイツ…みたいな目で見てきたもん。ナットクいかねぇ、じゃあ売るなよ。そしてチョイチョイ買いに来てるから、気付いたら顔を覚えられてたよね。普通に話すようになって、緑茶をオススメしたら百鬼夜行から色んなお茶を取り寄せ始めてた。ほうじ茶にハマったらしい。和菓子まで売り出したし、なんならオーナーが百鬼夜行までお茶とお菓子の修行に行きたいとか言い出してるからな。もしそうなら、ぜひとも応援してやりたいね。
とかなんとかゴキゲンに考えながら歩いてたら、アッチから野生のスケバンの鳴き声が!
「「「ギヤー!!」」」
「目がぁああ耳がぁああぁ…」
「何も見えない…何も聞こえない…否、全てが……解る!!」
ふむ。重症らしい。
なるほどね。
スズミ、どこ?
あ、いた!
「よっ、スズミ」
「おや?…なんだトグロですか、警戒して損をしました。久しぶりですね」
「そんじゃ、ドコ行く?」
「今日のパトロールが残っているので、このまま街を周ります」
「ワタシも憑いてくわ。どっかでお茶しようぜ」
ワタシを置いて歩き出したスズミの背を早足で追って並んで歩く。
コイツは割と普通に友達枠だからな。なんていうか付き合い方のベクトルが、ネルとかシズコとかハルナとかアカリに近い。言っちまえば、ワタシからも雑に扱うタイプ。大げさに気を配るつもりがないんだよね、スズミはそれを許してくれるから好き。あと可愛いから好き。可愛いって言うとくすぐったそうにするのがかわいくて可愛い。
「トグロ、今日はなんの予定で来たんですか?」
「んー…茶葉を買いに来た。あとはテキトーにお菓子でも買って帰ろうかって感じだな」
「では先に買いに行きましょう、前みたいにお店が閉まると困ってしまいますから。
「ある」
「よろしい。いつもと同じ店ですよね?」
「いかにも」
スズミも慣れたもので、目的のお店がドコにあるのか知っている。そりゃその店でスズミと初めて会ったからな、ワタシ達の出会いの場所だよ。ロマンチックだろ?強盗と銃撃戦やってたけど。
距離もそんなに離れてない。ワタシからすれば近い方のトリニティで、トリニティ自治区の端っこの方にあるお店だ。だから治安レベルが微妙だし、スズミみたいな自警団が居るんだよね。正実だけじゃあ手が回らないもん。サスガにカバーしきれるほどの人手は無いだろ。
それでもそれなりに安全なのはトリニティの風土だろう。民度はヨソとそんな変わんねぇけどな、速攻で暴力に頼るのが野蛮っつう意識があるだけで。
…もう、それでイイからキヴォトス全体でそうなってくんねぇかな?なんでとりあえずの感覚で銃撃ってくるんだよ、もっと穏やかに暮らそうよ…
「あ…」
「休業日でしたか」
「いや、見てみろよコレ。『オーナーが修行に出ている為、しばらく休業します。』だってよ。こりゃしばらくは帰ってこねぇぞ」
ついに…か。近いうちに百鬼夜行に遊びに行こう。いくつか心当たりはあるからな、運がよければ会えるだろ。お祭りの時は忙しそうでシズコ達ともゆっくり話せなかったしな、先に日程の連絡入れておくか。
「それで、どうするんですか?」
「んん~…お茶はヤメとくかね、どっかでお菓子だけ買うわ。なんかオススメある?」
「それなら、この先にある喫茶店に行きましょう。あそこのシフォンケーキは美味しいらしいです」
「決まりだ」
スズミは街を
あ、ココ、前にハスミちゃんから貰ったヤツの店だ!
ケッコー学校から離れた場所にあるのに、よう用意したな。
「ふぅ…トグロ、今日はどれだけ居るつもりですか?」
「そりゃ飽きるまでだろ、ナニして遊ぶ?」
「あ、本当に美味しいですね。ほらトグロも食べてみてください」
「ング、うっま。何個買って帰ろう」
「予約もあるみたいですよ。私は次の休みの日に買いに来る事にしました、ほら予約完了しました」
なんの話してたっけ?
あ、そういえばアレあるわ、ちょうど持ってるわ。
「みてみてスズミ、新しいヘッドフォン!使って感想聞かせてくれ。次の品評会に出すヤツだぜ、それ」
「またですか?前回貰った物も綺麗なままなんですが…」
「おうおう、テスター料はどうする?」
「いらないのでコレを貰います。数日以内にはレポートを書いておくので、私に会いに来て下さいね」
「ウィ」
てなワケだから、しばらくしたらワタシもトリニティを徘徊しねぇとな。
いや、さっさと連絡先を教えろよってのはその通りなんだが、ここまでずっと偶然に身を任せて来たんだし、このまま行けるとこまで行きたいじゃん?
卒業後も会いたいから、ソレが近くなる頃には連絡先を教えるつもりだ。それまではこのチョーシだろうね、ソッチのが面白そうだから。
さってと、会計も済ませたし……遊ぶか!
「いえ、私は今日1日パトロールの予定で」
「なるほどな、ナニして遊ぶ?」
「パトロールです」
「よし、たしか通り沿いに面白そうなアクセサリーショップがあったな、寄ってこうぜ」
この辺は商業寄りの施設ばっかりだからな、身体を動かして遊べる場所はなさそうだ。公園すらない。あってもベンチがあるぐらいの休憩スペースだもん。
だから今日は面白そうなお店を見つけたらそこに入ろう。とりあえず入って、面白そうなモノがあれば買う。そんな面白味を探す日にしよう。
あと、スズミと買い物する時は珍しく割り勘だ。
この子、奢られてくれないからね。1回ワタシが出したら、次は絶対にスズミが出すし、金額知ってたら同じくらいになるようにナニかを買おうとしてくる。だから品物選びは慎重に、だ。デキるだけで面白くてムダそうで記憶に残るモノにしないといけない。コレがまた難しいのなんのってね。
いや~珍しいよ、こーゆう子は少ないからね。
こんな感じだからちょっと雑な友達枠なワケだけど。
「そう言えば、以前言っていた武装の改造はどうなりましたか?何やら重量だの素材が決まらないと悩んでいた奴です」
「…あぁ~アレね、あのアトで完成はしたぞ」
「つまり、何かあったと」
スズミと会う時に困るのは、お互いの情報がちょっと古いコト。ワタシ、スズミがなんの話してるか一瞬分かんなかったからね。連絡手段が街を徘徊しての遭遇か、正実とかシスフを経由しての伝言しかないからしゃーないけど、前回の会ってから近況の更新がデキてないんだ。
少し困っちまうが、コレはアレだ、俗に言う積もる話ってヤツだ。
「ソーナノ。作ったのはよかったんだけどさ、負荷をかけすぎて壊れちゃってね…結局、元々あったヤツを改造して使うコトになったのさ」
「結局、その武装って何に使ったんです?」
思い返すと、最後にスズミと会ったのは学園祭前だったな。うんうん、あん時はシスターフッドと救護騎士団に混ざって簡易医療設備の設置とか休憩スペースの設営とか、大聖堂のライトアップとか色んなコトに参加してた。
家でのんびり休日を満喫してたらさ、いきなりシスフの子から電話かかってくんのね。今日から学園祭の準備だからちゃんと参加してねって。そんなん家飛び出して参加すんに決まってんじゃん?
スッゴい楽しかった。
青春って感じしたわ。
「トリニティの学園祭。ほら、ワタシもステージで一芸を披露してたじゃん?そん時の尻尾」
「あの尻尾がそうなんですか!?へぇー…良く作れますね、素直に尊敬しますよ」
「お、見てくれてたんだ。どーよ?」
実はワタシ、参加もしたのさ。
トキを連れてきて『演武』を披露した。トリニティの楽曲を演奏するミレニアムの楽団マシンと、その音楽に合わせて魅せる手合せだ。
割と高評だったらしい。
でも他の参加者のインパクトが強すぎてね…ワタシ達はかなり序盤だったし…サクラコちゃんとマリーと団長ちゃんのアイドルとか反則だろ、ペンライト振りまくったわ。イチカもカッコよかったなぁ〜
「非常に面白かったですよ?普段からトグロが喋っていなければ、まさにイメージ通りって所でしょうか」
「そんな…クールなイケメンは美人でカッコいいなんて、照れちゃう」
「自身を客観的に見られてるようでなによりです。もう少し省みたらどうです?」
「それはむり」
なんて皮肉られながら、学園祭の時に撮った写真を見せる。準備中の風景ばっかりだ、始まってからは写真なんて撮るヒマなかったからね。
ミカに呼ばれてティーパーティーに挨拶したり、正実に混じって不良を鎮圧したり、シスターフッドと一緒に迷子を探したりしてた。かなり走り回った記憶がある。
「スズミはどうよ。最近なんか変わったコトとか面白いコトない?」
「う~ん…これと言っては特に、いつも通り自警団活動を続けていますね。そもそも、頻繁にトラブルが起こるトグロの方がおかしいのでは?」
「ホントにね、そのとーりすぎる」
「とは言え、私だけ話題を出さないのも面白くありませんし、会ったら話そうと思っていた話をいくつか聞いてください」
「ああ、全部聞かせてくれ」
スズミを見つけてからドコに行ってナニして遊ぼうかずっと考えてたけど、落ち着いて街を歩きながら話を聞くのも悪くない。
むしろイイ!こう…なんていうか、友達と一緒にいるって感じがする!なんかイイ!楽しい!
結局、その日は日が暮れてスズミが徘徊に満足して、家の前まで送ってから帰ったから、ミレニアムに戻ったのは深夜になってからだった。
スズミに家に泊まっていくかって聞かれたけど、そうすると多分、今後はもう少し早く帰らされそうだから断っといた。ワタシはね、大抵の予定ならほっぽってスズミを優先したい。
だからトキ、夜ご飯までに戻らなかったのは許してくれ。連絡しなかったのは素直に悪かった、だから楽しみにしてたお土産のシフォンケーキを返してくれ、せめてワタシの分も残しておいてくれ。頼む、ごめんて、ワタシも食べたい。
ネタが無いとは言っても、実は小話の下書きはいくつかあったりします。ただ、それを読めるように清書して満足する気が湧いてこないんですよね。どれも平和な日常の話です。
今私は、バットエンドとか曇らせがマイブームになっているので、平和な世界はお呼びじゃない。それをギャグコメディで中和するか、大人しく波が引くのを待つか…
あと、多分ブルアカの物欲センサーは感度が高く高性能なので内心穏やかではないのも理由の1つかもしれない。
なんも思い付かないから、参考までに……
-
トグロだけの小話
-
本家イベント
-
オリジナルイベント
-
先生視点
-
別キャラ視点
-
よく名前の上がるキャラとの小話
-
その他