不死の個性じゃなくて不死の"病" 作:けー
わけのわからないテストをした翌日、いよいよ授業が始まる。初日からあんな授業だったのでどんなぶっ飛んだ授業があるかと思ったら午前中はなんてことない普通の授業だった。
一番意外だったのはあのプレゼントマイクの授業が普通……というより退屈だったことだ。
ちなみにお昼ご飯は
そして午後の授業。ここからが未来が通ってる普通科と明確な差が出てくる。普通科では午後も普通の科目だが、ヒーロー科だけはヒーロー基礎学なるものが始まるのだ。これ二年なったらヒーロー応用学になったらするのかな……? ちなみに午後1発目の授業はあのオールマイトの授業である。No. 1ヒーローにしてヒーローは遅れてやってくるを体現する男だ。
……少し嫌味っぽくなったけど実際感謝してる。あのままオールマイトが助けに来てくれなければ反抗する気も起きなくて今でもあのままだっただろうから……
◇
「わーたーしーがー!! 普通にドアから来た!」
すごい……おそらく廊下にいるであろうあたりからとんでもない声と足音が聞こえ、そして普通にドアを開けてオールマイトが入ってきた。私のこと覚えてるかな……
「早速だが今日はコレ! 戦闘訓練!!」
どうやらヒーロー基礎学、その1発目は戦闘訓練から始まるらしい。ちなみに同時にコスチュームも配られた。ただ、私の個性は何か特殊なものを出したりするものでもないので、普通に頑丈な服である。パーカーが好きなのでパーカーにしたがフードが少しばかり邪魔になりそうだ。
「着替えたら順次グラウンドβに集まってくれ!」
そう言って渡されたコスチューム。八百万さんがなんだか露出狂みたいになってたり、麗日さんが体のラインがしっかりわかるパツパツスーツだったり、緑谷君が異様にオールマイトを意識してたりなど、少し面白いのもあったけど皆ヒーローらしい服装になってた。それに比べて私は至って普通の服だし、なんかやりにくいな……
「形から入るのも大事なことだぜ、有精卵ども!!」
私だけ形から入れてない……もっとちゃんと作ればよかったかな?
◇
グラウンド……? どう見ても市街地じゃん……
聖徳太子にはなり得なかったオールマイトからのカンペつき説明で大体のルールはわかった。単純な話、ヒーローサイドとヴィランサイドに分かれてヒーローサイドはヴィランを捕まえるか特定の条件をクリアする。ヴィランサイドは特定の条件を達成されないように妨害しつつ逃げ切る。尚、何もかもくじで決めるみたいだ。
そこで私はふと疑問に思った。このクラス……21人いる。
「先生、ウチのクラス21人いますけど……1人余りませんか?」
「最もな疑問だ石長少女! ……しかしそこについては後で説明する!」
とりあえずは先にチーム決めをするらしい。チームはAからJまで……らしいけどなんか変なのが出てきた。私が引いた玉には謎の五芒星が書かれていた。明らかあまりだよね……
「先生、これは……?」
「お、石長少女がそれを引いたか! 石長少女には申し訳ないが1人でやってもらうことになる、その代わりどっちサイドかは選べるから安心してくれ!」
早速一人での授業が確定した。これは後で未来に愚痴らないと……
さらに酷いことに、私の試合は一番最後に回されるらしい。各試合を見て、消耗具合などを加味して対戦相手を決めるらしい。妥当と言えば妥当だけどなんだかなあ……
ただルールを聞いた感じ、一人の場合はヴィランよりヒーロー側の方がいいみたいだ。それにヒーローになれば多対一など割とみる状況だろう。その辺の訓練になると考えれば合理的なのかもしれない。
そんな風に自分がひとりぼっちである事に関してどうにか理論武装しダメージを減らしていると、最初の対戦相手が決まったらしい。
Aチーム対Dチーム。体力テストで指を壊していた緑谷君だ。なんと言うか印象深かったから名前は覚えた。そして相手はガラの悪い人。確か爆豪君……だったかな? ヒーローチームは緑谷君の方。私もヒーローチームを選ぶ予定なので立ち回りはよく見ておかないと……
◇
なんと言うか……えぐい戦いだった。結果としてはAチームの勝ちだったけど、肝心の緑谷君は地面に倒れ伏してるし、負けたはずの爆豪くんなんてほぼ無傷だ。よほど負けたことが悔しかった見たいで思い詰めた表情をしているが体は無事。これじゃあどっちが勝ったかわからないな……
内容的には……ヒーローチームが2人だったからあんまり参考にならなかったけど、ヴィランチームが初手で仕掛けてくる可能性を考えていなかったので、そこに関しては助かった。私の対戦相手は今回の爆豪くんみたいにいきなり奇襲を仕掛けてくる可能性は大だ。。私一人を捉えればそれで終わりなので、2人でくる可能性すら考えなければならないだろう。ちなみにこの行動は八百万さんにボコボコに言われてて少し可哀想だった。割といい作戦だと思うけどな……
それにしても緑谷君の個性……一体なんなんだろう。自傷と引き換えに超パワーを生み出す個性とかかな……もし私が持ってたらリセットできる分随分と相性が良さそうだ。
軽く考察を巡らせていると第二試合が始まった。BチームとIチームの試合だ。そして一瞬で終わった。ビル全体を凍らせてフィニッシュだ。
……消耗具合を見てってことはこのチームとやることになるんじゃないかな……どうやって戦うか……向こうは防衛戦になる以上開幕でいきなり凍らせてくるなんてことはないだろうけど……それでも厄介な力だ。どうしようかなほんとに……
その後の試合は割と拮抗した戦いばかりで、しっかりと実技授業らしい風景になっていた。初日があれだっただけに少し心配だったが問題はなさそうだ。
「さて、皆お疲れさん! 一通り終わった……といいたいところだがまだ石長少女がやってないな! 石長少女と戦うのは……そうだな、Bチームだ! さて、石長少女。どっちの陣営がいいかな?」
やっぱりBチームだった。そうなるとやっぱりヒーローチームの方がやりやすいかな。
「ヒーローチームでお願いします」
「OKだ! それじゃあヴァランチームは先に入ってセッティングをしていてくれ!」
ちなみに私は一人なので評価は少し甘めになるらしい。よかった。、
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ヴィランルート需要あります? あるなら別枠で書くかもしれません。(余裕あれば)
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ある
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いらない