黒と白の甘い日々   作:ヤガミ

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本当にお久しぶりです。
何ヶ月かぶりに投稿しました。

早速ですが新作書きました!今回は初のラブコメものです。
相変わらずの文章力ですが、是非読んでくださると幸いです。
今回は童顔少年と黒ギャルの組み合わせにしてみました。

今回は人物像などは挿絵を用意したので、こういう感じだよーみたいに表してみたいと思います(絵が描けないのでカスタムキャストでイメージ像を作りました)。
それではどうぞ!


幼馴染との再会

 僕は、“秦野真黒(はたのまくろ)”。

 僕には小さい頃、仲が良かった女の子がいた。

 僕が小学4年生の時に引っ越しから、6年も会ってない。

 名前は確か、“江波白羽(えなみしろは)”ちゃん。

 僕はその子を“しーちゃん”と呼んでいた。

 

 僕は今日で高校生になり、入学式に向かう所だ。

 中学の頃仲が良かった友達とも離ればなれになっちゃったから、少し不安もある。

 新しい友達もちゃんとできるかな…。

 そんな事を考えながら、学校へ向かった。

 一応、道順は事前に調べておいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 皆初対面で、知っている人はほぼいない…。

 

 真黒(はぁ…、なんか入学式なのに疲れたな…。)

 

 あれから教材をもらったり、学校の紹介をされたりと、色々な事を進められた。

 というか自己紹介の時、僕を小学生、中学生と勘違いしてた人が多数いた。

 

 ご存知の通り、僕は子供っぽい見た目をしている。

 黒髪のセミショートに童顔となっているため、初対面の生徒からは年下に間違われる。

 …まあ、僕はそんなのになるつもりなんてなかったけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ???「ねえ君、黒ちゃんでしょ!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 真黒「…え?」

 

 突然、背後から声が聞こえた。

 

 

 

 そこには銀髪で肌が焼けてて、化粧もしてある如何にもギャルって感じの女の子だった。

 

 真黒「えっと…、どちら様ですか…?」

 ???「えぇ!?覚えてないの!?ショック~…。」

 真黒「…?」

 

 僕って、この人と会った事あったっけ?

 

 

 

 ???「アタシだよ!しーちゃんだよ!江波白羽!」

 

 

 

 真黒「江波…白羽…?…!!」

 

 …いや、会った事がある。

 江波白羽という名前を聞いて、全ての記憶が蘇る。

 

 江波白羽。

 それは小さい頃から、僕とよく遊んでいた女の子。

 その子は当時肌はまだ焼けてないけど、あの頃と同じ銀髪で、赤い瞳で吊り目を持っていた。

 今目の前にいるのは同一人物に違いない。

 

 真黒「しーちゃん…?」

 白羽「…!思い出した!?」

 真黒「本当にしーちゃんなの?小さい頃、僕と一緒に遊んでた…。」

 白羽「そうだよ!久しぶり、黒ちゃん!」

 

 驚いた。

 まさかこんな所でしーちゃんと出会うとは。

 でも、6年も見ないうちにかなり変わったなぁ…。

 

 真黒「しーちゃんだったんだ…。全然わかんなかったよぉ。」

 白羽「あはは、だよね。」

 真黒「しーちゃん、あの頃より大人っぽくなったよね。」

 白羽「そ?ありがと!黒ちゃんは相変わらず可愛いよ♪」

 真黒「か、からかわないでよ…///」

 

 しーちゃんは僕の頭を撫でた。

 昔から、しーちゃんは僕の頭をよく撫でていた。

 今となっては恥ずかしいけど、しーちゃんの手はあの頃のように温かく、柔らかかった。

 

 白羽「そーいや、黒ちゃんは何でこの学校に?」

 真黒「中学を卒業した後、ここに戻ってきたの。まあ、住む所は前とはちょっと違うけどね…。」

 白羽「へぇ、どの辺?」

 真黒「うーん、確か○○区役所の近くの住宅街だったかな。」

 白羽「…え?」

 

 突然、しーちゃんは目を丸くした。

 

 真黒「…?僕何かおかしい事言った?」

 白羽「て事は、アタシん家の隣じゃん!めっちゃ偶然だね!」

 真黒「え?そうなの?」

 

 しーちゃんが目を丸くしてたのはそういう事か。

 まずいな、しーちゃんが住んでた所も忘れてるなぁ…。

 

 白羽「なんか空いてる敷地があったからもしかしてと思ってね。あれって黒ちゃんの新しい住居だったんだね!」

 真黒「そうだったんだ…。」

 

 なんという偶然なのだろう。

 お隣さんになるとは思わなかった。

 でも、またしーちゃんと過ごせるのは嬉しいな。

 

 白羽「ねえ黒ちゃん、黒ちゃん家に来ても良い?」

 真黒「…え?」

 

 突然の事で驚いた。

 

 白羽「ほら、久しぶりにこうして会ったからさ、昔みたいに遊びに行きたいなーって思ってて。…駄目かな?」

 真黒「いや、全然大丈夫だよ。突然の事でちょっと驚いただけ。」

 

 まあ、遊びに来てくれるなら全然問題ない。

 見られてまずいものはない……はず。

 

 白羽「決ーまり!じゃあ一旦荷物置いてから行くね!」

 

 家が隣だから、そうした方が良いか。

 こういう所は真面目だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~真黒の家~

 白羽「お邪魔しまーす!」

 

 しばらくしてから、しーちゃんが家に来た。

 

 白羽「おー!ここが黒ちゃんの新居かー!」

 真黒「いらっしゃい。ゆっくりしてってね。」

 

 しーちゃんは僕の家を見回っている。

 引っ越してから1ヶ月くらい経つけど、これでもだいぶ慣れてきた方。

 

 白羽「…あれ?黒ちゃんのパパやママは?」

 真黒「あ、そういえば言ってなかったね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真黒「僕、実は一人暮らしなんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「え!?そうなの!?」

 

 そう、僕は新居に引っ越した頃から一人暮らししている。

 まだ高校生でしょ?って思われるかもしれないけど、実はこれにはちゃんと理由がある。

 

 真黒「僕がここに引っ越す前の話になるけどね…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~数ヶ月前~

 僕は両親との3人家族であり、一人っ子だ。

 本当はお兄ちゃんやお姉ちゃんが欲しかったけど、今となっては全然そうは思わなかった。

 寧ろ、一人っ子でいる事がもう慣れてしまっていたのだ。

 

 本題はここから。

 中学を卒業し、高校に入る準備をしていた頃。

 

 桃介(とうすけ)(真黒の父)『なあ真黒、一人暮らししてみないか?』

 真黒『一人暮らし?』

 

 この頃、父さんからそう言われた。

 一人暮らしの件を話し始めたのは、父さんが最初だったのだ。

 

 さおり(真黒の母)『桃介さん、本気なの?高校生に入る前なのに…。』

 桃介『でも真黒は生活力あるし、バイトも採用されたし、いっその事一足早く一人暮らしさせても良いんじゃねえかって思ってな。』

 さおり『そうかもしれないけど…。』

 

 父さんの意見に母さんは戸惑ってしまっていた。

 母さんは昔から心配性で、僕に何かあったらすぐに駆け付けてくれる優しい人でもあった。

 それに対して父さんは陽気で、誰よりも行動力がある。

 母さんは父さんに振り回されてばかりだけど、そんな父さんの行動力に何かと尊敬しているらしい。

 

 真黒『高校生の時点で一人暮らしかぁ…。考えた事もなかったな。』

 桃介『実は父さんも、真黒くらいの歳の時から一人暮らしをしててな。だから真黒にもって思って提案したんだ。』

 真黒『そうなんだ…。それは知らなかったな。』

 桃介『一人暮らしは良いぞー?誰にも縛られずに気楽に過ごせるし、父さんも母さんも口煩くならなくて済むしな。』

 真黒『それ、ただ楽したいだけじゃん笑』

 さおり『桃介さん、余計な事は言わなくて良いのよ…。』

 

 少々ふざけた理由だけど、あながち間違ってない。

 僕はそう言った後、少し考え込んだ。

 

 真黒『うーん、いつか一人暮らしはしようと考えていた訳だし…。ちょっと早いけど、決めた。高校生になったら一人暮らししてみる。』

 桃介『おう、そう来なくっちゃな!』

 さおり『…まあ、真黒がそう言うなら、お母さんは止めないわ。』

 

 それから色々手配し、今に至るという─────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~現在~

 真黒「……って事があったんだ。」

 白羽「なるほどね~。高校生の時点で一人暮らしってなんか新鮮だね。」

 真黒「そうかな?」

 

 まあでも、高校生で一人暮らしは僕だけとは限らないから、有り得る話ではあるけどね。

 それからしーちゃんは、僕の家を見回していた。

 

 白羽「でも、高校生の一人暮らしにしては良い部屋だね!小物とか丁寧に整頓されてるし!」

 真黒「そう?普通だと思うけど。」

 

 自分で言うのもなんだけど、僕は整理整頓はできる方だ。

 寧ろ何なら一人暮らしを始めてから、より一層部屋を綺麗にする事の方が多くなった。

 

 真黒「そういうしーちゃんは、いっつも部屋が散らかってたよね。小学校の頃とか酷かったし。」

 白羽「そう言われるとなんか刺さるなぁ…。これでも今はだいぶマシになった方だよ!」

 真黒「…とか言って、床に落ちたビーズを踏んで大騒ぎしてたのは何処の誰だったっけ?」クスッ

 白羽「うっ…。」

 

 やっぱりしーちゃんは変わってないな。

 実際、今のしーちゃんの部屋を見た事は無いから何とも言えないけど。

 

 真黒「立ち話もなんだし、お茶でも飲んでく?」

 白羽「急に話変えるね笑 お願いしまーす!」

 真黒「はい、承った。」

 

 そう言い、僕はお茶を取りに台所へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~白羽視点~

 久しぶりに黒ちゃんの姿を見れた。

 思えば最後に会ったのは小学校の時だったっけ?

 昔もそうだったけど、黒ちゃんは何をするも子供っぽくて、大きくなっても子供みたいな姿で、すごく可愛かった。

 

 さっきも言ったけど、黒ちゃんの部屋はかなり整理されている。

 小物やゲーム機、パソコンや小学校の頃の作品など、決められた所にしっかり置かれている。

 

 白羽「今もゲーム好きなんだなぁ、黒ちゃんは。あ!このゲーム懐かしい~!昔黒ちゃんと一緒に遊んでたっけ。」

 

 意外なものから懐かしいものまで揃えられている。

 というか、ゲームとかは特に10年も前のものがある。

 黒ちゃんって、意外とレトロ専なのかもね。

 

 

 

 

 

 白羽「…ん?」

 

 色々見回していたら、ベッドの方に何かみつけた。

 置かれているのは、枕の下?

 アタシはそれを手に取ってみた。

 

 

 

 

 

 白羽「これは…。ふーん…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~真黒視点~

 真黒「しーちゃん、お茶入れたよ~。」

 白羽「うん、サンキュ!」

 

 僕はお茶が入ったコップを2つ、それをお盆に載せて部屋に戻った。

 今入ってるのは麦茶で、僕の好物でもある。

 

 白羽「ねーえ?黒ちゃん♪」

 真黒「ん?」

 

 テーブルに麦茶を置くと、しーちゃんが話しかけてきた。

 

 白羽「これなーんだ?」ニヤリ

 真黒「え?……あっ!!!」

 

 しーちゃんが僕に見せてきたのは……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 グラビア雑誌だった。

 

 

 

 

 

 白羽「こんなの隠し持ってたなんて、黒ちゃんも男の子だね~笑」

 真黒「えぇっと、これはその…!///」

 

 しーちゃんはそう言い、雑誌を勢いよく開く。

 中にはグラドルの水着姿が映された写真が載っている。

 

 白羽「うわ!この子胸でか!黒ちゃんってこういうのが好きなんだ♪」

 真黒「あ……あぁ……///」

 

 ペラペラとページを捲るしーちゃん。

 僕の趣味が完全にバレてしまった。

 

 白羽「そういえば黒ちゃん、小学校の時女の先生の胸チラで顔真っ赤にしてたよね~。もしかしてそこから来てたり?♪」

 真黒「昔の話でしょ!?今はそんな…!///」

 

 どこまでも揶揄うしーちゃん。

 だんだん体が熱くなってくるのを感じる。

 

 白羽「黒ちゃん、この雑誌見てアタシの水着姿を想像しちゃってたりして♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真黒「……そうだよ……//////」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「……え?」

 

 

 

 

 

 真黒「もししーちゃんが成長して、こんな感じの水着着てたらって、そう思っちゃって、それで……//////」

 白羽「……。」

 

 カタコトになりながら、僕はそう言った。

 しーちゃんは今みたいに肌が黒くならずとも、ああいう水着を着てたらどんな感じなんだろう…と考えた事がある。

 もちろん、純粋な気持ちで。

 だって、しーちゃんの成長した姿は安易に想像できるから。

 

 お互い、顔が真っ赤になったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真黒(うぅ、言っちゃった///幼馴染とはいえ、グラビア雑誌を持ってたのバレると改めて恥ずかしい//////)

 

 白羽(え、ちょっと待って、何この黒ちゃん。めっちゃ可愛いんですけどっっっ//////)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真黒「…そうだ!ねえしーちゃん、久しぶりにゲームしない」

 白羽「ふぇ!?あ、いいよ!やろやろ!」

 

 気を紛らわせるため、他の事をしようと考えた。

 そう言い、僕はゲーム機の電源を入れた。

 

 白羽「久しぶりにやるなぁ。アタシ腕鈍ってるかも笑」

 真黒「そう?意外と上手くいくかもしれないよ?」

 白羽「だといいけどさ笑」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「うわー!あとちょっとで勝てたのにー!」

 真黒「本当に惜しかったね。腕鈍ってるとは思えない笑」

 白羽「黒ちゃん本気出しすぎだよー!ちょっとは手加減してよね!」

 真黒「ごめんごめん、僕手加減できない方だから笑」

 

 僕としーちゃんは格闘ゲームをしていた。

 お互い切羽詰まった状況になり、結果的には僕が圧勝した。

 戦い中、しーちゃんは物凄く必死で、騒いでいたくらい。

 でも、元気なしーちゃんはそういう感じが似合っているのかもしれない。

 

 白羽「ん?どうかした?」

 真黒「いや、しーちゃん楽しそうだなって。」

 白羽「ああ、久しぶりに黒ちゃんとこうやって遊べてるからかな。ちょいテンション上がっちゃってるみたい笑」

 

 

 

 白羽「…あ、もうこんな時間!」

 

 気が付けば、もう5時を回っていた。

 外もだんだん暗くなっていっているのがわかる。

 

 真黒「だいぶ長く遊んだね。」

 白羽「いや~、夢中になっててつい時間忘れちゃってたよ~。」

 真黒「せっかくだしご飯食べてく?」

 白羽「え、いいの?じゃあお言葉に甘えようかなぁ。」

 真黒「はいよ、じゃあ僕は台所行ってるね。」

 

 ゲームを中断し、僕は立ち上がる。

 

 

 

 そういえばしーちゃんって、何が好きだったっけ?

 食材はまだ余ってるけど、どうせならしーちゃんが好きな物を作ってあげようと思ってる。

 まあ、適当に焼きそばでいいかな。

 

 

 

 

 

~白羽視点~

 アタシは黒ちゃん家のリビングのソファに座り、スマホを弄っていた。

 理由は、ママにこの事を連絡するため。

 アタシの家族は過保護だから、ちょい鬱陶しい所あるんだけどね。

 

 真黒「お待たせ~。」

 白羽「わ!焼きそばだ!美味しそー!」

 

 テーブルの上に置かれたのは焼きそばだった。

 アタシ、焼きそば大好きなんだよね。

 

 白羽「いただきまーす!」

 

 

 

 

 

 真黒「お味はどう?」

 白羽「うん!めっちゃ美味しいよ!黒ちゃん料理上手いね~。」

 真黒「いや、僕なんてまだまだだよ。」

 

 黒ちゃんが作った焼きそばは、お世辞抜きで美味しい。

 きっとこの美味しさからでる技術は、一人暮らしして得たものなんだろうな。

 

 真黒「そういえば、おばさん達は元気?」

 白羽「元気してるよー。久々に黒ちゃんに会ったってメッセ送ったら、めっちゃ喜んでたし!」

 真黒「そっか、なら良かった。」

 

 黒ちゃんは昔、アタシのママにもお世話になった事がある。

 今度、黒ちゃんのママにも久しぶり会ってみたいな。

 

 それから中学時代楽しかった事や昔話など、楽しい時間が続いた─────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~真黒視点~

 夕飯を済ませ、しーちゃんは家に帰る時だった。

 

 白羽「今日はありがとね!久しぶりに一緒に遊べて楽しかった!」

 真黒「ううん、こちらこそ。」

 

 今年はまた、しーちゃんと一緒に楽しく過ごせるといいな。

 そんな事を考えながら、しーちゃんと別れる。

 

 白羽「じゃあね!また明日!」

 真黒「うん、また明日。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~白羽視点~

 白羽「ただいま~。」

 

 

 

 「お、帰ってきたか。」

 

 アタシを迎えてくれたのはママだった。

 そういやこの前、何の連絡も出さずに外をほっつき歩いていたっけ。

 それ以来かな。ママが迎えてくれるようになったの。

 

 若葉(わかば)(白羽の母)「今日はちゃんと連絡寄越してくれたな、白羽。」

 白羽「同じ事は流石に繰り返さないよ笑 連絡した通りご飯は食べてきたから。」

 若葉「はいよ。風呂ならまだ沸かしてる最中だよ。」

 白羽「わかったー。」

 

 アタシはそう言い、自分の部屋に戻る。

 

 

 

 

 

 若葉「真黒ちゃんに会ったんだって?」

 

 

 

 突然、ママからそう言われた。

 

 白羽「ん?会ったけど何で?」

 若葉「いや、あんたちょっとニヤついてたから。久しぶりに真黒ちゃんに会えて嬉しそうだなってさ。」

 

 ありゃりゃ、ママは鋭いなぁ。

 アタシ、そんな顔してたっけ?

 

 白羽「嬉しいよ。だって6年も会ってなかったもん。」

 若葉「そりゃ良かったよ。いっその事真黒ちゃんと付き合ったり?」

 白羽「ちょ、ママ!何て事言うのさ!」

 若葉「ははっ、冗談だよ笑 だが、あんたが真黒ちゃんと付き合うってんならあたしゃ構わねえよ。」

 白羽「~~~っ!部屋戻る!///」

 

 まったく、すぐ余計な事言うんだから。

 アタシはぷんすかしながら部屋に戻った。

 

 

 

 

 若葉「ま、精々頑張れや。白羽…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~真黒視点~

~深夜~

 僕は今、ベッドの中にいる。

 でも寝れてない。

 何故なら、しーちゃんの事を考えているから。

 

 

 

 目を瞑ると、自然と昔の事を思い出す。

 

 僕としーちゃんが、まだ保育園に通っていた時の事。

 

 最初の頃の僕は引っ込み思案で、誰とも関わらないようにしていた。

 

 隅っこで絵本を読んだり、積み木で遊んだり…ずっとそんな風に過ごしていた。

 

 

 

 でもある日、1人の女の子から話しかけられた。

 

 

 

 そう、それがしーちゃん。

 

 江波白羽ちゃんだった。

 

 

 

 白羽(6)「ねえねえ、いっしょにあそぼ!」

 真黒(5)「…いやだよ。ひとりでいたいもん。」

 白羽「ずっとひとりぼっちでいてもおもしろくないでしょ?」

 真黒「…いいもん。あっちいってよ。」

 白羽「んー…。」

 

 

 

パッ

 

 真黒「…え…?」

 白羽「ほら、いこ!きっとたのしいよ!」

 真黒「ま、まってよ…!」

 

 その時の僕はしーちゃんに強引に引っ張られ、外に出た。

 これが僕としーちゃんの出会い。

 あの頃はしーちゃんの方がお姉さんだったっけ。

 …今もそう見えるけど。

 

 それからは外に出るようになり、しーちゃんや他の友達もできて、僕は生まれ変わった。

 思えば、僕が前向きになれたのも、しーちゃんのお陰かもしれない。

 

 月日が経って、僕が引っ越す時。

 しーちゃんは沢山泣いてたっけ。

 「また会おう」って、一緒に約束して別れたあの日。

 その約束が、今日で叶うと思わなかったな。

 

 しーちゃんは大人になった。

 最初は誰かと見間違えるくらいに。

 それでも、ずっと一緒にいたい。

 僕はそう願っている。

 

 真黒(……眠くなってきた……。)

 

 昔の事を思い出したら、次第に眠気が僕を襲う。

 

 今日は色々あったし、ぐっすり寝られそう。

 

 だんだん意識が遠のいていっているのがわかる。

 

 明日も学校だし、頑張ろう。

 

 そう考えながら、僕は眠りについた─────。

 

 

 

 

 




初のラブコメでしたが、いかがでしたか?
現状オリジナル作品は2作目ですが、最後まで読んでくださると幸いです。

前回みたく登場陣のプロフィールも後書きに書く事にしました。

・秦野真黒

誕生日:12月24日
学年:高校1年生
身長:160cm
血液型:B型
趣味:ゲーム、パソコン
特技:なし
好きなもの:ホットドッグ
嫌いなもの:緑黄色野菜類

 一人称は「僕」。大人しい性格の持ち主で童顔持ちの少年で、年下に間違われがちである。幼い顔立ちで幼馴染である白羽や、その他の人物からは「可愛い」とよく言われるが、本人も案外満更でもない様子である。
 黒髪のセミショートに垂れ目、青い瞳を持つ。頭頂にはアホ毛が生えている。白羽からは「黒ちゃん」という愛称で呼ばれている。
 性格は基本的に大人しく前向き。更には突拍子もなく無自覚な言葉も発する事があり、天然な一面も持つ。

イメージ像:
【挿絵表示】



・江波白羽

誕生日:7月18日
学年:高校1年生
身長:165cm
血液型:A型
趣味:SNS関係、アウトドア、ジュエリー集め
特技:水泳
好きなもの:麺類(特に焼きそば)、牛丼、スイーツ類
嫌いなもの:キノコ類(エノキは食べられる)

 一人称は「アタシ」。黒ギャルで真黒の幼馴染。真黒からは「しーちゃん」という愛称で呼ばれている。明るくハツラツとした性格で、一度決めたものは最後までやりきる。
 外見は褐色肌で銀髪のセミロングに吊り目、赤い瞳を持つ。泣きぼくろや艶ぼくろがあり、全体的に大人びている。その姿は紛れもなく“美少女”という言葉が似合っている。
 高校1年生の時点にしてはかなり発育が良いとか…。

イメージ像:
【挿絵表示】

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