黒と白の甘い日々   作:ヤガミ

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※今回は割とセンシティブ要素が多めかもしれません。


幼馴染とお泊まり会

 白羽「…今夜、泊まってもいいかな?」

 

 

 

 

 

 真黒「……………はい???」

 

 突然のしーちゃんからのお願い。

 いや、言ってる事はわかるんだけど…え?お泊まり???

 

 白羽「その…、もうちょい黒ちゃんと一緒にいたくて…。ダメ…かな?」

 

 何とも単純すぎる理由だった。

 うーん…、急に言われてもなぁ…。

 

 真黒「しーちゃんは大丈夫なの?だって僕男だよ?」

 白羽「黒ちゃんなら良いの!だから今夜、良い?」

 

 そう言うと、しーちゃんは上目遣いで僕を見つめてきた。

 ああもう、そんな顔でお願いされたら断れないじゃないか…。

 

 真黒「…別にいいよ。しーちゃんが気が済むなら。」

 白羽「やった♪サンキュ!じゃあ早速準備してそっち行くね!」

 

 しーちゃんはそう言うと、ご機嫌で家に入った。

 とりあえず、僕も僕で準備しよっと。

 

 ……夜、理性持つかなぁ…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「お邪魔しまーす!」

 

 部屋で待っていると、しーちゃんが来た。

 

 真黒「そういえば、こうしてしーちゃんを迎えるの、入学式以来だね。」

 白羽「あー、言われてみれば確かに!」

 

 もうあれから半年も経ったのか。

 時の流れって早いね。

 

 白羽「じゃあさ!またあのゲームやろうよ!」

 真黒「それはいいけど、まず夕飯にしよっか。お風呂も入れないといけないし。」

 

 時刻は6時を回っていた。

 時間的にも丁度良いしね。

 

 真黒「しーちゃん、何食べたい?前みたいに作るよ?」

 白羽「焼きそばが良い!」

 真黒「…ごめん、焼きそばはもう無いんだ。」

 

 まあ、十中八九焼きそばだろうなとは思ってた。

 しかし、その材料は既に切らしていたのだ。

 

 白羽「マジか…。他に何ある?」

 

 しーちゃんにそう聞かれ、僕は冷蔵庫の中を探りながら言った。

 

 真黒「うーん、あるとすればチャーハンや餃子かな。あとハンバーグも冷凍保存だから、温めればすぐ食べられるよ。」

 

 あるとしたらそれくらい。

 冷蔵庫の中は結構空いてきてる。

 明日休みだし、買い出し行かないとな…。

 

 白羽「じゃあハンバーグで!」

 真黒「はいよ。」

 

 リクエスト通りに、僕は料理に取り掛かる。

 

 

 

 

 

 まずご飯を炊く所から始めようか。

 

 米を洗って、水を切って、釜に入れる。

 

 時間設定して完了。

 

 その間に、他の事を済ませておこう。

 

 

 

 次は味噌汁だ。

 

 具材は何にしよう?

 

 うーん、無難にわかめと豆腐でいっか。

 

 わかめはカットされているものをそのまま、豆腐は細かく切ってから入れようか。

 

 そしたら味噌と出汁を混ぜて…。

 

 しばらく温めておこう。

 

 

 

 さて、主食を作ろうか。

 

 ハンバーグは冷凍でチンすれば良いだけだから、他の食材も使うだけ使っちゃおう。

 

 付け合わせは…キャベツとじゃがいもで良いかな。

 

 基本僕は野菜嫌いが多いけど、キャベツなら食べられるからね。

 

 キャベツは千切りで、じゃがいもは乱切りで良いかな。

 

 

 

 とりあえず、こんなもんかな。

 丁度良いタイミングで炊飯も終わったし。

 さて、しーちゃんを待たせてるし、呼びに行かないと。

 

 真黒「しーちゃん、できたよ。」

 白羽「はーい!」

 

 ベッドに寝転んでいたしーちゃんを呼びかけた。

 

 真黒「…何でベッドにいるのさ?」

 白羽「だって気持ちいいんだもん♪もしかしてダメだった?」

 真黒「そういう訳じゃないんだけど…。」

 

 しーちゃんがベッドに寝転んでるって事は…。

 しーちゃんの良い匂いが着いちゃうって事じゃん…?

 ダメダメ!そんな事考えてちゃ!

 

 白羽「あれれ~?もしかして意識しちゃった?♪」

 

 ……どうやらしーちゃんにはお見通しだったようです。

 

 真黒「し、してないよ…///」

 白羽「うっそだ~♪黒ちゃんってばほんとエッチだね♪」

 真黒「とにかく!ご飯できたから食べよ!///」

 

 隙あらば揶揄うしーちゃんなのであった。

 

 

 

 

 

 白羽(まあ、そういう所が可愛いんだけどね♪)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「わぁ、美味しそう~!」

 真黒「どうぞ召し上がれ。」

 

 しーちゃんは椅子に腰掛け、早速ハンバーグを一口。

 

 白羽「美味~♪」

 真黒「良かった。冷凍食品だったから不安だったんだ。」

 白羽「全然!本当に冷凍食品なのか疑っちゃうレベルだよ!」

 

 しーちゃんがそう言ってくれて良かった。

 完全にあるものご飯になっちゃったけど、これはこれで大丈夫だったみたい。

 しーちゃんは次々と口へ運んだ。

 

 真黒「今日は文化祭もあったし、ゆっくり食べて良いよ笑」

 白羽「ごめんごめん、美味しくてつい笑」

 

 まったく、子供みたいだな。

 そういう所、本当に変わらないな。

 

 白羽「ん?どったの?」

 

 あ、ついついしーちゃんを眺めちゃってた。

 

 真黒「ごめんね、しーちゃん子供っぽいなって思って。」

 白羽「え~?もう子供じゃないよ~笑」

 真黒「いやいや、急ぎ気味でご飯食べてる所見てたら誰でもそう思うよ。」

 白羽「お?言うようになったね~?」

 

 そんなやり取りを繰り返すのも、これで何回目だろうか。

 やっぱり僕は、しーちゃんと一緒に居るのが1番楽しいかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「ご馳走様でした!」

 

 あれから楽しい話をしながらご飯を食べて、お互い完食した。

 

 真黒「お風呂はもう沸かしてあるけど、先にしーちゃん入る?」

 白羽「ううん、黒ちゃん先で良いよ!そこまで気を遣わなくても大丈夫!」

 真黒「そう?じゃあ先入るね。」

 

 しーちゃんからそう言われたので、僕はお風呂場に行く事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 僕は今、シャワーを浴びていた。

 身体中に染み渡る温かさが心地良い。

 こう感じるのは、相当疲れたんだなって思った。

 

 …今日は色々あったな。

 急に女装したり、それを両親に見られてしまったり、しーちゃんと色々なお店を回ったり…。

 まあ、色んな意味で良い思い出かな。

 

 

 

 

 

ガチャ…

 

 真黒「……ん?」

 

 突然、お風呂場の扉が開いた。

 そこにいたのは……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「お邪魔しまーす!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真黒「し、しーちゃん!?」

 

 そう、しーちゃんが入ってきた。

 

 真黒「な、何で入ってきてんの!?」

 白羽「え?一緒に入ろうと思って♪」

 真黒「理由単純で有難いけど!僕達高校生だよ!?色々まずいって!!//////」

 白羽「タオルで隠してるから大丈夫だよ~♪もしかして黒ちゃんはありのままのアタシの方が良かった?♪」

 真黒「そういう問題じゃない!!//////」

 

 僕が先に入るというのは、そういう事だったのか…。

 というか、年頃の女の子とお風呂に入るのは完全にアウトな気がする…!

 

 白羽「ほら、昔みたいに入ろうよ~♪」

 真黒「ああもうわかったから!そんなにくっつかないで!!//////」

 

 仕方なく一緒に入る事にした。

 理性が崩壊しませんように…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 現在、背中を擦ってもらってる。

 所々触られて、ちょっとくすぐったい。

 

 白羽「黒ちゃんって肌スベスベだよね~。男の子とは思えないくらい。」

 真黒「……//////」

 

 色々ヤバすぎて喋れない。

 

 白羽「よし、泡着け終わったよ。」

 真黒「ま、前は自分でやるよ…//////」

 白羽「え~?遠慮しないでよ~♪」

 

 それがまずいんだってば!!

 だって幼馴染とはいえ相手は女の子だよ!?

 

 白羽「あ、もしかして黒ちゃん…、意識しちゃった?♪」

 真黒「し、してないよ!//////」

 白羽「ま、冗談だけどね♪黒ちゃんってばほんと可愛い♪」

 

 ああもう、しーちゃんの揶揄いが止まない。

 一体どれだけ僕を困らせたいんだ。

 

 白羽「じゃあアタシもアタシで身体洗おうかな。あ、後ろ見ちゃダメだからね?」

 真黒「わ、わかってるよ…//////」

 

 そう言って、僕らは身体を洗う事にした。

 

 

 

 

 

 それから、2人で湯船に入る。

 もちろん僕は、しーちゃんに抱きかかえられてる形で。

 腰に手を添えられているのだ。

 

 白羽「ふぅ、気持ちいいね~♪」

 真黒「……//////」

 

 僕はずっとこんな感じだ。

 湯船の温かさと、しーちゃんと傍にいる恥ずかしさで、今にものぼせてしまいそう。

 しかもしーちゃんはわざとやってるのか、背中に柔らかい感触が伝わる。

 

 白羽「黒ちゃん、さっきから黙ってるけど大丈夫?」

 真黒「大丈夫じゃないかもしれない……//////」

 

 だって幼馴染とお風呂に入っているという現状がどうしても受け入れられないもん。

 この状況皆ならどうしてる?

 

 白羽「そういえば、小さい頃もこうしてお泊まり会してお風呂入ってたよね。なんだか懐かしいなぁ。」

 真黒「……流石に抱きはしてなかったでしょ…//////」

 

 やばい、そろそろのぼせそう。

 しーちゃんには申し訳ないけど、上がる事にした。

 

 真黒「僕、そろそろ上がるね!//////」

 白羽「え?まだ1分も経ってないよ!?」

 真黒「も、もう十分だから!後でね!!//////」

 

 これ以上浸かったら本当にのぼせるし、理性も保てそうにない…。

 急いでお風呂場から離れ、自分の部屋に戻る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真黒「はぁ…、危なかった……//////」

 

 まだ身体が熱い。

 ギリギリ理性は保てたけど、あれはずるいって…。

 しーちゃん、本当に恐ろしい子…。

 

 

 

 白羽「ふぅ、さっぱり~♪」

 

 しばらくして、しーちゃんが戻ってきた。

 やっと平常心に戻れる……。

 

 

 

 

 

 真黒「……って、何で下着なの!?//////」

 

 

 

 

 

 ……事は無かった。

 

 白羽「え~?だって熱いんだもん。」

 真黒「そういう理由!?//////」

 白羽「大丈夫!涼んだらちゃんと着るから!というか黒ちゃん、エッチな事でも考えてた?♪」

 真黒「か、考えてないよ…!//////」

 

 ごめんなさい、実は考えてました。

 だってしーちゃん出るとこ出てるし、胸とかお腹とか色々見えちゃってるから目のやり場に困るよ!

 

 真黒「と、とにかく!女の子がそんなはしたない格好してちゃダメ!僕だって男なんだし、色々まずいから!//////」

 白羽「ふふっ♪は~い♪(恥ずかしがってる黒ちゃん可愛い~♪今すぐにでも抱き締めちゃいたい♪)」

 

 まったく、反省してるんだか…。

 お風呂の時より恥ずかしくて仕方なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「今日こそ勝つぞー!」

 真黒「……気合い入ってるね…。」

 

 これからしーちゃんとゲームをする所。

 入学式の日と同じ格ゲーだ。

 

 真黒「一応言っとくけど、手加減はしないからね?負けても恨みっこ無しだよ?」

 白羽「わかってるよー。さあ来い!」

 

 何だかんだありながら、ゲームが始まったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「もー!何で勝てないのー!」

 

 結果は僕の圧勝だった。

 しーちゃんは負けて項垂れている。

 

 真黒「まだまだって事だね。」

 白羽「うーん、何か良い作戦無いかなぁ~?」

 真黒「作戦以前に腕前だと思うよ。」

 

 まあでも、しーちゃんが負けず嫌い発動して、僕に勝とうとしているのは十分伝わっている。

 

 真黒「どうする?もう1回やる?」

 白羽「そうする…!絶対負けない!」

 

 そう言って、ゲームを再開したのである。

 

 白羽(本当に隙が無いな…。…!そうだ!♪)

 

 何やら考えてる。

 ひょっとして、さっき言ってた作戦かな?

 まあでも、しーちゃん相手なら引っかからない……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「……えいっ♪」

 

ムニッ

 

 

 

 

 

 ……え?????

 

 今ムニッていった?

 

 って事はまさか……。

 

 

 

 

 

 真黒「し、しーちゃん!?//////」

 

 なんと、しーちゃんが僕の腕に胸を当てていたのだ。

 

 白羽「乱れた!隙あり!」

 真黒「あ!やば…//////」

 

 すぐに立て直そうと、僕は抵抗した。

 腕に感じる柔らかさに抗いながら、必死にしーちゃんに勝とうとした。

 

 

 

 

 

 白羽「わーん、これでもダメかー泣」

 

 ギリギリで何とか勝てた…。

 

 真黒「体使ってくるのは反則だよ!//////」

 白羽「黒ちゃんに勝つ為だもん!」

 真黒「だからって当てる事無いじゃん…//////もっと自分の体を大切にしてよ…//////」

 白羽「えっ。」

 

 僕はそう言うと、しーちゃんは急に固まった。

 僕、何か変な事言っちゃったかな…?

 

 真黒「あ、もうこんな時間…。」

 

 時計は9時を指していた。

 僕達らこんなに熱中してたんだ。

 

 真黒「そろそろ寝よっか。今日は文化祭もあったし、疲れたでしょ?」

 

 と、しーちゃんに寝る場所どうするかを確認ししたかったのだけれど……。

 

 

 

 

 

 当の本人は固まったままだ。

 

 

 

 

 

 白羽(黒ちゃん優しい…!!好き…!!//////)

 

 真黒「えっと…、しーちゃん?」

 白羽「…はっ!?ご、ごめん、何の話だっけ…?」

 真黒「そろそろ寝ようかって話してたんだけど…。」

 

 一体何を考えていたんだろう…?

 それはさておき、寝る場所はどうするか。

 

 白羽「じゃあさ、昔みたいに一緒に寝ない?」

 真黒「…?というと?」

 白羽「もう、わかってるくせに~♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白羽「今日、一緒にベッドで寝よ?」

 

 

 

 

 

 真黒「……………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いやいやいやいや!!

 それはいくら何でもまずいのでは白羽さん!!

 

 真黒「ちょっと待ってよ!僕達もう高校生だよ!?//////」

 白羽「良いじゃん♪幼馴染なんだし♪」

 真黒「それでも問題ありな気がする!!//////」

 白羽「むぅ、ツレないなぁ。もしかして黒ちゃん、アタシが寝ている黒ちゃんを襲うとか考えてる?♪」

 真黒「んな訳無いでしょ!!//////」

 

 しーちゃんのたった一言で焦ってしまう。

 それに、海に行った時のあれがあったら尚更……。

 (※「幼馴染と夏祭り」を参照)

 

 白羽「ふーん?察しが良いと本当に襲っちゃうかもよ~?♪」

 真黒「やめて!?//////」

 

 揶揄うのをやめないしーちゃん。

 もうこれは呑むしかないか…。

 

 真黒「はぁ…、わかったよぉ…。」

 白羽「やったぁ♪」

 

 まったく、どうして僕はこうもしーちゃんに振り回されるんだろう。

 嫌ではないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、僕らは1つのベッドで眠りに着こうとしていた。

 

 白羽「…ねえ、黒ちゃん、まだ起きてる?」

 真黒「…ん、ちょっとね。」

 

 というか、冷静に考えたら女の子と一緒のベッドで寝てるんだよ?

 正直、眠れる訳がない。

 

 白羽「今日は楽しかったな。文化祭も、お泊まりも。」

 真黒「…そうだね。」

 白羽「それに黒ちゃん、あやちーと一緒にアタシを保健室まで連れて行ってくれたんでしょ?あやちーにお礼言いに行った時に聞いたよ。」

 真黒「…ああ、そんな事ね。アヤネちゃんはまだ営業中だったからすぐ戻って行っちゃったけど…。」

 白羽「それでも嬉しかった。」

 

 ベッドに寝ながら、今日の事を話していた。

 あの時は大変だったんだよ?しーちゃんってば無理してお化け屋敷に入ろうとするから…。

 

 白羽「だからさ……。」

 

 僕はしーちゃんに引き寄せられる。

 

ムギュッ

 

 真黒「んっ…!」

 

 しーちゃんに抱き締められたのだ。

 

 白羽「お礼と言っちゃ何だけど、こうしていたい…。」

 真黒「……//////」

 白羽「ありがとね、黒ちゃん…♪」

 

 しーちゃんの胸元辺りに顔を埋められ、赤面してしまう。

 しーちゃんの匂い、感触、温もりが全て伝わる。

 

 ……ああ、僕はなんて幸せ者なんだろう。

 

 最初は恥ずかしかったけど、今は何だか心地良い。

 

 その安心感だからか、一気に眠気が僕を襲った。

 

 しーちゃんに抱き締められながら、眠りに着いたのだった─────。

 

 

 

 

 

 白羽「─────おやすみ、黒ちゃん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~白羽視点~

 ─────黒ちゃんは寝ちゃったみたい。

 

 驚かれはしたけど、今は気持ち良さそうに眠っている。

 

 そんな寝顔は幼く、可愛らしく見えた。

 

 白羽「……//////」

 

 正直、物凄く恥ずかしかった。

 

 一緒にお風呂入ったり、今こうして一緒に抱き合って寝たり……。

 

 少しでも、黒ちゃんに近付けられたら…と思って、こうしたんだ。

 

 改めて自分がこんな事をしてるって、今になって考える。

 

 

 

 

 

 ……はしたない子って思われてないかな?

 

 

 

 

 

 ……いくら優しい黒ちゃんでも、構いすぎてないかな?

 

 

 

 

 

 ……アタシがこんな子でも、黒ちゃんは受け入れてくれるのかな?

 

 

 

 

 

 そんな事ばかり考えてた。

 

 

 

 ダメだな、アタシって。黒ちゃんの事になると、表では元気に振舞ってるけど、実際はこんなに考えてばかりだもん。

 

 黒ちゃんがそれでも良いと言ってくれるのなら……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 黒ちゃんは、本気でアタシの事を─────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~真黒視点~

~翌朝~

 真黒「…………う……ん……。」

 

 静かな自室で、僕は目が覚めた。

 外から小鳥の囀りが聞こえてくる。

 

 真黒「……あれ……?」

 

 意識がはっきりしてきた頃に、柔らかい感触と、良い匂いがしてきた。

 ああ、そっか……。

 昨夜、しーちゃんと抱き合って寝ていたんだっけ…。

 

 真黒(……て事は…、お互い抱き枕にしてたんだな…。)

 

 こんなシチュエーションになったのは、海の時と同じだ。

 あの時はしーちゃんの無意識だったけど、今はお互い許して、こんな体勢になってる。

 

 

 

 それにしても、しーちゃんと抱き合ってると、安心する……。

 

 

 

 そんな事を考えていたら、再び眠気が襲ってきた。

 

 真黒(もう少し……、こうしていたいな……。)

 

 僕はまた、眠りに着いた。

 今日は日曜だし、バイトもシフト外だから、ゆっくりしていたい……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~午前10時~

 真黒「忘れ物無い?」

 白羽「もう、隣なんだから心配しなくても良いのに笑」

 

 お昼前、しーちゃんは帰る準備をしていた。

 

 白羽「それじゃあ黒ちゃん、また学校でね!」

 真黒「うん、また。」

 

 しーちゃんはそう言って、僕の家をでた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後、僕はベッドに座り込んでいた。

 昨夜、本当にしーちゃんと、このベッドで寝ていたんだよね。

 

 真黒「……//////」

 

 改めて思うと恥ずかしく思った。

 女の子と2人で、1つのベッドで寝るなんて、冷静に考えたらカップルがやる事だよね。

 でも、僕としーちゃんはあくまで仲の良い幼馴染だ。

 決してやましい事なんて考えてないし、しーちゃんの提案に乗っただけ…。

 

 ……なんて、誰にも言える訳ないよね…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~白羽視点~

 白羽「ただいま~。」

 

 アタシは黒ちゃんの家を出て、自分の家に入った。

 

 若葉「おう、おかえり。お泊まり会どうだった?」

 白羽「楽しかったよ!一緒にご飯食べたり、ゲームしたりね。」

 

 アタシは迎えてくれたママに、昨夜の事を話した。

 小さい頃にタイムスリップしたような感覚で、何もかもが懐かしく思えた。

 

 若葉「真黒ちゃんとは一緒に寝たんだろ?」

 

 ……と、唐突にそう聞いてきた。

 

 白羽「何で知ってんの!?//////」

 若葉「お?図星か?白羽ったらやるねぇ~♪」

 白羽「どうでもいいでしょ!!//////というか何でそんな話になるの!?//////」

 若葉「だってよ、親としては気になる訳なんだよな笑 そんで?どこまで行ったんだ?」ニヤニヤ

 白羽「~~~っ!!//////」

 

 恥ずかしさのあまり、どんどん赤面してしまう。

 

 白羽「もう!!ママと話すといつもこうなるー!!//////」

 若葉「はははっ、そう怒んなって笑」

 

 まったく、親っていうのはどうしてこうも異性との事情を聞きたがるのか。

 最近、ママに振り回されてる気がする……。

 

 

 

 

 

 …まあ、お泊まり会は楽しかったから良いけど。

 

 

 

 

 

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