どうせなら、笑っていようぜ。 作:インチネ・ズィ・マゼタルーノ
ここのノアは、かなりノリが良いです。
書いていてスッゴイ楽しかった!
ツチノコイベントは見ましたか?
お昼時、そろそろ休憩にしようかと思った。
「ノアさんや、ワタシのお昼ご飯はまだかいな?」
「おじいちゃん。お昼は昨日食べたでしょう」
「そうだったのぅ…」
「さて、ユウカちゃん。私達はそろそろ休憩にしましょうか」
「えっトグロ先輩は?」
「昨日食べましたよ?」
「え…えっ?」
トグロは置いていかれた。
ちょっとした足場に乗ったノアと、しゃがんでいたトグロ。
「ああトグロさん、トグロさん。どうして貴女はトグロさんなの」
「んぁ?なんでって…あ」
「もう!」
「ごめんて。ワンモア!ワンモア!」
「ありません」
ノアはこの日、ずっとちょっと機嫌が悪かったらしい。
ノアへ用事があったが、先客が居たため順番を待っていた。
「──はい、かしこまりました。ええ、伝えておきますね。ではこちらは受理しておきます。……次の方、どうぞ」
「エントリーNo.30056!赤蛇トグロです!」
「志望動機と自己PRからお願いします」
「はい。吾輩、高貴であるからして尊き場にこそ相応しく存じ上げる。故にこそ──」
「不採用です。着席の指示があるまでは椅子に座らないで下さい」
「ガァッデェェム!」
「それで、なんの要件ですか?」
「あ~っと、えっとね……んふ、忘れちった」
「ふふっ、しっかりして下さい…うふふ…ん、もう!笑わせないで下さい!」
「いや、もうなんもしとらんが」
「ふふ、うふふ…ッもう!もう!」
その時の『あれ?』と言うトグロの顔が、どうやらノアのツボに嵌った様で時々思い出し笑いをしている。
本当に思い付きで、たまたま手元にあった氷を、出来心で、ついうっかりノアの襟首に放り込んでみた。
「何か、言い残す事はありますか?」
「ゴン、お前だったのか…」
「なるほど…撃ってから考えろと、分かりました」
「ィ゙ィっったぁぁい!!」
「お茶、ありがとうございますね」
なんか、次の日の朝にノアのデスクに毬栗が置いてあった。冷蔵庫にはモンブランも入ってた。セミナーのみんなで食べた。すごく美味しかったらしい。
好きな物について話していた時。
「トグロさんって、誰彼構わず取り敢えず『好き』って言いますよね。誰でも良いんですか?」
「悪意の偏向報道が過ぎる…そんな事ないさ。まずダレでもイイってコトはないしな。ワタシは確かにウソつきだが、『好き』なモンにウソつくコトはないよ。恥ずべきものでもないし、好きなモンには堂々と『好き』だって言いたいからね」
「変なこだわりがあるんですね」
「ヘンってこたぁないでしょうよ。ま、だからワタシはそんなノアが大好きだよ?かわいいからな」
「ッ……危ない所でした。ユウカちゃんが居なければ、トグロさんに包丁を向けていたかもしれません。法とユウカちゃんに感謝して下さい」
「ヒトをクズ扱いしないでおくれ、ヨヨヨ…」
「はぁ…コレに泣かされた子は多そうですね」
「こんどはコレ扱い?せめてヒトにして」
トグロの自己評価に対して、周囲と温度差がある事を確信しているノアだったが、このままの方が面白そうなので伝えるのをやめた。
まだノアが1年で、トグロが
「帰るのが遅くなっちまったなぁ…ごめんね、長々と」
「いえ、こちらこそ、仕事を手伝ってもらった上に夕飯までご馳走してもらって…トグロ先輩、どうもありがとうございました」
「次からは、もっと早めに声を掛けてね?」
「はい。…ふぅ、もうこんなにも月が綺麗に見えますね」
「ふえい!!?」
「い、いえ!?あの違いますからね!十五夜ですから、今日!」
「ビックリしたぁ〜、君と見るなら空はいつでも澄んでいるって答えるトコだったよ」
「…………」
この日から、『トグロ先輩』から『トグロさん』になったらしい。これから凡そ半年後、本当に先輩ではなくなるとは思わなかったそうだ。
バレンタインデー、ノアからチョコが貰えるらしい。
「どうぞ、ユウカちゃん」
「ありがとう、ノア。はいこれ、私からね」
「ふふっ、ありがとうございます。ユウカちゃん。──…さて、と」
「やぁノア!今日はなんの日か知ってるかい?バレンタインデーだよバレンタインデー!チョコ貰える日だぜサイコーだな!はいコレ、ワタシからね」
「ありがとうございます」
「ユウカからはもう貰った、コユキからも貰えた…さあ!ノア!ワタシの
「確かに持っています。私は間違いなく、トグロさんへのチョコを用意してきました」
「しゃあ!」
「ただ、それを渡すかどうかは……まだ決めてません」
「姫。お飲み物はいかがでしょうか?以前仰っていた豆のブレンドは済ませてあります。甘い物と良く合うでしょう。勿論茶葉もご用意してありますよ。あぁワタクシとしたことが、姫に真っ先に伝えなければいけない要件がございました。どうか聴いて頂けないでしょうか?」
「どうぞ」
「ありがとうございます、姫。姫が品評会に出されていた詩集、ワタクシも拝読させて頂きました」
「続けて下さい」
「まず先に伝えたいのは、とても素晴しい詩集だったと言う事。姫の想い、願い、瞬きの日々にある輝きの数々が、暖かく柔らかい言葉で、穏やかな心地を持って届けられていました。コレは、冷ややかな水の様な美しさだった前作とは違う視点だったので驚きです。ただ、そのどちらの詩集も、当然それ以前に発表された詩集も全て、姫が見ている世界の一片だと思うと異なる魅力を感じさせてくれます」
「うふふ…コホン。まぁ、これなら合格点を差し上げましょう」
「ヤッター!あっ、感想は全部、本当にそう思ってるからね?」
「知ってます。さて、チョコなのですが…探している時は居なかったのに、なんで今セミナーに居るんですか?持ってくるので待っていてください」
「はい!!」
後でノアは、将来ヘンな遊びに嵌まらないでね、とユウカに心配された。ノアは非常に不服そうだった。
珍しくやる事がなかった2人。
「ハァイ!」
「ヘェーイ」
「へいよーかもんー」
「よーよー」
「ギガギガフンフンガガガガガガガガ!!」
「ふむふむ、なるほど」
「2人とも何してるんですか?」
「……」
「……」
「「何も?」」
暇だった。
クッソ忙しいセミナーに遊びに来たトグロが、まだ喋る余裕のあるノアにダル絡みしている。
「ねぇノアー、遊び行こーぜー」
「行きません」
「ねぇノアー、遊び行こーぜー」
「行きませんよ、まったく…」
「ねぇノアー、遊び行こーぜー」
「行きませんったら!邪魔しないで下さい」
「ねぇノアー、遊び行こーぜー」
「セリフ差分のないNPCですか」
「いや、ワタシはLNPCだな」
「なんですか…その、LNPCと言うのは」
「えと、アレだよ、なんか…アレ、イイ感じな…」
「せめてもう少し考えてから喋って下さい!」
追い出された。一緒に追い出されようとしたコユキは逃げられなかった。
夜中、まったく寝付けなかったノアはトグロを呼び出した。
「どうしたんだい?何かトラブルでもあった?」
「いえ、まったく眠たくならないので、何か面白い事でもないかなと思いまして」
「えっと…それで呼び出したの?このド深夜に?寝てるワタシを起こしてまで?」
「まさか本当に来てくれるとは思ってなくて…」
「そりゃあね、ノアから呼び出されたら駆け付けるに決まってんじゃん。で、なにする?取り敢えず散歩がてらコンビニ巡りとかする?」
「します。着替えてくるので待っていてください」
「うーい」
静かな夜の街を、のんびり喋りながら歩き回った。楽しかった。
ケイちゃん(代打ちAI)にチェスで負けたので特訓中のトグロと、それに付き合うノア。
「チェック」
「む」
「…チェック。まだ続けますか?」
「むむむむむ」
「チェックメイトですね。…まだやりますか?」
「もっかい!もっかい!何がダメだったんだ…?」
「きっと、頭…ではないでしょうか?」
「泣くぞ、ワタシ」
トグロは、普通にチェスが弱かった。
トグロの車でお出掛け中、助手席に座ったノアとお喋りしてた。
「そう言えばトグロさんって、バイクとか乗らないんですか?」
「昔は乗ってたよ、最近はぜんぜん乗ってないけど。乗りたいの?」
「風を切って走るのは、ちょっと興味があります。まあそれより、格好いい物が好きなトグロさんが乗ってなのが気になりまして」
「あぁ…乗ってた時にさ、狙撃されたんだよね。それから乗ってない。カッコいいから乗りたいんだけど、危ないんだよなぁ。普段からマジメなワタシを見てたら意外かもしれんが、こう見えてワタシ、各所から怨み買ってるんだ」
「そうだったんですね、意外過ぎてビックリしました。まさか、自分の事を優等生か何かだと勘違いしていたなんて…今度鏡をプレゼントしてあげますね」
「乗ってないバイクが残ってんだけどさ、欲しい?」
「全ミレニアム生に見習ってほしいレベルの勤勉さ、流石ですね。欲しいです」
ノア(ライダー)の実装があるかも知れない。
ユウカが苦い顔をしながら読んでいる予算増額の嘆願書。何か面白い事でも書いてあるのかと、ユウカの離席中にノアとトグロが覗き込んだ。
『RPG(RPG)にプレイヤーを探していますが、競争が非常に激しく、プロトタイプを公開した場合、プレイヤーが失敗するリスクが非常に高いです。
追加の資金は、応募オプションを超えて、最低要件である2人分に適用されます。』
「うわっ、ふざけてやがる」
「出来の悪いAI…いえ、多重翻訳ですか?」
「『最低要件である2人』ってダレだよ」
「そもそも、出だしの『RPG(RPG)』から意味が分からないですね…」
「コレ、どっから出たヤツ?」
「さっきケイちゃんが持ってきた、ゲーム開発部の申請です」
「モモイか…」
「でも、ケイちゃんが持ってきたならなら許すしかありませんね」
「そうだな。ユウカがなんとかしてくれるだろうからな」
「頑張ってください、ユウカちゃん」
深く関わると面倒なので、ユウカの顔を見ない様にそっと返却した。このあと、ゲーム開発部はユウカママに怒られた。
コユキが新しいペンを持っていたので。
「おいおいおい…コユキ、そのペンは……ッ!」
「どうかされました──…まさかッ!そんな事が!」
「へ?このペンがどーしたんですか?」
「間違いない、
「えぇ、
「マサカこの目で見られるとは思ってなかったぜ…」
「同感です。
「こ、このペン…そんなにスゴイんですか?さっき貰ったヤツなんですけど…!」
「さあ?べつに普通のペンだろ、ナニ言ってんだ?」
「購買で、5本入りで税込200円で売られている物ですね。特にこだわりがなければ、かなりお買い得な商品です。私は使った事がありませんが」
「えっ、えっ?じゃあ今までのなんだったんですか!?」
困惑してるコユキは可愛かった。
ユウカからお菓子作りに誘われたノア。楽しそうなのでトグロも呼んでみた。
「さあノア!さっそく取り掛かるわよ!」
「はい。どこから手を付けましょうか…?」
「そうなのよね…」
「そう言うと思って、専門家の方をお呼びしています」
「専門家?」
「専門家の方、ご入場ください」
「はいどうも、専門家の赤蛇トグロです。この度はお呼び頂きありがとうございます」
「さっそくですが専門家のトグロさんは、どの様な分野の専門家なのでしょうか?」
「うむ。ワタシは主に、お肉の美味しい焼き加減について日々研究しております。なので今回はその知識を存分に発揮し、最高のクッキーを焼き上げて見せましょう」
「まぁ心強い。ユウカちゃん、コチラのほうれん草の茹で加減専門家のトグロさんが来てくださいましたよ」
「えっと…どこからツッコめばいいのかしら?」
「ツッコむと言えば、本日は長年に渡り激しい議論が繰り広げられたらあの議題に答えが出るのですよね?」
「ああ、長かった議論…いや、モハヤ戦争と言って差し支えないあの議題の答え。ソレを持って来ております」
「本当に、あの答えが出るなんて…なんだか感慨深いですね」
「ねぇ、2人の世界に入らないでくれる?」
「誰もが一度は悩んだ事だろう。ゆで卵、水から茹でるか沸騰してから茹でるか問題の答え!それは…」
「それは…?」
「聞いて2人とも!今日作るの生チョコなの!お肉もほうれん草もゆで卵も関係ないの!」
「水から茹でるに決まりました!」
「わぁー、ぱちぱちぱち!水から茹でる事になった決め手は?」
「お湯がハネると熱い!」
「な、なるほど!盲点でした!まさにコロンブス的発想!」
「えっとまず、溶けやすいようにチョコを刻む…」
生チョコは無事に完成した。ちょっと不格好だったが、とても美味しかったようだ。
ツバサ実装はよ、あの子好き。
ミライも出てきましたね、相変わらずビジュが良い。
コノカのノリも良いし、レナはずっとかわいい。
もう少しこの気分を噛み締めておきます。
なんも思い付かないから、参考までに……
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