ようこそ愛情至上主義の教室へ   作:西のご都合主義者

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明けましておめでとうございます。明後日はアニメよう実の3期が始まりますね。1年生編全部やるみたいですけど、またバッサリカットしたり、改変したりしちゃうんですかね...。
前の番外編はパラレルワールド的な話なので本編では小野寺との面識はほぼないです。


6話

 

「花萌葱君って勉強教えるの上手なんだね。すっごくわかりやすかったよ。」

 

そう言ってくれるのは同じクラスの沖谷君。

 

「ね、めっちゃわかりやすかった!」

 

 

「ね~。私でもすぐわかったよ。」

 

こちらも同じクラスの小野寺さんと松下さん。

三人とも会話はしたことあるけど、特別仲のいい友人というわけでもなかった。

 

じゃあなんでこんな会話をしているのか?

それは数時間前の会話に遡る。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

ボクは平田君に誘われ、勉強会に教師側として行っていた。

 

 

「じゃあ花萌葱君、沖谷君と小野寺さんと松下さんを見てあげてくれるかな。」

 

 

「わかった、じゃあ早速見てくるね。」

 

ボクは三人のところへ向かう。

 

「三人とも、今日はよろしくね!」

 

 

「花萌葱君、よろしく。」

 

 

「お、花萌葱君!よろしくね。」

 

 

「よろしく~。」

 

 

「ちょっと唐突で悪いんだけど、三人の学力を見るために何個か問題ピックアップしたもの解いてくれる?」

 

ボクはそう言い各教科一枚ずつ、合計五枚のプリントを三人に渡した。

 

「わ、これもしかして花萌葱君が作ったの?」

 

 

「まぁ作ったって言っても参考書の問題をいくつか引用しただけだよ。」

 

 

「それでもすごいじゃん!」

 

そんな会話をしながら三人はプリントを解き進めていく。

松下さんはすでに上位の成績で、他二人とも赤点は取らないくらいにはきちんと勉強していた。

 

「三人はどこまでできるようになりたい?」

 

 

「どこまでって?」

 

 

「この学力ならこのまま普通に勉強してれば赤点とることはないし、逆にがっつり学力つけたいからしっかり教えてほしいとかあればクラス上位の成績にするくらいならできるよ。と言っても松下さんは結構上の方だったよね。」

 

 

「それでも私は一応しっかり見てもらいたいけど沖谷君と小野寺さんはどう?」

 

 

「うーん...できれば僕もしっかり教えてほしいかな。Dクラスにされたってことはまだ僕が未熟だってことだし。」

 

 

「じゃあ私もがっつり学力つけて欲しい。運動は得意だけど勉強は普通だからね。」

 

 

「わかった!じゃあ三人ともビシバシ行くからね!」

 

ボクは頼られたのがうれしくて、ついはしゃいでしまう。

 

 

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という経緯で勉強会を通じてそこそこ仲良くなったからだ。

なんて思い出していると、平田君が話しかけてくる。

 

「やあ、花萌葱君。勉強会はどうだった?」

 

 

「三人とも元々の学力がしっかりしてるから、とっても教えやすいよ。」

 

 

「平田君、花萌葱君の教え方めっちゃうまかったよ!」

 

 

「そうなんだ、今度僕も教えてもらおうかな。」

 

 

「平田君は勉強できるじゃん!」

 

そんな会話をしていると、さっき思いついたことを言ってみる。

 

「平田君、他に勉強しないといけない人いないかな?まだ余裕あるから少しでも平田君や桔梗ちゃんの負担を減らせると思う。」

 

 

「勉強会自体は大丈夫なんだけど、高円寺くんのことで...彼が協力してくれればCクラスの背中も見えてくると思うんだ。」

 

確かに高円寺君がクラスのために行動するようになれば、比喩でもなんでもなく百人力かもしれない。でも彼がクラスのために行動するとは思えないなぁ。

 

「高円寺君かぁ、タイミングがあれば声をかけてみるよ。」

 

 

「うん、僕のほうからも一応言ってみるから。」

 

 

その日はその後すぐ解散になった。

寮に帰る途中、ベンチに座っている高円寺君を見つけたのでタイミングがいいと思い、声をかけてみる。

 

 

「こんにちは、高円寺君。唐突だけど、クラスのために動いてくれないかな。」

 

 

「おや()()()()()()()()、どうしたんだい?」

 

 

「ちょっと待って、その呼び方はなにかな?」

 

 

「だって君は皇家の傍系だろう?ならエンペラーボーイさ。」

 

 

「うん、それはわかったよ。どこで知ったの?」

 

 

「私はこれでも高円寺コンツェルンの一人息子さ。君のことは皇室主催のパーティーで見かけてね。」

 

皇室主催のパーティということは国の重鎮や有名企業の社長しか来られないあの秘匿されてるパーティか。

 

「はぁ、そっかぁ。高円寺君、できれば言いふらさないで欲しいんだけど。」

 

 

「大丈夫さエンペラーボーイ。これから人前ではレディーボーイと呼ぼう。」

 

とりあえず言いふらさないでくれるみたいだけど、矛盾してないかな?その呼び方。

 

「それはそうと、レディーボーイ。君は随分変わったねぇ。」

 

 

「あー、まぁね。そういやレディーなのかボーイなのかどっちなの?それ。」

 

 

「レディーのように美しく、気高いが実はボーイという意味さ。」

 

高円寺君はそういいながらボクの顎を軽く上に持ちあげ、高円寺君と目が合う体勢になる。

 

 

「ボクになに求めてるの...」

 

 

「何度も言うが私は醜いものが嫌いでね。逆を言うと美しいものは好きなんだ。そこに男も女も関係ない。」

 

 

「答えになってないよ...//」

 

ボクは別に同性愛者じゃないのだが、ずっと目を見つめられるとさすがに照れてしまう。

 

「ははは!今日はこんなところかな。」

 

高円寺君はパッと手を放し満足げに帰っていく。

 

ポツンとベンチに取り残された翠はこれからの学校生活を憂いていた。

 

「う~ん、まずい人に知られていたなぁ。」

 

そんなつぶやきを誰かが聞いているとはつゆ知らず。

 

 




衝撃の事実。
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